鳳梨酥(パイナップルケーキ)だけじゃない!街のお菓子屋さんはもちろん、パン屋さんやスーパーでも買える、おみやげにピッタリな台湾伝統のお菓子たちを集めてみました。
こんにちは!台湾スイーツが大好きな台北在住Mae(@qianheshu)です。
台湾から一時帰国する際など、おみやげとしてよく買っている台湾の伝統菓子。
日本で親しまれているお菓子とは、どこか似ているようでいて、趣の異なる仕上がりのものが多く、台湾ならではの味覚をお持ち帰りしたい時にピッタリです。
ただ、初めて台湾へお越しの際には、どう言ったお菓子なのかよく分からず、買うのをためらってしまうこともあるかと。
そこで今日は、僕が食べたことのあるものの中から、台湾伝統のお菓子を8個集めてみました。
街のあちこちでよく見かけるお菓子ばかりなので、現地でお買いものをする際のご参考に、お役立ていただけますと幸いです。
1. 鳳梨酥
台湾伝統のお菓子と言えば、
まず最初に思い浮かべるのは
「鳳梨酥」ではないでしょうか。
鳳梨酥は、正方形や長方形の
クッキーのような生地の中に、
パイナップル餡を詰め込んだお菓子。
お店によって、
生地のしっとり度、サクサク度が
違っていたり、
バターの風味が濃厚だったり、
餡の甘みが強かったり
ひかえめだったりと、
仕上がりはさまざま。
餡に冬瓜が
混ぜ込まれているものと区別して、
パイナップル100%の餡を包んだものは
「土鳳梨酥」とも呼ばれます。
「土鳳梨酥」は、果肉の繊維の食感、
さわやかな酸味が
よりはっきりと感じられるので、
お好みに合わせて選んでみてください。
2. 芋頭酥(芋泥酥)
台湾スイーツには
欠かせない食材・芋頭(タロイモ)。
その芋頭を使った、
台湾伝統のおまんじゅうが
「芋頭酥」
または「芋泥酥」です。
ほんのり色づいたバラのようにも、
紫玉ねぎの断面のようにも見える、
ぐるぐると渦を巻いたような
ルックスが、芋頭酥の特徴。
生地の中には、
タロイモ餡がたっぷり詰まっていて、
素材の風味を存分に
堪能することができます。
僕が買ったものには、
さらにおもちが包まれていて、
もっちりとした食感も
プラスされていました。
3. 綠豆糕
タロイモと同じくらい、
台湾スイーツに欠かせない
ポピュラー食材なのが「綠豆」。
綠豆を使った
伝統菓子の代表には、
「綠豆糕」があります。
綠豆糕はお店によって、
大きさやカタチ、色合いなどの
バリエーションが豊富。
お気に入りの
かわいい綠豆糕を求めて、
お菓子屋さんを訪ね歩いてみるのも、
おもしろいかと思います。
手で持とうとした瞬間に
ほろっと崩れるくらい、
とってもデリケートな仕上がり。
噛むまでもなく、
細かな粒になった綠豆が、
口の中でとろけていく瞬間が
至福です。
綠豆糕は、
冷蔵が必要な場合も多いので、
おみやげとして購入するなら、
帰国直前がいいかもしれません。
4. 蛋黃酥
表面にこんがりと
焼き目がついた、
ピンポン球ほどの大きさの
「蛋黃酥」。
蛋黃とは黄身のことで、
こしあんの中に
「鹹蛋黃」という、
塩気を効かせた黄身が
包まれています。
もともと、僕はこの
鹹蛋黃が苦手だったのですが、
最近はこのしょっぱさが
あるおかげで、
餡の甘みが引き立つのだな、
と、おいしくいただけるように
なってきました。
餡を包んでいる生地は、
層になったしっとりパイ生地で、
はらはらと崩れるような
テクスチャ。
日本のおまんじゅうにも
似ていますが、
食感も風味も
どこか少しずつ違っていて、
台湾ならではの甘味を堪能できます。
5. 太陽餅
「太陽餅」は、
台湾中部の街・台中が
発祥のお菓子。
丸くて平べったい生地は、
幾重にも連なる層になっていて、
パラパラと生地がこぼれる
口あたり。
生地の中には、
あまーい麥芽糖の餡が
包まれており、
少しばかり
ねっとりとした食感も
感じられます。
ちなみに、
太陽餅と似たものに
「老婆餅」という
お菓子もあります。
表面にプチプチと穴が空いていて、
太陽餅よりもしっとり
やわらかい。
お店によっても
仕上がりが全く異なるので、
2つのお菓子の違いが
分かりにくいですが、
調べてみると、
使っている材料や発祥地に
違いがあるみたいです。
関連リンク→【 太陽餅、老婆餅和奶油酥餅不一樣!差別就在…|自由時報 】
6. 牛軋糖
「牛軋糖」は、
台湾式のヌガーのこと。
手に持った感じは
サラッとしていますが、
ひとくちほおばると、
驚くほどのねっとり感。
歯にくっつきやすいのが
たまにキズ(!?)ですが、
噛めば噛むほどに
あまーいミルクの風味が
濃厚に立ってきます。
オーソドックスなミルク風味の他に、
抹茶やイチゴなど、
フレーバーがついたタイプも。
僕は特に、
中にナッツが入っている
タイプが好きで、
ねっとりの中に光る
カリカリとした食感のアクセントと、
香ばしい風味がクセになりそうです。
7. 沙琪瑪
お菓子屋さんやパン屋さん、
スーパーなど、至るところで
とてもよく見かける
「沙琪瑪」。
麩菓子を砕いて
固めたようなルックスから、
サクサク食感が連想されますが、
食べてみると、
すっかり騙されていたことに
気づかされます 笑
パッケージを開けて、
手に持っていると伝わってくる、
空気を多分に含んでふんわりと、
そして、しっとりとした感触。
食べてみると、
確かにさっくり感も
あるにはあるのですが、
まぶされている麦芽糖の、
歯にくっつくような
ねっとり感が予想外に強め。
レーズンやナッツが入ってたり、
黒糖風味になっていたりと、
いくつかバリエーションもあります。
油で揚げているので、
油っぽさが少し気になるかも?
とっても崩れやすいので、
こぼれても大丈夫な体制を整えてから、
いただきましょう。
8. 台式馬卡龍
マカロンと言えば、
フランスの有名なお菓子ですが、
実は台湾には、
「台式馬卡龍」
(台湾式マカロン)
と、呼ばれるお菓子が。
この呼び名も、
お店によって全くの
バラバラだったりするのですが、
マカロンのようなカタチをした
お菓子がそれです。
台式馬卡龍は、
ひとつひとつ丁寧に
冷蔵ケースに並んでいるのではなく、
ごろごろとたっぷりを
1袋に詰め込んだお手軽スタイルで、
お値段もリーズナブル。
外側はぽろぽろパリッ、
内側はスポンジケーキのように
ふっくら。
生地に厚みがあって、
ふわふわ感がしっかり出ているのが
特徴かと思います。
中にはクリームが
ちょこっとかわいく
サンドされていて、
ほおばると、
バニラのあまーい風味で
いっぱいに。
気軽にパクパクいただけて、
思わず手が止まらなくなる、
おいしい魔力が
たっぷり込められています。
まとめ
今日は、
現地でよく見かける
台湾伝統のお菓子を8個
ご紹介しました。
この記事でご紹介したのは、
まだまだごく一部ではありますが、
台湾伝統のお菓子は、
昔ながらのお菓子屋さんの他、
街のパン屋さんやスーパーでも
よく見かけます。
台湾おみやげにもピッタリですので、
現地へお越しの際には、
ぜひ試してみてくださいね!
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