海外で暮らす夢を叶えるために。長年のコンプレックスと向き合うために。僕にとっての「価値のあった大きな買い物」について考えてみました。
こんにちは、あと数ヶ月で台湾生活も丸13年を迎えます、台北在住のMae(@qianheshu)です。
先日、ここ1年の株式投資運用実績について書きましたが、それと関連してふと考えたお金のことについて。
「僕のこれまでの人生において、大きな買い物って何があっただろう?」というのが、今日のテーマです。
これまで生きてきて、思い切ったお金の使い方をしたタイミングは、僕にも何度かありました。
中でも、「その価値は充分にあった!」と感じている4つの使い道について、書いてみたいと思います。
もちろん、僕にとっては大きな買い物という意味で、もっと金額の大きな買い物をしたことがある方が、ごまんとおられるのは重々承知しております。
あくまで、とある個人が感じている一例として、ご覧いただけましたら幸いです。
1.【株式】台湾で暮らし始めてから挑戦した株式投資。現金配当が心の安定剤のような存在に。

前回の記事と
関連するものとして、
まずは「株式」から。
僕が株式投資に挑戦したのは、
台湾で暮らし始めてから
なのですが、
台湾では株式投資が
とっても身近な存在。
地下鉄車内でも、
株式取引のアプリを
開いている人たちを
毎日必ずと言っていいほど
見かけますし、
会社の同僚間でも、
しばしば株式の話題で
盛り上がっていることが。
そんな様子を見ていると、
僕も始めてみたくなって、
8年ほど前に
株式取引用口座を開設して、
運用をスタートしました。

購入する銘柄や株数、
その時の株価などによって
金額は変動しますが、
現在の為替レートで
日本円にすると、
(不定期ですが)1回の購入で
10万円程度が多いのかな、と。
ありがたいことに、
目下のところ運用は
順調に進んでいる
手応えがありますし、
現金配当というカタチで
会社の給与以外の収入を
いくらか得られているのは、
心の安定にもつながっている
気がします。

また、株式投資を始めて
良かったと思うポイントは、
お金以外にも。
株式を発行している企業は
何を生業としているのか?
利益率はどうなのか?
業界の中では
どういう立ち位置なのか?
株価が
急に下落(あるいは上昇)した
理由は何なのか?
考えること、学ぶべきこと、
調べるべきことが次々と出てきて、
自然と視野を広げてくれているのも、
株式投資を始めたメリットかと
感じています。

2.【台湾語学留学】新たな人生が開けた転機。お金と勇気を振り絞ってでも、挑戦して良かったです。

僕のこれまでの人生において、
一度に最大級のお金をかけたのは、
間違いなく「台湾語学留学」。
「いつか海外に住んでみたい!」
という夢は学生時代から持っていて、
そのきっかけづくりとして、
まずは海外に語学留学してみたいと、
大学を卒業して以降も
ずっと思っていました。
ただ、
いざ語学留学しようと動き始めても、
僕の当時の給与や貯金では限界も。
アメリカやヨーロッパへ
行くことも考えましたが、
費用があまりにも高すぎて、
当時の僕の経済力では
どうがんばっても、
費用を捻出できそうに
ありませんでした。
ただ、そんなことを考えていた頃、
ちょうど初めて旅行で訪れた
台湾にすっかり魅了されることに。
費用を計算してみたところ、
何とか自分にも手が届きそうな
範囲と分かり、
そこから台湾での語学留学に向けて、
お金の準備や中国語の勉強を
始めました。

語学留学期間は、
1年間。
語学学校の授業料と、
家賃も含めた現地での生活費、
海外旅行保険や航空券など
諸々を含め、
全て自分で手配をして、
当時のレートで200万円前後にて
実現できたように記憶しています。
10年以上前の当時は、
台湾ドルが現在よりも
安かったですし(1元=3.5円くらい?)、
授業料や物価も
値上がる前だったので、
今から実現しようとすると、
費用はもっと必要に
なるかもしれません。

台湾へ語学留学に来たおかげで、
海外で働いて生活するという
長年の夢を
叶えることができましたし、
日本とは異なる習慣や文化にも
深く触れられ、
ボーイフレンドに
出会うこともできた。
そう考えると、
少なくない金額を払っても
余りあるほどに、
自分の未来を切り拓いてくれた
お金だったなと、
思わずにはいられません。

3.【海外旅行】半分楽しみ、半分修行。全て個人手配するフリーダムな旅は、刺激がいっぱいでおもしろい。

僕もボーイフレンドも
「海外旅行」へは、
(一時帰国も含めると)
年に2〜3度は出かけています。
台湾に住んでいることもあり、
目的地はやはり
東アジアや東南アジアになる
場合が多め。
旅行する時期や航空会社、
宿泊するホテルのグレード、
現地の物価、
滞在日数によっても
大きく変わってきますが、
現在の為替レートで
日本円に換算すると、
旅費は1人15万円前後に
落ち着くことが多いのかな
と、思います。
まもなく出発予定の
僕にとっては約15年ぶりとなる
ヨーロッパ旅行は、
飛行機代だけで
それくらいかかっているので、
旅費の最高記録を更新しそうな
勢いです。

2人で出かけることが
多いですが、
時にはひとり旅をすることも。
いずれの場合も、
飛行機のチケット予約や
ホテル探し、
現地での移動手段など、
全てを自分たちで手配する
完全なるフリースタイルの旅を
しています。
語学留学の準備をした時も
そうですが、
自分で諸々の手配をすると、
やっぱり勉強になるし、
おもしろいと感じます。

もちろん、
言葉の問題もあるし、
面倒だと感じることや
冷や汗をかくことも
多々ありますが、
それも含めて旅行(冒険?)。
自分たちで手配して、
自由に現地を巡ることで、
知らず知らずのうちに
凝り固まってくる価値観や考え方、
習慣を覆してくれるような
出来事にたくさん遭遇しますし、
そういう刺激を求めて
海外旅行へ出かけているのかな
と、思います。
思い通りにならないことも多い
という意味では、
緊張感たっぷりで、
ある意味、修行に近いのかも。
でも、緊張と同じくらい
ワクワク感もありますし、
終わってみればどの旅行も
すごく鮮烈な想い出として
心にのこっているので、
お金をかけてでも
体験する価値は充分と、
僕たち2人は感じています。
唯一、100%全部が
ワクワク感で満たされるのは、
慣れ親しんでいる
日本へ行く時くらいでしょうか。

4.【パーソナルトレーニング】長年のコンプレックスを打ち破る。毎日カラダのことを気にかけるようになったのも、大きな変化。

「パーソナルトレーニング」も、
思い切ってお金を注ぎ込んで
良かったと感じていること。
僕はもともと
カラダの線がかなり細くて、
特に、台湾へ来てからは、
まわりの男子たちが
大きいこともあって、
余計にコンプレックスを
感じるようになりました。
もちろん、どんな体型であっても、
自分で満足ができていて、
好きだと思えているのであれば、
全く変える必要はないと思います。
でも僕は、
どうしても自分を変えたかったのです。

ただ、そう意気込んで
ジムへ行ってみても、
一体どんなトレーニングを
すればいいのか、
機材はどうやって使うのか、
全てがちんぷんかんぷん。
スポーツの経験と言えば
体育の授業くらいで、
スポーツテストの成績も
万年ビリだった僕には、
全くと言っていいほど
知識やセンスがなく、
見よう見まねで進めても
ほとんど変化を感じられずに
いました。
そんな悶々としていた時期に、
当時住んでいた場所の
近くで見つけたのが、
パーソナルトレーニングのジム。
思い切って通い始めてみると、
機材の使い方や
トレーニングの正しい姿勢、
トレーニングメニューの設定や
食事内容のアドバイスなど、
プロのトレーナーさんが
1レッスン60分間
つきっきりで教えてくださり、
感激。
そのおかげもあって、
ようやく目に見える変化を
感じられるようになり、
コンプレックスが
少しずつ薄れていく
喜びに目覚めました。

パーソナルトレーニングには
1年ほど通い、
その後出戻りをしたことも
あったのですが、
費用は日本円にして、
合計で30万円ほど。
現在はもう通っていませんが、
今では自分ひとりで問題なく
トレーニングを進められるように
なったので、
長い目で見れば、
それだけの価値は充分すぎるほどに
あったかと。
一度基礎を身に付けられれば、
一生ものだと思います。

それに加えて、もう1つ変化が。
「この部位が凝り固まってるな」
と、トレーニング前後の
ストレッチをしながら気づけたり、
「今日は重量が挙がらないな」
と、カラダの疲れを実感したり、
「何だか右側だけ力が入りづらいな」
と、姿勢の歪みに気づいたり。
毎日のように
自分のカラダの調子を
しっかり見つめて、
気にかけるようになったのも、
パーソナルトレーニングに
通って以降に身についた、
良い習慣かと感じています。

まとめ

今日は、
僕の人生を変えた
4つの大きな買い物
について、書いてみました。
こうして振り返ってみると、
僕の場合は買い物と言っても、
物理的にカタチにのこる
「モノ」よりも、
カタチのない「サービス」や
「体験」にお金を使う方が
好きなのかな、
と、自分のことながら
おもしろい傾向が見えてきました。
みなさんは、これまでに
どんな大きな買い物をしましたか?
1つずつ思い返してみれば、
自分が生きていく上で
重視していることや
価値観について、
意外な発見が得られるかも
しれません。
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