台湾のアイス系デザートって一体どれくらい種類があるの?

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台北・迪化街のフルーツ専門店「豐味果品 fflavour」の芒果剉冰(マンゴーかき氷)

デザート天国・台湾で食べられるつめた~いスイーツの名前、みなさんはすべてご存知ですか?

こんにちは!この夏1シーズンだけで、日本に居た頃の3年分はかき氷を平らげている自信があります、台北在住のMae(@qianheshu)です。

というのも、かき氷はもちろんのこと、台湾には毎日目移りしてもしきれないくらいにアイス系デザートのお店が百花繚乱!

旅行をご計画中の方の中にも、台湾式のひんやりスイーツを楽しみにしておられる方は少なくないのではないかと想像します。

夜市で、グルメストリートで、あるいはコンビニやスーパーで。

日本での生活とは比べ物にならないくらい、至るところでつめた~い誘惑にさらされるのは、台湾暮らしならではのうれしい悩みの種(?)でもあります。

台湾には一体、どれくらいの種類のアイス系デザートが存在しているのでしょうか?

今日は、街でよく見かける定番のひんやりスイーツたちを一挙にご紹介してみたいと思います。

 

目次

1. 冰棒(ビンバン)

台湾の伝統デザート「枝仔冰(ギアビン)」

僕が「アイス」という言葉を聞くと真っ先にイメージするのは、

木の棒にジュースを凍らせたアイスキャンディー

 

アイスキャンディーは、中国語では「冰棒(ビンバン)」

 

ソーダやレモン、オレンジなどの爽やかなフレーバーで、

カチコチの氷そのものの食感を楽しむタイプを指します。

 

台湾でも、最もお手軽かつリーズナブルなアイス系デザートとして人気。

 

アイスキャンディーを頬張りながら、

コンビニ前に並んだテーブルに座って夜遅くまで語らう若い子たちの姿は、

台湾の長い夏の風物詩でもあります。

 

そして、冰棒の中でも清冰(みぞれ)や桂圓、芋頭(タロイモ)、綠豆など、

昔ながらのフレーバーのものは区別して

「枝仔冰(ギアビン)」と呼ばれることも。

 

特に老街や廟周辺、有名観光スポット等でよく売られているので、

台湾の伝統的なアイスキャンディーを試してみたいという方はぜひ。

 

2. 雪糕(シュエガオ)

台湾のアイスクリーム「脆皮雪糕」

木の棒タイプのアイスにはもう一つ、

「雪糕(シュエガオ)」と呼ばれるものもあります。

 

冰棒は、氷そのもののカチコチ食感に爽やかorフルーティーな風味。

 

かたや「雪糕」は柔らかく口どけなめらか、

ミルクやチョコレートフレーバーで「濃厚さ」を打ち出しているのが特徴です。

 

チョコレートのコーティングを施して、外はパリパリ、

中はふんわりな食感のものも「脆皮雪糕」という名前で、雪糕に分類されます。

 

コンビニやスーパー以外の場所で見かける機会はあまりありませんが、

冰棒と並ぶお手軽アイスとして、台湾でも広く親しまれています。

 

3. 霜淇淋(シュアンチーリン)

台湾セブンイレブンの霜淇淋(ソフトクリーム)

「霜淇淋(シュアンチーリン)」は、

日本でもおなじみの渦巻き型ソフトクリームのこと。

 

台湾ではコンビニ各社の「ソフトクリーム合戦」が過熱していて、

「100%北海道ミルク」や「福岡ストロベリー」「ベルギーチョコレート」

「ダージリン紅茶」など、シーズン限定フレーバーが次々と登場。

 

新発売の度にテレビメディアでも大きく取り上げられるほどで、

日本のコンビニソフトクリーム以上に注目度が高いです。

 

アイスクリーム専門店にも全く引けを取らないくらいに、クオリティも本格派。

 

価格も「冰棒」や「雪糕」と比べて特別に高いというわけではないので、

消費者からの根強い支持を獲得しています。

 

台東・關山のサイクリングロードでいただくストロベリーアイスクリーム

ちなみに、中国語の辞書に「アイスクリーム」の意として書かれている

「冰淇淋(ビンチーリン)」という単語。

 

これまで台湾で暮らしてきた中での感覚からすると、

ここまでの3種類や、写真のようなジェラート系アイス指して

「冰淇淋」とまとめられることが多い気がします。

 

4. 剉冰 or 刨冰(ツゥアビン or パオビン)

台北・永安市場「良古早味黒糖剉冰」の黑糖剉冰

日本のかき氷と同じく、水を凍らせたものを細かく削って作るデザートは、

台湾では「剉冰(ツゥアビン)」

あるいは「刨冰(パオビン)」と呼ばれています。

 

台北・永安市場「良古早味黒糖剉冰」の黑糖剉冰クローズアップ

土台となる氷は同じでも、台湾ならではなのが、氷の上(または下)のトッピング。

 

「紅豆」「綠豆」「花豆」などの豆類、

「芋頭(タロイモ)」「地瓜(さつまいも)」などの芋類、

「芒果(マンゴー)」や「草莓(イチゴ)」などフルーツ類、

弾力のある食感が特徴の「珍珠(タピオカ)」に「湯圓(白玉)」…

 

お店によって違いはあるものの、

足の指まで使って数えてもとても収まりきらないくらいに、

とてつもなくバリエーションが豊富なんです!

 

台北・永安市場「良古早味黒糖剉冰」のトッピング

ずらりと並んだトッピングの中から、

3~5種類を選んで盛ってもらうのが一般的。

 

中には、「トッピング選び放題」な太っ腹なお店もあったりします。

 

さらに上からかかるのは、

黒糖風味のシロップや、あま~いコンデンスミルクなど。

 

仲の良い友達数人と連れ立って、

一緒にシェアしながらいただくのが台湾式の食べ方です。

 

5. 雪花冰(シュエフアビン)

台北最大の超有名夜市・士林夜市「花藏雪 手作雪冰」の珍珠奶茶(タピオカミルクティー)雪花冰

実は、台湾で「かき氷」に分類されるものには、もう一種類。

 

「雪花冰(シュエフアビン)」

ミルクやマンゴー、ミルクティー、抹茶など、

氷自体にフレーバーがついているタイプのものを指します。

 

台北最大の超有名夜市・士林夜市「花藏雪 手作雪冰」の珍珠奶茶(タピオカミルクティー)雪花冰クローズアップ

普通の氷から作ったタイプとは違って、

見た目も口どけも名前の通り「雪のようにふわっふわ」

 

自由にトッピングが選べるお店ももちろんありますが、

雪花冰の場合はあらかじめ載せるものが決められている場合も多いです。

 

日本ではなかなか食べられない不思議な口当たりで、

やみつきになること間違いなし!

 

マンゴーかき氷を食べる場合も、

マンゴーフレーバーの雪花冰+とろとろのカットマンゴー

+フルーティーなマンゴーソースが最強の3コンボです!

 

「剉冰」か「雪花冰」のどちらかを選べるのであれば、

「雪花冰」でいただくことをオススメしておきます。

 

6. 泡泡冰 or 綿綿冰(パオパオビン or ミィエンミィエンビン)

 

#公館 をぶらぶらしている時に気になって入ってみた#泡泡冰 の専門店#以利泡泡冰 。 泡泡冰は#シャーベット のことですが、日本でなじみのあるシャーベットとはちょっと違って、ふわふわ度をさらにアップさせた感じ。#台湾 の#アイス 系#デザート の立ち位置的には雪花冰と剉冰の間くらいでしょうか。 10種類近くあるフレーバーから#エッグミルク 味をチョイス。「ああ!この味!」と小さい頃によく食べていたはずのすごく懐かしい風味がしたのですが、何だっけなあ 縁日でよく売っている#ベビーカステラ をほおばった時のような素朴な香りです。 #台湾デザート #台湾スイーツ #台湾グルメ #台北 #台北グルメ #公館夜市 #松山新店線 #台大 #台湾大学

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「泡泡冰(パオパオビン)」

または「綿綿冰(ミィエンミィエンビン)」は、

台湾式のシャーベットのこと。

 

厳密には2つの作り方は少し違うそうですが、

仕上がりは食べても全く区別がつかないくらいにほとんど同じ(!)なので、

ここでは1つにまとめておくことにします。

 

かき氷ではありませんが、「剉冰」と「雪花冰」の間をいくような食感。

氷の粒が感じられつつも、ふわっととろける滑らかな口当たりが特徴です。

 

百香果(パッションフルーツ)や情人果(青マンゴー)などの爽やかフルーツ系、

ミルクやチョコレートなどの濃厚系と、フレーバーが豊富。

 

味の好みにかかわらず親しみやすい点も、人気の秘密として挙げられそうです。

 

サイズもかき氷に比べると小ぶりなので、

「ひとり旅行でもアイス系デザート食べたい!」という方にピッタリかと思います。

 

7. 冰沙(ビンシャー)

 

「冰沙(ビンシャー)」もアイス系デザートの定番。

 

スターバックスコーヒーの「フラペチーノ」を思い浮かべていただくと

良いかと思いますが、フレーバーつきの細かな氷の粒を、

ストローやスプーンでつつきながらいただきます。

 

生クリームやフルーツなどでトッピングを施していると立派な「デザート」ですが、

シンプルなものだと「ドリンク」に分類される場合もあるかもしれません。

 

台湾のコンビニでは最近、

霜淇淋(ソフトクリーム)と並んで「冰沙」も競争が白熱中

 

街のあちこちに並んでいるドリンクスタンドでも

どんどん新フレーバーが登場しているので、

「今一番注目を集めるお手軽アイス」と言って良いかもしれません。

 

まとめ

台北・迪化街のフルーツ専門店「豐味果品 fflavour」の芒果剉冰(マンゴーかき氷)

今日は、台湾のアイス系デザートって一体どれくらい種類があるの?

というテーマで、台湾のつめた~いスイーツたちをご紹介しました。

 

僕の台湾人ボーイフレンドにも色々と聞いてみた結果、

「大きくはこの7つかな」ということに収まったのですが、

細かく見ていくとおそらくまだまだ出てくるはず。

 

さすがはデザート天国・台湾。

掘り進めれば進めるほど、どんどん深みにはまってしまいます 笑

 

この中からオススメを上げるのであれば、やはり「雪花冰」は鉄板

 

台湾に来たら絶対に試していただきたいアイス系デザートですので、

日本へ帰国前に必ず、かき氷屋さんに立ち寄るのをお忘れなきように!

 

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