スーパーで日常的に買っている食べものの中で、高いと思うものは?現地会社員のお給料では、マイホーム買いは夢のまた夢?台北生活で感じている割高なモノを集めてみました。
こんにちは!台北在住10年目のMae(@qianheshu)です。
前回『【台湾の物価】台北生活で日本と比べて割安に感じる5つのモノ・コト。』の記事にて、台北で暮らしていて割安感のあるモノ・コトについて書きました。
今回は、その続編。
前回とは逆に、割高に感じたり、日本の方が割安感がありそうだなと思うモノについて、書いてみたいと思います。
今回も引き続き、日本円表記は一応つけていますが、最近は円安が激しいので、あくまでご参考程度に。
外国人が台湾で働く場合のお給料は、1ヶ月48,000元〜(=約211,200円〜)という決まりがありますので、これを1つの基準にしていただけると、感覚が掴みやすいかと思います。
※1元=4.4円で計算しています。(前回記事を書いた2022年5月7日現在に合わせます。)
1.【たまご】リーズナブルな価格帯もあるけれど… クオリティを求めると、1パック100元近くに。
キッチンのある部屋に引っ越して来て以来、台湾のたまご🥚は本当にいろいろ試したけれど、
— Kazuki Mae🌈🇹🇼 (@qianheshu) November 27, 2021
黄身も白身もぷっくりとハリがあって新鮮な、このたまごが一番お気に入り。
日本円にして1パック400円近くするけど😇 もう他のには戻れない。 pic.twitter.com/JqUwQCz4kb
スーパーで日常的に買う
食料品の中で、
いつものように
「安くないよなあ…」
と、思っているもの。
それは、
「たまご」です。
もちろん、
1パック40〜50元(=約180〜220円)
ほどで買える、
比較的リーズナブルなたまごも、
あるにはあります。
(年始に起こったたまご不足の影響か、
最近はあまり見かけませんが…)
しかし、殻を割ってみると、
中身は水のように
サラーッとした白身と、
ハリのない黄身、
というパターンが多々。
「これ、大丈夫なんだろうか…」
と、思わず不安に駆られる、
少なくとも、
生食は確実に不可な
クオリティのものが
流れ出てきます。
そんな事情もあり、
僕がいつも買っているのは、
1パック100元(=約440円)
前後のたまご。
日本で慣れ親しんでいたような、
安心して食べられる
クオリティを求めると、
そのくらいは
必要になってしまいますね。
2.【牛乳】1パック=お弁当1個の値段。台湾で、牛乳よりポピュラーな飲みものって?
食料品で言いますと、
「牛乳」も。
約950mlの1パックが、
だいたい
80〜100元(=約350〜440円)
くらいでしょうか。
台湾のお弁当屋さんで、
お弁当が1つ買えてしまう
くらいのお値段と考えると、
割高じゃないかな、
と、感じずには
いられません。
ちなみに、
台湾好きの方なら
ご存知かもしれませんが、
台湾の飲みもの売り場で、
日本よりも大きく
幅を利かせているのが、
「豆漿(豆乳)」。
朝ごはん屋さんに行くと、
ほぼ必ず並んでいるほど、
現地では
とてもポピュラーな
飲みものです。
こちらは、
約950mlの1パックが、
30〜50元(=約130〜220円)
ほどなので、
日本で牛乳を買う感覚に、
より近いような気がします。
3.【台湾グルメ以外のごはん】台湾のごはんは確かにリーズナブルだけれど… カフェでのティータイムが、1日分の食費に相当することも。
台湾のごはんは、
確かにリーズナブルでは
あると思います。
台北では、
一番基本的なお弁当が、
100元(=約440円)ほどから
買えますし、
小吃店で、
魯肉飯+おかず1品+
スープ1品という
組み合わせでも、
120〜130元(=約530〜570円)
もあれば、
いただけることが多いと
思います。
しかし、
「台湾グルメ以外」
になると、話は別。
海外のグルメを
台北で食べようとすると、
1食200元(=約880円)を
超えることはザラ。
日本式の定食などは、
1セット300〜400元
(=約1,320〜1,760円)
することもあります。
日本だと、
日本料理、イタリア料理、
韓国料理、インド料理など、
どれを選んでも
価格帯にそこまで
大きな差は出ませんが、
台湾では
事情が違っているのだなと、
日々感じずにはいられません。
また、カフェで
コーヒー1杯に
ケーキをプラスしても、
250元(=約1,100円)
前後は必要かと。
台湾グルメ2食分、
がんばれば丸1日(3食分)の
食費にも相当する
お値段になるので、
そう考えると、
カフェへ行くのにも、
少し気合いを
入れたくなります 笑
4.【洋服】ファストファッションは、すごくリーズナブル?ブランドの選択肢が限られるのも、割高に感じる理由かも。
僕、いつも一時帰国中に
買いものをしていると、
感激することがあります。
それは、
「洋服」のコスパの良さ。
もちろん、台湾にも、
リーズナブルに
洋服が買えるお店はあります。
あるのですが、
台湾現地のアパレルブランドが
あまり多くないこともあってか、
日本発のものも含めた、
海外ブランド勢が
席巻している印象を
持っています。
その関係もあってか、
ファストファッションの
ブランドであっても、
「すごくリーズナブルか?」
と、言われたら、
少し考え込んでしまうかも
しれません。
例えば、ZARAの
ベーシックスリムフィット
Tシャツが490元(=約2,150円)、
ユニクロの
AIRismポロシャツが
790元(=約3,470円)、
MUJIの
オックスフォードシャツが
790元(=約3,470円)など。
同じブランドでも、
給与水準から考えてみると、
日本で買った方が
割安感があるように
感じるのです。
ユニクロやMUJIなどは、
「日本のブランドなのだから、
日本で買うのが安い。」
というのは、
もちろんあります。
しかし、そもそも
ブランドの選択肢が
他にあまりないので、
(=海外ブランドを選びがちになるので、)
そのせいで余計、
割高に感じてしまうの
かもしれません。
5.【不動産】築年数の古い中古物件で1億円超えも!? 日本の物件が割安に見える、台湾の不動産事情。
台湾で高いものと言えば、
これを最後に
語らずには終われないでしょう。
そう、台湾の
「不動産」について。
これはもう明らか、
かつずば抜けて、
日本よりも割高です。
例えば、
我が家の近くにある
不動産屋さんの張り紙を
眺めてみると、
築24年、13坪、
キッチンなし・シャワーのみの
ワンルームが
830万元(=約3,650万円)。
築44年、33坪の3LDKが
1,600万元(=約7,040万円)。
築26年、36坪の2LDKが
2,480万元(=約1億910万円)
など。
築年数の古い中古物件でも、
日本円にして
1億円を超える物件は、
決して珍しくありません。
我が家があるのは、
台北のおとなりにある、
新北市のとある住宅地
(MRT2駅で台北市内に入れる立地)
ですが、
それでもこのお値段なので、
台北市内に入ると
さらに価格は上がります。
と、書いていたらちょうど、
台湾で会社経営をなさっている
Leo(@slamdunk772)さんの
YouTubeでも、
台湾の不動産(台湾の新築マンション)
に関するお話があったので、
こちらもぜひ合わせて
ご参考ください。
この不動産価格の高さは、
僕が台湾で暮らし始めた
10年近く前から
ほとんど変わっておらず、
ずーっと高いまま。
正直、現地の会社員の
お給料だけでは
全く手が届かないレベルなので、
「マイホーム」を買うのは、
日本よりもはるかに
ハードルが高いです。
(参考までに、
外国人が台湾で働く場合の
お給料を基準にすると、
単純計算で
年収は約58万元〜です。)
この台湾での
不動産事情に慣れてしまうと、
(円安も手伝って)日本の不動産が
とても割安に見えてしまうから、
不思議です 笑
まとめ
今日は、
台北生活で日本と比べて
割高に感じる5つのモノ
について、書いてみました。
台湾の他の都市で
暮らしていると、
また感じ方は
違うのかもしれませんが、
前回の記事含め、
総合して考えてみると、
台北の物価は、
決して安いとは言えない
ように思います。
日本に行くと
「このクオリティで、このお値段!」
と、良い意味で驚かされることが
多いのに対して、
台湾では、(不動産は例外として 笑)
「クオリティが高いものは、
お値段もしっかり高い」のです。
現地での生活レベルを、
どのあたりに落ち着けるのか。
そのバランスを探っていく過程も、
ある意味、
海外で暮らすことのおもしろさ、
ではあるのかもしれません。
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