同性の恋人がいる僕がBL(ボーイズラブ)漫画を読んで感じた5つのこと。

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BL(ボーイズラブ)漫画が並ぶ棚

BL漫画の世界と、同性に恋する男子の実生活はどんなところが違う?ボーイズラブ作品を読むようになった理由は?同性の恋人と生活している僕は、こんな風に感じています。

こんにちは!台北にて台湾人ボーイフレンドと暮らして8年目になりますMae(@qianheshu)です。

先日、【同性に恋する僕のお気に入りBL(ボーイズラブ)漫画3冊+1。リアル世界の日常を反映した秀逸作品が続々登場中です!】の記事にて、僕のお気に入りBL漫画作品をご紹介しました。

日本のアニメや漫画に詳しい台湾人ボーイフレンドから、その魅力を教えられて以来、僕もよくBL漫画のコーナーヘ足を運ぶように。

お気に入りの作品や作家さんが増えてきて、今ではBL漫画を読むことも、すっかり日常となりつつあります。

ところで、僕とボーイフレンドは、漫画でモデルとなっているのと同じ「男性同士のカップル」な訳ですが、リアル世界で同性に恋する男子から見ても、BL漫画は楽しめるものなのでしょうか?

また、リアル世界と漫画で描かれている世界とは、どんなところが違うのでしょうか?

今日は、同性の恋人がいる僕が、BL(ボーイズラブ)漫画を読んで気づいた5つのことについて、みなさんとシェアしてみたいと思います。

こちらでお話しする内容は、あくまで僕個人の感じ方ですので、同性に恋する男子の一例として、ご覧いただけますと幸いです。

 

目次

1. シチュエーションがレアケース!?「BL漫画の世界=同性に恋する男子のリアル」とは限らない。

台南彩虹遊行(台南レインボーパレード)2019で手を繋いでパレードを歩くカップル

「BL=同性に恋する男子たちのラブストーリー」

ではありますが、実際に読んでみると、

リアル世界の状況とは違う部分も

多々あります。

 

例えば、

「日常生活の中で、

お互いに自然と惹かれあって、

お付き合いに発展」というケース。

 

もちろん、「100%あり得ない!」

などと言うつもりはありませんし、

もし、そんな恋愛をご体験されているなら、

すごく素敵で、羨ましくて、

素晴らしいことだと思います。

 

ですが、現実的には、

実現がなかなか難しいことが多いです。

 

僕の例で言うと、

学生時代に、学校やアルバイト先で

気になる男子は幾度となく現れましたが、

すべて人知れずに散る片思いに終わりました。

 

相手の恋愛対象に

同性が含まれるかどうかは、

彼が自らカミングアウトしない限り

分かりませんし、

むしろそうでない可能性の方が

圧倒的に高い。

 

それにもし、告白に失敗した上、

「同性が好き」という事実が、

自分の意図しないカタチで

周囲に広まってしまったら…

 

などと考え始めると、一歩を踏み出すのは、

ものすごく困難なことだったりします。

 

漫画の世界で描かれているような

「同性に恋することも当たり前」

という周囲の認識があれば、

そんな不安は皆無かもしれませんが、

現実にはまだ、そこまで理想的な環境も

整っていない状況。

 

「心から自由に恋できる世界だったらいいなあ〜」

と、僕も強く強く憧れる反面、

漫画の中だけのファンタジーと

割り切って読んでしまうことも

少なくありません。

 

しかし逆に、

リアル世界で実現が難しい

ロマンスだからこそ、

BL漫画に魅力を感じる、

という面もあるかと思います。

 

2. 男女のラブストーリーよりも、格段に「感情移入」できる。

KKday「台北101 89階展望台カウントダウンパーティー」の展望台から眺める信義區

同性同士のラブストーリーを描いた作品は、

異性同士のものに比べると、

圧倒的に絶対数が少ないです。

 

幼い頃には、

王子さまとお姫さまのお話を絵本で読んで、

 

周囲の大人たちは、

美男美女のロマンスをテレビで観ていて、

 

成長して、自分で自由に

書店や映画館へ足を運べるようになっても、

紙面やスクリーンで恋をするのは、

男女のカップルが大多数。

 

僕もこれまでの人生の大半を、

異性同士のラブストーリーばかりに触れて

育ってきました。

 

でも、それらは僕にとって、

ヒットソングで

 

飛行機の窓から見下ろした

知らない街の夜景みたいだ

 

と歌われていたのと、まさに同じ。

 

「素敵だな」「キレイだな」と

思うことはあっても、

どこか自分自身の未来としては想像できない、

ピンとこないものでもありました。

 

その点、BL漫画に描かれる

男性同士の恋愛模様には、

グッと心を惹かれます。

 

より作品に入り込める感覚と言いますか、

ドキドキ感が、やっぱり全然違うんです。

 

たとえファンタジーだとしても、

かつて見下ろしていただけだった夜景へ、

自分自身も格段に近づけたような、

そんな気持ちにさせてくれます。

 

3. ファンタジーばかりじゃない!同性に恋する男子のリアルを盛り込んだ「共感度満点の作品」も登場中。

同性に恋する僕のおすすめBL(ボーイズラブ)漫画3作品

先ほどから、

「ファンタジー」という言葉を使っていますが、

「BL漫画=すべてが現実にあり得ないものばかり」

というわけでは、決してありません。

 

リアル世界で話題となっている

テーマに触れられていたり、

同性カップルのリアルな生活が

忠実に描かれている作品も、

多数登場しています。

 

僕自身も、最初は

「BL漫画=ファンタジー」

という印象が強かったのですが、

同性に恋する男子目線で読んでみて、

心から共感できる作品もあると知れたのは、

大きな発見。

 

家庭や職場などで、

カミングアウトすべきかどうかに

悩む姿。

 

日常生活の中で遭遇する、

周囲からの無意の発言に

ドキッとするシーン。

 

近年日本で広がりを見せている、

同性パートナーシップ制度に

触れられる場面。

 

ユーモアやロマンチックさは保たれつつ、

現実や、時代の動きもしっかり踏まえた

秀逸なストーリー展開に、

思わず涙した作品もありました。

 

同性に恋する僕が、

BL漫画にすっかり魅了されてしまったのには、

そんな素晴らしい作品に

また出会えるかもしれないという期待感も、

少なからず関係しているように思います。

 

関連記事→【同性に恋する僕のお気に入りBL(ボーイズラブ)漫画3冊+1。リアル世界の日常を反映した秀逸作品が続々登場中です!】

 

4. BL漫画コーナーは「宝探し」。好みの作品に出会った時の喜びが格別。

 

近年の人気も手伝ってか、

書店に行けば、

あふれんばかりに並んでいる

BL漫画の数々。

 

初めてコーナーに足を運んだ時は、

一体どの作品から読み始めればいいのか、

非常に迷いました。

 

「こんなにたくさんの作品の中から、

みなさん一体どうやって選んでいるのか?」と、

不思議でたまらなかったくらいです。

 

でも、じっくり本棚を眺めてみると、

分かったことが一つ。

 

僕の場合、「これが読みたいっ!」と

ピンとくる作品は、

意外とごく一部に絞られることに

気づきました。

 

それは、作品の完成度が高い低いとか、

そういった意味ではなく、

「自分の好みに合っているかどうか」

という部分。

 

まさに「宝探し」のような気持ちで、

思わずキュンとする、

中まで読んでみたいと思う作品を手に取った時の、

達成感と喜び。

 

そうやって、お気に入りの作品を

少しずつ発見していく過程が、

楽しかったりします。

 

もちろん、作品の選び方は

人それぞれかと思いますが、

僕は時間をかけて、

本棚をじっくり眺めてまわるのが好きです。

 

5.「好み≒絵のテイスト」。好きな作家さんの全作大人買いが頻発中。

BL(ボーイズラブ)漫画が並ぶ棚

そして、

「好みに合っているかどうか」と言うのは、

ほぼ「絵のテイスト」と直結している

ように思います。

 

僕の場合、

「これが読みたいっ!」とピンとくる瞬間とは

ズバリ、表紙に描かれた男性が

すごくタイプの時 笑

 

その上で、

ストーリーのあらすじを確認して、

購入するかどうかを決めます。

 

そして、

一度買って帰った作家さんの作品は、

かなりの確率で

「全作読んでみたい!」と思うくらい、

大好きになるパターンが多数。

 

その意味で、

作品を探すというよりも

「お気に入りの作家さんを探す」と言う方が、

よりしっくりとくる気がします。

 

ただ、この方式で購入していくと、

あっという間に部屋の本棚は満タンに。

 

BL漫画を読み始めてからと言うもの、

「そろそろ大きめの本棚が必要か」

と考えない日はないほど、

順調に注ぎ込んでおります 笑

 

まとめ

 

今日は、同性に恋する僕が

BL(ボーイズラブ)漫画を読んで感じた

5つのことについてでした。

 

リアル世界で、

同性の恋人と一緒に暮らしている、

とある男子の感想として

ご参考いただければ幸いです。

 

ちなみに、僕が住んでいる街・台北にも、

「animate」を始め、

日本のBL漫画を買えるお店が

いくつか存在しています。

 

お店の本棚には、

オリジナルの日本語版はもちろんのこと、

中国語版もずらり。

 

「これ、すごくおもしろいんだよ〜!」と、

はしゃぎながら漫画を選ぶ友人同士や、

カップルの姿もよく見かけ、

台湾にも根強いファンがたくさんです。

 

台湾人作家さんの作品を

取り扱っているお店もありますので、

ご興味のある方は

台湾へお越しのタイミングで、

ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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