スポンサーリンク


台湾東海岸縦断旅行記【花蓮・宜蘭編】。お祭り騒ぎのカーニバルと、渇望のタピオカミルクティー。

花蓮・王記茶舖の珍珠奶茶(タピオカミルクティー)

台湾東部3都市を巡る旅の後半は、花蓮と宜蘭へ。移動の最中に出会った1年に1度の特別な「鉄道体験」や、台北出発前から気になって仕方がなかった「あるグルメ」との再会も果たすことができました。

こんにちは!4日間をかけて台湾東海岸を縦断してまいりましたMae(@qianheshu)です。

前回【台湾東海岸縦断旅行記【台東篇】。緑の楽園にかかる虹と、窮地に現るお母さん。】にて、台東での旅の様子をご紹介しましたが、今回はその後編。

駅へと向かう最中、予期せぬハプニングにも見舞われたものの、なんとか無事に台東を出発して、次なる目的地・花蓮、そして宜蘭へと向かいます。

台北から台東までは飛行機でひとっ飛びしましたが、ここから台北までの北上ルートは全て陸路での移動に。

空の旅とは違った旅情緒を楽しめたのはもちろんのこと、その移動の道中でも、おもしろい出来事に出会うことができました。

まずは、台東から出発した台湾鉄道車内でのエピソードから。

この日の車内には、おそらく1年でこの1日しかできないであろう、貴重な体験が待ち構えておりました。

 


1年に1度のレインボー列車、発車!

台東発花蓮行きの台鐵(台湾鉄道)チケット

2日間滞在した台東から、次の目的地・花蓮へは、台湾鉄道で。

 

もともとは、切符は駅についてから買おうと思っていたのですが、

列車の発車時刻を検索していた際、本数が予想以上に少ないことが発覚。

 

お昼前までに花蓮へ到着できる列車はたった5本しかなく、おまけに搭乗日は日曜日。

 

台北方面へと向かう人で混雑する可能性もあったので、

安全策をとって、あらかじめネットで予約しておきました。

 

台湾鉄道・台東駅のホーム

駅のホームで電光掲示板を眺めてみると、列車の到着は、どうやら10分ほど遅れる模様。

 

とは言え、台湾鉄道は遅れることも日常茶飯事なので、

特に気にかけている人もいない様子です。

 

ぐるーっとホームを見渡してみると、何だろう、この既視感。

 

スーツケースを引きながら一眼レフを構えるイケメンに、

お揃いのTシャツに身を包んだグループ、

僕の後ろに並んでいる濃いめに化粧を入れた男子たち。

 

…そう言えば、みんな見たことのある顔だ。

 

それも、そのはず。

 

僕が花蓮へ行く一番の目的は、昨日の台東でのLGBTプライドに引き続いて、

本日午後に開催される花蓮でのLGBTプライドに参加するため。

 

一眼レフのイケメンは、昨日パレードの様子を写真に納めていたカメラマン。

Tシャツのグループは、パレードのスタッフたち。

化粧の男子たちは、パレードカーに乗っていたドラァグクイーンたち。

 

なるほど。

昨日パレードに参加していた多くの人も、同じ列車に乗って花蓮へ向かう、

ということのようです。

 

台湾鉄道の車内

10分遅れでホームへと入ってきた列車に乗り込み、

チケットに書かれた座席に腰を落ち着けた僕。

 

「台湾東海岸の車窓をしっかり目に焼き付けるぞっ!」とワクワクしながら、

シートの上で態勢を整えます。

 

と、その時。

 

「先生,不好意思~。」

 

声のする方へと顔を上げると、

そこには、先ほど僕の後ろに並んでいた、

目元に蛍光イエローのアイラインを入れたぽっちゃり男子が。

 

自分のチケットを差し出して、僕の方を見つめています。

 

「不好意思,可不可以跟您換位子?

(すみません、席を交換してもらえますか?)」

 

どうやら彼は、他のドラァグクイーンの友人たちと隣り合った席が予約できなかった様子。

それがちょうど、今僕の座っている席、ということのようです。

 

こちらはちょうど一人旅だし、

彼らには数時間後パレードカーに乗り込むための打ち合わせも必要かも。

 

特に断る理由もなかったので、席を交換してあげることにしました。

 

実はこの「席を交換してほしい」申し出、

台湾では乗り物に乗っていると(時には飛行機でも!)、しばしば遭遇します。

 

もし台湾での旅行中に同じような状況に出くわしたら、

可能な範囲で対応してあげると、喜ばれると思います。

 

台湾鉄道の車内から見る台東の田園風景

新しい席へと車両を移動する最中も、レインボーアイテムを身につけたカップルや、

昨日特設ステージ上からスピーチをしていた男性など、記憶にある姿を続々発見。

 

無事席を見つけて座り込んだお隣にも、

楽しそうにおしゃべりをする同性カップルの2人が座っておられました。

 

おそらくこれは、台東と花蓮にて2日連続でLGBTプライドが行われる、

1年に1度のこのタイミングだからこその鉄道体験。

 

おもしろいタイミングで列車に乗ったなあと、

車窓に流れる真っ青な海岸線や、見渡す限り緑の田園風景を眺めながら、

心の中では始終スマイルを浮かべずにはいられませんでした。

 

「本日9:50台東発花蓮行きの自強號は、LGBTプライド参加の乗客多数のため、

レインボー列車として運行しております。」

 

市街ど真ん中のロケーションに大助かり。レトロかわいいゲストハウス「花蓮日日 Hualien dairy」。

台湾鉄道・新花蓮駅

列車が花蓮へと到着したのは、正午を少しまわったころ。

 

LGBTプライドのスタートまで、まだ少し時間があったので、

参加前にまず今日のお宿へ向かうことにします。

 

まだチェックインには少し早かったので

「荷物だけでも置かせてもらえれば」と思っていたところ、

ちょうど清掃が終わったばかりということで、早めにお部屋へ入れてもらえることに。

 

親切なスタッフさんのおかげで、午後のパレードは身軽に行動できそうです。

 

花蓮市街中心部のレトロかわいいおすすめゲストハウス「花蓮日日 Hualien dairy」のチェックインカウンター

滞在するのは「花蓮日日 Hualien daily」というゲストハウス。

 

パレードの集合地点から至近距離のロケーションと、

古民家ならではの趣を活かしたユニークなインテリアが、こちらを選んだ決め手です。

 

花蓮市街中心部のレトロかわいいおすすめゲストハウス「花蓮日日 Hualien dairy」の單人房(シングルルーム)

花蓮市街中心部のレトロかわいいおすすめゲストハウス「花蓮日日 Hualien dairy」5Fパブリックスペース

用意していただいたのは、最上階にあるシングルルーム。

すぐ隣には、大きなベランダ付きのパブリックスペースもついていました。

 

しかも、ほぼワンフロア貸切状態だったので、

まるで自分の家のリビング&寝室でくつろいでいるかのように自由自在。

 

パレードが終わってからの写真整理など、パソコン作業ががっつりはかどりました。

 

花蓮市街中心部のレトロかわいいおすすめゲストハウス「花蓮日日 Hualien dairy」の朝ごはん

そして、翌日のお話ではありますが、

ゲストハウスオリジナルの朝ごはんもいただくことに。

 

もともと宿泊料金に含まれていなかったのですが、

100元(=約360円)でプラスできるということでしたので、付けてもらいました。

 

レトロかわいいダイニングスペースで、

ゆったりと楽しむヘルシーなワンプレートの朝ごはん。

 

旅のエネルギー、たっぷり補充させていただきました。

 

花蓮市街中心部のレトロかわいいおすすめゲストハウス「花蓮日日 Hualien dairy」の観光案内が描かれた黒板

サラダを口へと運びながら、

黒板に書かれたオーナーさんおすすめの観光情報を眺めていると、

行ってみたいところはどんどん増すばかり…

 

あぁ、とてもじゃないけど、この街を楽しむには1日じゃ全然足りないなあ…

 

1泊しかできなかったのを心残りに感じてしまうくらい、

古民家で暮らすような快適な時間を過ごすことができました。 

 

関連リンク→【花蓮一人旅におすすめのレトロかわいいゲストハウス「花蓮日日 Hualien daily」。市街ど真ん中なロケーションが観光の拠点にピッタリです!】

 

「花東彩虹嘉年華(台湾東部LGBTプライド)」2日目。カーニバルの名にふさわしいお祭り騒ぎ。

花東彩虹嘉年華(台湾東部LGBTプライド / 花蓮場)の集合場所・花蓮文創園區に集まる参加者たち

ゲストハウスへのチェックインを終えたら、LGBTプライドの集合場所へ。

 

台東・花蓮の2都市合同で行われている「花東彩虹嘉年華(台湾東部LGBTプライド)」、

発祥はこの花蓮の街。

 

「花蓮彩虹嘉年華(花蓮LGBTプライド)」として、

花蓮で行われていたパレードが台東へと広がり、

新体制としては今年で第2回目の試みとなります。

 

花蓮単体では、パレードが行われるのは今回で8回目。

 

僕にとっては2年ぶりの参加ですが、

前回に比べて明らかに活気とパワーに満ちているのが、

到着早々から伝わってきました。

 

ほんの2年前までは、会場が半分埋まるほどの人数だったのに、

今ではその倍という、成長のスピードに驚かされます。

 

「一人でも多くの人にLGBTについて考えてもらいたい」という、

現地に暮らす当事者の方たちの想いが、ついにこの街にも根付き始めた。

 

彼らの長年にわたる努力の結晶と言って、間違いないのではないかと思います。

 

花東彩虹嘉年華(台湾東部LGBTプライド / 花蓮場)のパレード隊列

パレードが始まると、パレードカーからは大音量のダンスミュージックが。

 

誰もが心からこのイベントを楽しんでいるようで、

リズムに合わせて踊りながら、レインボーフラッグを大きく振り上げながら、

スローガンを沿道へと叫びながら、ノリノリで街を歩いて行きます。

 

花東彩虹嘉年華(台湾東部LGBTプライド / 花蓮場)フレンドリーショップに貼られたポスター

街の中には、レインボーフラッグやイベントのポスターを貼る

ショップやカフェなどもたくさん。

 

もはや「街を上げての一大イベント」として、定着し始めているのでは、

とも思えてきます。

 

嘉年華(カーニバル)の名前にふさわしいこの大盛り上がりな様子に、

第1回目からのパレードスタッフさんや参加者の方たちは皆、

感無量に違いありません。

 

花東彩虹嘉年華(台湾東部LGBTプライド / 花蓮場)ゴール付近に差し掛かるパレード隊列

と、賑やかな隊列の中を歩きながら、そんなことを考えていた僕ですが、

イベントが終わってから他の参加者のレポートなどを見ていると、

どうやら一部ではトラブルも起こっていたようで…

 

LGBTというテーマを快く思っていない方から、

ネガティブな言葉を投げかけられた場面もあったようです。

 

すべての人に理解してもらうのは、本当に難しいこと。

 

でも少なくとも、同じ社会の一員であること、互いに尊重すべき存在であること。

それだけは、すべての人に分かってもらいたい。

 

そのメッセージをより強く訴えていくためにも、

この花蓮のパレードがこれからもどんどん大きく育ってくれることを、

心から願っています。

 

外国人である僕一人の力なんて、取るに足らないものかもしれないけれど、

来年もきっとまた、ここに戻ってこよう。

 

関連リンク→【「花東彩虹嘉年華(台湾東部LGBTプライド)」レポート。台東・花蓮から2018台湾秋のパレードシーズンが開幕です!】

 

無性に恋しくてたまらなくなる、花蓮の巨大小籠包。

花蓮市街の有名観光スポット「自由街」に並ぶグルメ店

パレードが終わった、その日の夜のこと。

 

台東では「何を食べればいいんだろう???」と迷っていた僕でしたが、

花蓮では絶対に食べておきたい一品がありました。

 

と言いますか、最初は特に、そのグルメを意識しているわけではありませんでした。

 

ただ不思議なことに、夜が近づいておなかに空きができるにつれ、

無性に恋してたまらなくなってきた。

 

そう言ったほうが、近いかもしれません。

 

花蓮市街中心部のレトロかわいいおすすめゲストハウス「花蓮日日 Hualien dairy」のレンタサイクル

泊まっているところからはちょっと距離があったので、

近場で済ませられないものかとブラブラしていたのですが、

どうしても、どうしてもそのグルメが頭から離れない…

 

居てもたっても居られなくなり、一旦ゲストハウスまで戻って自転車を借りることに。

夜の花蓮の目抜き通りを、おチビな自転車にまたがって、爆走開始です。

 

ありつきたい一心でがんばって漕いだおかげ(?)か、そのお店へは10分ほどで到着。

 

花蓮駅に近いところにある「周家小籠包」の軒先からは、

今日も、もくもくと蒸籠を茹でる水蒸気が立ち上っていました。

 

 
 
 
View this post on Instagram

雖然不是最有名的那一家,但吃到超大小籠包才有來到花蓮的氣氛😉 #花蓮美食 #周家蒸餃 #小籠包 #台湾東海岸縦断中

Kazuki Maeさん(@maekazuki)がシェアした投稿 –

 

お目当ての夜ごはんは、台湾名物グルメとして名高い小籠包!

 

「花蓮まで来て小籠包?」と思われる方もおられるかもしれませんが、

こちらのものは一味違う!

 

どこが違うのか、と言いますと…

 

そう、このボリューム!

 

もはや「小」籠包と呼ぶのが失礼ではないかと思われるくらい、

一個一個がとにかくデカい!

 

何度見ても「小さな肉まん」と言った方がしっくりくるな、コレは。

 

う~ん!!!

 

このじゅわ~っと肉汁が溢れ出してくるジューシーさ!

それでいて、生地はふっくら分厚くて、ほんのり香る甘みもGOOD!

 

この小籠包こそが、僕にとっては

「花蓮来たぞ~!!!」を実感させてくれる一品なのだということを、

今一口かじってみてようやく実感しました。

 

この感動をインスタグラムに投稿したところ、花蓮出身の友人からは

「在地人都吃周家❤️(地元の人はみんな、周家に行くよ!)」とのコメント。

 

なるほど、確かにこのクオリティにボリュームにコスパ(1籠50元=約180円)は、

日常的に食べたくなるお味。

 

いや~、自転車走らせてここまで来て、ホントによかった。

 

タピオカミルクティー・リベンジ。

 

小籠包ディナーから一夜明けて、今日はいよいよ台北へと戻る日。

 

行きたかった場所ももっとたくさんあったのに、結局行けなかったなあ…

また近いうちに戻ってこよう、ゼッタイ。

 

今回は台東の時(台東編を参照)と違って、かなり余裕を持ってチェックアウト。

13時前に出発する台湾鉄道の列車に乗るため、花蓮駅へと歩いて向かいます。

 

ただ、花蓮を離れるその前に。

一つだけ、どうしても立ち寄っておきたいところがありました。

 

花蓮・中山路にある美味しいタピオカミルクのお店「王家茶舖」の外観

それは、「王記茶舖」というお茶屋さん。

 

前回、半分お仕事で花蓮へ来た時に初めて利用したのですが、

このお店でタピオカミルクティーをもう一度、

どうしても飲んでおきたかったのです。

 

台北・松山空港の朝の賑わい

と言うのも、時間を遡って旅行出発前の台北での出来事。

 

松山機場で飛行機のチェックインを済ませた僕は、

早く到着しすぎて時間を持て余しておりました。

 

せっかく松山空港まで来たことだし、

「朝ごはんがてら何か食べておこうと」探していた時のこと。

 

「そう言えば、松山空港って春水堂があったはず!」

ということを思い出しました。

 

春水堂は、タピオカミルクティーの元祖とも言われている、

台中発祥のお茶屋さん。

 

濃厚なお茶の香りと、それをマイルドに包み込むミルク、

そして弾力抜群のクニュクニュタピオカを、

ストローでぶりゅっと吸い込むあの感覚…

 

考えれば考えるほど、タピオカミルクティーが飲みたいような気分に。

 

いや、ここはもう、ぜひ飲んでおこう!

 

台北・松山空港国際線ターミナル

朝8:00にもかかわらず、あま~いドリンクでカロリー補給しようと、

自然と足は国際線の出発ロビーの方へと動き始めます。

 

…もうすぐ、もうすぐ、あの魅惑のドリンクでおなかを満たせる!

 

意気揚々と、2Fフロアへと伸びるエスカレーターに飛び乗ります。

 

ところが…

 

あれ、お店が見当たらない…???

 

前に来た時はあったはずなのに、

肝心のお店がフロア中歩いても見当たらないのです。

 

どこにあったのか位置までははっきりしないものの、

ものの1分ほどで隅から隅まで辿り着けるような、この小さなフロア。

 

見落とすことは、絶対にありえない…

 

しかも、見たことのないお店が出現しているということは、

もしかして閉店しちゃった???

 

フロアマップをのぞいてみても、「春水堂」の3文字をどこにも見当たらず…

 

どうやら、本当に店じまいしてしまったようです。

 

もう胃袋はタピオカミルクティー1色になっていたのに、そんな残酷な…

 

その残念度合いが、きっと見た目にも分かるくらい、

ガックリと肩を落としていたのが、2日前のお話です。

 

そのような経緯があり、

出発前から「どこかで絶対、タピオカミルクティーを飲もう!」

という決意がメラメラと燃えていたのであります。

 

花蓮・王記茶舖の珍珠奶茶(タピオカミルクティー)

うぉ~!!!来た来た!!!

ついに目の前のテーブルへと登場した、タピオカミルクティー。

 

底の方にコロコロと転がる愛らしいタピオカの粒はもちろんのこと、

グラスの表面に浮かぶ水の粒が、これまたなんともニクい…

 

これだよ、この瞬間を待っておったのだよ…

 

じゅるっと一気に、ストローを吸い込みます。

 

濃厚なお茶の香りに、まろやかなミルクの風味、ぷるぷると飛び込んでくるタピオカの大群…

 

うぅ、うまいよぉ!!!好過癮…

 

思い切って、甘さデフォルト(全糖)でオーダーしておいたのも、

この場面においては大正解でした。

 

花蓮・王記茶舖の雞腿飯套餐

タピオカミルクティーのお供(逆?)としてオーダーした、鶏あし定食も良いお味。

 

ちょっと値段は張ったけれど、それに見合うだけの、

いや、それ以上に満足できたから、ここは良しとしよう。

 

(じっくり堪能しすぎるあまり、またもや駅までダッシュするハメになったのは内緒です 笑)

 

「一分錢一分貨」という常識。

花蓮発礁溪行きの台湾鉄道チケット

花蓮から直接台北へ戻るという手ももちろんあったのですが、

せっかくなのでもう一都市で途中下車してから帰ることに。

 

2日間パレードを歩いて、さすがにカラダの疲れを感じていたので

「温泉でも楽しんでいこう」というのが動機です。

 

目的地は、宜蘭・礁溪温泉。

 

台北の有名な温泉街・北投よりもリーズナブルに温泉が楽しめるので、

台北から日帰りで訪れる人も多い人気の温泉街として知られています。

 

花蓮から礁溪までは、1時間30分ほど。

 

この旅最後となるであろう、東海岸の海岸線を窓の外に眺めながら、

台湾鉄道に乗って向かいます。

 

宜蘭・礁溪温泉の温泉街

到着してみると、これまで僕が知っていた礁溪とは、どこかが違っているような…

 

温泉宿や、おみやげもののお店が並ぶ通りは閑散としていて、

なんだか活気が感じられません。

 

…あっ、そうか。

 

そう言えば、平日にここへ来るのは、今回が初めてだった。

 

いつもはボーイフレンドと一緒に週末に来ることが多かったので、

記憶の中の礁溪と言えば、いつも人がごった返している光景でした。

 

そうか、平日だとここまで人が少なくなるのか。

 

この分なら、どの温泉スポットへ行っても、ゆったりと楽しめそうです。

 

宜蘭・礁溪温泉公園内にある「森林風呂」

ウキウキと期待しながら向かったのは、礁溪溫泉公園内にある大浴場「森林風呂」。

 

入湯料が120元(=約430円)と安く、

かつ浴場内は広々とした露天になっているので、

礁溪に来るとかなりの確率で、ここへ足を運ぶことが多いのです。

 

よーし!時間は気にせず、ゆったりと楽しむぞぉー!

 

気合いを入れて暖簾をくぐり、いざ浴場内へと足を踏み入れます。

 

ところが…

 

ゆっくりまったりするつもりが、入っていたのはほんの30分ほど。

 

結論から言うと、全然楽しめなかったのです…

 

いや、数年前までは「この値段で、この設備!」と驚くほどよくて、

本当にすごく大好きだったのです。

 

ですが、入湯料が安すぎて、メンテナンス費用が確保できないのか、

あるいは単に手入れが面倒なのか。

 

そのあたりは定かではありませんが、シャワースペースの故障やお湯の質などなど、

来るたび徐々に「あれっ?」と思うことが多くなり…

 

今回入ったときには、もはやお気に入りから外さずを得ない状態でした…

 

台湾ではよく、「一分錢一分貨」という言葉を耳にします。

 

これは「払ったお金に質は相応」という意味。

良いものは高くて同然だし、それなりのものは価格もそれなり。

 

安さを重視するのも大切ですが、

良いサービスを受けたいなら、それに見合うだけの見返りを提供しなくてはいけない。

 

当たり前のことなのかもしれませんが、何だかそのことを痛感した体験でした。

 

日本には「安くて質が良い」モノ・コトがたくさん溢れていますが、

それはとても驚異的なことなのだと、

こういう出来事に遭遇するといつも感じさせられます。

(それが消費者・提供者にとって本当にいいことなのか?は考える余地があるかと思いますが。)

 

次回来たときには、新たなお気に入りを探さないとなあ。

 

せっかく途中下車してまで立ち寄ったものの、

最後の最後でちょっと心残りを抱えてしまいました。

 

逃げ場のない苦しみに悶えながら、台北帰還。

宜蘭・礁溪バスターミナルに並ぶ葛瑪蘭客運のバス

礁溪から台北へは、高速バスで移動。

礁溪溫泉公園と直結している礁溪バスターミナルから、台北行きへと乗り込みます。

 

いつも利用するのは、龜山島の絵が描かれた青い車体が目印の「葛瑪蘭客運」。

台北まで1時間とかからず到着できるので、台湾鉄道を利用するよりも効率的です。

 

3列シートで、座席も広々としていて快適。

 

でも、運の悪さとは続くもので…

 

隣の席に座っていたおじさん。

 

長らく洗濯をしていないような、

それはそれは、濃厚なにおいを放っておられるよぅ…

 

座席は指定されている上、空き席もなく逃げ場なし。

 

…そうですか。ここで最後の試練ですか。

 

気持ちよく旅を終えたいところなのに、

なんだか、宜蘭に来てからツイてない…

 

僕のバス移動史上、最も苦しい1時間を体験するハメになりました。

 

葛瑪蘭客運のバス車内

こうなったらもう、ぐっすり眠って無意識の境地に達する他なし。

 

眠らせまいと、合間合間を見計らって漂って来るにおいをやり過ごしながら、

世界でも指折りの長さを誇る「雪山隧道」へ突入する頃には、

何とかディープスリープへと入ることに成功。

 

次に目を開いたときには、見慣れた景色が窓の外に見え、

目的地到着のアナウンスも流れてきました。

 

そうか、これでようやく旅も終わりか…と、しみじみ。

 

…したかったところを、それ以上にいち早くこの座席から抜け出したい想いが勝り、

しみじみどころではありませんでした 笑

 

台北MRT科技大樓駅

逃げるように勢いよく扉を飛び出した先は、台北MRT「科技大樓」駅。

 

新鮮な外の空気を大きく吸い込んでようやく、

心も落ち着きを取り戻したのでした。

 

たった4日間の、しかも台湾国内の旅だったにも関わらず、

自分の中には僅かながら変化も起こっていたようで。

 

いざMRTに乗り込むと、すごく狭い空間にたくさんの人がいるという、

その状況に少しハッとさせられたり。

 

ジム通いによって鍛えられたのであろう、

デザインされたプロポーションの男子たちをよく見かけるな、と気づいたり。

 

毎日のように歩いていた、駅から自宅までの15分ほどの道のりが、

何だか懐かしく感じられたり。

 

すでに慣れ親しみきったはずの生活に、

ある種の新鮮さを見出していた自分がいました。

 

やっぱり、台北に6年住んでいるからと言って、

それだけで台湾すべてを知った気になるのは、おこがましい。

 

もっと、いろんなところへ足を運んで、それぞれの街の魅力を知らなくては。

 

今暮らしているこの街の、新鮮さを忘れないためにも。またどこかへ旅しよう。

 

うっすらと濁った台北の空気を吸い込みながら、

柔らかさを増した日の光を肌に受けながら。

 

いつもの日常に少しずつ染まりゆくのを感じながら、

ボーイフレンドの待つ屋上の部屋へと、足を早めるのでした。

 

まとめ

花蓮市街の有名観光スポット「博愛街」にあるおしゃれな袋小路

今日は、台湾東海岸縦断旅行記【花蓮・宜蘭編】ということで、

台湾東部の街・花蓮+ちょこっと宜蘭での旅の様子をご紹介しました。

 

国内、海外を問わず、僕が旅をするときは「街にどっぷり浸りたい」という想いが強いため、

これまでは「1都市集中型(沈没型?)」の滞在スタイルを採ることがほとんどでした。

 

だからこそ、台湾東部3都市を4日間で巡るという今回の旅行は、ちょっと特別。

 

出発する前は「ちょっと慌ただしすぎるのでは?」という心配も感じていました。

 

ただ、実際に旅をしてみると、

街に浸りきれなかったもどかしさも確かにありましたが、

「一度に多様な魅力に触れられる」別種の楽しさがあることも発見。

 

「他都市を一気に巡る旅にも、それはそれで良さがある」と、

気づくことができたように思います。

 

次の旅の予定は、高雄でのLGBTプライドに合わせた台湾南部旅行になるかと。

 

高雄にどっぷり滞在するか。あるいは近隣の都市と合わせて旅するか。

 

まだどちらのスタイルにするか迷っているところではありますが、

また旅のお話をシェアさせていただくこともあるかもしれません。

 

その際はまた、休憩のお供にでもお読みいただけるとうれしいです。

※記事中の日本円表記は1元=約3.6円で計算しています。(2018年10月現在)

 

▼台湾旅行に出発の前に、各地で体験したいことを一気にチェックしてみましょう!▼

 

おまけ:本日の台灣男子

 
 
 
View this post on Instagram

消防隊男子的帥氣外表常常備受矚目,應該是全世界共同的現象,當然台灣也不例外。我上班地點附近有一家消防局,每天中午休息的時候,還是不得不期待一下會不會有浪漫巧遇(羞)。休閒模式的他們穿著T恤和短褲,偶爾在車庫裡整理東西洗車等等。沒有任何互動沒關係,遠遠地看到帥氣的樣子就會讓我一飽眼福了… 謝謝你們每次提供給我下午邁向工作的動力。 カッコいい消防男子たちが話題に登るのはおそらく全世界共通の現象かと思いますが、台湾ももちろん同じ。勤めている会社の近くには消防署が一軒あって、お昼休憩の時など「消防イケメンとすれ違わないかな~」などと、やっぱり期待せずにはいられないのです。Tシャツに短パンをはいた待機モードの彼らは、ときたま車庫で整理作業中だったり、洗車をしていたり。ちょうどそんな折に通りかかって、カッコいいお姿を一目でも拝見しようものなら、午後の仕事には一段と身が入るというものです。いつもエネルギーをいただきありがとうございます。 #本日の台灣男子 #消防隊 #猛男 #休閒模式 #工作中的男人最帥

本日の台灣男子さん(@todaystaiwaneseboy)がシェアした投稿 –

 

『本日の台灣男子』は、僕が台湾の街で出会った台湾男子たちを、

思わず胸キュンしてしまったエピソードと共に、イラストで綴るインスタアカウントです。

 

時にかっこよく、時にかわいく、時にゆるゆるな台湾男子の魅力は、

ID:todaystaiwaneseboy に詰め込んでいますので、

ご覧いただけるとうれしいです!

 

▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼

→台湾個人旅行でフル活用したい旅行サイト「KKday」。おトクに効率的にユニークに観光ツアーを楽しむなら必見のプランが満載です。

→台北から台湾各主要都市への行き方。現地在住6年目の僕がよく利用する交通手段はこちらです!

→台湾新幹線(高鐵)を20%OFFでおトクに利用!台南・高雄旅行がグッと便利になるおすすめの方法をご紹介します。

→台北から台東へ最速で行く方法!台湾国内線に初搭乗してみました。

→台北から花蓮・太魯閣(タロコ)への日帰り観光はどこまで楽しめる?KKdayの外国人限定1日ツアーで台湾東海岸への旅を体験してみました。

 


スポンサーリンク


あなたにオススメの記事


▼台湾のホテルを今すぐチェック!▼

SNSでも更新情報お届け中。



コメント

  1. 池崎暑 より:

    こんにちは!
    kazukiさんの記事を参考にさせてもらい、今月初めに1年ぶりの台湾へ行ってきました!
    あまり、ブログで温泉の記事を書いている人が少ないので、今回は、バスで森林温泉へ行ってみました!
    kazukiさんが感じたであろう感想と多分同じ理由かな?って感じました。
    翌日は、温泉気分で台湾に来たのに、不完全燃焼な気持ちになっていたので、皇池溫泉に行ってみました。なぜか試練続き?道路の舗装工事中で、ありえない状態の道路を通って行ってきました。
    缶ビール片手に仕事している人達…。なんだかのどかだなと思いました(笑)
    また参考にさせていただきたいので、温泉情報や、グルメ情報の記事を楽しみにしています!

    1. kazukimae より:

      つい先週末にちょうど行義路温泉に行ってきたのですが、その際もまだ道路工事中でした 笑
      でも温泉は通常営業しているようですね、皇池は行列ができるくらい賑わっていたそうです。
      また新しいお気に入りを見つけたら、記事にまとめますね!

コメントを残す

*