ゲイの視点

タイBLドラマのおすすめ5本+1。同性に恋する僕がお気に入りの作品を集めました。

タイの乗りもの・トゥクトゥク

思春期の恋を繊細かつリアルに描いたラブストーリーから、ときめきがとまらないキュートな学園ドラマまで!同性に恋する僕がお気に入りのタイBLドラマ5作品をご紹介します。

こんにちは!台北でボーイフレンドと暮らして、まもなく丸10年を迎えます、Mae(@qianheshu)です。

僕とボーイフレンドが今、一番のめり込んでいるもの。

はい。タイのBLドラマに、日々どっぷりと浸っております

会社にも、タイのBLドラマに詳しい同僚がおり、彼女のおすすめも参考にしつつ、これまでに様々なテイストの作品を観てきました。

「様々」とは言えども、タイのBLドラマは1年に何と、数十本も発表されているそう。

その制作のペースに比べれば、僕たちが観てきた作品は、まだまだほんの一部ではあることは充分承知ですが、目下のところ、僕の中では揺るぎないTOP5ができあがっております

普段は、台湾に関することを書いているこのブログですが、今日はちょっぴり出国。

同性に恋する僕がお気に入りの、タイBLドラマ5作品をご紹介したいと思います。

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同性に恋する僕がカミングアウトして良かったと感じる3つの変化。

台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)2020のパレードを歩く作者

カミングアウトをして良かったと思うことは?友達や家族との関係に変化はあった?同性に恋する僕のこれまでの体験を振り返りながら、考えてみました。

こんにちは!台湾人ボーイフレンドと台北で暮らして10年目のMae(@qianheshu)です。

最近、世界各国のBLドラマ(特にタイ)に夢中になっている、僕とボーイフレンド。

単なるファンタジーではなく、カミングアウトの難しさや偏見の問題など、現実社会の現状に触れられている作品も増え、自分たちの境遇に重ね合わせながら鑑賞しております。

僕もこれまで、カミングアウトをする場面は様々ありましたし、難しいと感じることも、幾度となく(今でも)あります。

しかし、改めて振り返ってみると、最終的には「ちゃんと伝えて良かった」と、感じることの方が多かったように思います。

では、カミングアウトをして良かったと感じるのは、どんな変化を実感した時なのか?

僕個人の一例にはなりますが、考えてみたことをまとめてみたいと思います。

ちなみにですが、この記事では「絶対にカミングアウトした方がいい!」などと主張するつもりはありません。

カミングアウトをするタイミング、そもそもカミングアウトをする・しないも、ひとりひとりの置かれている環境や気持ちに沿って、自分のペースで決めていけば良いと思います。

(僕自身、相手によってはカミングアウトしない、と決めることは今でもあるので。)

ここではあくまで、カミングアウトをすると自ら決め、終えた後に実感してきたこととして、書かせていただきますね。

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同性に恋する僕はなぜ、「教わる場」に対する恐怖を拭い去れずにいるのだろう。

台湾のLGBT音楽イベント『為愛返家音樂會』で配布されたマルバツカード

講習の場で起こったある出来事。強くなったと思っていたのに、また怖気づいてしまった僕は、どうすればこの「恐怖」を拭い去ることができるのでしょうか?

こんにちは!台湾・台北にて、ボーイフレンドと暮らして10年目のMae(@qianheshu)です。

ここ数ヶ月、仕事上の必要のため、ある講習を受けています。

その講習の内容自体からは、新しい知識やスキルを学ぶことができて、すごくタメになっている、と感じてはいます。

しかし、講師の先生が講習中に発した「ある言葉」。

それを耳にして以来、心のどこかにずっと、もやもやとしたものを同時に感じています。

実は僕、講習やレッスン、学校と言った、あらゆる「教わる場」に対して、恐怖心や不安を持っています。

それは、これまでに「教わる場」にて経験してきたことと、大きく関係しているのですが、その恐怖心をピンポイントで刺激されるような出来事が、この講習では起こってしまったのです。

今日は、その時の体験について、お話しさせていただきたいと思います。

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台湾生まれのメンズコスメ「HODRMEN 男研堂」。LGBTフレンドリーブランドのお手入れアイテムで、ただいまうるおい実感中です。

台湾生まれのLGBTフレンドリーなメンズコスメブランド「HODRMEN 男研堂」の箱の中身

台湾発のLGBTフレンドリーなメンズコスメ「HODRMEN 男研堂」を初体験。ブランドの魅力や、お手入れアイテムの使用感などをまとめてみます。

こんにちは!台北でボーイフレンドと暮らして9年目のMae(@qianheshu)です。

僕はこれまで、台湾各地でLGBTプライドに参加してきたのですが、イベント中に見かけて以来、ずーっと気になっていたブランドがありました。

それは、「HODRMEN 男研堂」という、メンズコスメブランド。

LGBTプライドのスポンサーになっていたり、会場ブースに出展していたり、ロゴ入りアイテムを身につけたイケメン軍団がパレードを歩いていたり。

このブランドのロゴを見かけない時はないと言うくらい、とても頻繁に目にしてきたので、いつか試してみたいと思いながら、今日まで来てしまっていました。

そしてちょうど、いつも使っている化粧水が切れ、久しぶりに「新しいコスメを試してみたい!」という気持ちが、湧き起こってきた頃。

常々「かわいいなあ〜」と思っていた俳優さんが、なんとブランドのイメージモデルとして、絶妙のタイミングでSNSのタイムラインに流れてきたので、思わず惹き寄せられて(!?)買ってみることにしました。

今日は、台湾のメンズコスメブランド「HODRMEN 男研堂」で購入したアイテムや、使ってみての感想などを、ご紹介したいと思います。

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同性に恋する僕が思わず共感した漫画7選。LGBTの日常や悩みが分かる作品を集めました。

同性に恋する僕が思わず共感した漫画『弟の夫』

同性に恋する僕の過去とも重なる作品がたくさん!LGBTの日常や悩みがリアルに描かれている、おすすめの作品を集めてみました。

こんにちは!台北でボーイフレンドと暮らしております、Mae(@qianheshu)です。

以前【LGBTの日常や悩みがよく分かる8冊の本。ゲイである僕の目線からおすすめの作品を選んでみました。】の記事にて、LGBTに関して書かれているおすすめの本をご紹介しました。

今日は、同じくLGBTに関する書籍のお話ですが、今回スポットを当てるのは「漫画」

台湾もコロナウイルス流行の影響で、あまり外へ出掛けられなくなっている昨今。

電子書籍リーダーを手に入れたこともあり、最近は漫画をたくさん買って読み耽ることが、多くなりました。

今日は、僕が読んだことのある作品の中から、同性に恋する僕が特に共感した漫画7作品を集めてみました。

こちらの作品を読んでみると、LGBTの方々が普段の生活の中でどんなことを感じているのか、リアリティを持って、知っていただけるかもしれません。

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同性に恋する僕のお気に入りBL(ボーイズラブ)漫画6冊。リアル世界の日常を反映した秀逸作品が続々登場中です!

同性に恋する僕のおすすめBL(ボーイズラブ)漫画『そんなに言うなら抱いてやる』

BL(ボーイズラブ)漫画はファンタジーばかりじゃない!同性に恋する僕も思わず心が動いた、おすすめの作品はこちらです!

こんにちは!ビジネス書もエッセイもコミックも、本なら何でも大好きな台湾在住Mae(@qianheshu)です。

台北で一緒に暮らしている僕の台湾人ボーイフレンドは、日本の漫画やアニメが大好き。

日本人の僕よりも詳しいくらいなのですが、特にハマっているのが「BL (ボーイズラブ)」です。

最初は正直なところ、「一体、どこがおもしろいのだろうか?」「同性に恋する当事者にも、楽しめるものなのだろうか?」と訝しく思っていたのですが、試しに読んでみると、あら不思議。

今では、2人一緒に西門町のアニメイトで、BLコーナーに長居してしまうほど、どっぷりその魅力に浸ってしまいました 笑

読み始めた歴が浅いので、まだまだこれから読んでみたい作品もたくさん。

ではありますが、今日はこれまでに読んだことのある作品の中から、同性に恋する僕のお気に入りのBL漫画6冊をご紹介したいと思います。

ロマンチックいっぱいなストーリーはもちろん、リアルな世界での話題を盛り込んだ秀逸な作品も。

BL漫画に興味はあるけれど、どの作品から読めばいいか迷い中の方は、お役立ていただけるとうれしいです。

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あの時もっと、「好き」と真剣に向かい合う選択をしていたのなら。

中学時代の「好き」の原石

小学、中学、高校。10代の青春の頃、確かに存在していた「好き」の気持ち。もしも当時、真剣に向かい合っていたなら、もっと色鮮やかな日々もあったのかな、なんて考えてしまいました。

こんにちは!台北で恋人と2人暮らしをしております、Mae(@qianheshu)です。

最近、『青のフラッグ』という漫画作品を読み終わりました。

具体的なストーリーについては、ここでは触れませんが、ただただ「10代の青春って、いいなあ」と。

初めての体験と、選択の連続。

その時代の真っ只中にいる超本人たちにとっては、それが時に苦しくてたまらないはず。

ですが、大人になった今になって、客観的にその様子を眺めてみれば、その苦しみすらも何だかすごく愛おしいもののように感じられました。(それだけ、年齢を重ねたということですね。)

僕の10代の青春は、人生における特別な意味合いがあったわけでもなく、正直とっても地味なので、その時代を思い返すこと自体、あまり好きではありません。

そのはずだったのに、この作品を読んでいると、「あの時代に戻れたらなあ…」なんて、初めて思ってしまいました。

「好き」って、何なのか。

友達とは、何が違うのか。

そんなことを考えていたら、地味だったはずの僕の10代からも、その当時はまだ気づきもしていなかった「好き」の原石のようなものが、ぽろぽろとこぼれ出して来ました。

あの時もっと、「好き」と真剣に向かう合う選択をしていたなら、何度も思い返したくなるような10代の日々もあったのかなあ。

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「世界が平和でありますように。」キレイごとでもなんでもない、台湾に住む僕たちにとっての切実な願い。

飛行機から眺める台湾東海岸の海

日本人×台湾人の国際同性カップルである僕たちが今、台湾で暮らしながら不安を感じていること。もしもいつか、本当に危機がやって来たら、みなさんならどうやって乗り越えようと思いますか?

こんにちは。台湾でボーイフレンドと暮らして9年目のMae(@qianheshu)です。

タイトルからもご想像いただけるかもしれませんが、今回の内容は、できることなら考えることすらしたくないことです。

申し訳ありません。ちょっと、弱音も吐いてしまうかもしれません。

最近日本でも、台湾の国際的な立ち位置に関する話題が、よく上っていることかと思います。

それを受けてか、僕のまわりでも「危なくなりそうなら、(日本へ)帰っておいで。」「もしもの時のことも考えて、準備をしておいた方がいいかも。」と言った言葉が、よく聞かれるようになりました。

台湾で暮らし始めて、台湾の置かれている状況を知っていくにつれて、僕もこのことについては、これまで何度も考えてきました。

あってはならないことですが、もしも本当に危機が訪れてしまったら、僕と台湾人ボーイフレンドの生活は、どうなってしまうのか。

その時、僕は一体どういう決断をすべきなのか。

今も答えが出せないまま、堂々巡りを続けてしまっています。

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「同性に恋する僕は、銭湯や温泉の男湯へ行くとうれしいのか?」という問いについて。

宜蘭・礁溪「礁溪溫泉公園」の森林風呂

同性に恋する僕にとって、男湯は天国なのか?それ以上に「うれしい!」を感じられる場所って?改めて考えてみました。

こんにちは!台北でボーイフレンドと暮らして9年目のMae(@qianheshu)です。

先日、とあるポッドキャストを聴いていた時に「銭湯と温泉」に関するお話がふと流れてきました。

「同性に恋する男子は、銭湯や温泉に行くとやっぱりうれしいものなのか?」

大浴場に行くと、周りは男性たちばかりなわけですが、その時にどう感じるのか、というお話ですね。

僕もカミングアウトをして以降、何度か同じような質問を投げかけられた覚えがあります。

最初にことわっておきますと、これは人によって感じ方は全く異なると思います。

あくまで、僕の場合はどうだろうかということで、改めて考えてみました。

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『LGBTQ100人のカミングアウト』に出演しました!同性に恋する自分を悩んでいた時に伝えたかった言葉。

『LGBTQ100人のカミングアウト』に出演する作者:Mae

かつてセクシュアリティに悩んでいた自分に伝えたかった言葉。「カミングアウト」の過程で一番苦しかったこと。YouTube動画への出演にあたって、これまでの人生を振り返りながら考えてみました。

こんにちは!台北で台湾人ボーイフレンドと暮らしておりますMae(@qianheshu)です。

毎年10月11日は「カミングアウト・デイ」って、みなさんご存知でしたか?

今から30年ほど前に、アメリカ・ワシントンD.C.でマーチが行われたことが由来となっており、LGBTQ+のみなさんを祝福する日として制定されたのだそうです。(Wikipediaを参照。)

その日に合わせて、YouTuberのかずえちゃんが毎年『LGBTQ100人のカミングアウト』という動画を制作されているのですが、今回僕もお声かけをいただき、100人のうちの1人として、動画に出演させていただきました!

お誘いをいただいたにあたって思い起こしたのは、僕自身にとっての「カミングアウト」に関連する出来事たち。

このブログでも、僕のカミングアウトの経験については、何度か触れているのですが、今回の機会に改めて、僕にとっての「カミングアウト」って、どんなものであったかについて考えてみました。

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