海外在住の日本人は、日本の選挙に参加できる?投票用紙はどうすれば入手できる?台湾から選挙に参加するための申請方法についてまとめます。
こんにちは!台湾在住もついに10年目に突入しました、Mae(@qianheshu)です。
まもなく、日本で衆議院議員総選挙が行われますね。
僕も海外に住んではいますが、日本で起こっている様々な出来事を、インターネットのニュースやSNSを通して知り、選挙を通して自分の意思を表明したい想いが、ますます強くなっています。
しかし、海外に住みながら、どうやって日本の選挙に投票するのか?
実は日本には、海外在住者向けの選挙制度も用意されており、僕もその制度を使って投票しようと考えています。
では、台湾から日本の選挙に投票するためには、どんな準備が必要なのか?
投票用紙をどのように入手して、投票するのか?
今日は、海外在住者向けの選挙制度についても触れながら、台湾から投票用紙を請求する方法をまとめてみたいと思います。
海外在住の日本人も、日本の選挙に参加できるのか?
![在外選挙制度のパンフレット](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05158-1024x768.jpg)
海外在住の日本人が
参加できる選挙は、
「衆議院議員総選挙」
「参議院議員通常選挙」
「衆議院議員補欠・再選挙」
「参議院議員補欠・再選挙」
の4つ。
この4つの選挙に、
海外在住者が投票をするには、
3つの方法があります。
![在外選挙制度のパンフレットに書かれた投票の流れ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05164-1024x768.jpg)
選挙期間中に居住している国にある
日本の大使館や総領事館に赴き、
その場で直接投票を行う
「在外公館での投票」。
選挙期間中に一時帰国をして、
日本にて投票を行う
「日本国内での投票」。
そして、「郵便での投票」です。
「郵便での投票」は、
日本の各市町村にある
選挙管理委員会から、
投票用紙を郵送してもらい、
投票用紙に記入して返送する、
という流れになります。
僕が住んでいる台湾では、
「日本台湾交流協会」が
領事業務を行っていますが、
大使館・総領事館ではないので、
現地での投票はできない状態。
ですので、
台湾にいながらにして
日本の選挙に参加するには、
「郵便での投票」を
選択することになります。
いずれの方法にせよ、
海外在住の日本人であっても、
日本の選挙に投票をすることは
可能です。
海外から日本の選挙に参加するには、「在外選挙人証」の申請が必要。
![在外選挙制度のパンフレットに書かれた「在外選挙人証」申請の流れ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05161-1024x768.jpg)
ただし、海外在住の場合、
日本人であれば
無条件で選挙に参加できる
わけではなく、
参加のためには
「ある証明書」が必要となります。
その証明書というのが、
「在外選挙人証」。
投票の際には、
在外公館での投票、
日本国内での投票、
郵送での投票のいずれの方法でも、
この「在外選挙人証」の提示を
求められます。
この「在外選挙人証」は、
海外に移るタイミングで
自動的に発行してもらえるものではなく、
申請が必要に。
「在外選挙人証」の申請方法については、
他のブロガーさんが
詳しくまとめてくださっているので、
ぜひ参考にしてみてください。
申請してから受け取りまでは、
2〜3ヶ月ほどが必要となりますので、
時間に余裕を持って
申請しておきましょう。
関連記事
→【[海外で投票]在外選挙登録をして台湾で投票する方法を解説!|ゴダラボ】
→【[在外選挙]台湾在住の日本人が、選挙に参加する方法を紹介。|place in taipei】
日本の選挙の投票用紙を、台湾から請求する方法。
![海外から日本の選挙に投票するために必要な書類「投票用紙等請求書」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05169-1024x768.jpg)
「在外選挙人証」を入手したら、
台湾から投票する場合は、
「投票用紙の請求」を行います。
台湾ー日本間を
郵便でのやりとりとなるため、
請求から受け取りまでも、
時間が必要になります。
(僕は今回の請求には、3週間ほどかかりました。)
選挙が公示される以前から
請求しておくことも可能なので、
こちらも早めに
準備をしておくのが
良いかと思います。
![海外から日本の選挙に投票するために必要な書類](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05177-1024x768.jpg)
申請に必要なのは、
「在外選挙人証」と
「投票用紙等請求書」の2つ。
「投票用紙等請求書」は、
「在外選挙人証」が
手もとに届く際の
封筒に同封されているので、
こちらに、
投票用紙を請求したい選挙や
氏名、在外選挙人証番号などを
記入していきます。
今回の場合だと、
「衆議院議員総選挙」の
「(小)選挙区選出議員選挙」と
「比例代表選出議員選挙」
に丸をして、請求します。
記入できたら、
「在外選挙人証」と
「投票用紙等請求書」を同封して、
日本各都市の
選挙管理委員会宛に郵送。
自分が投票できる選挙区の管轄が
どこになるのかは、
在外選挙人証に書かれていますので、
管轄となっている
選挙管理委員会宛に
請求・郵送するようにしましょう。
僕は、台湾でよく見かける
白い封筒に入れて、
郵便局から航空便にて
郵送しました。
![日本から届いた速達郵便](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05356-1024x768.jpg)
![日本から届いた選挙の投票用紙等一式](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05361-1024x768.jpg)
申請からおよそ3週間ほどで、
無事投票用紙が
台湾の自宅に到着!
小選挙区、比例代表の
2つの票が入った封筒の他、
投票方法が書かれた手引きや、
次回投票用紙を請求する際の
「投票用紙等請求書」が
入っていました。
また、郵送していた
「在外選挙人証」も、
同封されて戻ってきました。
![日本から届いた選挙の投票用紙](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05363-1024x768.jpg)
選挙が公示になったら、
どの候補者(政党)に票を入れるか、
じっくり考えた上で
投票用紙に記入。
投票用紙請求時に
郵送したのと同じ、
管轄となっている
選挙管理委員会宛に
記入した投票用紙を郵送すれば、
投票完了です。
まとめ
![在外選挙制度のパンフレットに書かれた投票の流れ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05164-1024x768.jpg)
今日は、
台湾から日本の選挙の
投票用紙を請求する方法
について、まとめてみました。
「在外選挙人証」の
申請さえ済ませておけば、
投票用紙の請求には、
2つの書類を郵送するだけなので、
すごく簡単。
日本ー台湾間の郵送での
やり取りの時間にさえ
気をつけておけば、
海外から
日本の選挙に投票することも、
充分可能です。
海外在住のみなさん、
すでに投票用紙のご準備は
お済みですか?
10〜11月にも
選挙が行われるとのことなので、
もし忘れていたという方は、
お早めに投票用紙の請求を
してみてくださいね!
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