台北で温泉を楽しみたい時に。市内中心部から楽々アクセスできる山中の温泉街・行義路温泉のおすすめを集めました。
こんにちは!日中はすでに30度を超える暑さだというのに、依然として温泉熱が冷めやらないMae(@qianheshu)です。
さて、台北で温泉と言えば「北投温泉」!
MRT新北投駅周辺に高級旅館がずらりと立ち並ぶ温泉街は、台湾を代表するリラックススポットとして有名です。
でもみなさん、ご存知ですか?北投には、新北投の温泉街よりも、さらにリーズナブルに楽しめる温泉街があるんです!
「行義路温泉」や「紗帽山温泉」と、呼ばれるその温泉は、陽明山の麓にある小さな温泉街。
自然に囲まれた、よりローカルな環境で温泉を楽しみたい時にも、ぜひ足を運んでいただきたいスポットです。
今日は、そんな行義路温泉から、おすすめの名湯3つをご紹介したいと思います。
北投エリアの山中にある温泉街「行義路温泉」へは、どうやって行く?
![台北MRT(地下鉄)石牌駅のプラットフォーム](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0297-min.jpg)
「行義路溫泉」の最寄り駅は、
淡水信義線の石牌駅。
台北駅からは、
淡水方面の列車に乗って9駅、
20分ほどで到着できます。
![台北MRT(地下鉄)石牌駅の改札](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0302-min.jpg)
列車を降りたら、
石牌路側の1番出口を
目指しましょう。
ここから、
バスに乗り換えての
移動です。
![台北MRT(地下鉄)石牌駅前のKFC](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0309-min.jpg)
バス停は出口を出て
右手側のKFC前。
常に人がたくさん並んでいるので、
すぐに発見できるかと思います。
![台北MRT(地下鉄)石牌駅前のバス停](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0310-min.jpg)
508、536、小8…など、
路線図に「行義路」と
書いてあるバスなら、
どれでもOK。
乗り換えとはいえ、
行義路に向かうバスは
5分に1本くらいの割合で
本数がかなり出ているので、
ほとんど待たずに
乗れてしまいます。
![台北のバス車内](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0313-min.jpg)
無事乗り込んだら、
ここから10分くらいの
道のり。
前方の電光掲示板に
「行義路」の表示が見えてきたら、
下車の準備を始めましょう。
![台北・行義路溫泉の最寄りバス停「行義路三」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0316-min.jpg)
行義路のバス停は
一、二、三、四…と
いくつかありますが、
行義路温泉街への最寄りは、
「行義路三」。
座席近くのボタンを押して、
ここで下車です。
![台北ゲイに人気の北投・行義路溫泉への入り口](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0320-min.jpg)
バス停のすぐ近くに、
たくさん矢印の並んだ
案内が並んでいるので、
指されている方向に沿って
坂を下っていきます。
![台北ゲイに人気の北投・行義路溫泉の遠景](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0322-min.jpg)
「温泉」の看板が
あちこちに掲げられた
集落が見えてきたら、
「行義路溫泉」に到着です!
行義路にある温泉は、
「料理」や「餐廳」と
名付けられているところが多く、
食事と一緒に温泉を楽しむ、
というコンセプトのお店が
大多数。
もちろん、
温泉のみの利用も
OKですので、
おひとりさまでも
気軽に利用できます。
そして、今回選んだのは
水着着用なしで入れる
大浴場(大眾池)のある温泉。
日本の温泉と同じ感覚で
楽しめるのも、
魅力の一つです。
1.【川湯溫泉養生料理】行義路を代表する名物温泉と言えばココ!
![台北・行義路溫泉「川湯溫泉養生料理」の入り口](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0333-min.jpg)
行義路にある溫泉の中でも、
最も有名なのが
「川湯溫泉養生料理」。
略して「川湯」と
呼ばれることが多いです。
入り口を見る限りだと、
「ここで、本当に温泉に入れるの?」
と、思ってしまうかも
しれませんが、
まずはためらわずに
階段を降りていきましょう。
![台北・行義路溫泉「川湯溫泉養生料理」の通路](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0334-min.jpg)
日本の演歌が
大ボリュームで流れる通路は
なんだか、とってもムーディー。
周りがあまりに緑なので、
どんどん不安になってくるかも
しれませんが、
気にせずどんどん下りてください。
![台北・行義路溫泉「川湯溫泉養生料理」の外観](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0354-min.jpg)
![台北・行義路溫泉「川湯溫泉養生料理」夜の外観](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0553-min.jpg)
すると、
台北の山中に突如、
ニッポン出現。
夜になると、
オレンジ色の光が灯って、
花見小路風の
風情あふれる景色も
見られます。
![台北・行義路溫泉「川湯溫泉養生料理」のチケット売り場](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0359-min.jpg)
そのまま、
まっすぐ進んで行って、
道の終わりに
差し掛かろうかというところに
温泉のチケットカウンターが
あります。
入湯料は、
200元(=約680円)。
チケットをもらったら、
道を引き返して、
さっき下りてきた階段の方向へ
戻ります。
![台北・行義路溫泉「川湯溫泉養生料理」の大浴場入り口](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0341-min.jpg)
突き当たりまでそのまま、
まっすぐ歩いていくと、
「湯」の暖簾がかかった
建物が見えてきます。
ここが大浴場ですので、
入り口のカウンターで
チケットを渡して、
中へ入りましょう。
![台北・行義路溫泉「川湯溫泉養生料理」の大浴場](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0381-min.jpg)
川湯の大浴場は
完全露天風呂で、
開放感満点。
夜には星空を眺めながら、
ゆったりとお湯を
楽しむことができます。
内部の造りも、
外と同じく純和風。
巨大な温浴池をメインに
サウナや打たせ湯、
冷水池が完備されています。
「日本の温泉」気分が味わえる、
デザインの徹底ぶり。
「川湯」が世代を問わず
台湾のお客さんに広く親しまれている
一番の理由ではないかと思います。
川湯溫泉養生料理
Address : 台北市北投區行義路300巷10號
TEL : +886-2-2874-7979
営業時間 :[温泉]06:00〜02:00 /[食事]11:00〜01:00
Web : http://www.kawayu-spa.com.tw/
2.【皇池溫泉御膳館】山間の温泉ならではの、ハイクオリティーなお湯に感動!
![台北・行義路溫泉「皇池溫泉御膳館」の看板](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0371-min.jpg)
温泉街の
一番奥まったところにあるのが、
「川湯」と並ぶ
行義路の有名温泉
「皇池溫泉御膳館」。
「皇池」は、
1館から3館まであるのですが、
水着なしで入るなら
1館を目指しましょう。
![台北・行義路溫泉「皇池溫泉御膳館」の入り口](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0458-min.jpg)
「皇池」の木の表札が
威厳を放つ、
貫禄のある門構え。
カウンターにて、
入湯料250元(=約850円)
を支払ったら、
奥へと進みましょう。
![台北・行義路溫泉「皇池溫泉御膳館」の食事エリア](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0471-min.jpg)
門構えは立派な日本風でしたが、
中に入ってみると、
食事エリアは、意外と台湾風。
土曜日のお昼ということもあって、
見事に満席状態でした。
![台北・行義路溫泉「皇池溫泉御膳館」の中庭](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0469-min.jpg)
![台北・行義路溫泉「皇池溫泉御膳館」の道しるべ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0461-min.jpg)
道しるべに従って、
「大眾池」の方向へ
歩いていきましょう。
![台北・行義路溫泉「皇池溫泉御膳館」の大浴場](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0452-min.jpg)
「皇池」のおすすめポイントは、
なんと言っても、
お湯の質がピカイチ!
青く透きとおった「青礦」と、
白く濁った「白礦」、
そして2つをミックスしたお湯の
3種類が一挙に楽しめてしまいます。
特に白礦のお湯には、
小さな「湯の花」まで
咲いていて、
いつまでも浸かっていたくなる
肌ざわりの良さ。
ミストサウナに温水の打たせ湯、
ジャグジーも完備。
完全露天の浴室は、
手入れが行き届いていて、
清潔感も満点です!
皇池溫泉御膳館
Address : 台北市北投區行義路402巷42-1號
TEL : +886-2-2862-3688
営業時間 :[温泉]24h/[食事]12:00〜02:00
Web : http://www.emperorspa.com.tw/about.html
3.【湯瀬溫泉餐廳】和モダンなおしゃれ温泉で、リラックスしたいときにおすすめ。
![台北・行義路溫泉「湯瀬溫泉餐廳」の外観](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0514-min.jpg)
有名どころの温泉も
もちろん良いのですが、
僕が一番よく足を運ぶのは、
「湯瀬溫泉餐廳」。
温泉街に入って右手側、
最初に見える真っ黒な
和風の建物を目指します。
![台北・行義路溫泉「湯瀬溫泉餐廳」のカウンター](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0524-min.jpg)
内装も外観と同じく、
ダークな色合いの木を
ベースにまとめられた
シックで上品な雰囲気。
玄関を入って左手のカウンターで
入湯料250元(=約850円)
を支払い、
チケットを受け取りましょう。
![台北・行義路溫泉「湯瀬溫泉餐廳」の中庭](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0532-min.jpg)
![台北・行義路溫泉「湯瀬溫泉餐廳」のロッカーキー](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0545-min.jpg)
カウンター横の自動ドアを抜けると
中庭に出るので、
そのまま階段を上って
2階へ向かいます。
浴場入口に座っている
番台のおばちゃんに
チケットを渡すと、
ロッカーキーと
交換してくれます。
脱衣所に入ったら、
同じ番号のロッカーを探して、
そこに荷物や服を置きましょう。
![台北・行義路溫泉「湯瀬溫泉餐廳」の大浴場入り口](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0544-min.jpg)
「湯瀬」の大浴場は、
5m四方ほどの
温浴池をメインに、
打たせ湯、冷水池、
ミストサウナが1つずつの
半露天形式。
広さだけでいうと、
かなりコンパクトなのですが、
お客さんで溢れかえるということは
滅多になく、
ゆっくりまったり
楽しみたい時に最適。
今回は、平日の夜に訪ねましたが、
ほぼ貸切状態で満喫できました。
![台北・行義路溫泉「湯瀬溫泉餐廳」の大浴場](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0329-min.jpg)
木の浴槽は
触り心地なめらかで、
肌に自然となじむ感じ。
ミストサウナも、
全面に木のテクスチャが
生かされていて、
おしゃれな空間に
仕上がっています。
もちろん、
清潔度も文句なしです。
浴槽正面の明かりとりから
外を眺めてみると、
間近に迫る緑の合間からは、
台北のシンボル「101ビル」を
望むことも。
この贅沢すぎる環境が
250元というのは、
素晴らしいコスパの良さかと
思います。
湯瀬溫泉餐廳
Address : 台北市北投區行義路300巷1號
TEL : +886-2-2876-0888
営業時間 :[温泉]08:00〜02:00(火曜〜日曜)、10:00〜02:00(月曜)/[食事]11:00〜21:30
まとめ
![台北・行義路溫泉「川湯溫泉養生料理」の看板](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0556-min.jpg)
今日は、
台北・行義路温泉の名湯3選
を、ご紹介しました。
緑豊かな環境や
温泉の質はさることながら、
200元〜250元
(=約680〜850円)と、
リーズナブルに楽しめるのも
行義路温泉の大きな魅力。
新北投駅一帯の
高級な「北投温泉」も良いですが、
陽明山の麓に広がる
ローカルな雰囲気を楽しみたい時に、
ぜひ足を運んでみてくださいね!
あと、どの温泉も
シャンプーとボディソープの
備え付けはありますが、
タオルは準備されていないので、
持参するようにしましょう。
※記事中の日本円表記は1元=3.4円で計算しています。(2016年5月現在)
![台北・西門町のLGBTフレンドリーホテル「町・記憶旅店 Cho Hotel」のロビー](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_8157-min.jpg)
次回の台北旅行、どこに泊まるかはもうお決まりですか?
『【筆者宿泊済み】台北と九份のおすすめホテル&ゲストハウス9軒。』では、
僕が実際に宿泊させていただいた台北の快適なホテル&ゲストハウスを
ご紹介しています。
MIT(Made in Taiwan)アイテムにこだわったLGBTフレンドリーホテルや、
有形文化財で暮らすように泊まれる古民家ゲストハウスなど、
旅のスタイルに合わせて、様々な選択肢がある台北滞在。
どこに泊まろうかとお悩み中の方は、ぜひご参考いただけるとうれしいです!
▼ こちらの記事も、よくお読みいただいています! ▼
→台北・石牌のおいしい台湾グルメ店4軒。行義路温泉と合わせて楽しみたい、おすすめ美食たち。
コメント
コメント一覧 (6件)
先週末実は台北にいました。。
皇鼎…台北のお友達と土曜日に行きました…。
率は100%だと思います。いいこともありました。
台南では泡澡出来ないので台北は羨ましいな〜(^^)
マジですか!土曜日といえば、ちょうど皇池に行っていたのでニアミスでしたね 笑
台南には温泉ないのですか? もし良いところ見つけた時には、ぜひ情報ください^^
2017年10月、皇鼎金尊爵會館に行ってきました。石牌駅からバスに乗りましたが、バスの中に料金表示が見当たりませんでした。下車する時、手のひらにのせた小銭から料金を取ってもらいましたが、バス代っていくらなんでしょうか?バスを下車して間もなくの所に皇鼎金尊爵會館が見えます。ロッカーのキーが4桁の数次を記憶させるタイプのだったので、このタイプ初めての私には、ちょっと不安でしたね。平日の昼間でしたが、中には10人くらいの若者がいました。いいことありましたよ。タオルはカウンターで購入するか持参ですね。ここ、また行きたいですね~。
いつも悠遊卡でピッとしているのではっきり確認していませんが、バス代はおそらく15元かと。
皇鼎はほんとに人気ですよね〜。他の温泉もおすすめなので、ぜひ行ってみてください!
今年の5月に四年ぶりに台湾にいきました。行儀路温泉にもいきましたが、バスがでる石牌駅のケンタッキーはもうなくなっており、永慶房屋という不動産店になっていました。バス停も少し奥の方に移動していました。
温泉街回りは土がん工事が行われており工事車が行き来しているので、歩くのは気を付けたほうがよいです。泉質は変わらずピカイチでいやされました。いつもすてきなブログありがとうございます。楽しみにしています。
情報ありがとうございます!
いろいろ変わっている点も出てきているのですね。
最近足を運べていなかったので、
今度行った際にぜひチェックしてみます!