
「東門 = 永康街」だけじゃない!東門エリアの名グルメは、小籠包やマンゴーかき氷だけではないことを証明したいと思います。
こんにちは!台北在住8年目、台湾グルメ食べ歩きが大好きなMae(@qianheshu)です。
台北で最も有名なグルメストリートと言えば、「永康街(ヨンカンジエ)」。
どのガイドブックを見てもほぼ100%登場している、台北観光の大定番といっても過言ではありません。
その永康街の最寄りにあたるのが、MRT東門駅(駅番号:R07/O06 )です。
永康街があまりに有名すぎるため、「東門駅に来たら永康街!」という図式が出来上がってしまうのは、ごく自然な流れ。
…ではありますが、台北在住の身としては「それだけじゃないのになあ…」と、感じてしまうことも多々あります。
「永康街以外へも、たくさんの方に訪れていただきたい!」
そんな野望(?)を胸に、今回は永康街の外に広がる東門駅周辺エリアのおいしいお店6軒をまとめてみることにしました。
「有名店よりローカル店!」な方にこそ足を運んでいただきたい、僕のおすすめをご紹介したいと思います。
1.【富久湯圓大王】まるでとろけるチーズ?!とろ~りもっちりな芳醇「白玉スープ」を堪能。
東門駅周辺で、
とびっきりローカルな雰囲気に浸りたいなら
「富久湯圓大王」へ。
こちらのお店では、
台湾式白玉の「湯圓」を使った
名物グルメがいただけます。
店員さんに人数を告げると
ピンク色のオーダー表を渡されるので、
まずはこれに食べたいものを記入します。
時間帯によっては
満席になることもしばしばな人気店なので、
空きのない場合は、
先にメニューを眺めながら
オーダーを決めていきましょう。
回転は早いので、5分ほど待てば
テーブルに案内されるかと思います。
看板メニューの白玉スープは、
オーダーが入ってからゆで始める
こだわりの一品。
完成までに10分程度かかるので、
カウンターに並んだ
「小菜(小皿のおかず)」などをいただきながら、
ゆっくりと出来上がりを待ちましょう。
こちらが、
ぜひともお試しいただきたい
「鮮肉湯圓(70元=約260円)」。
日によっては売り切れになることもある、
お店一番の人気メニューです。
ダシと塩味の効いたスープに合わせるのは、
コロコロの豚肉餡が包まれた白玉。
生地が驚くほどに柔らかく、
まるでとろけるチーズを食べているかのような、
のびのびねっとりな食感。
餡から滲み出てくる
お肉のうまみと相まって、
白玉とは思えない芳醇な風味を
堪能できます。
見た目は至ってシンプルながら、
一口ほおばってみると、
その奥深さを感じていただけること
間違いなし。
麺メニューも揃っているので、
「これぞ台湾ローカル!」な
一食を楽しみたいときにおすすめです。
富久湯圓大王
Address:台北市中正區臨沂街84巷7號
TEL:+886-2-2321-3715
営業時間:12:00~15:00 / 17:00~20:00(土日定休)
2.【政江號】麺料理からデザートまで、台湾伝統の味を一軒で!50年に渡り地元民に愛される人気グルメ店。
MRT東門駅3番出口から歩いて5分ほど、
金山南路にある「政江號」は
50年近くに渡り地元民に愛され続ける
台湾グルメのお店。
お店の外には、
席待ちの列ができていることも少なくなく、
根強い人気ぶりをうかがい知ることができます。
お店に入ったら、まず
店員さんに人数を尋ねられます。
店内に席が開いていれば、
続いて食べたいものを尋ねられますので、
直接オーダーしましょう。
メニュー表は、
カウンターに置かれているものを
参考にされてみてください。
オーダーを終えたら、
渡された番号札をテーブルに
置いておきます。
お料理が仕上がったら、
座席まで運んできてもらえますので、
しばしお待ちください。
政江號には、麺料理から伝統スイーツまで、
幅広くメニューが揃っているのですが、まずは
「雞絲餛飩麵加蛋(75元=約280円)」
で腹ごしらえ。
麵線の麺にも似た細麺で、
コシがあり、
プチプチと弾けるような食感の雞絲麵。
雞絲(鶏肉を細く裂いたもの)に似ていることから、
その名がついたと言われており、
台湾では、とてもポピュラーな麺の一つです。
素朴な風味のあったかスープには、
プリッとしたワンタンやたまご、
キャベツなどの具材がたっぷり。
ほっと一息つきたくなるような
やさしい風合いで、
あっさりとしたお食事をお探しの時に
おすすめの一品です。
麺のお供には、
「甜不辣(小/50元=約190円)」
をぜひ。
「甜不辣」とは、
魚のすり身を揚げて作った
てんぷらのこと。
台湾式のおでんに近い料理で、
政江號の甜不辣には、
てんぷらに厚揚げ、ちくわ、
豬血糕(豚の血ともち米を混ぜて固めた食べもの)、
大根など、豊富なタネが使われています。
タネには、ほんのり甘みを感じる
おでんダシの風味がしみしみ!
お店特製ブレンドの味噌ダレは、
塩気がビシッと効いたしょっぱめの仕上がりで、
文句なしのベストマッチです。
かき氷に豆花など、
台湾伝統のスイーツメニューも
豊富に揃っているのですが、
今回は寒い季節に恋しくなる
「紅豆湯(芋圓/55元=約200円)」
にしてみました。
あずきスープは、
最後の一滴まですっかり飲み干せてしまうくらい、
甘さひかえめで、くどさゼロ。
もっちりとしたコロコロ芋圓は、
噛めば噛むほどに
芋頭(タロイモ)の香りが立ち上ってきて、
日本のおしることはまた
一味違った風味を楽しめます。
東門駅周辺で、
台湾伝統の風味を一挙に楽しみたいなら、
政江號に決まりです!
政江號
Address:台北市大安區金山南路二段109號
TEL:+886-2-2395-2109
営業時間:11:00〜20:00(日曜定休)
Facebook:https://www.facebook.com/52ckh
3.【潮州包子】肉まんなのに生地が甘い!? テイクアウト専門のおまんじゅう専門店。
東門駅2番出口から
5分ほど歩いたところある
「潮州包子」は、
包子(肉まん)と饅頭(マントウ)の専門店。
湯気がもくもくと立ち上る軒先まできたら、
軽めの朝ごはんやおやつとして、
ぜひ、おひとつ買われてみてください。
蒸籠に盛られたおまんじゅうたちは、
どれも蒸し立てあつあつ!
10個以上のまとめ買いをしていく
お客さんも少なくなく、
地元の方たちからの
根強い支持の厚さが伺えます。
オーダーは、
カウンター下に書かれたものの中から
店員さんに伝えましょう。
野菜ペーストを生地に練りこんだ
「菜包(野菜まん)」もおすすめですが、
今回はせっかくなので
看板メニューを買ってみることにします。
「潮州包子(20元=約75円)」は、
真っ白ふわふわな生地に包まれた、
一番オーソドックスなタイプの肉まん。
しかし、一口ほおばってみると分かる
「ある特徴」が、
このお店ならではなんです。
うん?
肉まんなのに生地が甘い!?
僕も台湾生活の中で、
肉まんは何度となく食べてきましたが、
この「あえての甘み」というパターンは
初めて出会った気がします。
そこに合わせてくる、
豚肉餡のジューシーさ。
ミスマッチに思われるかもしれませんが、
これがとてもしっくりときてしまうから
侮れません!
2個でも3個でも食べたくなってしまう、
不思議な魅力を兼ね備えておられます。
「一体どんな味?」と思われた方は、
ぜひとも現地で味わっていただきたいところ。
期待を裏切らないおいしさであることは、
保証しておきます。
潮州包子
Address:台北市中正區信義路二段19號
TEL:+886-2-2343-5050
営業時間:8:00~22:00(日曜定休)
4.【地瓜園&燔薯王】台湾の焼きいもは甘みがスゴイ!焼きたてホクホクがいただける炭焼きいものお店。
「烤蕃薯」や「烤地瓜」と呼ばれている
「焼きいも」は、
台湾でもすごくポピュラーな食べもの。
日本では、秋の風物詩
といった印象がありますが、
台湾では1年を通して
コンビニや露店でよく見かけるほど、
身近なグルメとして親しまれています。
「地瓜園」と「燔薯王」は、
台北ではちょっと珍しい
「焼きいも」の専門店。
基本的に、どちらのお店でも
楽しめるものは同じですが、
サイドメニューの「焼き栗」や
「ゆでトウモロコシ」などで
差別化を図っているようです
(なにゆえ隣同士で同じものを売っているのかは不明です 笑)
僕が行った冬の時期に食べられるのは、
「赤」と「黄」2種類の焼きいも。
炭を敷き詰めたこの釜を使って、
じっくりと焼き上げていくのが
台湾式の作り方です。
「黄のほうが甘いから、ぜひ食べてみて!」
という老闆娘のおすすめにしたがって、
今回は「黄」を買ってみることにしました。
重さによってお値段は変わるのですが、
この手のひらにすっぽり収まりそうな
小ぶりサイズで
1個20元(=約75円)。
さすが、焼きたてと言うだけあって、
直接手で持っていると
火傷しそうになるくらいあつあつです。
皮をむいてみると、
芯までしっかりほくほくに仕上がった、
金色に輝くおいも登場!
ぱさぱさ感は全くなく、
むしろ水分(蜜?)がたっぷり含まれていて、
とてもしっとりとした口当たり。
おすすめされた通りに甘みがとても強く、
皮にまでじゅるじゅる吸い付きながら、
あっという間に完食してしまいました。
「焼きいもなら日本にもあるから…」
と侮るなかれ。
同じ焼きいもでも
信じられないくらい違うので、
おなじみの味と比べながら
いただいてみてください。
地瓜園 & 燔薯王
Address:台北市中正區金山南路一段107號/109號
TEL:+886-2-2393-9539 / +886-2-2393-9921
営業時間:10:10~20:00(日曜定休) / 9:00~21:30
5.【金雞母】まるでショートケーキ!フォトジェニックな進化系かき氷が絶品な、かわいい台湾スイーツ店。
地元民の台所として親しまれている
伝統市場・東門市場の
はずれを歩いていると突如、
これまでのローカルな雰囲気とはがらりと変わった、
おしゃれで、かわいらしいお店が登場します。
路地裏に佇むこちらは、
東門エリア大注目のスイーツ店
「金雞母」。
あるフォトジェニックなデザートが
いただけるということで、
流行に敏感な若者たちの間で
話題を集めています。
こちらのお店では、
「冰(つめたい)」「涼(常温)」「熱(温かい)」と、
メニューは温度によって、3つのカテゴリ分け。
「旬」にこだわったメニューが多く、
季節によって食べられるデザートが変わるのも、
なかなかに風流です。
店内はコンパクトで、
座席が限られているため、
席待ちの列ができることもしばしば。
人気のデザートは
売り切れになることもあるので、
お目当てがある場合は、
早めの時間帯に行くのが良いかもしれません。
カウンターに置かれている
写真付きのメニューを参考にしながら、
店員さんにオーダーしましょう。
デザートが出来上がったら、
テーブルまで運んできてくれます。
冬の時期であれば、季節限定デザート
「冬雪橘酒草莓冰(200元=約740円)」
をぜひ。
一見すると、
いちごムースのかかったショートケーキ
のように見えますが…
実はこちら、
ムースの下にさらさら氷が隠されている、
れっきとした「かき氷」なんです!
お盆にのって一緒に運ばれてくるのは、
お店特製のいちごソース。
最初はソースをかけずにそのまま、
中ほどまで食べ進めたらソースを加えて、
さらにベリー感アップでいただきましょう。
いちごは氷の中にも忍ばされている
こだわりようで、
まさに「いちごづくし」!
素材そのもののおいしさを存分に堪能できる、
甘酸っぱい仕上がりになっています。
かき氷とケーキがフュージョンしたような
新感覚の味わい&キュートすぎるルックス。
あまりの完成度の高さに、
すっかり心をつかまれてしまいました。
他にもキンモクセイの香りが芳しいおしるこや、
抹茶をふんだんに使った手作りおだんごなど、
ユニークなデザートがたくさん!
まだ見ぬ新たなスイーツをお求めの方は
ぜひとも足を運ばれてみてください。
金雞母
Address:台北市中正區杭州南路一段143巷36號
営業時間:12:00~20:00(火~金)/ 12:00~19:00(土・日)
Facebook:https://www.facebook.com/jingimoo/
6.【其實豆製所】とろける食感&クリーミーさが最高!ごちそう級の豆花がいただけるスイーツチェーン。
「其實豆製所」は、
こだわりの豆乳を使ったデザートがいただける
台湾スイーツのチェーン店。
台北市内には現在3店舗を展開していますが、
東門駅出口の至近距離にある「東門店」が
一番アクセス抜群です。
テーブルライトにボトルが使われていたり、
豆腐をモチーフにしたオブジェが飾られていたり、
おしゃれな店内にも注目。
木目を基調とした温もりあふれる空間は、
ついつい長居したくなってしまう心地よさです。
オーダーは
カウンターで直接するのも可能ですが、
中国語が分からない場合は
オーダー表に書き込むのが安心。
台湾スイーツの代表格「豆花」をメインに、
アイスクリームや豆乳ドリンクを
いただくことができます。
「紅豆」「綠豆」「花生」と、
トッピングの選べるメニューは
どれか1つに○をするか、
3種類全部のせの「綜合」でオーダーしましょう。
おすすめは、
豆の風味をとことん味わい尽くせる
「微甜豆漿豆花(70元=約260円)」。
豆腐に豆乳、3種の豆も全部のせの、
豆好き(?)にはたまらない一品です。
このお店の豆花は、
搾りたてミルクにも匹敵する
濃厚なクリーミーさもさることながら、
豆腐の食感がとにかくすごい!
まさに、中国語でいう「入口即化」。
かろうじてカタチを保っている
といった風合いで、
口に運んだ瞬間から解け始める、
超とろっとろな仕上がりなんです!
素材の香りを邪魔しない程度の、
控えめな甘さとのバランスも見事。
永康街のかき氷にも全く引けを取らない
「ごちそうデザート」は、
食べないで帰国すると
間違いなく後悔するレベルですよ。
ちなみに、豆乳で作ったソフトクリーム
「豆乳霜淇淋(60元=約220円)」
も絶品。
豆花は意外とボリュームがあるので、
おなかの余裕が少なめの方は、
ソフトクリームで締めにするのも
良いかもしれません。
其實豆製所(東門店)
Address:台北市大安區金山南路二段8號
TEL:+886-2-2322-3662
営業時間:8:00~22:00
Facebook:https://www.facebook.com/taiwanrealsoy/
まとめ
今日は、台北・東門エリアの
おすすめグルメ店6軒
をご紹介しました。
今回の記事では、
あえて一番の有名ストリート
「永康街」を外してまとめてみましたが、
行ってみたいお店は、ありましたでしょうか?
ここで登場したお店以外にも、
東門駅北側(永康街の反対側)に広がる
「東門市場」周辺には、
ローカル美食スポットが少なからず存在しています。
伝統市場の熱気を体験しながら、
ぜひ掘り出し物グルメを
発見してみてくださいね!
※記事中の日本円表記は1元=3.7円で計算しています。(2020年1月現在)
▼魅惑の台湾グルメを眺めながら、旅への想いを盛り上げておきましょう!▼
東門エリアへMRT(地下鉄)一本で到着できる
台湾のLGBTフレンドリーホテル12選にも
ランクインしたハイクラスホテル。
MIT(Made In Taiwan)のアイテム類でまとめられた
ぬくもり溢れるお部屋では、
都会のど真ん中にいることを忘れてしまうほどの、
穏やかで贅沢な時間を体験できます。
詳しくは
【台北101最寄りの夜遊びにおすすめな4つ星ホテル「Home Hotel」。】
にまとめましたので、
ぜひ合わせてご覧くださいね!
▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼
→台北・永康街のリーズナブル台湾グルメ5選。一人旅でも楽しめるおすすめ美食店を集めてみました。
→台北101エリアのリーズナブル台湾グルメ3選+1。市政府駅周辺のおすすめ店を集めてみました。
→台北駅周辺6軒のおすすめ台湾グルメ店。行列&売り切れ必至な美食が堪能できる名店ぞろいです。
こんにちは、はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。
あまりにもおいしそうだったので、金雞母さん伺って「冬雪橘酒草莓冰」を頂いてきました。おいしかったです!
日本人が来たことにびっくりされてて、何で紹介されてたのか教えて欲しいとのとことでしたので、当ページをご紹介させていただきました。
去年できたお店とのことで、紹介されたことに、とても喜んでいました。
「富久湯圓大王」も行ってきました。おいしいですよね~、この界隈もはまりそうです。
更新楽しみにしておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
おお!そうでしたか!ありがとうございます!
金雞母のかき氷、おしゃれで美味しいですよね〜!
温かいメニューもおすすめなので、また試してみてください。