薬膳スープ・四神湯を台北でいただきたい時のおすすめは?おともにピッタリな1品とともに、四神湯がおいしい台湾グルメ店を、ご紹介します!
こんにちは!台湾グルメの食べ歩きが大好きな、台北在住まもなく12周年のMae(@qianheshu)です。
台湾には、現地ならではの薬膳スープがたくさんあるのですが、僕が特にお気に入りなのが「四神湯」。
芡實、蓮子、淮山、茯苓の4つの薬膳食材とともに、豚のホルモンなど臓物系のお肉を入れて仕上げたスープは、飲むと元気が出る料理として、広く親しまれています。
スープに使う薬膳食材やお肉の部位などは、お店によってそれぞれ独自のレシピがあり、バリエーション豊富に楽しめるのも、四神湯の魅力。
今日は、僕がこれまでに足を運んだお店の中から、四神湯がおいしい台北のグルメ店3軒を、ご紹介したいと思います。
1.【阿桐阿寶四神湯】サラッと飲みやすい四神湯は、初めての方にもピッタリ。もちもち味わい深いちまきを、スープのおともに。
僕の職場から近い
ということもあって、
台北で一番
足しげく通っている
四神湯のお店が、
MRT雙連駅から
歩いて5分ほどのところにある
「阿桐阿寶四神湯」。
有名夜市・
寧夏夜市からも近いので、
夜市での食べ歩きついでに
立ち寄るのも
ピッタリかと思います。
メニューは、
壁に掛けられている
6種類のみ。
お店に到着したら、
まずは調理スペースの方に向かって、
店員さんに直接
食べたいものを伝えましょう。
お会計も先に済ませたら、
調理スペースの裏側、
またはおとなりの棟にある
テーブル席へ。
でき上がったら、
店員さんがテーブルまで
運んで来てくださるので、
仕上がりまでしばし待ちましょう。
「阿桐阿寶四神湯」の
四神湯は、
1碗75元(=約360円)。
豬腸(豚のホルモン)と
薏仁(ハトムギ)、
2種類の具材だけで仕上げた、
シンプルスタイルです。
スープは塩味がメインで、
さらりといただけるのが
お気に入りのポイント。
ホルモンのコリコリ感と、
ハトムギの弾けるような食感が
おもしろく、
四神湯を初めて食べる方でも、
しっくりと楽しんで
いただけるかと思います。
テーブルに備え付けの
お酒を少しプラスしていただくと、
グッと深みが増して、
また違った風味を楽しめますので、
ぜひお好みで加えてみてください。
肉包(肉まん)、肉粽(肉ちまき)、
燒賣(シュウマイ)と、
スープに合わせたいメニューも
揃っているのですが、
今回は、その中から
「肉粽(65元=約310円)」
を、チョイス。
もちもち食感のもち米は、
芯までだしのうまみがしっかり。
栗、干し椎茸、
鹹蛋黃(しょっぱい黄身)に豚肉と、
具材が豊富に入っていて、
器の下に敷かれている
ニンニクの効いた
濃味ソースとも、よく合います。
写真からイメージするよりも
大ぶりなので、
四神湯と肉粽の2品だけでも
おなかの満足度はバッチリです。
阿桐阿寶四神湯
住所:台北市大同區民生西路153號
営業時間:11:00〜翌5:00
電話:+886-2-2557-6926
2.【惠安四神湯】西門町での朝ごはんにおすすめ!老舗でいただく具材ふんだん四神湯には、飴色玉ねぎが香る肉まんを合わせて。
台北指折りの
繁華街・西門町にも、
おいしい四神湯を
いただけるお店が。
內江街を淡水河方面へと
歩いて行ったところにある
「惠安四神湯」では、
創業から50年以上にわたって
愛され続けてきた、
老舗の味を楽しむことが
できます。
お店に到着したら、
レジの後ろにかけられた
メニューを参考にしながら、
店員さんへ直接オーダーして、
先にお会計。
料理ができあがったら、
定員さんより
お声がかかりますので、
店内のカウンターにて
受け取りましょう。
惠安四神湯の四神湯は、
スープに入っている具材によって
7種のメニューがあるのですが、
今回は、
「四神綜合湯
(75元=約360円)」
を、チョイス。
豬腸(豚のホルモン)や小肚(豚の膀胱)、
豬肚(豚の胃袋)、肝連(豚の横隔膜)、
薏仁(ハトムギ)などの具材が、
スープからあふれんばかりに
ふんだん。
コリコリ、クニュ、プチプチと、
バリエーションに富んだ食感を
1碗で存分に楽しめるのも、
綜合湯ならではの魅力です。
受け取った瞬間から、
鼻にツンとお酒の香りを
感じていたのですが、
スープを口へと運んでみると、
お酒の刺激は
ほんのりと感じる程度。
薬膳食材を加えて
じっくりとろ火で
煮込まれたスープは、
塩気が効いてさっぱりとした
飲み口なので、
朝ごはんとしていただくのにも
ピッタリかと思います。
閉じ口をキュッと
ひねって結んだような、
手作り感あふれるかたちが
ユニークな
「古早肉包
(15元=約70円)」も、
侮れないおいしさ。
もっちりしっかりとした
生地に包まれているのは、
飴色玉ねぎの甘みを
濃厚に感じる餡。
塩気もビシッと
強めに効かされていて、
濃厚な風味なのがまた、
さっぱり飲み口の四神湯に
よく合います。
比較的小ぶりで、
1個はぺろっと平らげて
しまえるので、
しっかりいただきたい方は
2個オーダーするのも
アリかと思います。
惠安四神湯
住所:台北市萬華區內江街142號
営業時間:6:00〜19:00(土・日定休)
電話:+886-2-2371-0898
3.【珍饌小餐館】行天宮でお参りの後は、濃厚四神湯で元気も補充。とろけるたまごをプラスした台湾バーガーもぜひ。
錦州街にある︎
「珍饌小餐館」は、
行天宮へのお参りに合わせて。
こちらのお店の四神湯も
すごくおいしくて、
周辺まで来たらつい
毎度のように立ち寄りたく
なってしまいます。
スープにごはんもの、
麺や小皿のおかずまで、
メニューは
台湾のローカルグルメ店らしい
豊富なラインアップ。
四神湯は、
使われているお肉の部位によって
綜合(全部入り)、肝連(豚の横隔膜)、
豬肚(豚の胃袋)、豬腸(豚のホルモン)、
純(肉類なし)の5種があるので、
お好みに合わせて、
選んでみてください。
「綜合四神湯
(70元=約330円)」は、
しっかりと煮込まれているのが
ひとくちで分かる
とろっとろの仕上がり。
全部入りということで、
肝連、豬肚、豬腸、
薏仁(ハトムギ)の他に、
薬膳食材である
茯苓(ブクリョウ)や
蓮子(蓮の実)の存在も
感じられます。
ほんのりと感じる
お酒のツンとした刺激や、
後味に感じるほのかな苦味も特徴。
特にお肉系が
たっぷりと入っているので、
ボリュームもしっかりの1碗です。
珍饌小餐館で
もう1品おすすめしたいのが、
日本では台湾バーガーの名で
呼ばれることも多い「刈包」。
こちらも、中にサンドする
お肉の脂身割合によって、
3種類のメニューがあるのですが、
今回は、たまごもプラスした
「瘦肉加蛋
(70元=約330円)」
を、オーダーしました。
ふんわりとした生地にかぶりつくと、
まず感じるのが、
豚の煮込みの塩気。
ビシッと効いた濃いめ仕上げで、
芯まで味がしっかり染みてます。
花生糖は、
きなこのような香ばしい風味。
細かく刻まれたザーサイと
一緒にほおばると、
甘酸っぱい風味も
いっぱいに広がります。
とろんとしたたまごの白身で、
まろやかさがプラスされるのも、
このお店ならではの
ユニークなポイントです。
珍饌小餐館
住所:台北市中山區錦州街262號1樓
営業時間:11:30~21:00
電話:+886-2-2503-2321
まとめ
今日は、
四神湯がおいしい
台北のグルメ店3軒
を、ご紹介しました。
四神湯と看板に掲げたお店以外でも、
肉包や粽子、刈包などのお店で
出会える機会が多い四神湯。
お店によって、
仕上がりもガラッと異なる
台湾ならではの薬膳スープを、
ぜひ現地にて試してみてくださいね!
※記事中の日本円表記は、1元=4.79円で計算しています。(2024年7月19日現在)
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