台南の路地ナカで、畳張りの和室に敷布団!? オーナーさんの愛が溢れる居心地最高ゲストハウスに出会いました。
こんにちは!ボーイフレンドと2人で台南旅行ヘ行ってまいりましたMae(@qianheshu)です。
台南の醍醐味と言えば、伝統グルメや古都の街並みなどが挙げられますが、僕がもう1つ楽しみにしているのが宿泊先。
昔ながらの建物が数多くのこっている台南には、古民家の趣を活かしたゲストハウスがたくさんあるので、毎回どこに泊まるか迷ってしまいます。
今回も悩みに悩んだのですが、選ばせていただいたのは「永福97.1」というゲストハウス。
レトロでおしゃれなインテリアに加えて、ちょっと珍しい「ある特徴」に惹かれたのが決め手となりました。
その上、市内のほぼ中心部と言って良いロケーションで、観光にとても便利!
非常にフレンドリーなオーナーさんにも恵まれ、台南でまたまたリピート確定の素敵な滞在先に出会うことができました。
今日は、台南の路地裏に佇む古民家ゲストハウス「永福97.1」より、宿泊時の様子や感想などをご紹介したいと思います。
台南の路地ナカに佇むゲストハウス「永福97.1」。オーナーさんの古民家愛が作り上げた、こだわりのレトロ空間。
「永福97.1」は、
通称「蝸牛巷」と呼ばれている、
路地の入り組んだエリアにあります。
そのちょうど入り口にあたる
「永福路二段」から、
細道に入ってすぐのところ。
白壁で瓦屋根の一軒家が
ぽつりと建つ、
かわいらしいルックスが目印です。
今回予約させていただいたのは、
「アティック・キャビン」
というお部屋。
ですが、正確には
お部屋というよりも、
2階建ての1棟まるまる(!)に
滞在できます。
玄関を入ると、
そこに広がるのは、
台南の古民家そのもののリビング。
六角形の紅い磨石子(人工大理石)が
敷き詰められた床に、
木造の扉、棚に並ぶアイテムの
1つ1つにまで、
古き良き台南を愛する
オーナーさんのこだわりが感じられます。
しかも、
この空間に置かれたアイテムたちは、
本物の年代物ばかり。
例えば、今も現役で使える扇風機は、
御年50歳以上で、
脚の部分がロケット型になっている
珍しい品。
50年前というと、
ちょうどアポロの月面着陸で
盛り上がっていた時期で、
それを記念するために
作られたものなのだそうです。
台南銘菓の味噌煎餅や、
ミネラルウォーターも
サービスで置かれていました。
お菓子に眼がない
我がボーイフレンドは、
このおせんべいに到着早々から
目がキラッキラです 笑
天井から外光の差し込む
細長い空間は、
隣接する棟と繋がっている
パブリックスペース。
一番奥の部分に
「敢えてむき出しにした」という壁は、
100年以上も前のもの。
レンガの中に、
灰色の大きな石が
交じっていたりするのは、
物資の不足していた時代の
名残りなのだそうです。
かつて、
映画監督の方が滞在された際には、
この空間を絶賛していただいたと、
オーナーさんより
ご紹介いただきました。
柔らかな日の光を受けながら、
そよそよと流れる外気を
感じながら。
この空間にしばし腰掛け、
台南マップを広げて、
地元の方ならではの
おすすめ台南グルメを
教えていただく時間も、
非常に心地よいものでした。
バスルームも同じフロアにあり、
こちらは各棟独立。
昔の古民家そのままの
間取りを生かしているため、
ユニット式の
かなり小さな空間ではありますが、
清掃がしっかり行き届いていて
キレイです。
シャンプー、ボディソープは、
バスルーム内に
備え付けがありました。
歯ブラシなどのアメニティも、
バスルーム前のボックスに
しっかり準備されています。
寝室へは、
階段を登って2Fへ。
実はこの先に、
僕がこちらのゲストハウスを選んだ
「決め手」があります。
畳張りに敷布団で眠る和空間も!涼やかな風の吹き抜けるベランダでまったり。
1Fフロアを見る限りだと、
いかにも台湾テイスト満点ですが、
階段を上ると
ガラリと変わる雰囲気。
2Fにはなんと、
畳張りの間に敷布団が並ぶ
「和」な空間が広がっているのです!
敷かれているお布団もまた、
こだわりの1品で、
90歳になる地元の職人さんに
仕立ててもらったものだそう。
確かに、薄手なのにふわふわで、
保温性も抜群。
ベッドにも負けない寝心地の良さで、
滞在中は布団を離れ難くなるほど、
ぐっすりと休むことができました。
木組みの三角形の屋根は、
古民家修復の際、
木の香りにもこだわって
素材を選んだのだそう。
気温が高いほど香りが増すらしく、
観光から戻ってきた瞬間は確かに、
木の香りがお部屋中に
満ちていました。
寝室に置かれているアイテムも、
昔ながらの趣を
感じるものばかり。
久しぶりに聴く
カセットテープの音色が、
この空間にすごくマッチしていて、
再生ボタンを押すだけで、
時間が一回り濃厚になったような
気すらします。
そして、
こちらのゲストハウスの中でも、
僕の一番のお気に入りがベランダ。
1歩外に出てみると、
肌を撫でるのは、
細い路地を通り抜けてくる
涼やかな風。
このベランダのチェアが、
一旦腰掛けてしまうと、
そのまま1日過ごしたくなる
心地よさなので、
滞在中はご注意ください 笑
1棟まるまる、
細部に到るまで徹底的にこだわられた、
こちらのゲストハウス。
それもそのはずで、
実はオーナーさんはもともと、
建築業界出身の方。
この古民家の修復には、
ベテランの職人方を招いて、
2年以上もかけたと言います。
「永福97.1」はまさに、
オーナーさんの愛の結晶。
ただの古民家というだけではない、
オーナーさんの熱い思いも感じられる、
とことんユニークな滞在を
楽しませていただきました。
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「永福97.1」周辺の見どころ。
蝸牛巷
ゲストハウスのある「蝸牛巷」は、
路地ナカに広がる、
くねくねと複雑に入り組んだ一角。
しかし、ただの路地ではなく、
道沿いには豆の濃厚な香りを振りまく
老舗のお豆腐屋さんや、
夜だけオープンする
不思議なケーキ屋さんなど、
魅力的なお店が点在しています。
地元の人たちの暮らしが
息づくエリアながら、
そのユニークさは、
雑誌でも紹介されるほどの
注目度の高さ。
ふらふらと歩き回ってみると、
思わぬ発見がいっぱいのエリアです。
林百貨
MIT(Made in Taiwan)の
いいものが大集合する
復刻版デパート「林百貨」。
日本統治の時代に建てられた建物は、
外観はもちろんのこと、
館内もレトロ感満載の空間なので、
お買いものと合わせて、
ぜひじっくり観察してみてください。
最上階には、
台南の街が一望できる神社があったり、
食事の楽しめるお店も。
コーヒーなど飲みながら
ゆったりと過ごしたい方には、
館内にあるカフェもおすすめですよ!
台南市美術館2館
林百貨のすぐ裏手にある、
2019年にオープンしたばかりの
「台南市美術館2館」。
日本人建築家・坂茂氏も
デザインに携わった館内には、
全面ガラス張りのエレベーターや、
外光が降り注ぐ吹き抜けのホール、
台南市街が一望できるテラスなど、
見どころがたくさん。
アート作品の鑑賞はもちろんのこと、
カフェやレストランに立ち寄って、
観光合間の休憩をするにも
ピッタリです。
また、2館から歩いて
3分ほどのところにある、
旧台南市警察署の建物を活用した
「1館」も、
ガラリと雰囲気の違った
アートスペースになっています。
2ヶ所合わせて、
まったりアート鑑賞に浸るのも
おすすめです。
孔廟
そして、台南を代表する
古跡の1つである「孔廟」へも
徒歩圏内。
孔子の教えを今に伝える、
文化的価値の高いスポットとして
知られていますが、
その建築様式も必見。
真っ赤な壁に囲まれた建物と
眩い緑とのコントラストは、
まさに台南を代表する街の風景
と、言っても良いほどで、
ここに来ると
「ああ、台南に来たんだなあ」と、
毎回しみじみしてしまいます 笑
また、孔廟前をのびる
「府中街」は、
昔ながらのグルメ店や、
モダンなアイスクリーム屋さん、
かわいい雑貨が並ぶショップなどが
集まっていて、
お散歩が楽しい場所。
食べ歩きながらブラブラするも良し、
お買いものを楽しむもよし、
路地に入りまくって迷うも良し 笑
それほど広いエリアでは
ありませんが、
まったりと歩いていたくなる雰囲気も、
孔廟周辺の魅力かと思います。
「永福97.1」へのアクセス。
では、「永福97.1」への
行き方をまとめたいと思います。
台鐵(台湾鉄道)台南駅からの
移動で利用するなら、
最寄りの「林百貨」バス停がおすすめ。
バス停からゲストハウスまでは、
徒歩5分ほどで到着ですが、
少し路地を入り込んだ所に
ありますので、
どこを入っていけば良いのか、
あらかじめ押さえておくと安心です。
まず、台鐵台南駅に到着したら、
前站側にあるバス停へ。
北站、南站と2つありますが、
どちらにも「林百貨」へ向かう
路線がありますので、
タイミングの良い便を
利用してみてください。
「林百貨」バス停までは4駅。
「林百貨」バス停は2ヶ所あるので、
利用する便によって
到着地点が多少異なるかもしれませんが、
バスを降りたら、
林百貨前に伸びる「中正路」に出ましょう。
(郵便局が目印です。)
道路名が書かれている
緑色の標識を確認して、
中正路を「西▶︎」の方向へ。
まっすぐ進んでいくと、
「永福路二段」との
交差点の差し掛かります。
目の前の横断歩道を渡って、
「彰化銀行」の前を右折します。
まもなく路地入口ですので、
バイクの並ぶ歩道の左手側に
注意しながら歩いていきましょう。
「永福路二段97巷」と
書かれた路地が見えたら、
スクーターですら
すれ違うのがギリギリな、
この細い道を入っていきます。
「益春藥房」の看板が出ている
民家の前を通り過ぎて…
瓦屋根の
かわいい古民家が見えたら
到着です!
ちなみに、
台南駅から直接歩いてでも
行けない距離ではなく、
所要時間は、およそ20分弱。
荷物がそれほど多くない場合や、
市内のスポットを巡りながら
ゆっくり向かいたい場合は、
徒歩で向かうのもアリかと思います。
また、チェックインについてですが、
オーナーさんは別のところに
お住まいのため、
前日までにあらかじめ、
到着時間を知らせておく必要があります。
時間になったら
オーナーさんが建物前まで
来てくださるので、
無事落ち合えたら
チェックイン手続きに進みましょう。
(チェックアウトについても同様です。)
まとめ
今日は、
台南中心部の路地ナカに佇む
古民家ゲストハウス
「永福97.1」
を、ご紹介しました。
ポイントをまとめておくと、
良かった点
・オーナーさんが懇切丁寧
・隅々まで徹底されたレトロな趣
・台南銘菓や観光情報が揃った充実のおもてなし
・畳張りの和室に敷布団で眠れる
・涼やかな風の吹き抜けるベランダつき
・観光に便利なロケーション
留意すべき点
・オーナーさんが常駐していない
・屋内で階段の上り下りが必要
滞在の上で一番注意しておきたいのは、
やはりオーナーさんが
常にゲストハウス内にいるわけではないこと。
チェックイン・チェックアウトの際は、
あらかじめ時間を決めておかなくては
いけないので、
その点を考慮して
行動する必要はでてきます。
しかし、それ以外に関しては、
台南ならではの旅行体験ができる、
文句なしの環境。
1棟まるまる貸切で、
昔ながらの趣を滞在しながらにして
楽しめるのは、
普通のホテルでは絶対に味わえない
贅沢ではないかと思います。
古都だからこその
ユニークな滞在を楽しみたい方に、
おすすめの1軒です。
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永福97.1
Address:台南市中西區永福路二段97巷1號
TEL:+886-986-971-971
Facebook:https://www.facebook.com/YF971/
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