
観光客ゼロの秘密のグルメエリアで、スーパーローカルな台湾を楽しんでみませんか?
こんにちは!マンゴーの季節がやってきた台湾で「食欲の夏」到来中のMae(@qianheshu)です。
さて、【そういえば、台湾在住の日本人ってどんなところに住んでるの?】でも触れていますが、台北都市圏の人気生活エリア「永安市場」に住んでいる僕。
引っ越してきてから気づいたことですが、実はこの周辺、知る人ぞ知る絶品台湾グルメの宝庫なんです!
おまけに住宅街ということで、ローカル感も満点!
「真の生活風景」に出会える、台湾にどっぷり浸りたい方にはたまらないエリアなのですよ!
そこで今日は、地元民にこよなく愛されるMRT永安市場駅(駅番号:O03)周辺のオススメグルメをご紹介!
おなかをしっかり満たしたい方のために、美味しい台湾伝統グルメ5つをまとめてみます!
カリカリの牡蠣オムレツにやみつき!「中和米粉湯」。
まず最初にご紹介するのは、永安市場エリアで人気の深夜食堂!
「中和米粉湯」の文字がデカデカと描かれた、真っ赤な看板が目印です。
深夜まで営業しているので、遅めの夕食になってしまった時には
必ずと言っていいほど、こちらでお世話になっています。
店内は小吃店には珍しく(?)垢抜けていて照明も明るく、
どことなく大学のカフェテリアみたいな雰囲気。
周辺のお店に比べるとオープンして日が浅いため、新しくてピカピカな印象です。
近くに住んでいる家族連れやカップル、
部屋着でそのまま出てきた風のお一人様など、客層も幅広いです。
入り口のカウンターにオーダー表が置かれているので、
ここに頼みたい料理の数量を記入していきます。
メニューは全て漢字ですが、
言葉を話せなくても気軽にオーダーできるという意味では、
旅行者にも安心かもしれませんね。
ちなみに、お店の名前の通り
「米粉湯」というビーフンを太くしたような麺がたっぷり入ったスープが
看板メニューなのですが、今回の目的は別。
こちらのお店は料金先払いなので、
書き終わったら入り口にあるカウンターで、まずはお会計を済ませましょう。
調理に時間のかからないメニューなら、
カウンターから席に戻った瞬間に運ばれくるという
怒涛の提供スピード。
まさに、ファストフードの鏡です!
そして、ゼッタイに食べていただきたいのがこちらの台湾名物
「蚵仔煎(55元=約170円)」!
小ぶりの牡蠣がたっぷり入ったオムレツの
「外側カリカリ」の食感にヤミツキ間違いなしです!
さらに決め手は、唐辛子の風味が効いたソース「甜辣醬」。
ピンク色であま〜い味付けのお店が多いなか、
全く甘みのないこのお店のソースは馴染みやすくて、
日本人の味覚にもよく合います。
もともと「蚵仔煎」が苦手だった僕ですが、このお店を知ってから一転大好物に!
今や週に1度は必ず食べる、Maeのお気に入りグルメです!
中和米粉湯
Address:新北市中和區宜安路142號
TEL:+886-2-2233-1135
営業時間:17:00〜02:00
気軽に楽しめる台湾式一人鍋!「青葉小火鍋」。
何かと油っこい料理が多いのが、たまにキズな台湾での食事。
そんな中で、とっても重宝しているのが「一人鍋」のお店です!
先ほどご紹介した「中和米粉湯」のちょうど向かい側にあるのが、
もはや僕の日常食にもなりつつある一人鍋のお店「青葉小火鍋」。
特にトレーニング後などたっぷり食べたい時には、迷わずこちらに足を運ぶことにしています。
テーブルについているのは、加熱用の小さなコンロ。
食べ始めから終わりまで、熱々のままいただけるのがありがたいです。
シンプルに昆布だしでいただく「水炊き」はもちろん、
「キムチ鍋」や「カレー鍋」、「トマト鍋」と種類豊富!
鍋には「白ごはん」、「冬粉(春雨)」、「烏龍麵(うどん)」、
「雞蛋(卵)」、「王子麵(インスタント麺:追加料金5元)」の
いずれか一つがセットになっているので、
お好みのものをオーダー表右側から選んでおきましょう。
醤油や薬味などは、レジ横の薬味棚から自由に取れるシステムです。
僕がよくオーダーするのは、一番オーソドックスな水炊きの
「豬肉鍋(110元=約330円)」。
豚肉の他に豆腐やキャベツ、チンゲン菜、あさり、つみれ、湯葉…
などなど、食材たっぷりなのも、お気に入りポイントです。
セットは白ごはんで、いつも卵を追加オーダーしておきます。
だって、日本人ですから…
最後の締めはやっぱり「雑炊」食べたいじゃないですか!
周りの台湾人のお客さんに好奇の目で見られることは必至ですが、
「日本傳統文化!」
とか言って、納得させておきましょう。
気軽にあっさりいただける一人鍋、こってり台湾料理に疲れてきたらぜひ!
青葉小火鍋
Address:新北市中和區宜安路135號
TEL:+886-2-2949-5055
営業時間:12:00〜22:00
ホロホロの牛肉麵が絶品!「阿敏小吃店」。
台湾グルメの代表格「牛肉麵」のお店もたくさんある永安市場エリアですが、
その中でも一番のオススメがこちらの「阿敏小吃店」。
地区一の規模を誇る「四號公園」にほど近い、
永貞路の道沿いにあるローカル感満点すぎるお店です。
室内の座席もいくつかあるのですが、
台湾気分に浸りたいなら断然屋外のテーブルが一番!
山のように過ぎ行くスクーターを眺めながら、美味しいグルメが楽しめる穴場中の穴場です。
空気が良いかどうかは別問題ですが 笑
こちらもオーダー表が用意されているので、頼みたい料理の数を書き込んでおきましょう。
牛肉麵と一口に言っても、
「牛肚麵(牛の胃袋:ハチノス)」、
「牛筋麵(牛すじ)」、
「半筋半肉麵(牛すじとお肉半々)」など、
いくつか種類があるのでお好みに合わせてオーダーできるようになっています。
僕がいつもオーダーするのは、スープが入っていないタイプの
「牛肉乾麵(120元=約400円)」。
牛肉のエキスがたっぷり詰まったソースと麺を混ぜ合わせていただきます。
ちなみに麺も、「細」、「中」、「家常」の3種類から選べるのですが、
イチオシは「家常」。
お店オリジナルの「きしめん」のような平べったい麺にソースがよく絡んで絶品です。
お箸で簡単にほぐれるほどしっかり煮込まれた牛肉と、
コシの強い家常麵のコンビネーションが最高!
牛肉麵ファンの方、一度足を運んでみる価値は充分ですよ!
阿敏小吃店
Address:新北市中和區永貞路278號
TEL:+886-2-2929-7116
台湾式ごった煮・滷味の隠れた名店!「麻辣桑麻辣燙」。
台北・師大夜市の名物として有名な台湾式のごった煮「滷味」ですが、
実は永安市場には路地裏にひっそりと佇む「滷味の名店」があります。
看板が出ていないので思わず通り過ぎてしまいそうになるのですが、
「麻辣燙」と書かれた赤い提灯が見えたら、足を止めてみてください。
一見カフェかと見間違えそうになるオシャレな外観のこのお店こそ、
隠れた名店「麻辣桑麻辣燙」です!
軒先に近づいてみると、冷蔵ケースの中にずらりと並ぶ食材の数々。
滷味を食べるにはまず、ココから自分の好きな食材を選んでいきます。
ケースの隣にカゴとトングが用意されているので、それを使ってカゴを満たしていきましょう。
食材によって値段が違うので、「この金額」とハッキリは示せないのですが、
目安として、「野菜」や「豆腐」などの食材4つ+麺類1つで120元(=約400円)くらい。
「肉類」は1つで50元(=約170円)前後とプチリッチな価格設定です。
食材を選び終わったらカウンターで料金を計算してくれるので、
その場でお会計を済ませておきましょう。
店内も滷味のお店とは思えないほどのデザインセンスの高さ。
右側に見える調理スペースでは、先ほど選んだ食材が特製スープの中で
グツグツ煮込まれています。
2階のスペースもこの通り!
コーヒーをすすりながら、読書でもしたくなるようなハイクオリティな空間です。
出来上がったら番号で呼んでくれるので、
自分の番が来たらカウンターまで取りに行きましょう。
僕が選んだ食材は
「にんじん」に「チンゲン菜」、「油揚げ」、「しいたけ」に「意麵」で
115元(=約380円)。
お店の名前に「麻辣」を名乗っているくらいですから、
かなり濃厚でスパイシーな味わいが特徴です。
デフォルトだと相当に辛いので、
辛いのが苦手な方は「不辣(辛くない)」か「微辣(ちょっと辛め)」で
オーダーするのもお忘れなく。
「漢方っぽい香りがちょっと…」という方もいますが、
「これぞ台湾!」な風味を味わいたいなら、滷味をぜひおためしあれ!
僕の台湾人ボーイフレンドのイチオシです!
麻辣桑麻辣燙
Address:新北市中和區新興路9號
TEL:+886-800-956-956
営業時間:16:00〜23:00(土日定休)
Facebook:https://www.facebook.com/MaLaSonGood
台湾のお坊さんご用達のがっつりベジ!「豆腐殿臭豆腐」。
最後にご紹介するのは、「あのニオイ」に屈した外国人は数知れない(?)台湾最強グルメ!
そう、「臭豆腐」の人気店です!
若干髪の薄くなったおじさんの絵と一緒に
「豆腐殿臭豆腐」と書かれた白い看板が目印です。
場所は四號公園内にある「國立圖書館」のちょうど正面。
木造のエントランスにも「臭豆腐」の大きな文字がおどっているので、
迷わず見つけられるかと思います。
テーブル4つ並んでやっとの小さな店内は、常にお客さんで満席状態!
さぞかし臭豆腐のにおいでムンムンかと思いきや、意外と無臭なのでご安心を 笑
臭豆腐以外にも沢山あるメニューは、実は全てベジ。
肉類は全く使っていない料理ばかりなので、お坊さんの姿もかなり良く見かけますね。
看板メニューの「現蒸臭豆腐(80元=約260円)」には、
ぜひチャレンジしていただきたいところ。
辛さは6段階から選べるようになっているので、辛いのが苦手な方も大丈夫!
運ばれてきた時点ではニオイはそこまで強くないものの、口に運ぶとそれはもう…
中〜上級者向けといったところですね 笑
僕は、もちろん大好きです!
「臭豆腐はどうしても無理!」という方は、「獅子頭菜飯(90元=約300円)」をぜひ。
お肉のように見える食材も、大豆から作った「素肉(ベジのお肉)」。
台湾のベジ料理はかなり徹底的で手の込んだものばかりなので、
食感も味もかなりハイレベルです。
さらに、こちらのお店ではボリュームも満点!
「2人で食べてもちょうどいい!」と思うくらいたっぷり盛られているので、
極限にお腹が空いた時なんかは大満足できるはずです。
お坊さんも足しげく通う本格派ベジを、ぜひご賞味あれ!
豆腐殿臭豆腐
Address:新北市中和區中安街74號
TEL:+886-2-8660-3521
営業時間:11:30〜14:00 / 16:30〜22:00(月曜日定休)
まとめ
今日は知られざる美食地帯
「台北・永安市場のガッツリ台湾グルメ」5つをご紹介しました!
どのお店も、近隣住民に愛される名店ばかり。
台湾の「真の生活風景」に触れながらいただく絶品グルメこそ、
高級レストランでは味わいない「真の台湾の味」かもしれません!
「通り一遍の台北旅行じゃ物足りない!」という方、
台北市内からMRT(地下鉄)でたった2駅のスーパーローカルエリアを訪ねてみませんか?
そして、まだまだここで終わりじゃない!
台湾グルメの王道とも言える「小吃」と「デザート」をまとめた
【小吃・デザート編】もございますので、永安市場にご興味を持っていただけた方は、
ぜひお見逃しのなきよう!
▼魅惑の台湾グルメを眺めながら、旅への想いを盛り上げておきましょう!▼
次回の台北旅行、どこに泊まるかはもうお決まりですか?
『【筆者宿泊済み】台北と九份のおすすめホテル&ゲストハウス7軒。』では、
僕が実際に宿泊させていただいた台北の快適なホテル&ゲストハウスを
ご紹介しています。
MIT(Made in Taiwan)アイテムにこだわったLGBTフレンドリーホテルや、
有形文化財で暮らすように泊まれる古民家ゲストハウスなど、
旅のスタイルに合わせて、様々な選択肢がある台北滞在。
どこに泊まろうかとお悩み中の方は、ぜひご参考いただけるとうれしいです!
台湾行く前にここ見れば良かったです(笑)
でも次行くとはぜひ行きたいと思います。
台北の中心部からは少し離れていますが、
意外とおしゃれなお店も多いので穴場好きな方にはおすすめだと思います。
ぜひ足を運んでみてくださいね!
上のコメント通り、青葉小火鍋へ行きました(笑)
台湾で(意外にも?)初めて鍋料理です。
店の人が親切で食べ方を教えてくれました。
豬肉鍋は120元になっていたけど、日本円にして500円以下であれだけ沢山の具材があるのはお得に感じました♪
王子麺を締めにしたら美味しかったです。