同性に恋することに、まだ気がついていなかった学生時代。その多くの時間を共に過ごしてきたゲームから、僕はどんな影響を受けていたのか、改めて考えてみました。
こんにちは!コロナ以降、インドア指向がますます強くなっております、Mae(@qianheshu)です。
以前に『【この台湾ゲームがすごい!】映画化されたホラーや、中華感満点RPGなど4作品をプレイしてみました。』の記事でも触れましたが、僕は学生時代、ゲームが大好きな子供でした。
まさに寝食忘れるほど、週末や長期休暇中は、ずーっと遊びっぱなし。
そんなに大好きだったはずなのに、大学に入った頃からは学業やアルバイトが忙しくなり、いつの間にかゲームとは縁のない生活を送るようになっていました。
それから、ゆうに10年以上が経った現在。
コロナウイルスの流行や、ゲーム好きな台湾人ボーイフレンドの影響を受け、まさか再びゲーム熱が盛り返すことになるとは、思いもよりませんでした。
ブランクを経て久しぶりに遊んでいると、「(学生だった頃からは)すごく変わった!」と、感じる部分がたくさん。
ゲームが大好きだった当時と比べても、実は現在の方が、より心から楽しめているような気がしています。
今日は、同性に恋する僕が10年越しにゲームを遊んで実感したことについて、シェアしてみたいと思います。
学生時代、ゲームを遊ぶ子供心に感じていたこと。
ゲームと一口に言っても、
格闘ゲームにレースゲーム、
スポーツゲームなど
様々なジャンルがありますが、
僕が特に
好んで遊んでいたのは、
圧倒的にRPG(ロールプレイングゲーム)
でした。
ゲーム機のスイッチを入れると、
自分の日常生活とはかけ離れた、
ファンタジックで
広大な世界が広がっている。
そんな世界を駆け回ったり、
キャラクターたちと共に
ストーリーを紡いでいったり、
ドキドキのボス戦を切り抜けたり。
リアル世界での生活が
嫌いなわけでは
ありませんでしたが、
夢やワクワクをくれる
ゲームの世界に、
魅せられっぱなしの
学生時代でした。
でも、RPGを遊んでいると、
必ず出てくるんですよね。
キャラクターたちの
恋に関するシーンが。
その当時の僕は、
自分が同性に恋すると、
まだ気づいてはいませんでした。
むしろ、
そんな可能性があることすら、
まだ頭の中には
なかったように思います。
でも、鍛え上げたカラダに
カラフルなコスチュームを纏った
男子キャラクターたちに、
まだ正体の掴めない
特別な好意を感じていたのは、
確かでした。
だからこそ、
恋のシーンになると、
心にもやもやとしたものが。
みんな決まって、
異性のキャラクターに恋をして、
クライマックスでは結ばれて。
当時の最高技術を用いて描かれる
3Dシーンの輝くような美しさに
感動しながらも、
急に世界からぽんっと、
突き放されたような気持ちに
陥ることがよくありました。
「男の子なんだから、
女の子を好きになるのが当たり前。」
今になって思えば、
心に深く根付いていたその観念は、
学生時代の多くの時間を
共に過ごしていたゲームからも、
大いに影響を受けていたのかも
しれません。
世界に
存在してい(ると見なされてい)ない、
永遠の傍観者。
自分には、
輝くような美しい未来なんて
これっぽちも待っていない
予感がして、
どこか寂しい気持ちも
感じていたように思います。
大好きだったシリーズ作品に、居場所が見えた。その変化が、心からうれしい。
 ̄ ̄ ̄ ̄
— FINAL FANTASY XVI (@FF16_JP) June 21, 2023
その正義は、何を救うのか
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それから時は流れ、
ゲームの世界も
大きく変わったのですね。
ゲームから離れていた
10年以上のギャップを
経ているからこそ、
その変化が
ありありと感じられて、
本当に感激しました。
最近一番うれしかったのは、
何と言っても
『FF16(ファイナルファンタジー16)』
を、遊んだ時でした。
学生時代に遊んでいた
ゲームの中でも、
僕が大好きだったのが、
ファイナルファンタジー
シリーズ。
当時、お小遣いを貯めて
がんばって買った
8、10、12の3作品を
繰り返し繰り返し、
何度も遊んでいたことは
今でもはっきり覚えていますし、
現在でも特別な
思い入れがあります。
最新作の16は、
世界観からも
ゲームシステムからも、
日本を飛び出して
本格的な変貌を遂げようと
試みている、
制作者のみなさんの熱量が
ひしひしと感じられる作品に。
その変化にも
もちろん驚きましたが、
それ以上に何より、
僕がかつて感じていた
もやもやを
一掃してくれる演出には、
心を大きく揺さぶられました。
子供の頃から遊んでいたからこそ、
大好きだった
シリーズ作品の中にも、
ついに居場所を
見出せるようになったことが、
ただただうれしい。
もっともっと、世界に向けて
飛躍していってほしいと、
シリーズを応援したい気持ちが
一層高まりました。
製作者のみなさん、
大きな1歩を
踏み出してくださって、
本当にありがとうございます。
海外ゲームを遊んで感じた、視界が大きく開けるような驚き。
学生時代と現在とで
大きく違うのは、
日本のゲームだけでなく、
海外のゲームも
とてもよく遊ぶように
なったこと。
ゲームを買う環境も
当時とはガラリと変わって、
今やオンライン上で
デジタル版を購入するだけで、
世界中のゲームをより気軽に
遊べるようなりました。
そんな環境の変化に加えて、
ゲームが大好きな
ボーイフレンドの影響もあり
(↑ むしろこちらの影響が甚大 笑)、
様々プレイしてみています。
Over 20 million cyberpunks have been roaming the streets of Night City – partying with Jackie and getting to know Johnny, driving around with Panam and diving with Judy, hanging out with River and listening to Kerry’s songs.
— Cyberpunk 2077 (@CyberpunkGame) September 28, 2022
Thank you and we hope to see you all in the Afterlife! pic.twitter.com/ifFLhg6npO
海外のゲームを遊んでみた感想は、
まさに中国語で言うところの
「大開眼界」。
大きな驚きとともに、
視野が大きく開けたような
想いでした。
リアル世界での潮流と同じく、
ゲームの中の世界でも
多様性が尊重されているのは、
もはや当たり前。
主人公の外見や声、
身につけるモノまで
細やかに設定できる
システムがあったり、
世界を巡る
自由度の高さが圧倒的だったり、
プレイヤーの選択によって
ストーリー展開や結末が
多岐に渡って準備されていたり。
学生時代に抱いていた
ゲームへの印象が、
まるっとごっそり
アップデートされるような
新鮮さを感じています。
これまでに遊んだゲームから
特に印象的な作品を挙げてみると、
『Cyberpunk 2077』
『Horizon Zero Dawn』
『Detroit : Become Human』
など。
ボーイフレンドからも
まだまだたくさん
おすすめされており、
遊ぶのが追いつかないほどなので、
さらなる大開眼界な
体験を探し求めて、
コントローラーを握る日々が
続いております。
まとめ
今日は、
同性に恋する僕が
10年越しにゲームを遊んで
実感したこと
について、書いてみました。
ちなみに、
本編とは全く関係がないのですが、
再びゲームに熱中し始めて
変わったことが1つあります。
SNSを眺める時間が
減りました 笑
ゲームを遊ぶことって、
あまり良い印象を
抱かれないこともありますが、
注意力を
自分のための時間や興味に
引き戻す、という意味では
「なかなか良いことなのでは?」
とも、思ったり。
とは言え、
ついつい遊び過ぎてしまうのも
事実なので、
仕事やブログ運営には
差し障りないよう気をつけながら、
これからも
ゲームで遊ぶひとときを
楽しんでいきたいと思います。
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