餃子に魯肉飯、豆花に伝統の焼き菓子まで。台北指折りのグルメ地帯・晴光市場周辺で食べ歩きなら、こちらのお店がおすすめです!
こんにちは!台湾ローカルグルメが大好きな台北在住Mae(@qianheshu)です。
台北駅からMRTで3駅の「民權西路」駅と、そのおとなりの「中山國小」駅に挟まれたエリアには「晴光市場」という市場が広がっています。
市場とは言っても、新鮮なお野菜や捌きたてのお肉・お魚が並ぶ伝統市場とは違い、こちらはローカルな洋服店や、その場でいただけるグルメ店がたっぷり軒を連ねる場所。
市場内はもちろんのこと、その周辺にもおいしいお店がひしめき合っていて、台北を代表する美食の宝庫として知られています。
僕も足を運ぶ度、何を食べようか迷ってしまうほど、とにかく種類豊富に揃っている晴光市場。
今日は、僕が実際に足を運んだお店の中から、晴光市場のある民權西路&中山國小駅周辺のお気に入りグルメ店6軒をご紹介したいと思います。
台北で食べ歩きを楽しみたい方は、ぜひご参考いただけるとうれしいです。
1.【老牌山東水餃大王】こんがりきつね色の焼き餃子が、否応無く食欲をそそる。日本人のお客さんも多く訪れる農安街の人気店。
晴光市場の北側、農安街という通り沿いにある
「老牌山東水餃大王」は、
おいしい餃子をいただきたい時に
ピッタリの一軒。
黄色地に赤文字の、
激しいコントラストの看板が目印です。
店内ヘと入ってみると、
あちらこちらから聞こえてくるのは、
中国語… ではなく日本語?!
地元の方たちもどしどしとやって来ますが、
僕が訪れた際にはなんと、
日本人のお客さんが半分以上でした。
炒飯に麺、炒め系のおかず、スープと、
餃子屋さんながら、お料理の種類がとても豊富。
日本の中華料理屋さんと同じ感覚で利用できるのも、
日本人の方から支持を集める理由の一つでしょうか。
メニューを眺めていると、
スタッフさんがテーブルまで来てくださるので、
そのタイミングで食べたいものを伝えましょう。
レジ横の棚に並んでいるのは
「小菜(1皿40元=約140円)」という小皿料理。
オーダーとは別に、ほしいものがあれば、
セルフサービスでテーブルへ持って行ってOKです。
(食後のお会計の際に、合わせて計算してもらえます。)
看板メニューの餃子系の中でも、イチオシは
「煎餃(15個入 / 120元=約420円)」。
お皿の上にころころと転がる、
見事なまでにキレイなきつね色は、
見るからに食欲をそそられるルックス。
「煎餃」は焼き餃子の意味ですが、
こちらのお店のものは限りなく
「揚げ餃子」に近いと思います。
サクッと一口かじって見ると、
生地の中に封じ込められていた
豚肉餡のジューシーエキスがジュワッ。
お醤油は敢えてつけずに、
もともとピリッと効かされている
塩こしょうオンリーで、
あっさりといただくのがおすすめです。
15個という数字に、
最初は食べ切れるかどうか不安だったのもの、
小ぶりな一口サイズで、おなかも
ちょうどいい頃合いに満たされました。
おひとりであれば、
餃子にプラスしてスープや小菜を一品、
グループであれば、
炒飯や麺メニューも合わせて、
ぜひわいわいと堪能されてみてください。
老牌山東水餃大王
Address:台北市中山區農安街31號
営業時間:11:00〜21:00(日曜定休)
TEL:+886-2-2585-2547
Facebook:https://www.facebook.com/LaoPaiShanDongShuiJiaoDaWang
2.【黃記魯肉飯】晴光市場指折りの行列グルメ。とろとろ魯肉飯に、白菜の煮物を合わせてとことん台湾スタイルで。
晴光市場周辺にあるお店の中でも、
特に人気を集めているのが「黃記魯肉飯」。
お店の前は、
いつ来ても席待ち&テイクアウトの
行列ができるほどの大盛況ぶりです。
到着したら、
軒先にオーダー表が置かれているので、
まずはこちらに記入します。
白と黄、2つのオーダー表がありますが、
今回は店内でいただくので、黄色のほう。
記入できたら、忙しそうに駆け回る店員さんへ、
タイミングを見計らいながら(?!)
オーダー表を手渡しましょう。
番号札と交換してもらえますので、
番号が呼ばれるまで、お店の外で待ちます。
テーブルに空きができたら、
座る場所を店員さんより指定してもらえます。
このお店でいただきたいのは、何と言っても
「魯肉飯(小/30元=約110円)」。
そぼろソースは、
ほんのり八角の香りを感じる、
あまじょっぱい風味。
お米の炊き加減がこれまた絶妙で、
一粒一粒の弾力まで感じられる仕上がりです。
そんなパラパラごはんには、
脂身多めの、とろとろまろやかなそぼろソースが、
とにかくよく合う!
シンプルな一品ながら、
とことんまで追求されているのが伝わってくる、
渾身の一碗です。
魯肉飯のお供にオーダーしたのは、
「魯白菜(50元=約180円)」。
こちらは、僕も大好きな
台湾ではとてもポピュラーなおかずの一つ。
「黃記魯肉飯」では、
白菜、にんじん、ネギ、春雨などを
くたくたになるまで煮込んだ、
あつあつの状態でいただけます。
ふんわり効かされた台湾の調味料・
沙茶(小魚や小エビから作ったペースト)の風味が独特なので、
もしかすると苦手な方もおられるかも。
ですが、これも台湾ローカルならではの風味。
この機会にぜひ、合わせて試されてみてくださいね。
黃記魯肉飯
Address:台北市中山區中山北路二段183巷28號
営業時間:12:00〜21:30(月曜定休)
TEL:+886-2-2595-8396
3.【晴光意麵】これぞ台湾王道の味!超素朴な台湾式まぜそばには、味しみしみの煮卵をトッピング。
台湾式の麺が食べたくなった時には、
晴光市場内にある「晴光意麵」へ
行くのがお気に入り。
すごく小さなお店なのですが、
お昼ごはん時には、テイクアウトの行列が
できるほどの人気を博します。
オーダーは、店内の壁に書かれているものを参考に。
市場の通路上に
そのままテーブルを並べたような、
とびっきりローカルな体験ができるのも、
このお店ならではの、おもしろいポイントです。
お会計は、
お料理が運ばれて来たタイミングで、
スタッフさんにお支払いすればOKです。
僕がいつもオーダーするのは、
「花枝意麵(60元=約210円)」。
老闆娘のおすすめに従って
「滷蛋(10元=約40円)」を1個、
プラスしていただきます。
台湾で言う「意麵」には2種類あるのですが、
こちらのお店の意麵は、
揚げていない平麺タイプのほう。
もっちりとコシの効いた茹で具合が絶妙で、
素朴な風味のそぼろソースが
よーく絡んでくれます。
噛めば噛むほどにうまみが染み出す
花枝(イカ)のつみれも、
醤油の香りが芯までビシッと染みた
煮卵も文句なしに相性抜群!
これぞまさに台湾の味。
麺の最後の一本まで
のこさず平らげてしまいました。
麺に一品サイドメニューをプラスするなら、
「滷大腸(50元=約180円)」をぜひ。
「大腸」とは、豚のホルモンのこと。
滷蛋に負けないほど、
濃ゆーく味の染み込んだ大腸は、
はりはりとした歯ごたえがクセになりそう。
針しょうがの、ピリッとくる風味にもまた、
食欲をそそられます。
晴光意麵
Address:台北市中山區農安街2巷18號(晴光市場内)
営業時間:10:30〜19:30
TEL:+886-2-2594-9470
4.【丁香豆花】お豆腐と言うより、もはやプリン!? みずみずしく弾ける豆花は、すっきり爽やかな甘さがポイント。
僕は、台湾のお豆腐デザート・豆花が
大好きと言うこともあって、
晴光市場に来ると食べずにはいられないのが
「丁香豆花」。
晴光市場アーケードの出口付近にある、
豆花の専門店です。
老闆娘が調理をしているカウンターに
メニュー貼られているので、
この中から食べたいものをチョイス。
日本語つきなので、
中国語が分からない方でも、
オーダーしやすいかと思います。
豆花の他に、ドリンクや
冬季限定ホットスイーツも揃ってます。
20種類近くある豆花メニューの中から選んだのは、
「花生豆花(50元=180円)」。
お豆腐は「傳統豆花」と「丁香豆花」の
2タイプから選べるのですが、
せっかくなので、お店オリジナルの
「丁香豆花」でいただきます。
特徴は何と言っても、
ぷりっと弾けるような、
とびっきりにみずみずしい食感。
豆花と言うよりも、
これはもはやプリンと言うのが
しっくりとくる風合い。
スルッとのどを通り抜けていく、
なめらかな口あたりもたまりません!
シロップのすっきり爽やかな甘さの中に感じる、
やわらかピーナッツの風味もポイント。
以前、日本人の友人とやって来た際、
彼はものすごく気に入ったらしく、
おかわりで2杯目を平らげておられました 笑
しかし、大食いの彼でなくても、
このお店の豆花なら、
2杯くらいはスルッといけちゃうと思います。
丁香豆花
Address:台北市中山區雙城街12巷28號
営業時間:11:00〜21:30
TEL:+886-2-2593-1293
5.【雙妹麥養生甜品】思わず目をみはる驚きのなめらかさ!香港発祥のふわっふわミルクプリンを食べ歩きの締めに。
プリンつながり(?)でもう一軒、
ぜひご紹介しておきたいのが
「雙妹麥養生甜品」。
こちらは、晴光市場のアーケードを抜けて
すぐのところにある、
香港発祥のスイーツがいただけるお店です。
カウンターのところに、
メニュー表が置かれているので、
スタッフさんに直接食べたいものをオーダー。
かき氷やドリンクメニューも揃っていますが、
こちらのお店ではぜひ
「燉奶」を試されてみてください。
燉奶とは、「ミルクプリン」のこと。
トッピングで10種類ほどの
バリエーションがある中から、
「紅豆燉奶(85元=約300円)」
を選んでみました。
雪のように真っ白なプリンを、
スプーンでぷるっとひと掬い。
口へと運んでみると、
ミルクの風味が濃厚なのに加えて、
思わず目をみはる驚きのなめらかさ!
かろうじてカタチをとどめているかのような、
ふわっふわの食感は、プリンと言うよりも、
さらなる進化を遂げた新感覚です。
ビジュアルから
ご想像いただけるかもしれませんが、
紅豆との相性も最高!
甘さひかえめで、
とてもあっさりといただけるので、
食後のシメにもピッタリです。
そして、マンゴーやイチゴ、スイカなど、
フルーツを載せたタイプも燉奶もある
「雙妹麥養生甜品」。
が、訪れたタイミングが悪いのか、
いつもなぜか売り切れで、
未だありつけていないので、
次回こそ必ず、おなかに収めてやろうと思います 笑
雙妹麥養生甜品
Address:台北市中山區農安街2巷20-33號
営業時間:11:00〜21:30(月〜土)/ 12:00〜21:30(日)
TEL:+886-2-2599-6282
Facebook:https://www.facebook.com/twins.healthy.dessert/
6.【餅酥記】おなかいっぱいでも、最後におやつで買っておきたい。台湾伝統のサクサク焼き菓子が揃う専門店。
晴光市場から離れて、天祥路まで歩くと
「餅酥記」というお店が見えてきます。
こちらは、台湾伝統の焼き菓子のお店。
お持ち帰り専門なので、
食べ歩きを楽しんだ後、
おやつにぜひ買って帰られてみてください。
カウンターにずらりと並ぶのは、
カタチも風味も少しずつ異なるお菓子たち。
お菓子の名前と値段が
一緒に表記されているので、
指差しでも問題なく購入できるかと思います。
このお店での僕のお気に入りは、
「紅豆(15元=約50円)」。
ほおばるそばから、
パラパラと崩れるほど繊細な仕上がりで、
パリッパリサックサクの食感がミソです。
生地の中には、
しっとりあまーい紅豆餡が。
まぶされた黒ゴマの香りも、
絶妙のアクセントとして効いています。
紅豆以外であれば、
「牛奶酥」や「芋頭酥」などもおすすめ。
「咖哩酥」や「蘿蔔絲」など、
しょっぱい系も揃っているので、
いろいろ買って食べ比べてみるのも
おもしろいと思います。
餅酥記
Address:台北市中山區天祥路31-3號
營業時間:11:30〜19:30(月〜金)/ 10:30〜17:00(土)
TEL:+886-2-2511-4353
まとめ
今日は、台北・民權西路&中山國小駅周辺の
おすすめグルメ店6選をご紹介しました。
このエリアでの食べ歩きでメインとなるのは、
やはり「晴光市場」。
僕もまだまだ気になるお店が山盛りで、
本当にたくさんのグルメ店が軒を連ねています。
また、晴光市場を抜けた際の雙城街には、
「雙城街夜市」と言う小さな夜市も。
夜市と言いながら、
お昼から営業している屋台もたくさんあり、
こちらも近隣住民や、会社勤めのみなさん
御用達となっています。
周辺にご滞在予定の方はもちろんのこと、
おいしいごはんをお目当てに、
他のエリアから足を運ぶ価値も充分!
台北で食いだおれの旅を堪能したい時に、
ぜひ向かわれてみてくださいね。
※記事中の日本円表記は1元=3.5円で計算しています。(2019年10月現在)
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コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして。今度は3回目の台湾旅行に行きます。7日予定です。一人旅ですがEnjoyします。色々参考にさせて頂きます✨✨
ご参考いただいてありがとうございます!
美味しいものも織り交ぜながら、台湾旅行ぜひ楽しまれてくださいね!