豚ホルモンや小ぶりの牡蠣と一緒にいただく、台湾式そうめん。台北在住10年の僕がおいしい麵線を食べたい時に足を運ぶ、お気に入りグルメ店をご紹介します!
こんにちは!台湾グルメの食べ歩きが大好きな、台北在住Mae(@qianheshu)です。
みなさんは、「麵線」という台湾の麺料理をご存知でしょうか?
台湾式のそうめんとも言われる麵線は、小ぶりの牡蠣や豚ホルモンと一緒に、細めの麺をじっくりと煮込んだ料理。
ガイドブックで大きく取り上げられることは比較的少ないので、台湾リピーターの方でも、「まだ食べたことない!」という方、おられるかもしれませんね。
僕も正直、台湾へ旅行で来ていた頃には、何となく後まわしにしていたグルメだったのですが、現地で暮らし始めてからは一変。
ふんわりとした口あたりに魅せられて、軽めに食事をしたい時など、本当によく食べるようになりました。
今日は、僕がこれまでに足を運んだことのあるお店の中から、台北でおいしい麵線がいただけるお気に入りグルメ店4軒をご紹介!
次回の台湾旅行ではぜひ、「麵線」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
1.【︎食字路口】麵線初チャレンジにもおすすめ!雑味ゼロなふわふわ麵線には、豚あんぎっしりのぷにぷに肉圓を合わせて。
まずは、MRT中山駅のすぐ近く、
誠品南西店の裏側にある
「食字路口」から。
コンパクトな外観がかわいい
こちらのお店は、
麵線初チャレンジの方にも
おすすめしたい1軒です。
お店に到着したら、
店内の壁に貼られている
メニューを見ながら、
キッチンにいる店員さんに
直接オーダー。
具材なしの「清麵線」と、
豚ホルモン入りの
「大腸麵線」の
2種類がありますので、
どちらかお好みの方を
選んでみてください。
僕のお気に入りは、
「大腸麵線
(小 / 45元=約210円)」。
上から、おろしにんにくが
かかっていますので、
食べる前にしっかり
混ぜ合わせるのを、
お忘れなく。
くたくたに煮込まれた細麺と、
とろみスープが組み合わさった、
ふわふわとした口あたり。
コリッ、クニュっとした食感が
やみつきになる豚ホルモンは、
しっかり下処理がされているのか、
脂身がすっかり取り除かれており、
とてもあっさりといただけます。
後味には、
かつおだしのうまみが
感じられ、
余計なものが
一切入っていないような、
雑味ゼロな風味が
素晴らしいです。
麵線のおともには、
「肉圓(45元=約210円)」
も、お試しいただきたいところ。
中に詰まった気泡が
透き通って見えるほど、
透明でコシのある
ぷにぷに生地。
その中に、
シャキッと小気味良い
タケノコ入りの豚肉あんが、
ギッシリと詰め込まれています。
上からかかっているソース
「甜辣醬」も、
甘みがしっかりありつつ、
適度に塩気が効いていて、
味のバランスがすごく良い!
豚のうまみが
じゅわっと染み出てきて、
噛めば噛むほどに
味わい深い1品です。
関連記事→【台北・中山駅周辺6軒のおいしいグルメ店。日本人観光客に人気の滞在エリアで食事を楽しみたい時のおすすめは?】
食字路口
Address:台北市中山區中山北路一段140巷53號
営業時間:12:00〜20:00(月曜定休)
2.【︎同安街麵線羹】沙茶が香ばしいふわっふわ麵線が絶品!知る人ぞ知る、古亭エリアの隠れグルメ店。
せっかくの台湾。
とびっきりローカルな雰囲気も
楽しんでみたい!
そんな方はぜひ、
MRT古亭駅から歩いて
7分ほどのところにある
「同安街麵線羹」へ、
足を運んでみてください。
お店の名前を書きましたが、
実はこちら、
看板も店名も出ていない、
ちょっとした隠れグルメ店。
それでも、
しばしば行列ができる
人気ぶりで、
古亭エリアの
グルメ店の中でも、
とてもよく知られている
1軒です。
列に加わって
順番がまわってきたら、
調理台できびきびと
料理をよそっていく老闆娘に、
食べたいものを
直接オーダーしましょう。
麵線には、
「麵線」「麵線羹」の
2種類がありますが、
今回は一番オーソドックスな
「麵線(45元=約210円)」
を、オーダー。
(「麵線羹」には、「肉羹」という
スープに入っている豚肉が
プラスされています。)
その場ですぐに
盛り付けていただけるので、
受け取りと同時に、
お会計も済ませておきましょう。
麺は、
コシが全くなくなるほど
しっかりと煮込まれており、
とろみスープとも相まって、
とってもふっくら!
僕が苦手な台湾の調味料・
沙茶がたんもりと
入っているのに、
このお店でだけは、
なぜか特別。
むしろ、沙茶のおかげで
香ばしさがグッと増した印象で、
入っていないと
逆にもの足りなく
感じてしまいそうほど、
抜群の効果を発揮しています。
しゃくしゃくとした
豚ホルモン・大腸と、
弾力のある肉団子・貢丸が、
食感のアクセントに。
「2碗くらい
余裕で平らげられそう!」
と、思える、
ライトな仕上がりも魅力です。
関連記事→【台北・古亭駅周辺のお気に入り台湾グルメ5選。師範大學お膝元のおすすめ美食店を集めました。】
同安街麵線羹
住所:台北市中正區同安街85-1號
営業時間:10:30~19:30(月曜定休)
3.【︎阿川蚵仔麵線】寧夏夜市周辺で麵線を堪能したい時に。かんぴょう巻き寿司も、ご一緒にぜひ。
「阿川蚵仔麵線」は、
おいしいグルメが
揃うことで有名な、
寧夏夜市にある麵線のお店。
夜市の近くではありますが、
営業時間は7:00〜17:00と
早めなので、
まだ明るいうちに
訪れてみてください。
お店に到着したら、
入口の調理台にいる
店員さんに、
食べたいものを直接オーダー。
店内の壁に
メニューが貼られていますので、
この中から食べたいものを
口頭で伝えます。
麵線は、
「全大腸(豚ホルモンのみ)」
「全蚵仔(牡蠣のみ)」
「綜合(両方とも)」の、
3種類からチョイス。
オーダーができたら、
店内または軒先の
空いているテーブルに
つきましょう。
今回は、「綜合麵線
(70元=約320円)」
を、オーダーしてみました。
「阿川蚵仔麵線」の麵線は、
だしの風味がしっかり効いた、
ほんのり酸味を感じる
仕上がり。
やわらかすぎない、
ほんのりコシがのこった
麺の茹で加減も、
お気に入りのポイントです。
トッピングには、
噛めば噛むほど
うまみが出てくる
豚ホルモンに、
プリッとミルキーな
小ぶりの牡蠣。
パクチーの香りが、
良い塩梅で
アクセントに効いています。
麵線だけじゃ
ちょっともの足りないという方は、
「寿司(40元=約180円)」
も、ぜひ!
巻き寿司といなり寿司の
2種盛りになっている
「綜合」で、
オーダーしてみました。
巻き寿司の具材は、
かんぴょうがメインの
シンプルスタイル。
ゴマ入りごはんを包んだ
いなり寿司も、
お酢がひかえめで
作られているあたりに、
台湾ならではの
趣を感じられます。
関連記事→【台北・寧夏夜市のおすすめ台湾グルメ店8選。現地在住8年で見つけたお気に入りの美食をまとめました。】
阿川蚵仔麵線
Address:台北市大同區民生西路198-17號
TEL:+886-2-2552-3962
営業時間:7:00~17:00(日曜定休)
4.【藍家割包】公館夜市の超人気グルメ店。看板メニュー「割包」と合わせて、具だくさん麵線を堪能。
最後は、僕が台湾で
暮らし始めたばかりの頃から
ずっとお世話になっている、
特別に思い入れの深い
お店をご紹介。
台湾大学のお膝元・
公館にある「藍家割包」は、
昼夜行列の絶えない
大人気のグルメ店。
ふわふわの生地に
豚の煮込みをサンドした
「割包」のお店ですが、
こちらの麵線もまた、
すごくおいしいのです!
店内でいただく場合は、
「內用」の列へ。
席が空き次第、
店員さんが店内へ
案内してくれますので、
順番が来るまで待ちましょう。
オーダーは、
各テーブルに置かれている
オーダー票へ。
麵線は、
「辣(唐辛子あり)」
「不辣(唐辛子なし)」
の2種類から、
お好みの方を
選んでみてください。
僕は、辛いのが苦手なので、
不辣の「大腸肉羹麵線
(60元=約280円)」
を、オーダー。
つみれに豚のホルモン、
細切りのキクラゲに
タケノコと、
「麺と同じぐらい
具が入っているのでは?」
と、思えるほど、
具だくさんな1碗です。
素朴でホッとする風味には、
ほんのりお酢の酸味も
プラスされていて、
さっぱりとした飲み口。
細切りキクラゲとタケノコの
シャキシャキ食感は、
どことなく酸辣湯にも
似ているような気がします。
麵線と合わせて
いただきたいのは、
何と言っても看板メニューの
「割包」。
赤身と脂身のバランスを
選べるのですが、
赤身の食感をしっかり楽しめつつ、
適度に脂身のクリーミーさが
プラスされた
「綜合偏瘦(65元=約300円)」は、
僕がいつもオーダーする
お気に入りの組み合わせです。
ふわっ、もちっな生地に、
酸菜と豚の煮込みが
ギュギュッとたっぷり!
パラパラとふりかけられた
花生粉(ピーナッツの粉)は
甘いのですが、
これがまた
すごくマッチしていて、
「これぞ台湾!」な風味を
堪能できます。
関連記事→【台北・公館夜市のおすすめグルメ店8軒。台湾大学の学生さん御用達美食を集めました。】
藍家割包
Address:台北市大安區羅斯福路三段316巷8弄3號
TEL:+886-2-2368-2060
営業時間:11:00~0:00(月曜日定休)
まとめ
今日は、
麵線がおいしい
台北のグルメ店4軒
を、ご紹介しました。
今回の記事を読んで、
感づいた方も
おられるかもしれませんが、
麵線の特徴は、
何と言っても「軽い」こと。
サイズにもよりますが、
麺をいただくと言うよりは、
どちらかと言うと、
「スープ感覚でいただく」
イメージの方が、
近いかもしれません。
なので、しっかりおなかを
満たしたい時は、
サイドメニューもプラスして
楽しむのがおすすめ。
次回の台北ではぜひ、
「麵線」がおいしいお店で、
台湾グルメを堪能してみて
くださいね!
※記事中の日本円表記は、1元=4.6円で計算しています。(2022年9月14日現在)
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