台湾で家電を購入される方は必見!省エネ製品なら減税(キャッシュバック)を受けられるチャンスがありますよ!
こんにちは!台湾生活8年目となりました日本男子Mae(@qianheshu)です。
先日、長年家で愛用していた除湿機が、ついに故障してしまいました。
いつも通り使っていたら、突然動作が止まり、何やらプラスチックが溶けるようなにおいまで!
幸い、すぐに気がついたので大事には至りませんでしたが、もし誰もいない時に付けっ放しにしていたら…と考えると、ヒヤリとしました。
ここからが、今回の本題。
これから台北では、じめじめと雨が降り続く冬の季節になるので、除湿機なしで過ごすのは心配。
特に、一緒に暮らしている僕のボーイフレンドは、念願叶ってようやく入手した電子ピアノが湿気でやられないかと、ハラハラしっぱなしです。
そんな事情もあり、早速ご近所にある電気屋さんで、新しい除湿機を購入することに。
その際に電気屋さんで伝えられたのが、購入した除湿機は減税対象になっているという情報でした。
省エネ家電として認可されている製品のため、いくらかキャッシュバックが受けられるとのこと。
「これは利用するしかない!」ということで、早速申請にチャレンジしてみることにしました。
今日は、台湾で省エネ家電を買った時に利用したい減税制度について、実際の申請方法とともにご紹介したいと思います。
台湾で省エネ家電を買えば減税に!対象となる製品は?
台湾の「省エネ家電減税制度」は、
2019年6月より始まった制度。
正式には、「購買電冰箱冷暖氣機除濕機
退還減徵貨物稅稅額辦法」という、
長い名前の法律に基づいた制度となっています。
制度開始より2年間(2021年6月14日まで)有効で、
対象となる家電を購入すると、
税金のキャッシュバックが受けられるようになりました。
現在、減税を受けられる省エネ家電は3種類。
「電冰箱(冷蔵庫)」、
「冷暖氣機(エアコン)」、
「除濕機(除湿機)」が対象となっています。
関連報道→【這3款家電最高省2千!節能家電減稅6月上路|東森財經新聞】
省エネ家電の目印は、
こちらの緑のシール。
「1級」または「2級」と書かれているものが
対象となり、数字の小さい方が、
より環境に優しいという指標になります。
それぞれの製品の能力によって、
減税額が定められており、
「除濕機(除湿機)」の場合は、
除湿能力によって次のように規定されていました。
【1日当たりの除湿能力】
9ℓ未満 → 500元
9ℓ以上~12ℓ未満 → 900元
12ℓ以上 → 1,200元
僕たちが今回購入したものは、
1日当たりの除湿能力が6ℓのもの。
規定に当てはめてみると、
減税額は500元(=約1,800円)となります。
製品のお値段から考えると、
実に10%以上おトクになるので、
これは利用するしかありません!
その他2つの製品についても
まとめておきますね。
「電冰箱(冷蔵庫)」の場合は、
【有効内容積】
200ℓ未満 → 500元
200ℓ以上400ℓ未満 → 1,200元
400ℓ以上 → 2,000元
「冷暖氣機(エアコン)」の場合は、
【冷房能力】
3.6KW未満 → 1,600元
3.6KW以上 → 2,000元
と、最高で2,000元(=約7,200円)まで、
キャッシュバックが受けられることになります。
台湾で省エネ家電減税を申請。準備すべき書類は?
ただし、購入したその場で
減税が受けられるわけではなく、
一旦購入を済ませてから、
別途申請の必要があります。
とはいえ、申請自体は全く複雑ではなく、
準備すべき書類もかなりシンプルです。
僕が申請の際に準備したものは、
以下の3つ。
・申請書
・対象製品購入時のレシート
・身分証(居留証)
申請書(正式名は「購買電冰箱冷暖氣機除濕機
減徵退還貨物稅稅額申請(或撤回)申請書」)は、
電気屋さんで除湿機を購入した際に、
レジで手渡された3枚綴りのもの。
ダウンロードもできますので、
もらえなかった時は、
そちらから入手しましょう。
1枚目には、
統一編號(居留証番号)や電話番号、
住所などの基本情報の他、
購入した製品のメーカー、型番、
レシート番号などをそれぞれ記入。
2枚目では、
減税金額の受け取り方法として、
小切手か銀行振込を選択できます。
銀行振込がおすすめと書かれていたので、
銀行名、通帳番号を記入しておきました。
3枚目は、減税制度に関する詳しい説明と、
減税申請の領収書となっていますので、
特に記入事項はありません。
レシートと身分証は、
原本を確認後に返してもらえましたが、
念のためコピーも用意しておいた方が
良いかもしれません。
そして、僕は上の3つだけでも
問題ありませんでしたが、申請の窓口の際に、
あればなお良いと伝えられた書類がもう2点。
・製品の保証書
・振込先銀行口座の通帳
必ずなければいけないものでは
なさそうでしたが、
こちらもコピーを取った上で
合わせて持参しておくと、
さらに安心かと思います。
書類が準備できたら、お近くの国税局にて減税申請。
減税申請は、
台湾各地の国税局にて行います。
僕は、新北市の中和區にある
国税局が家から近かったので、
そちらに向かいました。
到着してみると、
省エネ家電減税申請の案内が出ていたので、
書かれていた通りに5階へ。
省エネ家電減税の申請に来た旨を
スタッフさんに伝えると、
専用カウンターへ案内していただけました。
準備してきた書類を提出したら、
特に問題もなく、
5分ほどであっと言う間に完了。
お昼やすみ明けの時間に立ち寄りましたが、
中和という場所柄も関係あるのか、
他に手続きに来られている方の姿はなし。
順番待ちをすることもなく、
「日本人なのねー!同僚も日本が好きで
良く旅行に行っているよー!」
などとおしゃべりをしながら、
非常にゆるりとした雰囲気でした 笑
申請が終わったら、
印が押された申請書3枚目の領収書を
返してもらえますので、
無くさないように保管しておきましょう。
減税分のお金は、
2ヶ月以内に指定した口座に
振り込まれるとのこと。
通帳をチェックしてみると、
3週間ほどで、
キャッシュバック分の500元が
振り込まれていました。
予想以上に素早いご対応を、
本当にありがとうございます!
まとめ
今日は、台湾の省エネ家電減税制度
についてご紹介しました。
台湾で冷蔵庫やエアコン、
除湿機をご購入の予定がある方は、
ご参考いただけますと幸いです。
ちなみに、省エネ家電購入の際には、
減税制度の他に
「補助金制度」もあるようです。
各県市にて申請方法や規定は異なるようですが、
組み合わせれば、さらにおトクになる可能性も。
ご購入を検討されている方は、
ぜひ利用されてみてはいかがでしょうか。
関連記事→【2019 各縣市節能補助 冷氣機、冰箱 補助金額與名額懶人包|Money101.com.tw】
※記事中の日本円表記は1元=3.6円で計算しています。(2019年12月現在)
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