パイ生地パイナップルケーキや、茶葉入りチョコレートなど、ユニークなお菓子がたくさん!台湾の良いものが揃う、台南のレトロなデパート・林百貨のオリジナル甘味をお持ち帰りしてみました。
こんにちは!先日、ボーイフレンドと2人で台南旅行へ行ってまいりました、Mae(@qianheshu)です。
今回の台南行きは、「台南彩虹遊行(台南レインボープライド)」への参加が目的だったのですが、会場のすぐおとなりには、「林百貨」という有名なデパートがありました。
デパートと言っても、こちらはただのデパートではなく、かつて台湾が日本の統治に置かれていた時代に開幕。
その後、歴史の荒波に揉まれ、デパートはなくなってしまったのですが、長年にわたる修復を経た2014年に記念すべき再オープンの日を迎えました。
(詳しくは、【初の台南観光を2日で満喫するためのおすすめスポット8選。】の記事もご参照ください。)
MIT(Made in Taiwan)ブランドのアイテムがずらりと並ぶ品揃えも、他のデパートとは違うユニークなポイント。
1階の食品フロアで発見した「林百貨オリジナル商品コーナー」に、すっかり魅せられてしまった僕は、たんもりお菓子をお買い上げして、台北へ戻って来たという次第です 笑
せっかくなので今日は、台南・林百貨からお持ち帰りしてきたデパートオリジナル菓子たちをご紹介したいと思います。
1.【原味鳳梨酥 & 燒餅鳳梨酥】華やかなパッケージに包まれたパイナップルケーキ。パイ生地に包んだタイプは、一味違うおみやげをお探しの方に。
![台南・林百貨オリジナル菓子「原味鳳梨酥&燒餅鳳梨酥」のパッケージ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02889-1024x768.jpg)
台湾のおみやげと言えば、
一番に思い浮かぶのが
「鳳梨酥(パイナップルケーキ)」。
林百貨オリジナル菓子の
コーナーに並んでいた
鳳梨酥は、
華やかなパッケージが
とても美しく、
思わず手を伸ばして
しまいました。
![台南・林百貨オリジナル菓子「原味鳳梨酥&燒餅鳳梨酥」の小分け袋](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02899-1024x768.jpg)
黄色は、
オーソドックスなタイプの
「原味鳳梨酥
(3個入 / 145元=約620円)」。
赤色は、
「燒餅鳳梨酥
(3個入 / 145元=約620円)」
という、
初めて見る名前で
すごく気になったので、
2種類とも
お持ち帰りしてみました。
![台南・林百貨オリジナル菓子「原味鳳梨酥」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02932-1024x768.jpg)
![台南・林百貨オリジナル菓子「原味鳳梨酥」クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02936-1024x768.jpg)
ほんのりとバターが香る
しっとりめのクッキー生地に、
パイナップル餡が
ギュッと詰め込まれた
「原味鳳梨酥」。
果肉の繊維の存在まで
はっきりと感じられる餡は、
パイナップルのフルーティさと
酸味がしっかり!
甘さひかえめで、
とてもさっぱりと
いただけるので、
1箱くらい一瞬で(!)
平らげてしまいそうに
なります。
![台南・林百貨オリジナル菓子「燒餅鳳梨酥」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02903-1024x768.jpg)
![台南・林百貨オリジナル菓子「燒餅鳳梨酥」のクローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02907-1024x768.jpg)
台湾で朝ごはん屋さんに行くと、
「燒餅」というメニューが
ありますが、
「燒餅鳳梨酥」はまさに、
あの燒餅にパイナップル餡を
包んだもの。
パラパラとこぼれる
デリケートな感触のパイ生地と、
香ばしい胡麻のプチプチと
弾けるような食感。
これまでに知っていた
どの鳳梨酥とも違った印象で、
「こんな作り方もアリなのか!」
と、良い意味で
驚かされました。
一味違ったおみやげを
お探しの方は、ぜひ一度、
お試ししてみては
いかがでしょうか。
2.【手工煎餅】万人受け間違いなし!台南の老舗菓子店が焼き上げた素朴さ満点の煎餅を、林百貨で発見。
![台南・林百貨オリジナル菓子「手工煎餅」のパッケージ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02970-1024x768.jpg)
台南には
「連得堂煎餅」という、
非常に有名な
煎餅の老舗があります。
【台南中心部の路地ナカに佇む古民家ゲストハウス「永福97.1」。畳に敷布団で眠れる和室付きのレトロあふれる古都滞在。】
の記事にてご紹介した
ゲストハウス・永福97.1で
振る舞っていただいた、
「味噌煎餅」のおいしさに、
感動した想い出がある僕。
連得堂とコラボした
煎餅が並んでいるのを
発見してしまったら、
それはもう
買うしかございません 笑
![台南・林百貨オリジナル菓子「手工煎餅」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02989-1024x768.jpg)
表面に押された
「林百貨」の焼印が
見るからに香ばしい、
「手工煎餅
(6枚入 / 100元=約430円)」。
噛み切るのに少し力が必要な
硬めの煎餅を
パリッとかじると、
雞蛋糕(たまごカステラ)のような
素朴な風味が。
そして、香ばしさに
促されるようにじっくりと
噛んでいくと、
後から存在感を増してくる
砂糖の甘み。
幼い頃から親しんでいた、
僕の故郷である香川の銘菓・
瓦せんべいに
どこか似ていることもあってか、
昔ながらの懐かしさも
感じられました。
万人受け間違いなしな、
とっても馴染みやすい
お味なので、
台湾のお菓子に
慣れていない方への
おみやげにもおすすめです。
3.【嚴選果乾 珍珠芭樂 & 愛文芒果】台湾フルーツのおいしさギュッ!贅沢サイズ&ジューシーさに驚く、林百貨のドライフルーツ。
![台南・林百貨オリジナル菓子「嚴選果乾 珍珠芭樂&愛文芒果」のパッケージ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02993-1024x768.jpg)
台湾と言えば、
フルーツがおいしいことでも
有名ですが、
海外への
フレッシュのままでの
持ち帰りは難しいもの。
そんな時にぜひ活用したい
ドライフルーツを、
林百貨でもお求め可能です!
林百貨には、
5種類のドライフルーツが
並べられていたのですが、
今回はその中から
「珍珠芭樂
(150元=約650円)」と、
「愛文芒果
(185元=約800円)」
を、チョイス。
植物図鑑の挿絵風イラストが
描かれたパッケージがまた、
レトロさや気品を感じる
デザインで、
思わずまとめ買いしたく
なるような
コレクション魂を
くすぐられます。
![台南・林百貨オリジナル菓子「嚴選果乾 珍珠芭樂」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC03008-1024x768.jpg)
僕は、芭樂は
フレッシュなものよりも、
ドライフルーツの方が好き。
サラリとして
歯切れの良いテクスチャと、
グアバの青っぽい香りに加え、
林百貨のものは、
ほんのりと酸味も感じる
仕上がりに。
ぱくぱくと進む
ライトな食感なので、
軽いおやつとしていただくのも
ピッタリかと思います。
![台南・林百貨オリジナル菓子「嚴選果乾 愛文芒果」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC03005-1024x768.jpg)
マンゴーのドライフルーツと言うと、
小さめにカットされたものを
イメージしていたのですが、
林百貨のものは
3枚おろしの1切れまるまるを
使ったような、
贅沢サイズで驚き!
外側はサラッ、中はほんのりと
水分を保ったような
ジューシーさ。
愛文マンゴーの
フレッシュな香りが
見事に濃縮されていて、
ひとくちずつ
じっくりと味わいたくなる
1品です。
4.【凍頂烏龍黑巧克力豆】咀嚼するほどに立つ、茶葉の濃厚な香り。ビターな粒チョコレートでお手軽に楽しむ、本格台湾茶の魅力。
![台南・林百貨オリジナル菓子「凍頂烏龍黑巧克力豆」のパッケージ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02995-1024x768.jpg)
林百貨のレジ前商品棚に
ひっそりと並べられていた、
台湾茶を使ったチョコレート。
ブラックとホワイト、
2種類のチョコレートが
あったのですが、
今回は、
「凍頂烏龍黑巧克力豆
(160元=約690円)」
を、お持ち帰りしてみました。
![台南・林百貨オリジナル菓子「凍頂烏龍黑巧克力豆」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC03013-1024x768.jpg)
こちらのチョコレートは、
板タイプではなく、
滑らかに磨かれた小石のように、
コロコロと綺麗な粒タイプ。
ひと粒いただいてみると、
細かく砕かれた茶葉そのものが、
そのままチョコレートに
練り込まれているような食感。
72%ブラックチョコレートの
ビターさの中に、
咀嚼するほどに広がる
凍頂烏龍の風味がとても濃厚で、
後になればなるほど、
茶葉の香り高さや苦味が
一気に勝ってきます。
これは、
これまでに味わったことのない、
新感覚。
本格的な台湾茶の風味を
お手軽に堪能できる、
とってもユニークな1品です。
5.【牛軋餅】2種類のフレーバーが1箱に。レトロなパッケージもかわいい台湾式ヌガーサンドの詰め合わせ。
![台南・林百貨オリジナル菓子「牛軋餅」の包装紙](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02941-1024x768.jpg)
最後は、
「あまり買ったことがなかったかも!」
と思い、興味を惹かれた
1品をご紹介。
「牛軋糖」という、
台湾式ヌガーを
クラッカーでサンドした
「牛軋餅
(360元=約1,550円)」
を、お持ち帰りしてみました。
![台南・林百貨オリジナル菓子「牛軋餅」のパッケージ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02949-1024x768.jpg)
![台南・林百貨オリジナル菓子「牛軋餅」の小分け袋](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02950-1024x768.jpg)
林百貨のキャラクターや
外観のイラストが散りばめられた、
包装紙がまたキュート。
中には、
2種類の牛軋餅を詰め合わせた、
赤い正方形の缶が包まれています。
![台南・林百貨オリジナル菓子「牛軋餅」の原味蔥花](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02955-1024x768.jpg)
![台南・林百貨オリジナル菓子「牛軋餅」の原味蔥花クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02956-1024x768.jpg)
「原味蔥花」は、
ネギ入りのクラッカーに
牛軋糖をサンドしたタイプ。
パリッとひとくちかじってみて、
一番に感じるのは、
強めに効かされている塩気と、
ふわっと立つネギの香り。
クラッカーの風味の方が
かなり勝っているように
感じましたが、
後になるほど、
牛軋糖のミルキーな甘さが
押し上げてきて、
印象がガラリと変わります。
しょっぱさと甘さ、
両方への恋しさを
同時に満たしつつ、
決してミスマッチではない、
そのバランス感覚が絶妙です。
ただし、牛軋糖が
意外と硬めなので、
かじる際には少々
お気をつけください。
![台南・林百貨オリジナル菓子「牛軋餅」の砂糖橘果](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02964-1024x768.jpg)
![台南・林百貨オリジナル菓子「牛軋餅」の砂糖橘果クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02966-1024x768.jpg)
こちらは、
キャラメルのような色あいの
牛軋糖がサンドされた
「砂糖橘果」。
牛軋糖には、
新竹・關西産の砂糖橘
(=日本のみかんに似た柑橘フルーツ)
が、使われているそうです。
やはり、かじりたては
クラッカーの塩気が
勝っていますが、
やわらかでとろけるような
牛軋糖を噛めば噛むほどに感じる、
砂糖橘のさわやかな香りが
ポイント。
かつ、
ミルキーさもしっかり健在で、
思わず頬がほころぶような、
ホッとやさしい甘さを
堪能することができます。
どちらも文句なしに
おいしいですが、
僕は「砂糖橘果」の方が、
よりお気に入りです。
まとめ
![台南・林百貨のペーパーバッグ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/12/DSC02842-1024x768.jpg)
今日は、
台南・林百貨からお持ち帰りした
オリジナル菓子5品
を、ご紹介しました。
1階の食品フロアだけでなく、
洋服や小物、コスメなど、
館内に台湾の良いものが
ずらりと集められている
林百貨。
他のデパートでは
なかなか出会えない
ユニークなアイテムが
たくさん並んでいるので、
台南でのおみやげ探しには
ピッタリのスポットかと
思います。
台南へお越しの際には、
日本統治時代に建てられた
建物の見学も合わせて、
ぜひお買いものに
立ち寄ってみては
いかがでしょうか。
※記事中の日本円表記は、1元=4.3円で計算しています。(2022年12月24日現在)
▼台湾らしさ満点のおみやげがギュッと詰まってます!▼
▼ こちらの記事も、よくお読みいただいています! ▼
→ 台湾の老舗菓子店・郭元益の菓子詰め合わせ「embrace 擁抱」。華洋折衷の心華やぐお菓子5品をご紹介します。
→ 台湾MUJI限定菓子でおやつタイム。無印良品でお持ち帰りしたフード5品。
→ 台湾伝統のお菓子にはどんな種類がある?街でよく見かける8個を集めました。
→ 台湾でドライフルーツを買うなら「果然滋味」へ。台南発ブランドが、ドライフルーツ嫌いだった僕を目覚めさせてくれました。
→ 台北駅前エリアの老舗菓子店「明星西點」。名作台湾映画に登場のロシア風銘菓など6品をお持ち帰り。
コメント