毎日行列の絶えない超有名店から、地元学生さん御用達のローカル店まで!朝ごはんや夜食で訪れたい、台北生活10年で見つけたお気に入り豆漿店(豆乳店)をご紹介します!
こんにちは!台湾グルメの食べ歩きが大好きな、台北在住Mae(@qianheshu)です。
台湾の朝ごはんと言えば、思い浮かべるのが「豆漿(豆乳)」。
砂糖を加えて、あるいは無糖でドリンクとして飲んだり、干しエビやネギなどを加えた「鹹豆漿」として、スープ感覚でいただいたり。
油條や饅頭、蛋餅などの主食と一緒に合わせれば、台湾らしいローカルな朝ごはんを堪能することができます。
そして、そんな現地ならではの朝ごはんをいただけるお店が「豆漿店」。
24時間営業のお店も少なくなく、宵夜(夜食)を食べに足を運ぶこともしばしばです。
今日は、僕が台北生活10年の中で出会った、お気に入りの豆漿店4軒をご紹介!
台北でおいしい豆乳ごはんを堪能したいときに、お役立ていただけますと幸いです。
1.【阜杭豆漿】行列する価値大アリ!MRT善導寺駅すぐ、台北の超有名豆漿店と言えばこちら!
善導寺駅5番出口を出てすぐ、
華山市場の中にある
「阜杭豆漿」は、
地元の方々、観光客を問わず、
超人気を誇る豆漿店。
日本のメディアやガイドブックでも、
たびたび取り上げられているので、
名前を聞いたことがあるという方も
少なくないかもしれませんね。
お店は、
華山市場の2Fにあるのですが、
1Fの入口から、すでに大行列。
かなり待つ覚悟で
並んでみましたが、
10分と待たず
カウンターまでたどり着けたので、
回転は意外に早いです。
オーダーは、
カウンター後ろにある
メニューをご参考に。
「飲料區(豆乳などドリンクメニュー)」
「燒餅區(フードメニュー)」
「結帳區(お会計)」
の順番になっていますので、
それぞれ札のかかったところで、
オーダー&お会計を済ませます。
日本語を話せる店員さんも
おられたので、
言葉の心配もご無用かと
思います。
オーダーしたものを
全て受け取ったら、
フロア内の空いている
テーブルへ。
訪れたのは
朝9時過ぎでしたが、
座席を見つけるのが
ひと苦労なくらい、
大盛況でした。
「鹹豆漿
(40元=約170円)」は、
阜杭豆漿に来たら、
ぜひともお試しいただきたい
1品。
おぼろ豆腐さながらな、
ふわっふわで滑らかな
口当たり。
だしの効いた豆乳の中に、
ひかえめにごま油の香りも
立ち上ってきます。
アクセントになっている
油條もサックサクで、
レンゲがどんどん
進んじゃいますよ。
鹹豆漿のおともには、
「厚餅加油條
(65元=約280円)」
を、選んでみました。
ほんのり甘くて
もちっとした厚餅は、
どことなくインド料理の
ナンが思い出される風味。
適度に入った焦げ目が
とても香ばしく、
つぶつぶと弾ける
ゴマの香りがまた、
相性最高です!
外サク中もちの油條も、
炭水化物 in 炭水化物のくどさが
全く気にならないほど、
よくマッチしています。
空っぽのおなかを抱えてでも、
行列する価値満点の1軒です。
関連記事→【台北・善導寺エリアのおすすめグルメ店5軒。ガイドブック常連の有名店から、現地学生御用達ローカル店まで大集合です。】
阜杭豆漿
住所:台北市中正區忠孝東路一段108號
営業時間:5:30〜12:30(月曜定休)
電話:+886-2-2392-2175
2.【江家永和豆漿】だしの効いた鹹豆漿には、パリもち燒餅を合わせて。油條入り牛肉麵も絶品な國父紀念館前の名店。
光復南路を挟んで、
國父紀念館の向かい側に並ぶ
「江家永和豆漿」は、
早朝から深夜まで、
24時間オープンの
豆漿店。
「江」の漢字が
大きく書かれた真っ赤な看板が、
道の反対側からでも
しっかり目立っています。
店内はとても広々としていて、
ローカル感もたっぷり。
週末は夜遊びに繰り出す
台北っ子たちの台所として、
夜遅くまで満席になるほどの
にぎわいになります。
お店に入ったら、
入口に置かれている
オーダー表を持って、
空いているテーブルヘ。
実はこちらのお店、
時間帯によって
食べられるメニューが変わる、
おもしろいシステムに
なっています。
朝ごはんには、
「鹹豆漿
(鹹 / 38元=約160元)」と、
お店のイチオシ
「三合一(50元=約220円)」
を、ぜひ。
「三合一」という名前のこちらは、
燒餅に油條とネギ入り卵焼きを
サンドしたもの。
パリパリのパイ生地に
サンドされたもっちりな油條と、
ほろっと崩れるふわふわの卵。
食感のバリエーションが
おもしろく、
ごまの風味が
噛めば噛むほどに
ふわっと広がって、
食がパリッパリ進みます。
だしの香りがほどよく効いた
「鹹豆漿」も、
三合一にベストマッチ。
素朴であっさり、
ふわっふわの口当たりは、
朝からでもスープ感覚で
たっぷりいただける1品に
仕上がっています。
ちなみに、
こちらのお店の
もう1つの名前は
「江家牛肉麵」。
11:00~深夜2:00に
お越しの際には、
「紅燒牛肉麵
(180元=約770円)」
も、ぜひ試してみてください。
一見辛そうですが、
口に運んでみると
ピリピリ感はほとんどなく、
むしろ、
見た目よりもだいぶあっさり。
油條がドカンとのった、
お店オリジナルのスタイルで
いただくことができます。
牛のうまみが
ギュッと詰まったスープが、
ジュワッと生地に染み込んで、
追加の油條が
ほしくなるおいしさ。
ゴロゴロ入っている牛肉は、
プリュッと弾けるような
しっかり目の食感で、
食べごたえ充分!
コシの効いた
麵の茹で具合も絶妙で、
どれをとっても完成度の高い
渾身の1杯です。
関連記事→【台北・國父紀念館エリア(東區)のおすすめグルメ店5選。日本進出の「あのスイーツ」も待っている美食地帯で食べ歩きを楽しんじゃいましょう!】
江家永和豆漿/江家牛肉麵
住所:台北市大安區光復南路240巷1號
営業時間:24時間営業
電話:+886-2-2772-0642
3.【瑞安豆漿大王】ふわっふわの素朴な馬來糕がお気に入り!学生時代の想い出が詰まった豆漿店。
台湾で暮らし始めてすぐの頃、
僕は台湾大学の近くに
住んでいたのですが、
「瑞安豆漿大王」は、
その当時からの想い出が
ギュッと詰まったお店。
朝も夜も、
学生さんたちの憩いの場に
なっていて、
彼らの中に混じって
朝ごはんを食べたり、
仕事で遅くなった日に
夜食を食べに行ったりと、
本当によく
お世話になっていました。
壁がなく、道路に向かって
全開になっている
半屋外な感じも、
心地良くて好きです。
蒸し器からの水蒸気が
猛烈に立ち込める
カウンターに
メニューが書かれているので、
参考にしながら、
気になるものをオーダー。
食べたいものを直接、
カウンターにいる
スタッフさんに伝えましょう。
飲みものは、
カウンターの端っこにある
レジで伝えればOK。
お会計を済ませて
料理を受け取ったら、
空いているテーブルに
つきましょう。
僕の中では、
瑞安豆漿大王と言えば、
黄金色がまばゆい
「馬來糕
(25元=約110円)」。
蒸したてあつあつの
スポンジケーキは、
ふわっふわで
とっても素朴な風味。
おなかにやさしい風合いが
お気に入りで、
まだカラダが
目覚めきっていない朝や、
夜遅くなどに
ピッタリの1品です。
ボリュームもたっぷりなので、
しっかりおなかも
満たされますよ。
「熱混漿(20元=90円)」
は、僕のボーイフレンドが
当時からよくオーダーしていた、
メニューにはない
秘密の(?)飲みもの。
豆乳に
「米漿(=ピーナッツ風味のライスミルク)」
を、ミックスしたもので、
まろやかな豆乳に
ピーナッツの風味が加わって、
香ばしさアップ!
2つの良いとこどりで
堪能したい時に、
ぜひ試してみてください。
もっちり厚めな生地に
胡椒の効いた
シャキシャキの
キャベツ餡を包んだ
「高麗菜包(20元=約90円)」
も、プラス。
これで締めて
65元(=約280円)と、
とてもリーズナブルに
いただけるのも、
学生さんからの
人気の秘密かもしれません。
久々に来たので、
懐かしさのあまり、
つい食べ過ぎてしまいました 笑
瑞安豆漿大王
住所:台北市大安區瑞安街69號
営業時間:24時間営業
電話:+886-2-2705-3377
4.【世界豆漿大王】永和豆漿の先駆け的存在。60年以上愛され続ける、香ばし風味の豆乳を堪能。
豆漿店と言えば、
「永和豆漿」を冠したお店を
あちこちで見かけますが、
その先駆けとも言える存在が、
MRT頂溪駅すぐのところにある
「世界豆漿大王」。
1955年の開業以来、
60年以上にわたって
地元の方に愛され続ける
名店として知られています。
僕が台湾で暮らし始めた頃は、
昔ながらのローカルな
雰囲気だったのですが、
現在は、現代的で
洗練された内装に
リノベーション。
食品サンプルがずらりと並ぶ
エントランスも、
とってもおしゃれに
デザインされています。
お店に入ったら、
レジのところにオーダー票が
置かれているので、
1枚いただいてから
空いているテーブルへ。
豆漿を含むドリンクを
はじめ、
饅頭や包子、飯糰、燒餅など、
50種類近くの
バリエーション豊富な
メニューから、
気になるものを
選んでみましょう。
店内でいただく場合は、
「內用」の欄に
オーダーしたい数量を記入。
レジで先にお会計を済ませたら、
呼び出しベルをいただけるので、
ベルが鳴ったらカウンターへ、
料理を受け取りに
向かいましょう。
飲みものにはやはり、
看板メニューの
「熱炭香豆漿
(30元=約130円)」を。
テーブルまで運ぶのが
恐る恐るになるほど、
あふれんばかりに
注がれています。
「炭香」とついているように、
ほんのり焦げたような
香ばしさを感じられるのが、
世界豆漿大王ならではの特徴。
ホッとするような
やさしい甘みも
プラスされていて、
どんな料理との相性も抜群です!
豆乳のおともには、
「港式蘿蔔糕加蛋
(60元=約260円)」
を、チョイス。
見るからに食欲をそそられる、
さっくりと焼き上がった
たまご焼きは、
ネギの風味がふわっ。
きつね色に焦げ目がついた、
ぷるっ、ふわっな大根もちには、
胡椒の香りもしっかりで、
そっと噛むだけで
溶けていくような食感が
たまりません!
一緒に「麥芽甜餅
(35元=約150円)」も
オーダーしてみましたが、
こちらもすごくおいしかった!
ごまをまぶした表面は香ばしく、
かじるそばから、
ほろほろと解けるデリケート食感。
パイ層の中に織り込まれた
麥芽糖のジャリジャリ感が
小気味良く、
バターのようなミルクのような、
芳醇な風味も
楽しむことができます。
台北市内からは
1駅だけ離れますが、
永和豆漿の真髄を
堪能したい時にぜひ!
世界豆漿大王
住所:新北市永和區永和路二段284號
営業時間:24時間営業
電話:+886-2-8927-0000
Web:https://www.soymilk.com.tw/
まとめ
今日は、
台北のおいしい豆漿店4軒
を、ご紹介しました。
朝ごはんに夜食と、
台湾ならではの食文化も
体験できる豆乳のお店。
24時間営業しているお店も
ありますので、
旅の途中に見かけた際や、
夜遅くに小腹が
空いてしまった時など、
ぜひ訪れてみては
いかがでしょうか?
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