海外在住日本人の一時帰国にも、旅行保険が必要?台湾在住の僕が、日本での医療保障を受けられる「TOKIO OMOTENASHI POLICY」へ加入した際に感じたメリット・デメリットと加入手順をまとめました。
こんにちは!台湾の春節休暇に合わせて、日本へ一時帰国中の台北在住Mae(@qianheshu)です。
実は、今回の一時帰国出発前、ちょっとした出来事がありました。
いつも一時帰国をする際は、台湾で旅行保険に加入していたのですが、(おそらく保険会社内部で)規定変更があった模様。
「母国へ一時帰国する外国人の加入が不可になった」とのお知らせが、担当してくださっていた窓口の方から送られて来たのです。
一時帰国の日が近づいて来ていたタイミングでのお知らせだったので、思わずドキッ。
今回は加入しない、という選択肢も頭をよぎったのですが、やはり保険なしの状態は不安だったので調べていたところ、東京海上日動の「TOKIO OMOTENASHI POLICY」の存在を知りました。
日本帰国後に早速、オンライン上で申し込みをしてみると、とても簡単かつスムーズに加入完了。
気になる部分も何点かあったものの、少なくとも医療保障の面では、安心して一時帰国中の旅程をこなすことができています。
今日は、一時帰国でも加入できる旅行保険「TOKIO OMOTENASHI POLICY」について、ご紹介したいと思います。
日本人の一時帰国にも、旅行保険は必要なのか?
海外在住者と
ひとくちに言っても、
人それぞれ状況は異なるかと
思いますが、
僕の場合は、
日本への一時帰国でも
旅行保険が必須だと
感じています。
日本に住んでいた頃と異なるのは、
日本の国民健康保険への
加入の有無。
現在の僕は、
海外への転出届を提出し、
住民票は除票。
日本の会社から
給与をいただいているわけでも
ないため、
健康保険料の支払いもなく、
日本の保険証を持っていない状態
と、なっています。
僕の場合、
もし日本の保険証を保有していれば
医療費は3割負担となりますが、
ない場合は当然、
全額自己負担。
保障の面では、
外国籍の旅行者とほぼ同じ
(=日本での保障は何もない)
状態のため、
他国へ海外旅行に行く時と同様、
旅行保険に加入して、
もしもの時に備えておく
必要があります。
それゆえ、台湾側で
いつも加入していた旅行保険が
突然利用できなくなったのは、
ショックな出来事ではありました。
「TOKIO OMOTENASHI POLICY」のプラン内容&メリットは?
代案となる旅行保険を
探している時に発見したのが、
東京海上日動の
「TOKIO OMOTENASHI POLICY」。
日本を訪れる
外国籍旅行者の方はもちろん、
日本籍の一時帰国者も
対象に含まれるため、
今回利用してみることに
しました。
実際に加入してみて、
以下のような点が
メリットかと感じました。
・医療費補償が最高1,000万円
・キャッシュレスで医療機関の受診が可能
・1日単位での加入期間設定
・リーズナブルな保険料
・申請時の書類準備等不要
・オンライン申請で全て完結
保険プランは1種類のみで、
非常にシンプル。
日本滞在中の病院での受診や、
突発的な病気や怪我での入院、
手術、薬剤費などが
必要となった場合、
最高で1,000万円までの
補償が受けられる、
というものです。
日本での滞在日数によって
1日単位で設定することができ、
最大で31日まで加入が可能。
費用もリーズナブルで、
僕が今回利用した
8日間のプランであれば、
3,260円で加入することが
できました。
一番のメリットは何といっても、
もしもの時の日本での医療が、
キャッシュレスで受けられること。
受診前に
病院および保険会社に確認し、
保険の適用が受けられる
同意を得る必要はありますが、
全額自己負担となる
リスクを考えると、
大きな安心感があります。
また、後ほど触れますが、
申請時に別途書類等を
準備する必要はなく、
オンラインだけで
簡単に完結できるのも
ありがたいポイント。
保障内容の詳細が書かれた
「重要事項説明書」を読み込んで
理解する時間は必要かと
思いますが、
操作だけで言えば
5分もあれば完了でき、
とてもスムーズでした。
→ 東京海上日動の「TOKIO OMOTENASHI POLICY」をチェックしてみる。
「TOKIO OMOTENASHI POLICY」のデメリットは?
その逆に、
デメリットに感じた部分についても、
以下にまとめておきます。
・航空機遅延&運休補償や手荷物紛失補償などはなし
・対応は英語や中国語などの外国語のみ
・(台湾からの場合)日本入国後でなければ加入できない
・アプリからの電話に通話機能つきSIMが必要
・加入できるのは、入国から5日以内
確かに、一時帰国中で
一番心配なのは医療費ですが、
起こり得るトラブルは
それ以外にも。
多くの旅行保険には含まれている
飛行機の遅延や運休、
手荷物が紛失した際の補償
などはないため、
「TOKIO OMOTENASHI POLICY」
は、より詳しく言うなら、
「旅行医療保険」と表現した方が
正しいかもしれません。
また、一時帰国者も対象として
含まれるにも関わらず、
日本語でのサービスがない点は
「なぜ???」と、
感じてしまいました。
僕は中国語が話せるので、
何とか対処できそうでは
ありますが、
外国語が話せない方だと、
利用は難しいかもしれません。
加えて、加入者向けのアプリ
「TOKIO MARINE SafetyInformation」
の使い方に関して、
医療機関を受診する
という観点から言えば、
正直なところ
あまり実用的ではない印象。
アプリから保険会社へと
電話をかけられる
フローそのものは
素晴らしいのですが、
気になるのが、
「通話機能付きのSIMが必要」
とある点。
一時帰国者含め、
日本を訪れる旅行者の方々には、
インターネット機能のみの
SIMカードを使う方も
非常に多いので、
(病院で電話を借りられれば良いですが、)
いざという時に困ってしまう場面も
あるかもしれません。
もし、これらの点も改善されれば、
より利用しやすい保険になるかな、
と、感じました。
「TOKIO OMOTENASHI POLICY」への加入方法は?
「TOKIO OMOTENASHI POLICY」
への加入は、
僕が住んでいる台湾からは
できないため、
日本に到着してから
申請しました。
申請画面も日本語版は
用意されていませんので、
今回は繁體中文のページから
申請してみます。
今回は初めての加入になるので、
トップページの「若您是首次申請」から、
登録したいメールアドレスを入力。
メールアドレス宛に
確認用のリンクが届きますので、
クリックして登録画面の
STEP 1 へ。
加入条件や申請可能期間、
支払い方法などを確認し、
問題がなければ、
「同意(繼續)」を
クリックします。
STEP 2 のページに進んだら、
入国日に当たる「入境日」と、
加入したい「保險期間」を選択。
申請者に当たる
「投保人資料」 には、
ご自身の英語表記での
名前や生年月日などを
入力します。
「被保險人資料」は、
被保険者もご自身であれば、
「復印件」のボタンから
自動入力ができます。
「被保險人相關提問」では、
「申請時点でケガや病気をしていないか?」
「登山などの危険を伴う活動をしないか?」
「仕事に従事しないか?」
以上の3点いずれもが「否」で、
当てはまらないことに同意。
「解約、取消合約時
退還保險費的處理」にて、
解約や契約の
取り消しに関する規定に
「同意」したら、
「重要事項說明書」
のボタンを押して、
保険プランの保障範囲が
望んでいる内容かどうか、
チェックをしましょう。
問題がなければ、
「設定密碼」で
パスワードを設定して、
「同意」をクリックします。
STEP 3 で、
入力内容が正しいかどうかを
最終チェック。
全て正しければ、
「下一步」ボタンから、
支払いのステップに進みます。
支払いは、
クレジットカードでの
一括払いのみですので、
使用したいカード情報を入力。
一番下の「申請」ボタンを押して、
「合約成立」の画面が表示されたら、
手続き終了です。
手続きが完了したら、
加入者用アプリ
「TOKIO MARINE SafetyInfomation」
への登録に使用する、
啟動碼(アクティベーションコード)が
書かれたメールが届きますので、
(iPhoneであれば)AppStoreより
アプリをダウンロードして、
使える状態にしておきましょう。
まとめ
今日は、
日本人の一時帰国にも
利用できる旅行保険
「TOKIO OMOTENASHI POLICY」
を、ご紹介しました。
もちろん、
何事も起こらないに
越したことはありませんが、
何も備えがない状態も
またリスク。
もしものことも考えて、
何らかの旅行保険に
加入することも、
大事な一時帰国の準備だと
僕は思います。
在住国での旅行保険加入が
できない時や、
適したものが見つからない時の
ご参考として、
お役立ていただけましたら
幸いです。
→ 東京海上日動の「TOKIO OMOTENASHI POLICY」をチェックしてみる。
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