台湾ならではの王道麺料理から、おやつにいただきたいホットスイーツまで!台湾一の電気街巡りと合わせて立ち寄りたいおいしいグルメ店はこちらです!
こんにちは!ジムに通い始めてから食欲が爆発中の台北在住Mae(@qianheshu)です。
「台北の秋葉原」ともよく例えられ、台湾一の電気街として知られる、MRT忠孝新生駅周辺。
パソコンにスマホ、カメラ、ドローンまで、ここに来れば見つからないものはないほど豊富な品揃え。
3C好きの現地の方はもちろん、台湾ならではのアイテムを求めてやってくる旅行客の方にも人気のエリアとなっています。
また、周辺には「華山文創園區」や「文房 Chapter」など、昔ながらの建物がリノベーション、またはそのまま活用されているスポットも。
近年では、おしゃれなホテルも増えつつあり、台北観光や滞在で足を運ばれれる方は、少なくないかもしれませんね。
台北を代表する繁華街となれば、気になるのは「ごはん」のこと。
僕はつい最近まで、電気街のイメージが強すぎて、グルメにはあまり注目していなかったのですが、改めて食べ歩いてみると「ごはん目的でやって来るのもアリ!」と思わせてくれる、お気に入りのお店も発見することができました。
では、一体どんなグルメがいただけるのか?
今日は、台北・忠孝新生駅周辺で出会ったおいしいグルメ店を5軒、ご紹介したいと思います。
1.【濟南牛肉麵】創業40年以上を誇る牛肉麵の老舗。最後の一滴まで飲み干したい、すっきりスープが決め手。
忠孝新生エリアを代表する
グルメストリートと言えば「濟南路」。
濟南路には、ガイドブックで紹介されるような
有名店もいくつか軒を連ねているのですが、
僕の一番お気に入りは「濟南牛肉麵」です。
こちらのお店は、
いつ来てもお客さんが絶えない人気ぶりで、
食事どきには行列ができることも多々。
並ばずスムーズに堪能するなら、
お昼ごはん、夜ごはんのピークは避けて、
向かわれるのが良いかと思います。
オーダーは、店内へ入ったところにある
赤いメニューをご参考に。
どれにするか決まったら、
調理スペースにいる店員さんに、
食べたいものを直接伝えましょう。
(ジム通いが日課風の、マッスルお兄さんがカッコいいですよ〜!)
サイズと、麺の種類(寬or細)、
辛さ(小辣がおすすめ)についても尋ねられますので、
お好みに合わせて選ばれてみてください。
オーダーを終えたら、
店内の空いているテーブルへ。
屋内が満席の場合は、
騎樓(屋根付き歩道)に並んでいる
テーブルに座るのもOKです。
「紅燒牛肉麵(160元=約540円)」には、
適度に脂がのった、大ぶり牛肉がごろごろ!
2日目カレーの牛肉のような、
ほろほろ柔らかなお肉を一口ほおばっただけで、
コロッとファンになってしまいました 笑
そして、牛のうまみがたっぷり染み出したスープも、
文句なしの絶品!
紅燒ながら、とてもあっさりとした仕上がりで、
最後の一滴まで、さらっと平らげられてしまいます。
今回は、太めの「寬麵」にしてみたのですが、
このあっさりスープには
「細麵」の方が合うかもしれません。
濟南牛肉麵
Address:台北市中正區濟南路二段60-3號
営業時間:11:00〜21:00(土日定休)
2.【春熙巷川麵堂】グルメストリート・濟南路にニューオープン!コシの効いたピリ辛擔擔麺に舌鼓。
続いては、濟南牛肉麵から歩いてすぐのところにある
「春熙巷川麵堂」。
こちらは、先月(2019年7月)にオープンしたばかりの、
四川式の麺がいただけるお店です。
お店に入ると、「空いているテーブルへどうぞ〜」と
店員さんからお声かけしてもらえるので、
案内に従って店内へ。
さすがはニューオープンのお店とあって、
デザインにこだわった、
モダンな内装でまとめられています。
テーブルの上にオーダー表が置かれているので、
赤えんぴつで食べたいものを記入。
書き終わったら、
先にレジでお会計を済ませておくシステムです。
料理が出来上がったら、
レシートに書かれている数字で呼んでもらえますので、
カウンターまで受け取りに行きましょう。
今回オーダーしたのは、
「四川擔擔麵(100元=約340円)」。
まばゆいグリーンピースが彩りを添える麺を、
タレとしっかり混ぜ合わせてからいただきます。
四川式ということで、
辛すぎないかと少し心配ではありましたが、
唐辛子がピリっとちょうど良い具合で、
食がどんどん進む進む!
ピーナッツのほのかな甘みと、
カリッとした食感もアクセントに効いています。
もっちりコシのある細麺にしっかり絡んでくれる、
まろやかなごまダレもGOOD!
ただ、量がちょっと少ないかなという気はするので、
始めから加麵(麺プラス/20元=約75円)
しておくのが良さそうです。
今回オーダーした「四川擔擔麵」は1辛レベルでしたが、
もっと辛い麺メニューも揃っていますので、
「我こそは辛党!」という方は、
ぜひ挑戦されてみてください。
春熙巷川麵堂
Address:台北市中正區濟南路二段58-3號
営業時間:11:30〜21:00(日曜定休)
TEL:+886-2-2396-0386
3.【名前のない臨沂街の麺店】ネギ油が香しいシンプル台湾麺をいただくならここ!地元の方たちに愛されるローカルグルメ店。
すみません、ここまで連続で麺ですが、
さらにもう1軒、麺行きます 笑
忠孝新生駅2番出口から歩いて2分ほど、
「臨沂街」という通りに出たところに、
1軒の麺屋さんがあります。
看板には、
「切仔米粉・陽春麵・黑白切」と書かれていますが、
料理の名前が羅列されているだけで、
店名ではない様子。
しばらく見回してみたのものの、
お店の名前らしきものはどこにも書かれていないため、
「名前のない臨沂街の麺店」
ということにしておきます。
外観はローカル感あふれる見た目ですが、
リノベーションを施しているのか、
まったく古さを感じさせず、清潔感あふれる店内。
お店を入ってすぐのところに、
ピンク色のメニュー表が置かれていますので、
手に取ってからテーブルへと向かいましょう。
食べたいものの数と、
座っているテーブルの番号を書き込んだら、
カウンターで店員さんへ渡して、オーダー完了。
お会計は、ごはんを食べ終わってからでOKです。
麺料理にもいくつか種類があるのですが、
ぜひ試していただきたいのが
「意麵(45元=約150円)」。
台湾伝統の平たいちぢれ麺によく絡むのは、
ネギ油の香ばしい風味。
硬すぎず軟すぎずな、
プリュっと適度にコシをのこした茹で具合が絶妙です。
具材は、もやしとニラのみという潔さ。
材料はとことんシンプルなのに、
何故これほどまでにがっちり胃袋を掴まれてしまうのか
不思議になるほど、非の打ち所のない仕上がりです。
そして、麺と合わせていただきたいのが、
サイドメニュー。
こちらも種類がたくさんあって悩ましいところですが、
今回は「豬舌(60元=約200円)」と
「滷蛋(13元=約45円)」をオーダーしてみました。
豬舌とは「豚タン」ことで、
台湾ではとてもポピュラーな食材。
クニュっとした食感の豚タンに、
しょっぱめ醬油膏と針しょうが、
きざみネギを合わせていただきます。
滷蛋も味しみしみで、
麺料理との相性抜群!
麺と同じネギ油がかかった、
「燙青菜(40元=約140円)」も、良いお味でした。
この「名前のない麺店」でいただけるお料理はまさしく、
台湾の人たちにとっての日常ごはん。
台湾王道の
シンプル・イズ・ベストな味覚を堪能してみたい時に、
イチオシの1軒です。
名前のない臨沂街の麺店
Address:台北市中正區臨沂街4號
営業時間:11:00〜15:00/17:00〜21:00 (日曜定休)
TEL:+886-2-2321-7320
4.【喬喜蛋炒飯專賣店】メニュー300品超え!? 現地学生さん御用達のパラパラチャーハン専門店。
忠孝新生駅1番出口を降りてすぐ、
電気街と隣接するように広がる一角は、
リーズナブルグルメのお店が集まるエリア。
新生南路を挟んで向かい側には、
「台北科技大學」のキャンパスも広がっており、
学生さんたち御用達の台所となっています。
この周辺で、
僕が以前からよく足を運んでいるのが
「喬喜蛋炒飯專賣店」。
チャーハンの専門店なのですが、
このお店、メニューがちょっとスゴイんです。
店内は、15人も入ればすっかり満員
というほど小さいのですが、食事時には
ひっきりなしにお客さんがやって来る人気ぶり。
テイクアウトにして持ち帰っている若い子達は、
おそらく大学の宿舎に住んでいる学生さん
と言ったところでしょうか。
そして、このお店のメニュー表がこちら。
ずらずらずらーーーっと文字の敷き詰められた、
目がショボショボしそうなレイアウト 笑
ざっと数えてみると、
なんと300品以上ものメニューが揃っています!
もう少し分かりやすい整理の仕方もありそうですが、
とにかくとてつもないバリエーションの
チャーハンがいただけるのは間違いありません。
どれにするか決まったら、
厨房にいる店員さんへ直接伝えて、
お会計も先に済ませておきましょう。
星の数ほどもあるメニューから、
1つに決めるのがまたひと苦労なのですが、
いつも何となく落ち着いてしまうのが
「咖哩雞肉蛋炒飯(90元=約310円)」。
鶏肉、たまご、ネギを具材に、
カレー風味で炒めあげたチャーハンです。
お米はチャーハン用に硬めに炊き上げられているのか、
すごくコシがあって、
スプーンにまったくくっつかないくらい
パラッパラな仕上がり。
油っぽさがほとんどなく、
ピリッとスパイシーなカレーの香りと共に、
とてもあっさりといただくことができます。
300品なので、さすがに全制覇は難しいですが、
行くたびに違った組み合わせを楽しめるので、
なんだかワクワクしてしまいます。
喬喜蛋炒飯專賣店
Address:台北市中正區臨沂街3巷7號
営業時間:11:00〜14:00/17:00〜20:00(土曜定休)
TEL:+886-2-2396-3554
5.【光華紅豆餅】おやつには、餡たっぷりの香ばしい大判焼き。シャキシャキのキャベツ餡で軽めの食事にするのもアリ。
街歩き中のおやつや、
食後に甘いものが食べたくなったら
「光華紅豆餅」へ。
上でご紹介した「喬喜蛋炒飯專賣店」と同じく、
電気街隣接のグルメエリアにあります。
お店の軒先からは、
紅豆餅の生地を焼く香ばしいにおいが。
そう、「紅豆餅」とは、
日本でいう大判焼きのことなのです。
お店で買えるのは、
「紅豆(あずき)」「奶油(クリーム)」
「花生(ピーナッツ)」「菜脯(たくあん)」
「高麗菜(キャベツ)」の5種類。
どれも、1個15元(=約50円)でいただけます。
こちらのお店はテイクアウト専門なので、
買った紅豆餅たちは、
太陽のロゴがついた紙袋に詰めてもらえます。
僕の一番のお気に入りは、「花生(ピーナッツ)」。
さっくり香ばしい生地をガブッと一口かじってみると、
中からはとろんと溢れんばかりの餡が!
雞蛋糕(たまごカステラ)のような、
素朴でやさしい甘みを感じる生地の中には、
濃厚風味のピーナッツ餡がぎっしり詰まっていました。
ところどころに、
ピーナッツのつぶつぶの存在が確認でき、
食感もすごくおもしろいです。
生地がほんのり甘いので、
「しょっぱい系はどうかな?」と思っていたのですが、
「高麗菜(キャベツ)」が予想に反して、
すごく良いお味!
餡には塩こしょうが強めに効かされていて、
野菜そのもののシャキシャキ感がしっかり。
これはおやつだけでなく、
多めに買って軽めの食事にするにも
ピッタリかと思います。
あと、王道の「紅豆(あずき)」も、
甘さひかえめでおいしかったです。
夜には行列ができることもあるので、
スムーズにいただくなら、お昼が狙い目ですよ。
光華紅豆餅
Address:台北市中正區八德路一段82巷16號
営業時間:12:00〜20:00(月曜定休)
まとめ
今日は、台北・忠孝新生駅周辺の
おいしいグルメ店5軒をご紹介しました。
忠孝新生駅周辺で、
グルメ店が特に多く集まっているのは、
「濟南路」か「電気街おとなり」。
ざっくり分けるのであれば、
有名グルメは「濟南路」、
リーズナブルグルメは学生さんもよく利用する
「電気街おとなり」という感じでしょうか。
もちろん、こちらでご紹介した以外にも、
駅周辺にはグルメ店や屋台がたくさん!
また、この一帯には、
おしゃれなカフェも少なくありませんので、
観光と合わせてぜひ、散策を楽しまれてくださいね。
忠孝新生駅周辺にお越しの際や、
ご滞在の際のご参考として、
お役立ていただけると嬉しいです。
※記事中の日本円表記は、1元=3.4円で計算しています。(2019年8月現在)
▼魅惑の台湾グルメを眺めながら、旅への想いを盛り上げておきましょう!▼
次回の台北旅行、どこに泊まるかはもうお決まりですか?
『【筆者宿泊済み】台北と九份のおすすめホテル&ゲストハウス9軒。』では、
僕が実際に宿泊させていただいた台北の快適なホテル&ゲストハウスを
ご紹介しています。
MIT(Made in Taiwan)アイテムにこだわったLGBTフレンドリーホテルや、
有形文化財で暮らすように泊まれる古民家ゲストハウスなど、
旅のスタイルに合わせて、様々な選択肢がある台北滞在。
どこに泊まろうかとお悩み中の方は、ぜひご参考いただけるとうれしいです!
▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼
→台北主要エリアのおすすめグルメ総まとめ。MRT(地下鉄)駅ごとに美味しいお店を整理してみました。
→台北・西門町で排骨飯(パイグーファン)なら「東一排骨總店」。食事に喫茶に立ち寄れる、とびきりレトロで不思議なお店。
→台北夜食文化を体験するなら「お粥街」ヘ。大安駅&科技大樓駅近くの台湾料理が美味しい深夜食堂でちょっと夜ふかし。
→台北・永康街(東門)でいただける「豆花」コレクション。有名グルメストリートで台湾伝統スイーツを堪能したい時に。
→台北の最高峰で特別な旅のランチタイムを。地上86階にある海鮮レストラン「頂鮮台北101」。
コメント
コメント一覧 (1件)
4番目のチャーハン専門店、私もよく行きます。メニュー、確かにすごいですが、できるものを順列組み合わせで全部列挙してるだけなんですよね。注文するときは食べたいもの周辺をスマホで写真に撮って、拡大して指差ししてます。店内で食べると服が油っぽく、ニンニクっぽくなってしまうのが難点だと思います。が、それを差し引いても食べたくなります。