台湾夜市のグルメが多すぎて、どこから始めるべきか迷っている方へ。初めての夜市なら、こんなローカル美食たちはいかがですか?
こんにちは!台湾グルメの食べ歩きが大好きな台北在住Mae(@qianheshu)です。
台湾旅行の醍醐味と言えば、美味しいグルメの数々。
中でも「夜市」での食べ歩きを特別楽しみにされている、という方は少なくないかもしれませんね。
台湾の夜市には、かぐわしい香りを漂わせるグルメ屋台がところ狭しと並んでいて、まさに選り取り見取り。
あまりにも多すぎるので、一体何から取りかかればいいのか、うれしい悩みに苛まれることもあるかもしれません 笑
そこで今日は、初の台湾夜市で試していただきたい屋台グルメを10個選んでみました。
こちらでご紹介するグルメたちは、僕個人が好きなものというよりも、「台湾っぽさ」を重視。
台湾人彼氏の意見も聞いてみながら、「夜市と言えばやっぱりコレ!」な、台湾夜市を代表するグルメを挙げてみたいと思います。
1.【臭豆腐】においに慣れれば意外にいける!? 初挑戦には「揚げ」タイプがおすすめ。
いきなり刺激強めの一品で恐縮(?)ですが、
台湾の夜市グルメと言えば、
「臭豆腐」はゼッタイに外せません!
名前の通り、遠くからでもその存在を察知できる、
鼻を刺すような独特のにおいを放っています。
日本からやって来た友人と一緒に夜市へ行く時には、
必ず勧めてみるのですが、彼らの反応は半々。
「意外にいける!」「えっ、おいしいよ?!」
という人もいれば、「やっぱり無理~!」と
お皿を僕におしつけてくる人もいます 笑
僕は、初めて口にしたときに
「意外にいける!」と思った派。
今ではむしろ、臭豆腐のにおいは
おいしそうに感じますし、
実際、かなり好んで食べているグルメです。
また、臭豆腐は「揚げ」「焼き」「煮込み」の
3タイプがあり、この順で挑戦度もアップ。
まずは「揚げ」からスタートしてみて、
少しずつレベルアップを計ってみてください。
2.【豬血糕】材料はなんとアレ!台湾では頻繁に見かけるポピュラーな一品。
刺激ついでにもう一品、
クセのあるグルメをご紹介。
夜市に行くと「豬血糕」という名前を掲げた屋台が、
必ずと言っていいほどあるのですが、
こちらは一体どんなグルメなのでしょうか?
ピーナッツを砕いた粉と、
パクチーがまぶされたその下には、
何やら黒っぽいベースのものが。
実はコレ、名前にもあるように、
もち米と「豚の血(豬血)」を混ぜ合わせて
固めた食べものです。
この豬血糕、台湾では非常にポピュラー。
串に刺してそのままいただくのはもちろん、
火鍋やおでんタネの一つとして入っていることもよくあり、
かなり頻繁に目にします。
とは言え、血の味がするのかと言うと
全くそんなことはなく、何も言われなければ、
ただの黒いおもちと言った印象。
僕自身は、あまり好んでは食べないのですが
(お鍋にデフォルトで入っていたりしたら普通に食べます)、
現地では根強い人気を誇るグルメです。
3. 【大腸包小腸】名前は怖そうだけど、ホントは親しみやすい。ダブルソーセージを食べ歩きのお供に。
続いては「大腸包小腸」という、
字面だけ見ると、何ともおどろおどろしいグルメ。
「大腸で包んだ小腸?一体何???」
と身構えてしまいそうになりますが、
こちらは上の2つに比べると、
親しみやすさがグッとアップする一品です。
「大腸」は、もち米を詰めたソーセージ、
「小腸」は、豚肉のソーセージのこと。
もち米ソーセージで、
豚肉ソーセージを包む(挟む)から、
「大腸包小腸」です。
外皮パリッ、中はもちもちな大腸と、
こんがり焼きあがった
ほのかな甘みを感じる豚肉ソーセージ。
わさび、黒胡椒、カレーなど、
味付けも数種類から
選べるようになっていることが多いです。
実は僕、以前はあまり好きではなかったのですが、
ある日、台中の逢甲夜市に行ったとき、
台中人の友達があまりに熱く勧めてくるので、
改めて食べてみたのがターニングポイント。
それ以来、
夜市で手軽にごはん系のものを食べたいときには、
買うことも増えてきました。
4.【蚵仔煎】小ぶりの牡蠣がたっぷり入った台湾式オムレツ。ソースによって好き嫌いが分かれるかも?
日本語ではよく「牡蠣オムレツ」と呼ばれる
「蚵仔煎」も、夜市を代表する名物グルメ。
小ぶりの牡蠣と、
大陸妹(レタスの一種)などの葉物野菜に、
たまごと水溶き片栗粉を加えたら、
熱々の鉄板で一枚一枚焼き上げていきます。
焼き加減やソースの風味が、
お店によってかなり異なるのですが、
僕は特に、焼き上がりパリパリで、
しょっぱめソースのかかっているタイプがお気に入り。
逆に、うっすらピンク色の
甘いソースのかかったものは、
あまり好きでなかったりします。
「蚵仔煎」は、台北駅から一番近い夜市
「寧夏夜市」の名物グルメとしても知られていますので、
足を運ばれた際には、ぜひ試されてみてください。
関連記事
→【蚵仔煎(牡蠣オムレツ)なら夜市へ!台北4つのおすすめ店&屋台。】
→【台北駅最寄の人気夜市・寧夏夜市のおすすめ台湾グルメ4選。】
5. 【雞排】台湾夜市の超人気グルメと言えばコレ!巨大チキンにかぶりつく瞬間がたまらない!
台湾夜市を代表する
超人気グルメと言えば「雞排」。
こちらは、
顔の大きさほどもあろうかというチキンを、
そのまま豪快に油で揚げたもの。
台湾では1日に
台北101ビルの10棟分の高さに相当する雞排が食べられている
との報道もあるくらいで、
もはや台湾の人たちにとっては
欠かすことのできない必需品(?)として親しまれています。
関連報道→【經濟奇「雞」!台人雞排日吃10座101高 年產值54億|三立新聞網】
一枚平らげると、もう他のグルメが入らなくなるくらい
ボリューム満点なので、
お供の方とシェアしていただくのが良いかと思います。
と、書きながら思い出したのが、
僕が語学学校へ通っていた時に知り合った、
アメリカ人の友達のこと。
彼は、台湾の雞排が大好きで
「雞排には、タピオカミルクティーを合わせるのが最高だぜっ!」
と、お気に入りぶりをアピールしておりました。
確かに、どちらも
台湾を代表する味覚には違いないのですが、
これをやるとおそらく、とてつもないカロリーなので、
できればマネはされませんように 笑
彼は、ジムトレーナーも顔負けのすんごいマッチョなので、
きっとカロリー消費能力が例外です。
6.【麵線】ぷちぷち弾ける食感がクセになりそう!台湾夜市で麵系グルメを堪能したい時に。
夜市で麺系グルメをいただくなら
「麵線」をぜひ。
「台湾式そうめん」とよく言われますが、
日本のそうめんとはかなり趣が違っており、
スープに溶け込みそうなくらい
クタクタに煮込まれているのが特徴。
小ぶりの牡蠣が入ったものは「蚵仔麵線」、
豚のホルモンが入ったものは「大腸麵線」と呼ばれます。
(大腸包小腸の大腸とは、また異なる大腸です。)
おだしが効いたスープは、
ほんのりとろみがついた素朴な風味ながら、
おろしにんにくもたっぷり入って、
より深みのある仕上がりに。
麺のぷちぷちと弾けるような食感が、
クセになりそうな一品です。
最初に登場した「臭豆腐」と
セットで売られていることもあるので、
見かけた際には、合わせてオーダーされてみてください。
7.【糖葫蘆】りんご飴ならぬ「ミニトマト飴」!? パリッとジューシーな食感がおもしろいお手軽スイーツ。
さて、ここからは
台湾夜市の屋台でいただける
スイーツ系メニューをご紹介。
まず最初は、台湾の夜市でよく見かける
「糖葫蘆」です。
日本の縁日でもよく見かける
「りんご飴」に似ていますが、
飴の中身の定番は「ミニトマト」!
台湾では、
ミニトマトはフルーツにカテゴライズされており、
甘みも日本でお馴染みのものと比べると強めです。
うす~く貼られた飴の膜が
ぱりっと小気味好く砕けると、
中からはミニトマトのジューシーな果汁がぷちゅっ!
トマトにサンドされているのは、
「烏梅」という梅をドライフルーツにしたもので、
ちょっぴり効いている塩加減が、
さらに甘みを引き立ててくれます。
ドライフルーツがサンドされていないタイプや、
イチゴ、鳥梨(梨の一種)など、
いくつか種類がありますので、
気になったものを見つけたら、ぜひ買われてみてください。
8.【雞蛋糕】子供たちにも人気の焼きたてたまごカステラ。カタチのバリエーションに台湾っぽさが滲み出る。
焼き立てほかほかのたまごカステラ「雞蛋糕」も、
夜市では必ず見かけるスイーツの一つ。
お味は、日本の縁日にもある
ベビーカステラとほぼ同じで、素朴でやさしい風味に、
ついつい懐かしさを感じてしまいます。
鶏や象、鳩など動物のカタチをしたものは、
見た目にもおもしろくてフォトジェニック。
他にも、子どもたちも喜ぶキャラクターもの、
漢字になったもの、中にクリームなどを入れて
味に変化をつけたものなど、
屋台によってバリエーション豊富に揃っています。
台湾ならではのカタチを求めて、
いろいろなお店の雞蛋糕を食べ歩いてみるのも、
おもしろいかと思います。
9.【地瓜球】サツマイモそのものの素朴な甘みが最高!揚げたてもちもちのうちに一気にほおばりたい。
「雞蛋糕」と同じく、
夜市定番のホットスイーツと言えば
「地瓜球」も外せません。
「地瓜」は、サツマイモのこと。
サツマイモを練り込んだ生地をお団子に丸めて、
油で揚げたスイーツです。
素材そのままの素朴でやさしい甘みと、
外サク中もちな食感が最高!
僕はなぜか突然「地瓜球」にハマってしまって、
最近は夜市に行くと、
必ずと言っていいくらい食べています 笑
揚げてはいますが、思ったよりも油っぽさはなくて、
さっくりライトな仕上がりなのも、
お気に入りのポイントです。
10.【花生捲冰淇淋】スイーツなのにパクチー入り!? アイスクリームと一緒に包んだ台湾伝統のクレープ。
最後は、僕の台湾人彼氏が
「コレはゼッタイだよ!!!」と言って譲らない、
冷たいスイーツ。
「花生捲冰淇淋」は、薄焼きのクレープ生地に、
アイスクリームと削った花生糖(ピーナッツ砂糖)をのせて、
くるっと巻いていただくグルメです。
屋台に行かれた際には、
花生糖の巨大な塊にも注目。
オーダー入れてから、
かんなでしゃくしゃく削ってくれる様子も、
ユニークでおもしろいです。
そして、もう一つの特徴が、
中にパクチーが包まれていること。
「アイスクリームにパクチー!?」
と驚かれるかもしれませんが、
これが意外にもマッチ。
パクチー抜きにしてもらうこともできますが、
せっかくなのでまずは、
パクチーありで試されることをおすすめします。
ちなみに、
なぜ僕の彼氏が熱烈に推して来るかというと、
このグルメは彼の出身地である
北東部の街・宜蘭にルーツがあるから。
小さい頃からずっと
「花生捲冰淇淋」を食べて育ったそうなので、
どうしても譲れないのだそうです 笑
まとめ
今日は、初の台湾夜市で試していただきたい
屋台グルメ10選をご紹介しました。
インパクト満点なグルメから、
すんなり馴染めそうな素朴なグルメまで
挙げさせていただきましたが、
気になる一品はありましたか?
上でご紹介したグルメは、
ほぼどこの夜市に言ってもお目にかかれるかと思いますので、
見かけたらぜひ試されてみてくださいね。
台湾の夜市には、ここで登場したもの以外にも、
本当に星の数ほどグルメがひしめいていますので、
ローカルグルメの食べ歩きには最適!
夜市によって「名物」と言われるグルメも
違っていたりしますので、台湾でのご滞在中には、
いろいろな夜市を巡られてみるのも楽しいと思います。
僕と同じく、
台北在住でブログを書かれているRie(@rieasianlife)さんが
【台湾北部の夜市】をたっぷりまとめてくださっているので、
合わせてご参考にされてみてください。
▼魅惑の台湾グルメを眺めながら、旅への想いを盛り上げておきましょう!▼
次回の台湾旅行、どこに泊まるかはもうお決まりですか?
【台湾各地で出会ったおすすめホテル&ゲストハウス集。】には、
台北はもちろん、台中や台南、高雄、花蓮、台東など、
僕とボーイフレンドが台湾各都市を旅する中で出会った
素敵なホテルとゲストハウスをエリアごとにまとめていますので、
旅の滞在先でお悩み中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼
→【検証】台湾夜市の日本グルメは本場とどこが違う?台北のローカル夜市で食べ歩いてみた結果。
→台北・師大夜市のおすすめグルメ5選。現地学生御用達の人気台湾美食をまとめてみました。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。
来月家族で初台湾に行くのでいろいろ検索していてたどり着きました。
グルメが一番の目的ですが、ツアーとかじゃないので、いろいろ調べて計画中です。
まだ乗る飛行機しか決まっていないので参考にさせていただきます。
ご参考いただきありがとうございます!
台湾は食べ歩き旅行を楽しむには本当にピッタリだと思うので、
ぜひたっぷり堪能されてください!