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同性に恋する僕がカミングアウトして良かったと感じる3つの変化。

台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)2020のパレードを歩く作者

カミングアウトをして良かったと思うことは?友達や家族との関係に変化はあった?同性に恋する僕のこれまでの体験を振り返りながら、考えてみました。

こんにちは!台湾人ボーイフレンドと台北で暮らして10年目のMae(@qianheshu)です。

最近、世界各国のBLドラマ(特にタイ)に夢中になっている、僕とボーイフレンド。

単なるファンタジーではなく、カミングアウトの難しさや偏見の問題など、現実社会の現状に触れられている作品も増え、自分たちの境遇に重ね合わせながら鑑賞しております。

僕もこれまで、カミングアウトをする場面は様々ありましたし、難しいと感じることも、幾度となく(今でも)あります。

しかし、改めて振り返ってみると、最終的には「ちゃんと伝えて良かった」と、感じることの方が多かったように思います。

では、カミングアウトをして良かったと感じるのは、どんな変化を実感した時なのか?

僕個人の一例にはなりますが、考えてみたことをまとめてみたいと思います。

ちなみにですが、この記事では「絶対にカミングアウトした方がいい!」などと主張するつもりはありません。

カミングアウトをするタイミング、そもそもカミングアウトをする・しないも、ひとりひとりの置かれている環境や気持ちに沿って、自分のペースで決めていけば良いと思います。

(僕自身、相手によってはカミングアウトしない、と決めることは今でもあるので。)

ここではあくまで、カミングアウトをすると自ら決め、終えた後に実感してきたこととして、書かせていただきますね。

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同性に恋する僕はなぜ、「教わる場」に対する恐怖を拭い去れずにいるのだろう。

台湾のLGBT音楽イベント『為愛返家音樂會』で配布されたマルバツカード

講習の場で起こったある出来事。強くなったと思っていたのに、また怖気づいてしまった僕は、どうすればこの「恐怖」を拭い去ることができるのでしょうか?

こんにちは!台湾・台北にて、ボーイフレンドと暮らして10年目のMae(@qianheshu)です。

ここ数ヶ月、仕事上の必要のため、ある講習を受けています。

その講習の内容自体からは、新しい知識やスキルを学ぶことができて、すごくタメになっている、と感じてはいます。

しかし、講師の先生が講習中に発した「ある言葉」。

それを耳にして以来、心のどこかにずっと、もやもやとしたものを同時に感じています。

実は僕、講習やレッスン、学校と言った、あらゆる「教わる場」に対して、恐怖心や不安を持っています。

それは、これまでに「教わる場」にて経験してきたことと、大きく関係しているのですが、その恐怖心をピンポイントで刺激されるような出来事が、この講習では起こってしまったのです。

今日は、その時の体験について、お話しさせていただきたいと思います。

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同性に恋する僕が思わず共感した漫画7選。LGBTの日常や悩みが分かる作品を集めました。

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『弟の夫』

同性に恋する僕の過去とも重なる作品がたくさん!LGBTの日常や悩みがリアルに描かれている、おすすめの作品を集めてみました。

こんにちは!台北でボーイフレンドと暮らしております、Mae(@qianheshu)です。

以前【LGBTの日常や悩みがよく分かる8冊の本。ゲイである僕の目線からおすすめの作品を選んでみました。】の記事にて、LGBTに関して書かれているおすすめの本をご紹介しました。

今日は、同じくLGBTに関する書籍のお話ですが、今回スポットを当てるのは「漫画」

台湾もコロナウイルス流行の影響で、あまり外へ出掛けられなくなっている昨今。

電子書籍リーダーを手に入れたこともあり、最近は漫画をたくさん買って読み耽ることが、多くなりました。

今日は、僕が読んだことのある作品の中から、同性に恋する僕が特に共感した漫画7作品を集めてみました。

こちらの作品を読んでみると、LGBTの方々が普段の生活の中でどんなことを感じているのか、リアリティを持って、知っていただけるかもしれません。

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同性に恋する僕のお気に入りBL(ボーイズラブ)漫画6冊。リアル世界の日常を反映した秀逸作品が続々登場中です!

同性に恋する僕のおすすめBL(ボーイズラブ)漫画『そんなに言うなら抱いてやる』

BL(ボーイズラブ)漫画はファンタジーばかりじゃない!同性に恋する僕も思わず心が動いた、おすすめの作品はこちらです!

こんにちは!ビジネス書もエッセイもコミックも、本なら何でも大好きな台湾在住Mae(@qianheshu)です。

台北で一緒に暮らしている僕の台湾人ボーイフレンドは、日本の漫画やアニメが大好き。

日本人の僕よりも詳しいくらいなのですが、特にハマっているのが「BL (ボーイズラブ)」です。

最初は正直なところ、「一体、どこがおもしろいのだろうか?」「同性に恋する当事者にも、楽しめるものなのだろうか?」と訝しく思っていたのですが、試しに読んでみると、あら不思議。

今では、2人一緒に西門町のアニメイトで、BLコーナーに長居してしまうほど、どっぷりその魅力に浸ってしまいました 笑

読み始めた歴が浅いので、まだまだこれから読んでみたい作品もたくさん。

ではありますが、今日はこれまでに読んだことのある作品の中から、同性に恋する僕のお気に入りのBL漫画6冊をご紹介したいと思います。

ロマンチックいっぱいなストーリーはもちろん、リアルな世界での話題を盛り込んだ秀逸な作品も。

BL漫画に興味はあるけれど、どの作品から読めばいいか迷い中の方は、お役立ていただけるとうれしいです。

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「世界が平和でありますように。」キレイごとでもなんでもない、台湾に住む僕たちにとっての切実な願い。

飛行機から眺める台湾東海岸の海

日本人×台湾人の国際同性カップルである僕たちが今、台湾で暮らしながら不安を感じていること。もしもいつか、本当に危機がやって来たら、みなさんならどうやって乗り越えようと思いますか?

こんにちは。台湾でボーイフレンドと暮らして9年目のMae(@qianheshu)です。

タイトルからもご想像いただけるかもしれませんが、今回の内容は、できることなら考えることすらしたくないことです。

申し訳ありません。ちょっと、弱音も吐いてしまうかもしれません。

最近日本でも、台湾の国際的な立ち位置に関する話題が、よく上っていることかと思います。

それを受けてか、僕のまわりでも「危なくなりそうなら、(日本へ)帰っておいで。」「もしもの時のことも考えて、準備をしておいた方がいいかも。」と言った言葉が、よく聞かれるようになりました。

台湾で暮らし始めて、台湾の置かれている状況を知っていくにつれて、僕もこのことについては、これまで何度も考えてきました。

あってはならないことですが、もしも本当に危機が訪れてしまったら、僕と台湾人ボーイフレンドの生活は、どうなってしまうのか。

その時、僕は一体どういう決断をすべきなのか。

今も答えが出せないまま、堂々巡りを続けてしまっています。

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「同性に恋する僕は、銭湯や温泉の男湯へ行くとうれしいのか?」という問いについて。

宜蘭・礁溪「礁溪溫泉公園」の森林風呂

同性に恋する僕にとって、男湯は天国なのか?それ以上に「うれしい!」を感じられる場所って?改めて考えてみました。

こんにちは!台北でボーイフレンドと暮らして9年目のMae(@qianheshu)です。

先日、とあるポッドキャストを聴いていた時に「銭湯と温泉」に関するお話がふと流れてきました。

「同性に恋する男子は、銭湯や温泉に行くとやっぱりうれしいものなのか?」

大浴場に行くと、周りは男性たちばかりなわけですが、その時にどう感じるのか、というお話ですね。

僕もカミングアウトをして以降、何度か同じような質問を投げかけられた覚えがあります。

最初にことわっておきますと、これは人によって感じ方は全く異なると思います。

あくまで、僕の場合はどうだろうかということで、改めて考えてみました。

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『LGBTQ100人のカミングアウト』に出演しました!同性に恋する自分を悩んでいた時に伝えたかった言葉。

『LGBTQ100人のカミングアウト』に出演する作者:Mae

かつてセクシュアリティに悩んでいた自分に伝えたかった言葉。「カミングアウト」の過程で一番苦しかったこと。YouTube動画への出演にあたって、これまでの人生を振り返りながら考えてみました。

こんにちは!台北で台湾人ボーイフレンドと暮らしておりますMae(@qianheshu)です。

毎年10月11日は「カミングアウト・デイ」って、みなさんご存知でしたか?

今から30年ほど前に、アメリカ・ワシントンD.C.でマーチが行われたことが由来となっており、LGBTQ+のみなさんを祝福する日として制定されたのだそうです。(Wikipediaを参照。)

その日に合わせて、YouTuberのかずえちゃんが毎年『LGBTQ100人のカミングアウト』という動画を制作されているのですが、今回僕もお声かけをいただき、100人のうちの1人として、動画に出演させていただきました!

お誘いをいただいたにあたって思い起こしたのは、僕自身にとっての「カミングアウト」に関連する出来事たち。

このブログでも、僕のカミングアウトの経験については、何度か触れているのですが、今回の機会に改めて、僕にとっての「カミングアウト」って、どんなものであったかについて考えてみました。

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同性の恋人がいる僕がBL(ボーイズラブ)漫画を読んで感じた5つのこと。

BL(ボーイズラブ)漫画が並ぶ棚

BL漫画の世界と、同性に恋する男子の実生活はどんなところが違う?ボーイズラブ作品を読むようになった理由は?同性の恋人と生活している僕は、こんな風に感じています。

こんにちは!台北にて台湾人ボーイフレンドと暮らして8年目になりますMae(@qianheshu)です。

先日、【同性に恋する僕のお気に入りBL(ボーイズラブ)漫画3冊+1。リアル世界の日常を反映した秀逸作品が続々登場中です!】の記事にて、僕のお気に入りBL漫画作品をご紹介しました。

日本のアニメや漫画に詳しい台湾人ボーイフレンドから、その魅力を教えられて以来、僕もよくBL漫画のコーナーヘ足を運ぶように。

お気に入りの作品や作家さんが増えてきて、今ではBL漫画を読むことも、すっかり日常となりつつあります。

ところで、僕とボーイフレンドは、漫画でモデルとなっているのと同じ「男性同士のカップル」な訳ですが、リアル世界で同性に恋する男子から見ても、BL漫画は楽しめるものなのでしょうか?

また、リアル世界と漫画で描かれている世界とは、どんなところが違うのでしょうか?

今日は、同性の恋人がいる僕が、BL(ボーイズラブ)漫画を読んで気づいた5つのことについて、みなさんとシェアしてみたいと思います。

こちらでお話しする内容は、あくまで僕個人の感じ方ですので、同性に恋する男子の一例として、ご覧いただけますと幸いです。

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こんなゲーム待ってた!スマホRPG『サンクタス戦記-GYEE-』で、同性に恋する僕が感じた魅力は?

スマホRPG『サンクタス戦記-GYEE-』のアイキャッチ

イケメンキャラクター満載で、台湾でも話題となったスマホRPG『サンクタス戦記-GYEE-』。ゲーム内の世界には、同性に恋する男子の心をくすぐる演出がたっぷりでした!

こんにちは!台湾でボーイフレンドと暮らしています日本男子Mae(@qianheshu)です。

実は僕、学生時代は文字通り「三度の飯よりゲームが大好き!」なゲーマーでした。

ただ、大学受験の勉強が始まってからは、大好きだったゲームをお預けにし、それ以来ゲーム機のスイッチを入れることもめっきり低下。

ところが今になって、眠っていたゲーマー魂が呼び覚まされたのか(?)、とあるスマホゲームに大夢中です。

それは、『サンクタス戦記-GYEE-』というスマホゲーム。

昔から特に大好きだったRPG(ロールプレイングゲーム)ジャンルなのですが、同性に恋する僕の心を鷲掴みにする演出が盛りだくさんで、ずぼっとハマってしまったのです 笑

では一体、どんなところに特徴があるのか?なぜ、そこまで心を摑まれてしまったのか?

今日は、台湾でも話題となったスマホで遊べるRPG『サンクタス戦記-GYEE-』をご紹介したいと思います。

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LGBTの日常や悩みがよく分かる8冊の本。ゲイである僕の目線からおすすめの作品を選んでみました。

LGBT関連のおすすめ本8冊

LGBT」という言葉をよく耳にするけれど、それって一体どういう意味?これから知りたい方も、すでに知っている方も、そして当事者の方も、こちらの本を読まれてみるのはいかがでしょうか?

こんにちは!LGBTの「G(ゲイ)」にあたる台湾在住日本男子Mae@qianheshu)です。

僕も当事者として、このブログ『にじいろ台湾』で文章を書かせていただいていますが、他の当事者の方たちがどのように人生を送られて来たのか、それぞれのストーリーについても、様々なメディアを通して、非常に興味深く拝見しています。

特に、もともと本を読むのが大好きということもあって、台湾から日本へ一時帰国した際には、必ず本屋さんへ。

LGBTに関する作品をメインに、毎回スーツケースの半分が埋まるほど、たくさんの本を買って帰るのが習慣になっています。

年を経るごとに豊富になりつつあるLGBTに関する本、みなさんはお読みになられたことがありますか?

今日は、これまでに僕が読んだ本の中から、おすすめの作品を8冊を選んでみました。

LGBTについて知ってみたいという方はもちろん、まだ全然考えたことがなかったという方にもピッタリな作品ばかりですので、ぜひご参考にしていただければと思います。

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