初めての九份観光ではどんなことを体験すればいい?台北在住の僕が九份のおすすめの楽しみ方をご紹介します!
こんにちは!台北でボーイフレンドと暮らして6年になります日本男子Mae(@qianheshu)です。
台北郊外にある超人気観光スポット「九份」。
台湾に来られたことがない方でも、テレビや雑誌などで一度は聞いたことがあるかもしれませんね。
そんな有名な九份ですが、実際に到着したら一体どんなことが楽しめるのか、みなさんはご存知でしょうか?
映画の世界のような街並みの他にも、実はいろいろな魅力が詰まっている九份。
ツアーで訪れるのも良いですが、可能であればたっぷり時間をとって、ゆっくりと巡られてみるのもおすすめです。
今日は、台北から1時間ほどで到着できるスポット「九份」で体験したいことをご紹介!
初めての九份観光で楽しんでいただきたい7つのことをまとめてみましたので、ご旅行の際にご参考いただけるとうれしいです。
1. 台湾北海岸を一望する大パノラマを堪能。
「九份老街」のバス停を降りて、
まず最初に「わぁ~!」と心惹き寄せられるのは、
老街入口前にある展望台からの眺望かと思います。
山の上にある九份の高台から目に飛び込んでくるのは、
緑の山々と台湾北海岸の海、
そして延々と広がる青い空のコントラスト。
九份と言うと、どうしても街並みに注目が集まりがちですが、
九份近郊の自然の景観も、とても魅力的なんです。
街のあちこちに展望台が設けられているので、
記念撮影に励むも良し、眺めながらぼーっと無心にふけるも良し。
ベストビューを求めて、
あちこち歩き回ってみるのも楽しいかと思います。
2. 昔ながらの趣漂う九份老街を散策。
展望台から、台湾北海岸の景色を楽しんだら、
九份の街のメイン通り「九份老街」へ。
見どころは、狭い石畳の通りの両脇に
おみやげ店やローカルグルメ店が並ぶ「基山路」、
老舗のお茶屋さんが集まる長い階段の続く「豎崎路」の2本の道。
お店巡りはもちろんのこと、
昔ながらの空気が濃縮されているような
レトロな趣も楽しみながら歩かれてみてください。
ただし、九份一有名な通りということで、
平日休日を問わず、老街内は前に進むのもやっとなほどの、
ものすごい賑わいになります。
特に、ツアー客が続々とやって来る正午を過ぎると、
一気にヒートアップするので、少しでも落ち着いて散策したいなら、
午前中に訪れるのがおすすめです。
3. ローカル店で九份の名物グルメを堪能。
九份老街に来たら楽しみたいのは、なんと言っても名物グルメ!
ぷるぷるもちもち生地で肉餡を包んだ「肉圓」に、
薄塩風味のスープとともにいただく魚のつみれ「魚丸」。
デザートには、タロイモやさつまいものお団子を、
あま~いおしるこやかき氷に合わせた「芋圓」。
老街を歩いていると、
この三大グルメのお店に、至るところで出会うことができます。
お店選びのコツは、台湾人のお客さんで賑わっているかどうか。
普段から美味しいものをたんもり味わっている彼らのお墨付きなら、
おなかも喜ぶグルメに出会える可能性大です!
4. 台湾北海岸の海を望むカフェ&茶藝館でまったり。
先ほど、九份から見える眺望のお話をしましたが、
それに関連してもう一つ。
九份の街には、台湾北海岸に大パノラマを望みながら、
食事やティータイムを楽しめる、
カフェや茶藝館さんも少なくありません。
特におすすめなのは、オープンテラスを設けているお店。
九份の自然を直に感じながら、まったりと過ごす時間は、
僕が九份で一番楽しみにしていることでもあります。
休憩どころをお探しの時にはぜひ、
「景色が楽しめるかどうか」に注目されてみてください。
お昼ごはんに終えたら、
ちょうど老街が混雑し始める頃合いかと思いますので、
このタイミングで一旦、カフェやお茶屋さんに避難しちゃいましょう 笑
老街中心部よりも、老街を抜けた先や、「輕便路」周辺が狙い目です。
5. 金鉱で栄えた街の歴史に触れる。
九份はかつて、金鉱の街として栄えた場所。
今でこそ観光地として、
世界中から旅行客が訪れるスポットとなっていますが、
その裏には、日本人とも関係の深い歴史が横たわっています。
おすすめは、九份からバスに乗って
10分ほどのところにある「黄金博物館」。
九份中心部よりも人がグッと少なくなるので、
老街観光を終えたタイミングで向かわれるのが良いかと思います。
「金瓜石」というエリアに広がる博物館の敷地内では、
ゴールドラッシュ時代にこの土地を管理すべく、
日本人によって建てられた日本家屋や神社の跡地、
当時の様子を伝える展示スペースなど巡ることができます。
博物館内の見どころは、重さ220kg、
時価2億台湾ドル(=約7億2,000万円)の大金塊。
※1元=3.6円で計算。(2019年3月現在)
金塊に手で触れながら記念撮影ができる珍しいスポットということで、
行列のできる人気アトラクションとなっています。
しかし同時に、博物館内の展示を巡りながら、
この金塊の裏にある過去を紐解いて行くと、
この土地でかつての日本人がどんなことを行ってきたのか、
深く考えさせられる機会になるかと思います。
関連記事→【九份観光と合わせて行ける金瓜石の新北市黄金博物館を紹介『200キロ黄金に触れる』|あしたはもっと遠くへ行こう】
6. 赤提灯の光に浮かぶノスタルジックな夜景を鑑賞。
九份の名を聞けば、真っ先に思い浮かべるのは、
ノスタルジックな夜の街並みではないでしょうか。
赤提灯の光にライトアップされる老街の風景は、
どこを撮っても絵になる美しさ。
記念撮影には、階段沿いに老舗お茶屋さんが並ぶ「豎崎路」や、
階段を下り切ったところにある「昇平戲院」前の広場がおすすめです。
特に、千と千尋の映画にも出てきそうな「阿妹茶樓」前の夜景は、
九份観光のハイライトと言ってもいいほどの一番人気。
ただし、平日休日を問わず、
押し合いへし合い必至の人出となるので
「思うように撮影できなかった…」と、
心残りに思われることもあるかもしれません。
混雑を避けて、好きなだけ夜景を撮影したり、
眺めたりしてみたい方には、僕も最近よく実行している、
とっておきの方法をお教えします。
7. 九份のゲストハウスに滞在する。
それは、九份で思い切って1泊すること。
九份へは、台北から日帰りで訪れる方が多いかと思いますが、
僕が猛烈プッシュしたいのが、
ゲストハウスでの泊まりがけでの滞在です。
日帰り客が少なくなり、
落ち着きを取り戻した本来の九份の姿が見られる20:00以降は、
人気フォトスポットでの写真も撮り放題!
泊まりがけなら、
夜のノスタルジックな街並みを、心ゆくまで堪能できちゃいます。
茶藝館やバーなど、夜遅くまでオープンしているお店もあり、
帰りの時間を気にせずゆったりと過ごせるのは、
九份に滞在する方ならではの特権です。
また、ゲストハウス自体にも、九份ならではの魅力がたっぷり。
お部屋から台湾北海岸の海を望めたり、
ノスタルジックな老街ど真ん中だったり、
山の暮らしの趣を生かしたオシャレなデザインだったり。
台北市内での滞在とは一味違った、
山の街に暮らすような体験ができるので、
九份での滞在一泊を挟めば、
さらにメリハリのついた台北旅行を楽しめるのではないかと思います。
関連記事
→【海が見える台北・九份のおしゃれゲストハウス「九份山經」。フォトスポット・豎崎路へ徒歩5分、老街散策に重宝するロケーションです。】
→【九份の路地裏に日本旅館!? 台湾北海岸の大パノラマを望む居心地最高ゲストハウス「九份小町」。】
+1. 春限定!九份で桜を愛でる。
そして、九份にはもう一つ、季節限定の楽しみ方があります。
それは、「桜」!
台北では、春節(旧正月)頃から蕾がほころび始め、
街の至るところで、咲き誇るピンク色の花々を楽しむことができます。
九份で鑑賞できる桜には、
台湾でよく見かけるピンクと言うよりも赤に近いものや、
たっぷりと花びらを付けた八重桜、
日本でおなじみの淡いピンクのものまで、品種は様々。
海外で鑑賞する桜もまた、日本で見るのとは違った趣があって、
特別な体験になるのではないかと思います。
また、先ほどご紹介した「黃金博物館」のある金瓜石エリアは、
台北近郊の桜の名所としても知られていますので、
春(2月〜3月)に九份へお越しの際には、ぜひ足を運ばれてみてください。
まとめ
今日は、台北・九份へ観光に来たら体験したい7つのこと+1
をご紹介しました。
九份観光は「人波をかき分けながら老街を歩いておしまい」
と、なってしまうパターンが多いですが、
それだけでお帰りになってしまうのは本当に惜しい。
老街散策ももちろん体験していただきたいことではありますが、
それだけでなく、他にもたくさんの側面から楽しめるのが、
九份の真の魅力かと思います。
自由旅行で時間をたっぷり取れる方はぜひ、
カフェや茶藝館さん、金鉱の歴史スポットなどへも足を運んで、
多角的に九份を感じられてみてくださいね!
また、さらに深く九份を巡ってみたいと言う方は、
以前僕が泊まりがけで九份を訪れた際の、
王道ルート外れまくり旅行記ものぞいていただけるとうれしいです 笑
→【九份だけで1泊2日一人旅行【前編】。王道ルートを外れ放題していたら、いろんな九份が見えてきた。】
→【九份だけで1泊2日一人旅行【後編】。金鉱の街に咲く桜と、ちょっぴりホラーな密林古道。】
関連記事(僕がよく利用している九份への行き方)
→【台北市内(西門)〜 九份のバスでのアクセス方法 [行き方・帰り方]|ナカジマチカ】
次回の台北旅行、どこに滞在するかはもうお決まりですか?
『【筆者宿泊済み】台北と九份のおすすめホテル&ゲストハウス7軒。』では、
台湾北海岸の大パノラマを一望できる九份のお宿や、
台北市内の有形文化財に暮らすような体験ができる古民家ゲストハウスなど、
僕が実際に宿泊したことのあるおすすめの滞在先をご紹介しています。
ホテル探しでお悩み中の方は、ぜひチェックされてみてくださいね!
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→初の台北観光を2日で満喫するためのおすすめスポット10選。
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