お肉ふりかけのせやネギオンリーのパンも!台湾のパン屋さんには、日本にはない珍しいメニューが盛りだくさんです。
こんにちは!週二のジム通いと美味しい台湾グルメのおかげで3キロ増量中のMae(@qianheshu)です。
台湾には「豆漿」や「粥」「蛋餅」「飯糰」など、定番と言われる朝ごはんがたくさん存在していますが、僕がもっぱら朝ごはんに食べているのは「麵包(パン)」。
休みの日以外はなかなか朝ごはん屋さんに足を運ぶ時間が取れず、いつも仕事帰りにパン屋さんへ足を運んで、朝食用に買っておくのが最近の習慣になっています。
「せっかく台湾に住んでいるのにもったいない!」と思われる方もおられるかもしれませんが、実は意外とおもしろい台湾のパンたち。
日本では見たことのないようなユニークなものがたくさん並んでいて、僕も未だ全制覇仕切れていないくらい種類豊富。
「隠れ台湾名物」と言っても過言ではないくらい奥が深いので、旅のあいだに一度はパン屋さんへ足を運んでいただきたいところです。
そこで今日は、台湾でよく見かけるちょっと不思議なパンの数々をご紹介。
朝ごはんはもちろん、小腹が空いたときのおやつ代わりや夜食に、ぜひ試されてみてくださいね!
シャリもしゃ食感が不思議な大人気パン「肉鬆麵包」
台湾でよく見かける不思議な食品「肉鬆」を、みなさんご存知でしょうか?
風が吹くと飛んでいきそうな、ふわふわな見た目からは想像がつかないですが、
実は原材料は豚肉。
水分を飛ばしながら、豚肉を繊維状にほぐして作る台湾式のふりかけで、
台湾の伝統グルメ「米糕」などによくかかっています。
そして、コレをごはんでなく、
パンの上にもたんもりふりかけたのが「肉鬆麵包」。
初めてみると「?」が5つくらい浮かびそうな、ミステリアスなルックスですが、
どのパン屋さんに行ってもほぼ必ず置いてある、台湾では超定番のメニューです。
感覚的にはコッペパンにマヨネーズを塗って、
その上から肉鬆をどさっと載せたようなイメージ。
シャリもしゃな食感はもちろんのこと、
ほんのり甘く、ほんのりしょっぱい風味もこれまた不思議。
お店によっては、細かく刻んだ海苔をふりかけて、
彩りをアップ(?)したバージョンなどもあります。
正直に白状すると、このパン、僕はあまり進んでは食べません…
が、一番台湾らしいパンと言えば間違いなくコレかと思うので、
一度試されてみる価値はあるかと思います。
台湾のパン屋さん定番中の定番メニュー「香蔥麵包」
肉鬆麵包と並んで、台湾のパン屋さんになくてはならない、
超ポピュラーなパンがもう一つ。
「香蔥麵包」は、その名の通り、
パンの上にネギのみをたっぷりのせた食べもの。
焦げ目が付くくらい香ばしく焼き上げたパンは、
小麦の香り云々よりも、とにかく一口ごとに襲ってくる濃厚なネギの香りがポイント。
麺類を食べるとき、ネギを山盛りにするのがデフォルトな
「ネギ好き」の方には、たまらない一品かと思います。
台湾式パンの中でも、僕はこの「香蔥麵包」がかなり好きなのですが、
油っぽいのがたまにキズではあります。
特にお気に入りは、最近台北市内で店舗急増中の「塩パン」というお店のネギパン。
生地がクロワッサン風のサクサク仕立てになっていて、
さらにおいしくいただけますよ!
シンプルなルックスの割に意外とヘビーな「羅宋麵包」
真ん中が豪快にバカッと開かれた形がユニークな「羅宋麵包」も、
台湾ではコンビニでも売られているくらい頻繁に見かけるパン。
僕が日本に住んでいた時には、ほとんど見たことがなかったのですが、
日本語では「ロシアパン」と呼ぶようです。
具材は何ものっておらず、クリームなどの詰めものもなし。
パン生地そのもので勝負の、いさぎよい一品となっています。
味はどんな感じかというと、
滲み出てくるかと思うほどにふんだんに使われている「バター」の風味がまず一つ。
その後から、濃いめに効かせた「塩」のしょっぱさが、
キュッと油っぽさを引き締めてくれます。
手のひらに収まりきらないくらい、かなりボリューミーな仕様のものが多く、
これ1個でもしっかりおなかが満たされること間違いなし。
バターの威力がとにかくすごいので、
飲みものをご準備の上で召し上がられることをオススメしておきます。
台湾菓子パン界の大御所はメキシコ出身?「墨西哥麵包」
インターナショナル(?)つながりでご紹介すると、
台湾には「墨西哥麵包」という名のパンもあります。
(中華圏全般で見られるようです。)
墨西哥は「メキシコ」の意味。
「形がメキシコの帽子に似ているから」
「メキシコのパンの作り方を参考にしたから」など、
由来はいろいろと囁かれているようですが、
直訳すれば「メキシコパン」となります。
見た目からもご想像いただけるように、
タコスのようにスパイシーでメキシカンな味がするわけではなく、
どちらかというと日本のしっとり系メロンパンに近いイメージ。
生地の中にクリームが入っているのですが、これが少し独特で、
なめらかというよりも砂糖のしゃりしゃり感を残したような、
ザラッとした舌触りが特徴です。
甘さが強めで、まさに台湾を代表する「菓子パン」と言ったところ。
さらにアレンジを加えて、チョコレート風味に仕上げたものなどもよく見かけます。
コンビニにも並ぶほどポピュラーなので、発見したら朝ごはんなどにぜひ。
パン屋さんでもいただける三峽の名物グルメ「金牛角」
牛の角のように、大きく曲がったカタチが特徴の「金牛角」。
台北近郊にある三峽の名産として有名ですが、
パン屋さんでもよく見かけるメニューの一つとして知られています。
一見クロワッサンのように見えなくもないこちらのパン、
サクサクっとした軽やかな食感なのかと思いきや、
意外にも生地がぎゅっと詰まっていて、かなりの弾力。
風味はバターロールに近く、
ほんのりとした甘みと濃厚なバターの香りがふわっと広がります。
ちなみに、パン屋さんで購入できるのはプレーンタイプ1種類のみの場合が多いですが、
三峽発祥の金牛角専門店というのもいくつかあり、
チョコレート、チーズ、抹茶など、様々なフレーバーが揃っていることも。
焼きたてフレッシュな状態でいただけるので、
より香ばしく、外サク中ふわな食感を楽しむことができます。
今回の登場したパンの中でも、一番なじみやすい味かと思いますので、
台湾のパンに初挑戦の方にもおすすめです。
まとめ
今日は、現地でしか味わえない台湾限定のユニークなパンをご紹介しました。
この記事では、台湾のパン屋さんにほぼデフォルトで置いてあるような
オーソドックスなものをメインに揃えてみましたが、
台湾にお越しになったことのあるみなさんは、
ピンと来たものがありましたでしょうか?
特に、カフェさながらのおしゃれ系パン屋さんよりも、
「昔からやってます!」風の伝統的な雰囲気のパン屋さんが狙い目ですので、
街歩きの際に見かけたらぜひ立ち寄られてみてください。
僕はいつもボーイフレンドから「はやく~」とゴネられるくらい、
パン屋さんに行くとついつい時間をかけてしまうのですが、
それくらい本当に種類豊富でおもしろいですよ!
ちなみに、台湾のパン屋さんには上でご紹介した調理パンや菓子パンの他に、
おみやげにも最適なお菓子類が並んでいることも多々。
お店オリジナルのパイナップルケーキや太陽餅など、
台湾の有名お菓子を、小分けや箱入りで購入できるので、
何を買って帰るか迷ったときに向かわれるのもオススメです。
▼魅惑の台湾グルメを眺めながら、旅への想いを盛り上げておきましょう!▼
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おまけ:本日の台灣男子
『本日の台灣男子』は、僕が台湾の街で出会った台湾男子たちを、
思わず胸キュンしてしまったエピソードと共に、イラストで綴るインスタアカウントです。
時にかっこよく、時にかわいく、時にゆるゆるな台湾男子の魅力は、
ID:todaystaiwaneseboy に詰め込んでいますので、
ご覧いただけるとうれしいです!
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