台湾で採用されているマスク販売2方式。行列なしでも購入できる秘密は?


台湾のコンビニ前に貼られたマスクのオンライン予約に関する通知

コロナウイルスの世界的流行で高まるマスク需要。台湾では、テクノロジーを駆使した斬新な購入方法が採用されています。

こんにちは!台北にて台湾人ボーイフレンドと暮らして8年目になりますMae(@qianheshu)です。

僕が住んでいる台湾では現在、コロナウイルスの世界的な流行を受けて、数多くの政策が打ち出され、施行されています。

台湾の動きについては、日本のメディアでもしばしば紹介されていますので、すでにご存知の方も多いかもしれませんね。

その中でも、実際に現地で生活を送る上で、最も密に関係してくるのが「口罩(マスク)」のこと

台湾ではマスクに関しても、早い段階から対策を実行。

その行いが功を奏し、不足による混乱は、最小限に抑えられている印象を持っています。

また、現在進行形で、日々刻々と新たな試みも。

最近では、マスクを購入する方法にも、新たな選択肢が現れてきています。

台湾では一体、どうやってマスクが購入できるのか?

今日は、新たな試みについても交えながら、台湾で採用されているマスク購入方法について、現地からご紹介したいと思います。

 


マスクは政府が一括管理。現在の台湾マスク事情。

台北・總統府の外観

台湾では現在、政府による

マスクの一括管理が行われています。

 

台湾国内で生産された

全てのマスクは、

一旦政府の手もとへ

集められることに。

 

そこから、

病院など防疫の第一線で

使用される分を確保した後に、

一般市民の手元へと

届けられています。

 

販売価格も

政府によって定められており、

現在は1枚5元(=約18円)にて

購入が可能です。

 

そして、

マスク需要の急増に対応するため、

國軍より生産現場への人材派遣も。

 

4月をめどに、

1日およそ1,300万枚まで

生産が拡大されると

見込まれています。

 

政府の迅速な対応が

確実に成果を出しており、

まだ充分に足りているとは言えないまでも、

「マスクが買えずにパニックが起こる」

という事態は、回避されているように

思います。

 

関連報道→【國軍支援生產口罩  陳時中:主要在協助包裝|今日新聞 NOW NEWS】

 

台湾でのマスクの買い方は2種類。オンライン予約も登場でますます便利に!

 

それでは、台湾現地では、

どのようにマスクが

購入できるのでしょうか。

 

先ほど、

「一旦政府の手元へ集められた後に

届けられる」とお話ししましたが、

ドラッグストアやスーパーに

マスクが並ぶわけではありません。

 

1人でも多くの方に

マスクが行き渡るようにと、

「口罩實名制」というシステムが

採用されています。

 

台湾の健康保険カード「健保卡」

【台湾の病院はハイテク!?「國泰綜合醫院」には、待ち時間ゼロを目指す便利システム満載でした。】

の記事でも少し触れていますが、

台湾には「健保卡」という

健康保険カードがあります。

 

この健保卡が「実名」をチェックする

身分証となっており、

健保卡提示の上でマスクを購入する、

というものです。

 

また、身分証(居留証)の番号によって、

マスクを買える曜日が定められており、

月・水・金は

身分証番号最後の数字が奇数、

火・木・土は偶数の人が購入可能。

 

日曜日は、偶数奇数に関わらず、

全ての人が購入できるように

なっています。

 

また、購入できるのは

週に1回、1人3枚まで。

 

購入の記録をのこし、

一部の人による買い占めを防ぐ意味で、

「口罩實名制」は、しっかりと

効力を発揮しているように思います。

※執筆現在の制度ですが、4/9より新制度が導入されます。
詳しくは、この記事の最後をご覧ください。

 

この「口罩實名制」を利用して、

市民がマスクを購入するには、

2つの方法が。

 

「薬局」での購入

または「オンライン」での予約購入が、

採用されています。

 

「薬局」でマスクを買う。お店によって多少システムが異なります。

台湾の健康保険マーク

まずは、

「薬局」で購入する場合。

 

この場合の「薬局」とは、

台湾の健康保険制度と

提携関係にある薬局のこと。

 

軒先に「全民健康保險」の

マークがついている薬局にて、

マスクの購入をすることが

できます。

 

台湾の薬局前に貼られたマスク購入に関する通知

細かな購入方法や販売開始時間は、

薬局によってまちまち。

 

開店と同時に販売する薬局もあれば、

午後になってから販売する薬局も。

 

薬局に向かったその足で

購入できることもあれば、

一旦整理券を受け取った後、

指定された時間に改めて受け取りに行く

パターンもあります。

 

 

ただ、どちらのパターンかに関わらず、

販売(整理券配布)開始時間前には、

とても長ーい行列ができます。

 

1時間前に向かっても、

出遅れた感満載なことも。

 

「口罩實名制」が始まった当初は、

自分の番が回ってくる前に、

売り切れてしまったこともありました…

(現在は、薬局に入荷するマスクの量も増え、
だいぶハードルが下がってきています。)

 

また、会社勤めをしている場合は、

朝や日中で、薬局に並ぶ時間を

取れない人が多いという課題も。

 

そのような状況を鑑みて、

新たに発表されたのが、次でご紹介する

「オンライン」でのマスク予約購入

システムです。

 


「オンライン」でマスクを予約購入。ICカードリーダーの準備を忘れずに。

台湾のオンラインマスク予約システム「eMask」のトップ画面

さて、もう一つの

「オンライン」での

マスク予約購入について。

 

僕も現在は、彼氏と一緒に、

こちらのオンラインシステムを

利用しています。

 

オンラインから予約する際は、

「eMask 口罩預購系統」へ。

 

いつでも予約ができるわけではなく、

予約可能な日時が定められていますので、

そのタイミングに合わせて、

サイトへ向かいます。

(日時については、「口罩2.0」で検索をかければ発見できます。
サイトログイン後の画面でも確認できます。)

 

ログインには、

ICカードリーダーが必要になりますので、

利用の前に準備しておきましょう。

 

台湾のデジタル身分証明書「自然人憑證」とカードリーダー

サイトに入ったら、ログインの方法を

「健保卡+註冊密碼」「自然人憑證」

の2種類から選択できます。

 

僕は、デジタル身分証明書

「自然人憑證」を使っています。

 

オンラインでの

確定申告にも使えますので、

台湾にお住まいの方は

入手しておくと便利ですよ。

 

関連記事→【台湾のデジタル身分証明書「自然人憑證」を申請。WEB確定申告に活用しようと思っていたら…】

 

台湾のオンラインマスク予約システム「eMask」の予約画面

ログインができたら、

サイト上の「預購登錄」から、

身分証番号(居留証番号)やメールアドレス、

電話番号、受け取り場所などを指定すれば、

予約が完了します。

 

目下のところ、

予約可能な定員数内に収まっていますが、

もし定員数を超えた場合は、

抽選にて選ばれるそうです。

 

当選したら、数日後に

「○月○日○時までにお支払いください」

とのメールが、

指定したアドレスへ送られてきます。

 

メールが届いたのを確認できたら、

再びサイトにログイン。

 

先ほどと同じサイトのトップ画面にある

「繳費查詢」へ入って、

網路銀行(ネットバンク口座からの振り込み)、

信用卡(クレジットカード払い)、

ATM轉帳(ATMでの振り込み)、

のいずれかが選べます。

 

僕は、彼氏の分と一緒に、

オンライン上で完結できる

クレジットカードにて

支払いをしてもらっています。

 

マスクの値段(3枚/15元=約54円)にプラスして、

送料7元(=約25円)が必要にはなりますが、

やはり行列不要の誘惑には負けちゃいますね…

 

コーヒー買1送1サービスも!オンライン予約のマスク受け取りには「コンビニ」へ。

台湾のコンビニ「全家(ファミリーマート)」の外観

支払いが完了したら、また数日後に、

今度はマスクの受け取りに関する

ショートメールがスマホに届きます。

 

オンライン予約の場合、

受け取りは薬局ではなく、

予約時に指定した「コンビニ」へ。

 

メール内に書かれている期間中に、

各コンビニにある端末機械

(7-11ならibon、全家ならFamiPort)

の前へ向かいます。

 

台湾のコンビニ端末でマスク受け取り

「口罩領取」というボタンを押したら、

ショートメール内に記載されている

「取貨序號(受け取り番号)」と

「身分證末四碼(身分証or居留証番号の下4桁)」

を入力します。

 

 

入力が完了したら、

発行されたレシートを持ってレジへ。

 

バーコードをピッと読み込んでもらったら、

店員さんより無事、

マスクを受け取れました!

 

台湾のコンビニ前に貼られたマスクのオンライン予約に関する通知

そして、オンライン予約をすると、

コーヒーの「買1送1」や、

特定アイテムが特別価格で購入できるなど、

うれしいサービスも。

 

コンビニによって、

受けられるサービスはいろいろですので、

比較しながら受け取り場所を

指定するのも良いですね。

 

まとめ

 

今日は、台湾で採用されている

マスク販売2方式について

ご紹介しました。

 

台湾のマスク事情は、

世界的に見ても、

かなり斬新な対策が

採られているのではないかと。

 

僕も現地では、

マスクに関する不安は

ほとんど感じることなく、

生活できています。

 

特に、オンラインでの予約購入は

本当に便利!

 

すでに、次なる購入方法についても

討論段階に入っているそうで、

システム開発や普及の迅速さにも、

感動しっぱなしです。

 

と、この記事を書いている

ちょうど同じ時に、新たな発表が。

 

現在「週1回、1人3枚」のマスク購入が、

4/9より「2週1回、1人9枚」までに

拡大されるとのことです!

 

身分証番号の偶数奇数も関係なく

購入できるようになりそうですので、

現地にお住いの方はぜひ、

ニュースをチェックしてみてください。

 

関連報道→【口罩新制 4/9起大人14天可買9片|中央通訊社】

 

▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼

→台湾の病院はハイテク!?「國泰綜合醫院」には、待ち時間ゼロを目指す便利システム満載でした。

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コメント

  1. ミホ より:

    はじめまして。1年ほど前に台湾人の彼氏(10歳年下!!)ができて、遠距離恋愛中です。
    いろいろ台湾のことを知りたくて、そして台湾人と日本人の恋愛ってどうなのか、と検索していて、kazukiさんのサイトに出会いました。
    実は、私、大学4年間を香川で過ごし、kazukiさんが香川生まれということもあって、勝手に親近感を持ってしまいました(すみません!)
    3月末とゴールデンウィークは台湾に行こう!と思っていましたが、叶わず。
    最近、忙しい?のが理由で、毎日lineをくれていた彼氏さんからの連絡がとびとびになり。
    いろいろと不安になってます。もっと、台湾の方との恋愛状況について教えてもらえたらなと思っています。

    1. kazukimae より:

      こんにちは!
      僕もまだ日本に住んでいた頃、
      (現在の彼氏ではありませんが)同様の経験があったので、
      心中お察しします。
      特に今、自由に行き来できない状態だと、
      心配も一層募りますよね…
      全く豊富なわけではありませんが、
      これまでの体験を踏まえて
      何か台湾男子との恋愛に関する記事を書けないか
      ぜひ一度考えてみますね。
      まずは、ミホさんが彼氏さんに会いに行ける日々が
      一刻も早く戻ってくれるよう、願うばかりです。

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