台湾でも珍しい泥温泉をたっぷり堪能!台南の山奥にある温泉街・關子嶺温泉のホテル「關子嶺統茂溫泉會館」で、泊まりがけの旅を楽しんできました。
こんにちは!最近、台北近郊以外の温泉地にも興味津々なMae(@qianheshu)です。
実はこれまで、現在暮らしている街・台北の近郊にある温泉しか行ったことがなかった僕。
そろそろ、他の街の温泉街にも足を運んでみたいなあと思っていたところに、ゴダさんのブログにて【台湾好行で行く!嘉義&關子嶺温泉を遊びつくす旅!】という記事に出会いました。
關子嶺温泉は「泥の温泉」として有名で、僕も前々からすごく気になっていたのですが、アクセスが難しそうで、これまで少しハードルを感じていました。
ところが、記事を読んでいると、「あれっ!? 意外とすんなり到着できそう!」
記事に背中を押していただくような気持ちで、先日ボーイフレンドと2人で実際に足を運んでまいりました。
せっかくなので温泉街で1泊することにして、今回は「關子嶺統茂溫泉會館」というホテルに滞在。
結論から言えば、いろいろと課題が見える部分もあったのですが、大浴場の設備がとても充実していて、総合的にはおもしろいローカル温泉旅行が体験できたと思います。
今日は、「關子嶺統茂溫泉會館」の温泉の様子や、1泊してみての感想などをご紹介。
關子嶺温泉への旅をご計画の際に、参考としてお役立ていただけると幸いです。
日帰り入浴プランもあり!ローカル感満点な温泉ホテル「關子嶺統茂溫泉會館」。
「關子嶺統茂溫泉會館」があるのは、
關子嶺のバス停から歩いて
5分ほどのところ。
關子嶺は、
台南の山間に広がる温泉街で、
周辺にはローカルグルメが楽しめる
レストランも集まっています。
ホテルエントランスの
看板を見てみると、
食事がセットになった
日帰り温泉プランも用意されていました。
もちろん、宿泊する場合は、
回数制限などもなく
無料で利用可能です。
(開放時間は、7:30〜22:00)
エントランスを入ると
目の前に広がるのは、
とても広々としたロビー。
木彫りの置物や、
鶴の絵などが飾られていて、
荘厳なような、渋いような、
台湾ローカルなような、
不思議な雰囲気に満ちています 笑
到着したら、
エントランスを入って右手にある
フロントで、
チェックインの手続きに進みます。
設備充実の大浴場で泥温泉を堪能!露天温泉は水着をご準備の上で。
まだチェックインには
少し早い時間だったので、
先に温泉を利用させていただくことに。
お湯に浸かりながら、
時間までゆっくりと
過ごしたいと思います。
「關子嶺統茂溫泉會館」の大浴場は、
露天と室内の2タイプ。
露天は水着+水泳帽着用で、
室内は水着なしで利用できます。
大浴場へのエントランスを入って
すぐのところに、
鍵付きのコインロッカーが
備え付けられていますので、
貴重品などはこちらに預けてから、
更衣室&温泉へと向かいましょう。
設備が特に充実しているのは、
水着着用の露天の大浴場。
關子嶺と言えば、
「泥漿溫泉」という泥温泉が
有名なのですが、
グレーのお湯が大きな浴槽に
たっぷり満たされています!
お肌に塗れる用の泥は、
浴槽横の桶に盛られており、
顔に塗って温泉に浸かる方の姿も
たくさん見られました。
ねっとりとしているのかと思いきや、
意外にサラリとした肌触りで、
水分多めなテクスチャです。
他にも、
お茶や花の精油を加えたお湯や、
ドクターフィッシュが泳ぐ足湯、
お子さま連れのご家族たちに
人気のプールも完備されていました。
ただ、僕個人的には、
水着なしで入れる室内の温泉の方が、
よりお気に入り。
泥温泉の大きな浴槽が1つと、
ドライ&ミストサウナという
シンプルさですが、
浴場内は風通しがとても良くて、
ゆったりまったり温泉に浸かるには
最適の環境が整っています。
設備は決して
新しいとは言えないものの、
清掃もしっかり行き届いていて、
快適。
1泊2日の短い滞在でしたが、
あまりに快適だったので、
3回もお湯をいただいてしまいました 笑
露天、室内とも、
大浴場の温泉設備には、すごく満足です。
山々のパノラマを望む超広々ダブルルーム。ただし、いくつか課題点も…
チェックインの時間になったので、
一旦温泉から上がって、
再びフロントへ。
カードキーをいただいてから、
お部屋のあるフロアへと向かいます。
今回予約したのは、
「ダブルルーム」のお部屋。
入口のドアを開けての第一印象は、
とにかく広いっ!
2人で滞在するには充分すぎるほどに、
至極ゆったりとしています。
ソファなど、
大人1人くらい余裕で寝られるのでは、
というくらい大きかったです 笑
テーブルにお子さま用の
おもちゃが準備されているあたりには、
どことなく日本の温泉旅館にも
繋がる趣を感じます。
子供の頃、
旅館のおもちゃを遊んでいると、
非日常感が高まって
すごく好きだったのを、
実際に遊んでみながら、
思い出しました。
お部屋奥の大きな窓からは、
山々を一望するパノラマ。
朝には、もやがかった
關子嶺の風景を眺めることもでき、
ずいぶん山奥まで来たのだなと
改めて実感させられます。
ダブルベッドは、
ほんのりやわらかな感触で、
2人で横になっても広さ充分。
羽毛布団は最初、
ちょっと薄いかなと思ったのですが、
潜り込んでみるとしっかり温かで、
ぐっすり眠ることができました。
ホテル内には温泉施設があるので、
僕は使いませんでしたが、
広々とした浴室もついています。
個室温泉が付いているタイプの
お部屋もあるようで、
24時間好きなタイミングで
温泉に入りたい方は、
そちらを選んでみるのも
良いかもしれません。
ただし、
写真から何となく気がついた方も
おられるかもしれませんが、
お部屋の設備には、
かなり古さが目立ちます。
コンセントの台座が凹んでいたり、
冷蔵庫が錆び付いていたり、
ドアを開けっぱなしだったかと
錯覚するほど廊下の声が響いてきたり…
お部屋に入った瞬間には、
立ち込めていた古めかしいにおいも
気になりました。
大浴場がかなり良かった分、
お部屋のクオリティにも
期待していましたが、
ちょっと残念だったなあというのが、
正直な感想です。
広々と使えるのは良いのですが、
お部屋でうんと羽を伸ばす気分には
浸れなかったかなあ…
温泉街の朝は、台湾式料理メインの朝食ビュッフェで。窓辺のテーブル席で緑を眺めながらいただく。
「關子嶺統茂溫泉會館」での滞在には、
朝食もセットでついてきます。
チェックイン時にいただいた
朝食券を持って、
1Fにあるレストランへ。
入口にてスタッフさんに
チケットを渡したら、
空いているテーブルに着きましょう。
朝食は、
台湾式のお料理がメインに揃えられた、
ビュッフェスタイル。
野菜やお肉の炒めものなどの
おかず類に、おかゆ、
サラダ、蒸し饅頭などなど。
關子嶺は台南にあるということで、
台南名物の擔仔麵を
セルフで茹でられるコーナーも
あります。
実は、ホテル予約サイトの
評価を見ていて、
朝ごはんのクオリティには
少し身構えていたのですが、
僕はそこまで
悪くはないかなと思いました。
確かに、温泉宿の朝ごはんとしては、
かなり地味ではありますが(笑)、
おかゆや温かいおかず類など、
なかなかおいしくいただけました。
そして、
窓辺のテーブル席を選んだので、
朝の山々の景色を眺めながら
お食事をいただけるのが
良かったです。
ただ、食後は自助餐
(台湾の街でよく見かけるリーズナブルな台湾式ビュッフェ)
のお店のごとく、
自分で食器や食べのこしを
片付けるくだりに、
若干旅風情が削がれはしましたが 笑
「關子嶺統茂溫泉會館」周辺の環境は?
僕たちは今回、關子嶺にて
特に観光らしい観光はしておらず(!)、
主にはホテル内の大浴場や、
お部屋で過ごしていました。
夜ごはんの前に、
ホテル周辺を少しだけお散歩。
坂道を上って行く方向に歩いてみると、
おしゃれなカフェや、
崩れかけた古い日本式家屋などを
発見しました。
ホテル周辺で
一番によく見かけるのは、
ローカルレストラン。
せっかくの關子嶺なので、
夜ごはんには名物の
「甕仔雞」を試してみることに
しました。
外はこんがり香ばしく、
中はジューシーに焼き上がった
窯焼きチキンは、
さすがに名物とあってすごく美味!
半羽ほどでいただける
2人前セットが用意されている
レストランもあるので、
僕ら2人だけでも、
問題なく堪能することができました。
僕たちがいただいたセットメニューには他に、
名物のしいたけを使った炒めものや、
豆腐のグリル、
どんぶりたっぷりの
鶏スープなどもついてきましたよ。
關子嶺にお越しの際には、
「甕仔雞」おすすめです!
關子嶺温泉にはどうやって行く?「關子嶺統茂溫泉會館」へのアクセス。
では、最後に關子嶺温泉、
そして、ホテル
「關子嶺統茂溫泉會館」への行き方を
まとめます。
僕たちは、
高鐵(台湾新幹線)嘉義駅から
關子嶺へ向かいました。
高鐵嘉義駅の出口を出ると、
バスターミナルがありますので、
こちらの3番乗り場へ。
「台灣好行 關子嶺故宮南院線」で、
終点の關子嶺まで向かいます。
台灣好行のバスは、
最初2番乗り場に停車しているのですが、
高鐵嘉義駅(2番乗り場)
↓
故宮南院
↓
高鐵嘉義駅(3番乗り場)
と、一旦故宮南院まで往復します。
2番乗り場から
そのまま乗車しっぱなしでも、
關子嶺までは行けますので、
どちらのタイミングで乗車しても、
特に問題はありません。
また、「台灣好行」は、
金〜月のみの運行ですので、
ご注意ください。
高鐵嘉義駅から關子嶺までは、
バスで60〜90分ほど。
關子嶺のバス停からホテルまでは、
徒歩5分ほどで到着できます。
關子嶺のバス停に到着したら、
目の前の坂道を上へと
上っていく方向へ。
ローカルレストランが並ぶ坂道を、
しばらく道なりに
進んで行きましょう。
「萊爾富」という
コンビニが見えてきたら、
ホテルはすぐ正面です。
ちなみに、萊爾富は
周辺で唯一のコンビニですので、
滞在中はかなり重宝すると思います。
「關子嶺統茂溫泉會館」
と書かれた建物へ入ったら、
右手側にフロントがありますので、
チェックイン手続きへと進みましょう。
まとめ
今日は、
台南・關子嶺温泉のホテル
「關子嶺統茂溫泉會館」
をご紹介しました。
ポイントをまとめておくと、
良かった点
・大浴場の温泉設備が充実
・泥温泉を朝から夜まで堪能できる(7:00〜22:00)
・關子嶺バス停からのアクセスが楽々
・コンビニやレストランが近いロケーション
・お部屋がとても広々
・大きな窓から山々が望める開放感
留意すべき点
・お部屋に設備の古さが多々見られる
・清掃が行き届いていない部分もあった
・防音が弱い
正直なところ、
全体的に古さがかなり目立ちます。
特にお部屋の設備は、
「さすがにメンテナンスが必要では?」
と思えるような点も、
いくつか見受けられました。
しかし、大浴場の設備に関しては、
古いながらも清潔に保たれていて、
すごく満足!
温泉のあるホテルに泊まったのも
非常に久々なので、
存分に満喫させていただけました。
關子嶺の良質な泥温泉を
とことん楽しむのがメイン
と言うことであれば、
ご検討の価値アリかと思います。
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關子嶺統茂溫泉會館
Address:台南市白河區28號
TEL:+886-6-682-3456
Web:http://guanziling-uniongo.toongmao.com.tw/
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コメント
コメント一覧 (2件)
こんばんは。
温泉いいですね^^僕はかなり温泉というかお風呂が好きです。もちろん温泉も大好きです。
日本と違い水着着用など違うこともありますが、一度台湾でも温泉に行ってみたくなりました。・・・窯焼きチキンもかなりそそります。
關子嶺の温泉は、すごくローカルな趣も新鮮でした。
泥温泉も台湾ではすごく珍しいので、
ぜひチキンと一緒に堪能してみてください!