台北・松山空港から飛行機でひとっ飛び。華信航空(マンダリン航空)で台東まで足を伸ばして来た感想をまとめてみます。
こんにちは!先週は台東で2017年初のLGBTプライドに参加してまいりましたMae(@qianheshu)です。
これまでは台湾東部に出かける際には台湾鉄道を利用していたのですが、難点は何と言っても時間がかかってしまうこと。
台東までであれば4時間近く、列車によってはそれ以上かかることもあり、気軽に足を運べるという印象は持っていませんでした。
東部ならではの自然豊かな風景を車窓に楽しみながらゆっくりと旅をしたい時にはピッタリだとは思いますが、できるだけ時間を短縮したい場合はどうしたらいいのだろう。
今回のパレード参加にあたって速くたどり着ける方法を探していたところ、台北の松山空港から台東空港までの国内線があることを発見しました。
さっそくチケットを予約して搭乗してみると、「台東=遠い」のイメージが180度転換。
むしろ「西部の都市よりも行きやすいのでは?」と思うくらい快適な移動が体験できてしまいました。
今日は、台湾国内線の空港の様子と初搭乗となった華信航空(マンダリン航空)での空の旅についてご紹介したいと思います。
台北からの国内線搭乗は松山空港へ。
台北の空港というと「桃園空港」を思い浮かべる方は多いかと思いますが、
こちらは国際線がメインの空港。
台北から国内線に乗るには、
一度台北市内まで移動した上で「松山空港」へ向かう必要があります。
最近では、東京や上海、ソウル行きなど国際便の就航も増えているので、
海外の都市から直接松山空港へ到着というパターンもあるかもしれません。
MRT(地下鉄)松山機場駅と連結しているので、アクセスはとても便利です。
空港内は国際線と国内線の2つのエリアに分かれているので、
台湾東部行きの飛行機に乗る場合は国内線ターミナルを目指しましょう。
僕は今回、華信航空(マンダリン航空)に搭乗します。
華信航空のホームページから1ヶ月ほど前にチケット予約をしたところ、
早鳥優惠(早割)で片道およそ1,400元(=約5,180円/保険料込み)。
台北ー高雄間の高鐵(台湾新幹線)片道とほぼ同じ料金なので、
コスパ的にはなかなか良好だと思います。
国際線の手続きと同じく、
カウンターでeチケットの控えと身分証明のできるもの(パスポート)を提示すれば
チェックイン完了。
台湾の居留証がある場合は、居留証の提示でもOKでした。
台北・松山空港での待ち時間の過ごし方。
搭乗までしばらく時間があるので、空港内を散策してみることに。
松山空港は台湾の首都ど真ん中にある空港にもかかわらず、
桃園空港に比べるとかなりこじんまり。
国内線ターミナルには特に何もないので(!)、
チェックインが終わったら国際線ターミナルへと向かいましょう。
航空会社のカウンターが並ぶ1Fには、サンドイッチや牛肉麺のお店の他、
コンビニやドラッグストアなども揃っています。
2Fに上がると国際線の出発ロビーらしさがグンと増して、空港で一番華やかなエリアに。
台湾おみやげのお店や春水堂、スターバックスなどの人気店、
食事のできるレストランも数件並んでいます。
席数は少ないですが、コンセント付きのパソコンスペースも設置されているので、
作業にふけりたい方はこちらを利用するのも良いかと思います。
気分転換に外の空気を吸いたいという方は、
国内線と国際線のターミナル間にある展望デッキへの入り口へ。
エレベーターまたは階段で3Fまで上りましょう。
デッキに出ると、大きな空が頭上に広がる開放感満点の空間が出現。
お休みの日には、「ひこうき見た~い!!!」と
子供たちにせがまれてやってきているファミリーの姿もたくさん見かけます。
ガラス越しにはなりますが、間近に飛行機の離着陸が観察できる展望スペースも。
大人たちも思わず一緒にテンションが上がるくらいダイナミックな光景が見られるので、
いつ来てもワイワイ賑やかな雰囲気に包まれています。
台北ー台東間が50分!華信航空(マンダリン航空)で快適空の旅。
搭乗時刻が近づいてきたので、手荷物検査を受けて国内線の出発ロビーへ。
待合スペースは何となく僕の故郷・高松の空港にも似ていて、
日本の地方空港に見えなくもありません。
出発ロビー内にもおみやげ店と銀行のATMは並んでいますが、
選択肢はロビーの外の方が絶対に多いので、
お買い物やお金の両替などは手荷物検査前に済ませておくのが確実です。
華信航空の乗り場前に到着すると、搭乗口には「台東」の立て札が。
まだ飛行機の準備が整っていなかったので、搭乗開始時刻までしばし休憩することにします。
待合スペースの大きな窓から眺める滑走路。
出発は夕刻だったので、ちょうど目の前に広がる台北の街並みにも、
少しずつ明かりが灯り始めていました。
空港の背景には、カラフルに輝く美麗華の大観覧車も望めて何とも絵になる!
これから搭乗するジェット機も目前にして、一気に旅気分が盛り上がってきました。
そして、いよいよ搭乗開始。
外国人旅行客らしき人の姿は僕以外には見られませんが、
実家に里帰りするらしき乗客たちの姿で予想以上に賑わっています。
機内は左右に2列シートが並んだタイプ。
テレビモニターこそついていないものの、
設備的には国際線の飛行機とほとんど変わらない印象です。
座席の幅はもちろんのこと、足元もかなりゆったり目な設計。
足を軽く曲げ伸ばしできるくらいの空間は十分にあるので、
窮屈感はほとんど感じません。
松山空港は台北ど真ん中にあるため、離陸時の眺めは圧巻。
開発真っ只中の信義區に立ち並ぶライトアップされた摩天楼群のパノラマが、間近に迫ります。
写真は台北101の展望台から撮影したものですが、この8倍はキレイ!
窓から見える台北の夜景を眺めるためだけに、
「もう一度乗ってもいい!」と思えるくらいに美しかったです。
安定飛行に入ると、短い飛行時間ながら乗客全員にドリンクがふるまわれました。
機内雑誌でも読みながらさあ一息つこうか、と思っていた矢先。
飲みものを飲み終わるか終わらないかのうちに、
「緩やかに高度を下げてまいります。」のアナウンス入りました。
はっ、はやい…!!!
「台東って、こんなに近かったっけ?」と、
これまで台東に持っていた距離感が一挙に砕けた瞬間です。
飛行機に搭乗して、何とたったの50分。
あっという間に、台東空港に到着してしまいました。
前回4時間近くかけて行ったのが、嘘か幻のように思えるほど目からウロコの体験です。
台東空港から市内中心部へはどうやって行く?
台東空港の近くには列車の駅がないので、
移動にはバスかタクシーを利用することになります。
空港ロビーから外に出て、右手に進むとバスターミナル、
左へ進むとタクシー乗り場があります。
ただし、バス路線は本数が少ない!
台東火車站(台湾鉄道台東駅)に向かう場合はまだ良いかもしれませんが、
街の中心部へ向かう場合には乗り換えも必要になるようで(!)、
旅行者にとってはかなり使い勝手が悪そう。
確実に早く目的地にたどり着くには、やはりタクシーがオススメです。
ちなみに、台東には乗り捨て自由のシェアサイクル「oBike」がかなり普及しています。
アプリをダウンロードしてクレジットカード情報を登録しておけば、
いつでもすぐに利用できるので、台東市内の移動にすごく重宝します。
→【乗り捨て可能な自転車シェアサービス「oBike」を台湾で利用してみたので使い方を紹介|ナカジマチカ】
空港の駐輪場に止まっているのを運よく見つけた場合は、ぜひ利用してみてください。
(中心部まで30分ほどかかるので、荷物が少ない&自転車に乗り慣れている方向け)
まとめ
今日は、台北から台東へ最速で行く方法・台湾国内線初搭乗の様子をご紹介しました。
鉄道に乗って向かう所要時間と比べると、飛行機であればたったの4分の1。
台北から台湾新幹線(高鐵)で台中へ行くまでとほぼ変わりないので、
海外から来られている旅行者の方にとっては、非常に使い勝手の良い手段ではないかと思います。
僕も初めて利用してみて、あまりの速さにとにかく感動。
今後は気軽に台湾東部へ旅行に出かけるのもありだな、と考え始めるまでになっています 笑
時間が限られている中でどうしても台湾東部まで足を運んでみたいという方、
あるいは列車のチケットを予約しようと思ったけれどすでに売り切れだったという方。
国内線の飛行機という選択肢もありますので、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。
※記事中の日本円表記は1元=3.7円で計算しています。
※予約のタイミングにより航空チケットの料金は変動する可能性がありますので、購入の際には最新情報のチェックをお願いいたします。
▼台湾東部旅行へ出発の前に、見どころや美味しいものをちょっぴりチェック!▼
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