
台湾式ごった煮やユニークなお饅頭も!師大夜市に来たら、こちらの美味しいグルメたちをぜひご賞味あれ!
こんにちは!30代に入ってから食欲が俄然増しておりますMae(@qianheshu)です。
MRT台電大樓(駅番号:G08)駅を降りてすぐのところに広がる「師大夜市」は、台北の有名夜市の一つとして知られるスポット。
女性向けの洋服やアクセサリーのお店がたくさん軒を連ねており、夜な夜なおしゃれ好き台湾女子たちで賑わうのが特徴です。
その反面、他の夜市に比べるとグルメの存在感はちょっと薄め。
正直なところ、食事をとりに行く場所として、これまでは優先して足を運ぶ夜市ではありませんでした。
しかし、職場から近くなったこともあって、足を運ぶことが多くなってくると、だんだん容量が分かってきたのか、お気に入りのお店も少しずつ増加。
最近では「意外とごはん目当てでも楽しめるぞ?!」と、思えるようになってきました。
そこで今日は、僕が師大夜市で見つけたおすすめのグルメをご紹介!
台北で語学留学をご検討中の方は、将来お世話になる確率大の「師範大學」のおひざもとですので、新生活を始める予定の方もぜひ参考にされてみてください。
リーズナブルに野菜をたっぷり食べたい時にオススメ「金甌滷味」
師大夜市を代表する名物グルメと言えば、台湾式ごった煮の「滷味」。
夜市内には、たくさん滷味のお店が並んでいるのですが、
その中から今回は「金甌滷味」をご紹介したいと思います。
滷味のオーダーの仕方は、台湾グルメの中でもちょっと特別。
軒先に食材がたんもり並んでいるのですが、
ここから自分で食べたいものを選んでいくシステムになっています。
こちらのお店は、食材の種類が豊富で野菜類も充実。
カウンター横にカゴが置かれているので、
この中へ自由に食材をピックアップしていきましょう。
値段は食材ごとに異なっていて少し分かりにくいですが、
3~4種+麺類1種で120元(=約440円)前後を見込んでおけば、
大きな差はないかと思います。
が、お肉類はお値段高めですので、予算オーバーが心配な方はご留意を。
食材を選び終わったら、店員さんが金額を教えてくれるので、先にお支払い。
ここから特製スープでグツグツ煮込んでくれるので、出来上がりを待ちましょう。
今回は、にんじん、空心菜、油あげ、煮卵(2個)、意麵の5種類で、
しめて85元(=約310円)。
かなりボリュームがあるので、
他のグルメも楽しみたい場合は、シェアしていただくのもアリですよ。
濃いめの味つけが主流な中、塩分ひかえめのあっさりとした味わいが特徴。
漢方の風味もほとんど感じないので、
台湾ごはんが初めての方でも、すんなりと馴染めるのではないかと思います。
特に、だしのたっぷり染み込んだ油あげがイチオシ。
どんな食材を選ぶかで、味わいが変わってくるのもおもしろいポイントですので、
ぜひいろいろな組み合わせにチャレンジされてみてくださいね。
金甌滷味
Address:台北市大安區師大路39巷26號
営業時間:12:00~0:00
TEL:+886-2-2363-8629
夜食やおつまみに最適!台湾式唐揚げの人気店「師園鹹酥雞」
金甌滷味の隣の隣くらいのところに、
桃のロゴが目印の「師園鹹酥雞」というお店があります。
ぱっと見は、先ほどの台湾式ごった煮のお店とそっくりなのですが、
実はこちらでいただけるのは、滷味とはまた違った台湾グルメ。
どんな料理なのかは後で触れるとして、とりあえずオーダーをしてみましょう。
注文の仕方は、滷味の時とほぼ同じ。
野菜やお肉、豆腐などの食材が並んでいるカウンターから、
食べたいものをかごに取っていきます。
一人前がどのくらいなのか、よく分からない食材もありますが、
ここではとりあえず、トングでひとつかみ入れておけばOK。
お会計を済ませた後、量は店員さんが調節して調理してくれます。
店内はリニューアルされて間もないのか、
夜市の中とは思えないくらいのモダンでおしゃれな雰囲気。
この日はお昼に訪れたのでゆったりとしていましたが、
夜はいつ来てもほぼ満席状態になりますので、
混雑を避けたい方は早めの時間帯に来るのが良いかと思います。
出来上がったらテーブルまで運んで来てくれますので、しばしお待ちください。
こちらが、このお店の看板メニュー「鹹酥雞」。
先ほど選んだ食材たちが、さっと油で揚げられた後、
ピリ辛スパイスを振りかけられて登場!
選ぶ食材によってお値段は変わりますが、
今回は鶏肉、ピーマン、サツマイモの3種類で125元(=約460円)でした。
鹹酥雞の名前の由来にもなっている鶏肉は、必ず選んでおきたいところ。
一口大にカットされていて食べやすく、
ぷるっと弾力のある食感とジューシーさが最高です。
そして、個人的に胃袋をがっちり掴まれたのは、サツマイモ。
うっすらと衣がまぶされていて、外はカリッ、中はホクホク。
素材そのものの甘みが後からフワッと広がって、やみつきになりそうな美味しさです。
ピーマンも水分がギュッと封じ込められていて、絶妙な揚げ具合でした。
おつまみにもピッタリなので、テイクアウトして夜食として楽しむにもぴったりですよ!
師園鹹酥雞
Address:台北市大安區師大路39巷14號
営業時間:12:00~翌1:00
TEL:+886-2-2363-3999
朝ごはんにもおすすめ!蒸し立て饅頭がいただける「永豐盛 手工包子饅頭專賣店」
台電大樓駅3番出口から歩いてすぐのところにある
「永豐盛 手工包子饅頭專賣店」は、台湾式の饅頭専門店。
テイクアウトのみではありますが、
気軽に食べ歩きしながら夜市をブラブラとしたい時など、
ぜひお供にお一つ買われてみてください。
軒先には饅頭を蒸す蒸籠がうず高く積まれていて、さすがは専門店といったオーラ。
オーダーは蒸し器の近くにいる店員さんに、直接伝えましょう。
料金は、入り口に掲げられているメニュー表をご参考に。
ちなみに、ここに書かれているのが全てというわけではなく…
ガラスのカウンターの中には、メニュー表にはのっていない饅頭も並んでいたりします。
蒸し立てあつあつのものと、冷まし終えた後のもの、2種類から選べますが、
その場でいただくのであれば断然「熱的(あついの)」がオススメです。
ユニークなルックスに惹かれて、
カウンターに並んでいた「壽桃(35元=約130円)」をオーダー。
割れ目まで忠実に再現された、ふっくらとした桃のカタチが、
なんともかわいらしい一品です。
ふわっふわの生地の中に包まれているのは、何やら黄色い餡。
「もしや、中身までピーチなのか?」と思いきや、
サツマイモか豆系(←すみません、判別不能でした…)の素材を生かした、
あま~い風味が口いっぱいに広がります。
手のひらには収まりきらないくらいたっぷりサイズなため、
お連れの方と半分ずつにするくらいが、ちょうど良いかもしれません。
他にも、定番の肉まんやネギ入り饅頭、変わり種のチョコレート饅頭など、
たくさん種類があるので、いろいろと試されてみるのも楽しいと思います。
朝7:00からの営業ということで、朝ごはんがてら足を運ぶのもアリかと思います。
永豐盛 手工包子饅頭專賣店
Address:台北市大安區師大路111號
営業時間:7:00~23:00(月曜定休)
TEL:+886-2-2365-8619
Facebook:https://www.facebook.com/bun23658619/
台湾朝ごはんの名物・蛋餅が夜市グルメに進化して登場!「蛋幾ㄌㄟˇ」
師大夜市の中でも僕のイチオシは、
かわいいたまごのキャラクターが目印の「蛋幾ㄌㄟˇ」。
こちらでは、夜市内でも指折りの賑わいを見せるほどの、超人気グルメがいただけます。
看板メニューは「蛋餅捲」という、台湾式のロールサンド。
朝ごはんに「蛋餅」という、クレープ生地に食材を巻いて焼き上げたグルメがあるのですが、
こちらでいただけるのは、その蛋餅の「進化系」と言って良いかと。
カウンターでオーダーを入れたら、お会計も同時に済ませておきましょう。
辛さを尋ねられた場合は、「小辣(シャオラー / ピリ辛)」がオススメです。
店内で食べる場合は、蛋餅捲以外にドリンクを1杯オーダーする必要がありますが、
カフェさながらのおしゃれ度なので、ぜひ席について楽しみたいところ。
注文が入ってから一枚一枚丁寧に焼き上げてくれるので、
お店の名の通り「蛋幾ㄌㄟˇ(台湾語の“ちょっと待ってね”の発音と同じ)」しながら、
仕上がりまでまったり待ちましょう。
出来上がったら、レシートに書かれた番号を呼ばれるので、
カウンターまで受け取りに行きます。
今回オーダーしたのは、香酥蛋餅捲の「綜合捲(65元=約240円)」。
鉄板から上がったばかりと言うだけあって、
手をやけどしそうになるくらいアツアツなので、注意しながらいただきましょう。
一味違うのは、美味しそうなきつね色に焼きあがった生地。
一般的な蛋餅よりも3~4倍は厚みがあり、外はサクサク、中はもっちり。
キャベツ、ハム、チーズがたっぷり詰まっていて、
これ一品でおなかいっぱいになりそうなくらいの特大ボリュームです。
ピリッと効いた唐辛子の辛さと香りも程よいアクセントになって、
食べ始めると停まらなくなること間違いなし!
僕もつい最近発見したお店ですが、
この蛋餅捲のためだけでも師大夜市へ行きたくなるくらい、
すっかりお気に入りになりました。
蛋幾ㄌㄟˇ
Address:台北市大安區龍泉街15號
営業時間:12:00~23:00(月~金)/ 14:00~23:00(土・日)
Facebook:https://www.facebook.com/ShiDaYeShiOmeletDanBingJuanZhuanMaiDian/
師大夜市のはずれにある行列必至の大根まんじゅう店「溫州街蘿蔔絲餅達人」
夜市の中にあるお店ではないのですが、歩いてすぐのところにあるので、
合わせてぜひ足を運んでいただきたいのが「溫州街蘿蔔絲餅達人」。
知らずに歩いているとスッと通り過ぎてしまいそうなくらい小さなお店ではありますが、
実はこちら、ある名物メニューに毎日行列ができる有名店なのです!
行列せずに買える狙い目は、お昼ごはんどきのピークをすぎた13:30ごろから。
たっぷり油の注がれた鉄板からは、香ばしいにおいを漂わせながら、
こんがりきつね色の名物たちがどんどん焼きあがっていました。
メニューは「蛋餅」「蔥油餅」「豆沙餅」「蘿蔔絲餅」の4種類のみ。
このうち、ぜひ試していただきたいのが
4つ目の「蘿蔔絲餅(30元=約110円)」です。
この、見るからに食欲を注がれる適度に焦げ目のついたルックス!
こちらも焼きたてアツアツで、手に持っているだけでもやけどしそうな勢いですが、
最初の一口はぜひ、このアツアツのうちにハフハフしながらほおばっていただきたい。
溢れんばかりの勢いでぎっしり詰まっているのは、千切りにした大根たち。
サクパリッとした生地が弾けた瞬間、大根おろしを食べた時に感じるような、
食材そのものの香りがブワ~ッと立ち上ってきます。
みずみずしさもしっかり保ったジューシーな仕上がりは、さすがプロの技。
「大根って、こんなにおいしかったんだ!?」と、
これまでのイメージを覆されるインパクトですので、
ご覚悟の上で(?)ご賞味ください。
溫州街蘿蔔絲餅達人
Address:台北市大安區和平東路一段186-1號
営業時間:7:00~20:00(日曜定休)
TEL:+886-2-2369-5649
Facebook:https://zh-tw.facebook.com/溫州街蘿蔔絲餅粉絲團-208633959172184/
まとめ
今日は、台北・師大夜市のおすすめグルメ5選をご紹介しました。
他の夜市に比べると、グルメのお店は決して多いとは言えませんが、
洋服やアクセサリーのお買い物とともに、
台湾ならではの美食も楽しみたい方にはうってつけ。
また、夜市の名前にもなっている師大(師範大學)のキャンパス内には、
日本統治時代に建てられた歴史ある建物も並んでいるので、
お散歩がてら立ち寄られてみるのも良いかと思います。
ちなみに、すでにお気付きの方もおられるかもしれませんが、
こちらでご紹介したお店はすべてお昼(朝)から営業しています!
行列になるお店も少なくないので、
純粋にグルメのみ楽しみたい方は、お昼に訪れるのもオススメ。
夜に比べて格段にお客さんが少ないので、とてもスムーズにありつけますよ。
※記事中の日本円表記は1元=3.7円で計算しています。(2017年5月現在)
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次回の台北旅行、どこに泊まるかはもうお決まりですか?
『【筆者宿泊済み】台北と九份のおすすめホテル&ゲストハウス9軒。』では、
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おまけ:本日の台灣男子
『本日の台灣男子』は、僕が台湾の街で出会った台湾男子たちを、
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時にかっこよく、時にかわいく、時にゆるゆるな台湾男子の魅力は、
ID:todaystaiwaneseboy に詰め込んでいますので、
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▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼
→行列グルメの宝庫!台北・公館夜市で食べたいおすすめ美食集。
壽桃は緑豆餡入りですよ。
やはり豆でしたか!情報ありがとうございます!
師大夜市はどちらかといえばローカル夜市の位置付けですが意外と日本人もよく見ます
穴場的な夜市として人気が出てきたのでしょうか。。
それにしても蘿蔔絲餅の存在は知らなかったです
次の訪台は6月上旬を予定しているのでぜひ食べてみたいです
師大は日本人の語学留学生が多い場所としても知られているので、
現地に住んでいる学生さんという可能性もありそうですね。
蘿蔔絲餅ぜひ試されてみてください!おすすめです。
先月初めて台湾を訪れたんですが、日本で旅行本等で食べたいものを確認していたんですが、4日間では食事の回数も知れてるし、大したものは食べれず終わってしまいました。1回目ということで、観光を重視していたので…。本に載ってるような食べ物はどこでも食べれると思ってたんですが、そういうわけでもないんですよね?2回目の旅行計画しようと考え中!
そうでしたか。
夜市だと、台湾人のお客さんで賑わっているお店を選べば、
美味しいものに巡り会える確率が高まりますよ!
次回ぜひ試されてみてくださいね。