台湾で民間の医療保険に入ると、どのくらい費用が必要?現地採用会社員の僕の一例をまとめてみました。

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台湾で民間の医療保険に加入した場合、1ヶ月当たりの保険料はどのくらい?どんな保障内容の保険に入っている?現地採用会社員の僕の一例をまとめてみたいと思います。

こんにちは!台北で暮らして11年目に突入しております、Mae(@qianheshu)です。

台湾にお住まいのみなさん、現地の「保険」には入っていますか?

保険とひとくちに言っても、保障内容は多様にありますが、今回のお話は病気やケガに関する部分

僕は、日本で言うところの国民健康保険にあたる、台湾の「全民健康保險(健保)」の他に、民間の医療保険(醫療險)にも入っています。

先日、ちょうど加入している保険について見直す機会があり、現在は3つの医療保険に加入中。

それぞれどんな保障内容で、保険費用は一体どのくらいなのか?

僕の一例(30代半ば)にはなりますが、今回は台湾で加入している医療保険について書いてみたいと思います。

※この記事は、特定の保険商品をおすすめするものではありませんので、ご了承の上でご覧いただけますと幸いです。

目次

最低限の備えとして加入した、保険料掛け捨ての「住院醫療險+意外傷害險(入院保険+傷害保険)」。

飛行機から眺める台湾東海岸の海

台湾にやって来たばかりで、

まだ語学学校に

通っていた頃は、

 

日本で契約した

海外旅行保険に

入っていたのですが、

 

その保障期間が終わり、

ちょうど現地での仕事も

始めた頃。

 

健保にも加入することができ、

台湾での医療費に対する心配は

格段に減ったものの、

 

もしものことが

あった時のために、

最低限の備えくらいは

しておきたい。

 

その当時は、

「医療費の負担が大きくなる=

入院するような事態に陥る」

時だろうな

と、思っていたので、

 

病気やケガで

入院や手術をした場合、

 

また事故などで

何らかの身体能力を

失ってしまった場合に備えた

保険に入ることにしました。

 

入院保険と傷害保険が

セットになったプラン


と、言うのが

近いでしょうか。

 

台北・馬偕紀念醫院のエントランス

主な保障内容を

おおよそで挙げてみると、

 

入院1日2,000元(=約8,800円)

手術一時金

500,000元(=約2,200,000円)

 

事故などで身体能力を

失った場合の一時金

1,000,000元(=約4,400,000円)

などです。

※最大金額の目安です。

 

ただし、保険料は掛け捨て。

 

毎年更新されるため、

年齢が上がるに連れて

保険料にも調整が入りますが、

 

現在のところ、

1年で8,000元
(=約35,000円)

程度となっています。

 

また、こちらは

終身保障ではありませんが、

 

仮に保険を適用する事態が

発生しても、翌年以降に

加入を続けていくことは

可能なプランです。

衛生福利部規定の重大な病気や身体状態になった時のための「重大傷病險」。

台湾の健康保険マーク

前述の保険に入った際には、

ひとまずこれで充分かと

思っていたのですが、

 

年齢を重ねるにつれて、

身の回りやSNSを通して、

 

事故や病気に関する

様々なケースを

見聞きすることに。

 

大きな病気をしても、

必ずしも入院が必要とは

限らなかったり、

 

通院しながらや、

退院後に長く病気と

付き合っていかなくては

いけない場合もあるのだな

と、気づき始めました。

(むしろ、こちらのパターンの方が多そう。)

 

しかし、そうなると、

手術や入院期間中の

保障だけでは、

明らかに足りないのでは?

 

しばらく自由に

動けなくなってしまった時や、

治療だけに専念したい時、

 

お金の心配は可能な限り

避けたいという想いが

相まったのも、

 

今回改めて

加入している保険を

見直してみる理由と

なりました。

 

台北聯合醫院林森園區

入院や手術関連は、

前述の入院保険で

保障されるので、

 

これにプラスして

それ以外の範囲にも

保障を広げられれば理想的。

 

そこで、入院の有無に関わらず、

台湾の衛生福利部が定める

「重大傷病」として

認定される状態になった際に、

 

一時金を受け取れる

「重大傷病險」

入ることにしました。

 

関連リンク→【 全民健康保險重大傷病項目|衛生福利部中央健康保險署 】

 

僕が加入したのは、

将来掛け金がまるまる

戻ってくるタイプ。

 

もしも、加入期間中に

重大傷病の状態に

なってしまった場合は、

 

一時金として

300,000元(=約1,320,000円)

を、受け取ることができます。

 

保険料の支払い期間(加入から20年)

が終わった後も、

65歳まで保障が続きます。

 

年齢に伴う保険料の調整もなく、

1年で一律およそ

14,000元

(=約61,600円)

のプランです。

「癌症險(がん保険)」は、先進医療費用が保障されるプランに加入。

台南・民生路沿いの郭綜合醫院

さらにもう1つ、

追加で加入したのが

「癌症險(がん保険)

 

前述の「重大傷病險」の

保障範囲にも

がんは含まれているのですが、

 

こちらは、

健保適用範囲外となる

可能性が高い

 

先進医療への保障も

念のために確保しておきたい

という想いから。

 

「達文西手術(ダヴィンチ手術)」を

採用した際の一時金

300,000元(=約1,320,000円)や、

 

「標靶藥物(分子標的薬)

を使った治療費として最大で

3,000,000元(=約13,200,000円)など、

 

特定の項目に限られるので、

保障範囲が

かなり狭くはなってしまうのは

否めませんが、

 

いざという時に、

費用の関係で

治療のチャンスを

失ってしまうのは惜しい。

 

選択肢を増やすと言う意味でも、

加入しておくことにしました。

 

台湾の健康診断センター「國泰健康管理」の検査フロア案内

こちらも1年ごとの更新で、

年齢によって

保険料が調整される、

掛け捨てタイプ。

 

現在の年齢であれば、

1年の保険料は、

およそ3,000元

(=約13,200円)

ほどです。

 

先進医療の内容は、

これからもどんどん

進歩していくはずですし、

 

新しい治療方法も

出てくるはず。

 

定期的に見直しをして、

より新しい治療方法が適用になる

別のがん保険へ乗り変えることも

視野に入れているので、

 

その意味では年ごとの更新

(=途中で止められるの)

デメリットではないかも、

と、考えています。

まとめ

雙和醫院の外観

今日は、

台湾で医療保険に入ると、

どのくらい費用が必要なのか

というテーマで、

 

僕の一例について

まとめてみました。

 

最後に、僕が支払っている

医療保険料の合計ですが、

 

現在のところ、

1年でおよそ

25,000元

(=約110,000円)

ほど。

 

1ヶ月あたりでは、

2,000元

(=約8,800円)

程度と、なっています。

 

正直なことを言うと、

僕は保険に入るよりも、

 

資金は少しでも多く

株式投資などにまわして

運用していきたい、

という想いが強いです。

 

医療費の支払いに

充分対応できるだけの

余裕があれば、

 

保険に加入する必要は

ないかもしれない、

とすら考えています。

 

しかし、現時点での僕の場合、

それだけの余裕が

あるかと問われると、

残念ながら自信がない。

 

それに、

アクシデントがきっかけで、

 

せっかく運用して来たものを

取り崩す事態になるのは、

できるだけ避けたい。

 

生活していく上での

心理的な安心と合わせて、

 

そんな想いも、

今回保険を見直す

きっかけとなりました。

 

台湾で民間の医療保険への

加入を検討する際の費用感など、

ご参考になりましたら

幸いです。

※記事中の日本円表記は、1元=4.4円で計算しています。(2023年3月10日現在)

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