同性に恋する僕が思わず共感した漫画7選。LGBTの日常や悩みが分かる作品を集めました。


同性に恋する僕が思わず共感した漫画『弟の夫』

同性に恋する僕の過去とも重なる作品がたくさん!LGBTの日常や悩みがリアルに描かれている、おすすめの作品を集めてみました。

こんにちは!台北でボーイフレンドと暮らしております、Mae(@qianheshu)です。

以前【LGBTの日常や悩みがよく分かる8冊の本。ゲイである僕の目線からおすすめの作品を選んでみました。】の記事にて、LGBTに関して書かれているおすすめの本をご紹介しました。

今日は、同じくLGBTに関する書籍のお話ですが、今回スポットを当てるのは「漫画」

台湾もコロナウイルス流行の影響で、あまり外へ出掛けられなくなっている昨今。

電子書籍リーダーを手に入れたこともあり、最近は漫画をたくさん買って読み耽ることが、多くなりました。

今日は、僕が読んだことのある作品の中から、同性に恋する僕が特に共感した漫画7作品を集めてみました。

こちらの作品を読んでみると、LGBTの方々が普段の生活の中でどんなことを感じているのか、リアリティを持って、知っていただけるかもしれません。

 


1.『弟の夫』

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『弟の夫』

文化庁メディア芸術祭の

マンガ部門で優秀賞を受賞し、

ドラマ化もされている『弟の夫』

 

とても有名な作品なので、

すでに観たことがある方、

タイトルを聞いたことがあるという方は、

少なくないかもしれませんね。

 

特筆すべき点は、

主人公がストレートの男性であることで、

 

「ストレート男性の目線から考える」

という設定が、とても新鮮!

 

その上で、当事者なら

誰もが心当たりのある出来事が、

ストーリーの中に凝縮。

 

過去の自分が思い出されて、

思わず涙がこぼれそうになるシーンも多く、

とてもリアリティあふれる

構成となっているように思います。

 

さらに、個人的な共感ポイントとして、

 

ストーリーに登場する主人公の弟は、

カナダ人のパートナーと、

当国で同性結婚。

 

僕も日本ではなく、海外である台湾で、

台湾人のボーイフレンドと

生活を送っているので、

 

登場人物たちの境遇が、

倍増しで親近感を持って映りました。

2.『僕らの色彩』

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『僕らの色彩』

『弟の夫』と同じく、

田亀源五郎先生が描いた

『僕らの色彩』も、

僕の大好きな作品。

 

主人公は、海辺の街の高校で、

美術部に所属している宙。

 

幼なじみで、

同じく美術部の同級生・奈桜とは、

 

高校生になってからも

行動を共にすることが多いものの、

宙にはそんな彼女にも告げられずにいた、

ある秘密がありました。

 

ある日、学校を抜け出して、

海辺の堤防で昼寝をしている宙のもとに、

ふと現れた年配の男性。

 

「僕はずっと、

君に言いたかったんだよ。

君を好きだ…って。」

 

夢とも現実ともつかぬ、

年配男性からの突然の告白を受けた

その日から、

 

宙は心の中に

ひっそりと留めていた秘密と、

向かい合っていくことになります。

 

「このマンガを、

15歳の頃の自分に捧げる。」

 

あとがきに添えられた

上の一言からも、

 

宙には、田亀源五郎先生ご本人の

学生時代の姿も重ねて

描かれていたのかな、と。

 

僕も自分の過去を振り返ってみると、

確かに宙と同じようなこと感じながら

生きてきたなあと、

 

とてもリアリティを持って

共感することができました。

3.『青のフラッグ』

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『青のフラッグ』

初めて読んだ時に大感動して、

何度も読み返しているほど

大好きな『青のフラッグ』

 

登場人物たちの謎めいた発言と

ストーリー展開が、

 

少年ジャンプ+での連載時には

大きな話題となったそうですが、

みなさんは読んだことがありますか?

 

幼馴染の桃真とは、

ある時からあえて距離を置くようになった、

主人公の太一。

 

高校3年生の春、

2人が再び同じクラスとなったところから、

物語が始まります。

 

そんな2人の前に現れるのが、

太一が何となく好意を持てずにいた

クラスメイトの二葉と、

彼女の親友・真澄。

 

桃真に近づきたいという

二葉に付き添って、

一緒に過ごすことが多くなる4人。

 

それぞれ心のうちに

秘めた想いを抱えながら、

 

時にその想いを

互いに衝突させながら、

 

1年間の高校生活を

送っていくことになります。

 

人生は、選択の連続。

 

大人になってからもそれは同じですが、

 

初めての体験ばかりな

青春時代の悩みや迷いが、

 

年齢を重ねた今になってみると、

何だか不思議と懐かしくて、

愛おしくて。

 

青春時代の真っ只中にいる

張本人たちにとっては、

 

時にとても苦しく、

逃げ出したくなるほどのものであるのは、

間違いありません。

 

しかし、彼ら4人の姿を見ていると思わず、

「あの時代に、戻りたいなあ。」なんて。

 

地味な学生時代を

送っていたはずの僕ですら、

そんなことを感じてしまいました。

 

まだまだ課題が山積みのこの社会に、

一筋の希望を与えてくれるような

クライマックスにも涙。

 

もしこの作品を

10代の頃に読んでいたなら、

もっと違った青春時代も

あったのかもしれないなあ。

 

それくらい、

心にグサリと突き刺さった名作です。

4.『しまなみ誰そ彼』

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『しまなみ誰そ彼』

今回ご紹介する作品の中でも、

一番多様なセクシュアリティの

キャラクターが登場する

『しまなみ誰そ彼』

 

主人公は、

広島・尾道へと引っ越してきた

高校生・たすく。

 

ある日、学校にて起こった

とある出来事から、

 

たすくは

自分のセクシュアリティに関する

噂を立てられてしまいます。

 

その苦しみに耐えきれず、

命を投げ出そうとするたすく。

 

そんな彼の視界に入ってきたのは、

彼よりも先に、

山上の建物の窓から飛び降りていく、

女性の姿でした。

 

その日をきっかけに、

たすくは山上の建物内にある

談話室の存在を知ることに。

 

談話室に集まる人々と交流を深め、

それぞれの背景について

知っていく過程の中で、

 

希望を見出せずにいた

たすくの心にも、

少しずつ変化が表れ始めます。

 

しかし、ただやさしいだけではない、

 

善意・悪意に関わらず、

心を傷つけられるような出来事も

たくさん起こる、

談話室の人々の日常。

 

そこがまたとてもリアルで、

一気に作品の世界観へと

惹き込まれて行きました。

 

そして、鎌谷悠希先生の手によって

描かれている絵や構図がまた、

繊細でユニークで、とってもキレイ。

 

それぞれのキャラクターの心情の変化が、

とても見事に表現されていて、

ついつい観入ってしまう美しさでした。

5.『うちの息子はたぶんゲイ』

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『うちの息子はたぶんゲイ』

『うちの息子はたぶんゲイ』

を知ったのは、Twitterがきっかけ。

 

新しいエピソードが

おくら先生のTwitterアカウントで

公開されると、

 

毎回ほぼ必ず、僕のフォローしている

あちこちのアカウントから、

感想やシェアが

タイムラインに流れて来るほど話題に。

 

僕も毎エピソードもれなく

「分かる〜!!!!!」と、

 

ハートの100個も押したくなるほどの、

すさまじい共感を覚えています。

 

ストーリーの主人公は、

高校生の息子を持つ、

とある母親。

 

この高校生の息子は、

隠し事がうまくできない

分かりやすい性格ということもあり、

 

母親は、彼が同性を好きらしい

と、いうことを察しています。

 

しかし、息子はまだ、

同性が好きということを

家族に話すつもりはなく、

隠そうと奮闘する場面も。

 

そんな息子の様子を

温かく見守る母親の目線から、

 

家庭内でのエピソードが

ユーモラスに、そして時に切なく

描かれていきます。

 

僕自身も、

家族に自分のセクシュアリティを

伝えられないまま、

実家で生活していた時期があったので、

 

思わず過去の自分に重ねてしまう

エピソードが盛りだくさん!

 

母親目線という描かれ方もまた興味深く、

楽しみながらスッと

ストーリーに入っていけるかと思います。

6.『怪獣になったゲイ』

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『怪獣になったゲイ』

【同性に恋する僕のお気に入りBL(ボーイズラブ)漫画6冊。

リアル世界の日常を反映した秀逸作品が続々登場中です!】


の記事でもご紹介した、

 

『メルヘン課長とノンケ後輩くん』の

作者・ミナモトカズキ先生。

 

ミナモト先生の作品もすごく好きで、

よく拝見しているのですが、

最近また、大共感を覚えた作品に

出会いました。

 

『怪獣になったゲイ』は、

自分のセクシュアリティを隠したまま、

高校生活を送る少年・安良城が主人公。

 

校内でいじめを受けていた安良城は

ある日、唯一の心の支えだった

担任教師の心ない発言を、

ふと耳にしてしまうことに。

 

「ゲイじゃない、何かになりたい。」

 

不安定な精神状態の中、

心からそう望んだ安良城は、

頭部だけが怪獣へと突然変異!

 

怪獣頭を手に入れると、

彼の高校生活に、

大きな変化が訪れることになります。

 

と、こうしてストーリーに触れると、

現実とはほど遠い

ファンタジーのように思われるかも

しれません。

 

でもこれが、

彼と同じく同性に恋する僕にとっては、

ものすごくリアリティを感じられる

内容なのです。

 

僕もかつて、

人知れず自分のセクシュアリティを

悩んでいた時期がありました。

 

そこに、周囲からは

悪意のあるなしに関わらず、

心を突き刺すような言葉や出来事の数々が、

容赦なく降り注いでいきます。

 

正直僕も、

 

「ゲイじゃない、何かになりたい。」

 

と、自分を否定するような想いに

駆られていた時期が

あったように思います。

 

僕だって、怪獣になっていても、

全く不思議ではなかった。

 

そう考えると、

ファンタジーのようでいて

全くそうではない、

 

この作品の奥深さに

ガシッと心を鷲掴みにされました。

 

ストーリーが進むにつれ伝えられていく、

作品に込められたメッセージにも感動。

 

もしも、

安良城と同じくらいの年齢の頃、

この作品に出会っていたなら、

 

あの頃、あんなにも

自分を追い詰める日々を送ることは、

なかったのかもしれない。

 

救われるような気持ちを、

感じていたかもしれない。

 

そのくらい、

大きな熱量と意義がこもった名作です。

7.『向井くんはすごい!』

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『向井くんはすごい!』

正直なところを白状すると、

この作品を今回の記事に盛り込むべきか、

すごく迷いました。

 

この作品には、

確かに共感があります。

 

しかし、その共感というのが、

自分でもあまり目を向けたくない部分の、

全く心地よくない共感、

なんですよね…

 

『向井くんはすごい!』

というタイトルの通り、

 

この物語のキーマンは、

向井くんという高校生。

 

彼が同性に恋することを

学校の誰もが知っていて、

 

イケメンでスタイルが良くて、

スポーツも勉強もできて、

 

SNSでもフォロワー数万人という、

校内外問わず超人気者。

 

ただ、主人公は

そんな人気者の向井くん…

ではなく、

 

物語のメインは、

彼の周りのクラスメイトたちに

置かれています。

 

向井くんと同じく、

同性に恋するけれど

周りにはオープンにするつもりがなく、

観察に徹する森谷くん、

 

クラスメイトに意地悪ばかり働くが、

実は〇〇な寺西くん。

 

親友として向井くんの傍にいながら、

SNSではもう1つの顔を持つ

斎藤くん。

 

向井くんのセクシュアリティを

知ったことをきっかけに、

LGBTに関する勉強会を

開こうとするクラスメイト。

 

水面下で、

それぞれの心の内にある本音が、

鋭い刃のように激しく交錯。

 

そんな彼らの様子を読み進めていくと、

 

自分の中にも確かに存在している、

触れてほしくない

人間のダークな部分を、

容赦なくえぐり出されているような

気持ちになってきます。

 

しかしそれゆえに、

この物語には、

この上なく鮮烈なリアリティが。

 

ユーモアも満点ではありますが、

心理的ダメージを感じる(!?)

場面もありますので、

 

心に余裕がある時に

読んでみることをおすすめいたします。

 

とにかく、すごい漫画ですよ、

これは。

まとめ

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『青のフラッグ』

今日は、

同性に恋する僕が

思わず共感した漫画7選

をご紹介しました。

 

最後に付け加えておくと、

僕自身は、同性に恋する男子。

 

こうして書き上がった後に

見返してみても、

 

同性に恋する男子のお話が

多くなってしまったのは、

自覚しています。

 

他にも、検索をかけてみれば、

LGBTに関するおすすめの作品が

リストアップされた記事が

たくさん出てくるかと思います。

 

より多角的に知ってみたい方は、

そちらもぜひ参考にしてみてくださいね!

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