鳳梨酥(パイナップルケーキ)だけじゃない!街のお菓子屋さんはもちろん、パン屋さんやスーパーでも買える、おみやげにピッタリな台湾伝統のお菓子たちを集めてみました。
こんにちは!台湾スイーツが大好きな台北在住Mae(@qianheshu)です。
台湾から一時帰国する際など、おみやげとしてよく買っている台湾の伝統菓子。
日本で親しまれているお菓子とは、どこか似ているようでいて、趣の異なる仕上がりのものが多く、台湾ならではの味覚をお持ち帰りしたい時にピッタリです。
ただ、初めて台湾へお越しの際には、どう言ったお菓子なのかよく分からず、買うのをためらってしまうこともあるかと。
そこで今日は、僕が食べたことのあるものの中から、台湾伝統のお菓子を8個集めてみました。
街のあちこちでよく見かけるお菓子ばかりなので、現地でお買いものをする際のご参考に、お役立ていただけますと幸いです。
1. 鳳梨酥
![台北のおすすめ4つ星ホテル「歐華酒店(リビエラホテル)」の鳳梨酥(パイナップルケーキ)クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2018/02/DSC01527-min-1024x768.jpg)
台湾伝統のお菓子と言えば、
まず最初に思い浮かべるのは
「鳳梨酥」ではないでしょうか。
鳳梨酥は、正方形や長方形の
クッキーのような生地の中に、
パイナップル餡を詰め込んだお菓子。
お店によって、
生地のしっとり度、サクサク度が
違っていたり、
バターの風味が濃厚だったり、
餡の甘みが強かったり
ひかえめだったりと、
仕上がりはさまざま。
餡に冬瓜が
混ぜ込まれているものと区別して、
パイナップル100%の餡を包んだものは
「土鳳梨酥」とも呼ばれます。
「土鳳梨酥」は、果肉の繊維の食感、
さわやかな酸味が
よりはっきりと感じられるので、
お好みに合わせて選んでみてください。
2. 芋頭酥(芋泥酥)
![台北駅のおすすめおみやげ「維格餅家」の芋泥酥(タロイモケーキ)](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2017/01/DSC04943-min.jpg)
![台北駅のおすすめおみやげ「維格餅家」の芋泥酥(タロイモケーキ)クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2017/01/DSC04949-min.jpg)
台湾スイーツには
欠かせない食材・芋頭(タロイモ)。
その芋頭を使った、
台湾伝統のおまんじゅうが
「芋頭酥」
または「芋泥酥」です。
ほんのり色づいたバラのようにも、
紫玉ねぎの断面のようにも見える、
ぐるぐると渦を巻いたような
ルックスが、芋頭酥の特徴。
生地の中には、
タロイモ餡がたっぷり詰まっていて、
素材の風味を存分に
堪能することができます。
僕が買ったものには、
さらにおもちが包まれていて、
もっちりとした食感も
プラスされていました。
3. 綠豆糕
![台湾の伝統菓子「綠豆糕」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05490-1024x768.jpg)
タロイモと同じくらい、
台湾スイーツに欠かせない
ポピュラー食材なのが「綠豆」。
綠豆を使った
伝統菓子の代表には、
「綠豆糕」があります。
綠豆糕はお店によって、
大きさやカタチ、色合いなどの
バリエーションが豊富。
お気に入りの
かわいい綠豆糕を求めて、
お菓子屋さんを訪ね歩いてみるのも、
おもしろいかと思います。
![台湾の伝統菓子「綠豆糕」クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05496-1024x768.jpg)
手で持とうとした瞬間に
ほろっと崩れるくらい、
とってもデリケートな仕上がり。
噛むまでもなく、
細かな粒になった綠豆が、
口の中でとろけていく瞬間が
至福です。
綠豆糕は、
冷蔵が必要な場合も多いので、
おみやげとして購入するなら、
帰国直前がいいかもしれません。
4. 蛋黃酥
![台湾の伝統菓子「蛋黃酥」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05469-1024x768.jpg)
表面にこんがりと
焼き目がついた、
ピンポン球ほどの大きさの
「蛋黃酥」。
蛋黃とは黄身のことで、
こしあんの中に
「鹹蛋黃」という、
塩気を効かせた黄身が
包まれています。
もともと、僕はこの
鹹蛋黃が苦手だったのですが、
最近はこのしょっぱさが
あるおかげで、
餡の甘みが引き立つのだな、
と、おいしくいただけるように
なってきました。
![台湾の伝統菓子「蛋黃酥」クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05474-1024x768.jpg)
餡を包んでいる生地は、
層になったしっとりパイ生地で、
はらはらと崩れるような
テクスチャ。
日本のおまんじゅうにも
似ていますが、
食感も風味も
どこか少しずつ違っていて、
台湾ならではの甘味を堪能できます。
5. 太陽餅
![台北駅のおすすめおみやげ「陳允宝泉」の太陽餅(タイヤンピン)](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2017/01/DSC04905-min.jpg)
![台北駅のおすすめおみやげ「陳允宝泉」の太陽餅(タイヤンピン)クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2017/01/DSC04909-min.jpg)
「太陽餅」は、
台湾中部の街・台中が
発祥のお菓子。
丸くて平べったい生地は、
幾重にも連なる層になっていて、
パラパラと生地がこぼれる
口あたり。
生地の中には、
あまーい麥芽糖の餡が
包まれており、
少しばかり
ねっとりとした食感も
感じられます。
![台湾の伝統菓子「老婆餅」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05453-1024x768.jpg)
![台湾の伝統菓子「老婆餅」クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05457-1024x768.jpg)
ちなみに、
太陽餅と似たものに
「老婆餅」という
お菓子もあります。
表面にプチプチと穴が空いていて、
太陽餅よりもしっとり
やわらかい。
お店によっても
仕上がりが全く異なるので、
2つのお菓子の違いが
分かりにくいですが、
調べてみると、
使っている材料や発祥地に
違いがあるみたいです。
関連リンク→【 太陽餅、老婆餅和奶油酥餅不一樣!差別就在…|自由時報 】
6. 牛軋糖
![台北駅のおすすめおみやげ「順成蛋糕」の牛軋糖(ミルクヌガー)クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2017/01/DSC04901-min.jpg)
「牛軋糖」は、
台湾式のヌガーのこと。
手に持った感じは
サラッとしていますが、
ひとくちほおばると、
驚くほどのねっとり感。
歯にくっつきやすいのが
たまにキズ(!?)ですが、
噛めば噛むほどに
あまーいミルクの風味が
濃厚に立ってきます。
オーソドックスなミルク風味の他に、
抹茶やイチゴなど、
フレーバーがついたタイプも。
僕は特に、
中にナッツが入っている
タイプが好きで、
ねっとりの中に光る
カリカリとした食感のアクセントと、
香ばしい風味がクセになりそうです。
7. 沙琪瑪
![台湾の伝統菓子「沙琪瑪」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05477-1024x768.jpg)
お菓子屋さんやパン屋さん、
スーパーなど、至るところで
とてもよく見かける
「沙琪瑪」。
麩菓子を砕いて
固めたようなルックスから、
サクサク食感が連想されますが、
食べてみると、
すっかり騙されていたことに
気づかされます 笑
パッケージを開けて、
手に持っていると伝わってくる、
空気を多分に含んでふんわりと、
そして、しっとりとした感触。
食べてみると、
確かにさっくり感も
あるにはあるのですが、
まぶされている麦芽糖の、
歯にくっつくような
ねっとり感が予想外に強め。
レーズンやナッツが入ってたり、
黒糖風味になっていたりと、
いくつかバリエーションもあります。
油で揚げているので、
油っぽさが少し気になるかも?
とっても崩れやすいので、
こぼれても大丈夫な体制を整えてから、
いただきましょう。
8. 台式馬卡龍
![台湾の伝統菓子「台式馬卡龍」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05486-1024x768.jpg)
マカロンと言えば、
フランスの有名なお菓子ですが、
実は台湾には、
「台式馬卡龍」
(台湾式マカロン)
と、呼ばれるお菓子が。
この呼び名も、
お店によって全くの
バラバラだったりするのですが、
マカロンのようなカタチをした
お菓子がそれです。
台式馬卡龍は、
ひとつひとつ丁寧に
冷蔵ケースに並んでいるのではなく、
ごろごろとたっぷりを
1袋に詰め込んだお手軽スタイルで、
お値段もリーズナブル。
外側はぽろぽろパリッ、
内側はスポンジケーキのように
ふっくら。
生地に厚みがあって、
ふわふわ感がしっかり出ているのが
特徴かと思います。
![台湾の伝統菓子「台式馬卡龍」クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05489-1024x768.jpg)
中にはクリームが
ちょこっとかわいく
サンドされていて、
ほおばると、
バニラのあまーい風味で
いっぱいに。
気軽にパクパクいただけて、
思わず手が止まらなくなる、
おいしい魔力が
たっぷり込められています。
まとめ
![台湾の伝統菓子「綠豆糕」クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC05496-1024x768.jpg)
今日は、
現地でよく見かける
台湾伝統のお菓子を8個
ご紹介しました。
この記事でご紹介したのは、
まだまだごく一部ではありますが、
台湾伝統のお菓子は、
昔ながらのお菓子屋さんの他、
街のパン屋さんやスーパーでも
よく見かけます。
台湾おみやげにもピッタリですので、
現地へお越しの際には、
ぜひ試してみてくださいね!
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