有名スポット・赤崁樓は観て帰るだけじゃもったいない!擔仔麵や蚵仔煎、鍋燒意麵…などなど台南らしいグルメの数々もがっつり堪能しちゃいましょう!
こんにちは!週末はボーイフレンドと一緒に台南への小旅行を楽しんでまいりましたMae(@qianheshu)です。
かつて台湾一の都市として栄えた「台南」は、多くの台湾グルメのルーツとも言われている街。
別名「美食の街」としても有名なことから、台湾はもちろん、世界中から多くの観光客が集まってくる都市として知られています。
僕らの今回の旅の目的も、言わずもがなで「食べること」だったのですが、特に印象に残っているのが街の中心部にある古跡・赤崁樓。
台南観光の定番スポットとしても知られている場所ですが、実はこの周辺は、台南ならではの美味しいものがひしめき合うグルメエリア。
創業100年以上の歴史を誇る伝統グルメ店から、若者に人気の可愛らしい台湾スイーツ店まで、ついつい目移りしてしまうほど豊富に揃っています。
食べたいお店がありすぎて、本当に困りました 笑
台北に戻って来た今でも、まだまだ胃袋に収められなくて心残りな部分がかなりあるのですが、今日は今回の旅行中に食べたもの総集編。
赤崁樓周辺で見つけた美味しい台南グルメのお店を6軒をご紹介したいと思います。
創業120年以上を誇る台南名物グルメ・擔仔麵の名店「度小月擔仔麵」
台南を代表するグルメとして、
まず真っ先に思い浮かぶ
有名な1品といえば「擔仔麵」。
赤崁樓周辺にも
擔仔麵をいただけるお店は
たくさん並んでいるので、
観光と合わせて
ぜひ味わっていただきい
美食の1つです。
擔仔麵は、
僕も台南へ来るたびに
周辺で食べ歩いていたのですが、
目下のところ一番のお気に入りは、
赤崁樓のすぐ隣に軒を構える
「度小月擔仔麵」です。
テーブル席は、
おしゃれに言えばオープンテラス、
悪く言えば歩道占領 笑
一切壁のない
開放感抜群の営業スタイルは、
地元の人、観光客問わず
誰でもスッと入りやすい雰囲気です。
お店のおすすめメニューは、
壁に写真付きで貼られている
真っ赤なボードを参考に。
食べたいものを、
店員さんに直接オーダーしましょう。
「擔仔麵」をいただくなら、
ぜひとも煮たまごプラスの
「加蛋(70元=約250円)」で。
1日そこら煮込んだくらいでは
絶対に生まれないであろう、
芯まで味しみまくりの真っ黒なたまごは、
これだけで何個もいきたくなる
おいしさです。
ゆで具合絶妙なコシのある麺は
もちろんのこと、
このお店の特徴は何と言っても
スープにあり。
だしの風味が
しっかり香っている上に、
ニンニクの風味も
がっつり効いていて、
なかなかに食べ応えのある味わい。
この濃いめの味付けが、
(台湾人に言わせると)
しょっぱいラーメンに慣れ親しんだ
日本人の味覚には、
すごくしっくりくるのではないかと
思います。
擔仔麵は小ぶりなこともあって、
もう1杯お代わりしたいところでしたが、
他のグルメも楽しみたいので、
ここはグッとこらえます 笑
台南でのグルメ旅は、
現地ならではのソウルフードから
スタートしてみては?
度小月擔仔麵
Address:台南市中西區民族路二段216號
営業時間:10:00~22:00(火曜定休)
TEL:+886-6-221-5631
具たくさんのふわふわ牡蠣オムレツ&サクぷり食感のエビロールに舌鼓。「虎頭府城風味小吃」
赤崁樓から歩いてすぐのところに、
「石精臼點心城」という
グルメ広場があります。
こちらには、
4軒のグルメ店が軒を連ねており、
台南らしいローカルな雰囲気を
存分に感じられるスポット。
どのお店も
かなりプロフェッショナルな印象で、
何を食べるかすごく迷ったのですが、
今回はその中から
「虎頭府城風味小吃」に
立ち寄ってみることにしました。
カウンターのところに
オーダー表が置かれているので、
テーブルへ着く前に入手。
お会計はオーダー表を渡す時、
先に済ませておくシステムです。
食事は広場内と、
カウンター前の騎樓(屋根付きの歩道)
に並んだテーブルで。
より現地ならではの
空気を楽しむなら断然、
街ゆく人が真横をすり抜けていく
騎樓上の座席がおすすめですよ。
まずやって来たのは、
焼きたて熱々の牡蠣オムレツ
「蚵仔煎(60元=約220円)」。
蚵仔煎は
台北でもよく食べるのですが、
このお店のものは、
厚みが3倍増しくらいの仕上がりで驚き!
山芋をたっぷり使った
お好み焼きを食べているような、
なめらかふわふわな焼き上がりに、
甘辛ソースがよくマッチします。
小ぶりの牡蠣に大陸妹、もやしと、
具材もふんだんに使われていて、
これ1枚でもかなりの満足度です。
そして、もっと意外だったのが、
エビの身をすり身の中に巻いた
「蝦捲(60元=約220円)」。
台北で蝦捲というと、
さつま揚げのように軽く揚げたものが
一般的ですが、
こちらのお店では
サックサクの衣がツンツンとがった、
日本の天ぷらのような姿で
やってきました。
中にロールされた
エビのプリッとした食感と、
カリッと弾ける衣の
コンビネーションが最高!
わさび醤油でいただくスタイルも
とても新鮮で、
また1つ台南グルメの魅力を
思い知りました。
今回「石精臼點心城」では、
このお店しか足を運べなかったのが
心残りですが、
次回来た時には広場内の他のお店にも、
ぜひ足を運んでみたいと思います。
虎頭府城風味小吃
Address:台南市中西區民族路二段230號
営業時間:9:00~22:00(火曜定休)
TEL:+886-6-222-3455
食事に迷った時は、台湾風のトンカツ盛り盛りオムライスなどいかが?「過客亭蛋包飯專賣店」
赤崁樓周辺で
何を食べるか迷った時は、
「過客亭蛋包飯專賣店」へ。
お店の名前が表通りからは
分かりにくいですが、
何やらメニューが
ずらずらと書き連ねられている
看板が目印です。
お店に入ると
「你要吃什麼?(何が食べたいですか?)」
と直接尋ねられます。
が、地元の人でもない限り
そんなにすぐには決められない
かと思うので(笑)、
とりあえずメニューが見たい旨を
伝えましょう。
チャーハン、炒め麺、おかゆ、
鍋燒麵、炒め系のおかず、
蚵仔煎、スープ系…などなど、
「よくそんなに揃えたな!」と
突っ込みたくなるほどの、
類い稀なるバリエーションの豊かさ。
ベジ専門メニューも揃っていて、
すべて合わせると
100種類はゆうに超えているのでは
ないかと思います。
実は僕、このお店に来ると、
絶対にオーダーする
超大好きメニューがあるので、
今回もそれをオーダーしました。
そのメニューとは、こちらの…
「香酥排骨蛋包飯
(100元=約360円)」、
そう、オムライスです!
「全然台湾と関係ないじゃん!」
と思われるかもしれませんが、
このお店のオムライス、
すごく心に染み渡る
良い味してるんですね、これが。
たまごの中は、
ケチャップライスではなく、
チャーハン。
パラパラ感はありつつも、
どことなく家庭の味を思わせるようで、
食べ進めるたび、
なんだか温かい感情が込み上げてきます。
シャリっと揚げたてのトンカツは、
塩コショウをぱらっと振った
シンプルな味つけで、
これまたなんとも素朴。
洋食屋さんのオムライスとも、
日本家庭のオムライスとも
少しずつ違った、
台湾風のアレンジが
ピリリと効いているのが、
胃袋をがっちり掴まれてしまう
ポイントなのかもしれません。
そして、台南在住ブロガーの
まえはら氏によると、
こちらのお店のマンゴーかき氷も
庶民派でいい味出しているとのこと。
このオムライスが大好きすぎて、
いつもついつい1品だけで
満足してしまうのですが、
次回こそはオムライスと合わせて、
別のメニューも試してみたいと思います。
関連リンク→【台南まで来てオムライス?いや中身はチャーハンだ!?日台食文化が融合した台南のオムライス屋過客亭葷食素食蛋包飯専売店を紹介します!|あしたはもっと遠くへいこう】
過客亭蛋包飯專賣店
Address:台南市中西區民族路二段301號
営業時間:10:30~21:30
TEL:+886-6-228-9627
人情味あふれるサービスと、だしの効いた海老天入り鍋焼き麺が名物「民族鍋焼老店」
数ある赤崁樓周辺グルメの中でも、
僕が個人的にイチオシしたいのは、
赤崁東街にある
「民族鍋焼老店」。
こちらでは、台湾式の揚げ麺
「意麵」を使った鍋焼き麺が
いただけるのですが、
台南に来るたび
必ず足を運んでいると言っても良いくらい、
お気に入りのお店の一つです。
テーブルへと案内してくれる
おじちゃんも、
レジでオーダーをこなしてくれる
おばちゃんもすごく親切で、
どこかホッとするような
安心感があるのも、
このお店ならではの魅力。
いつ来ても多くの人で賑わっているのは、
おそらく料理のクオリティだけが
理由ではないと思います。
注文は、こちらのオーダー表で。
看板メニューでもある
「鍋燒」シリーズから、
お好きなものを選んでみてください。
麺は「意麵(揚げ麺)」
「大麵(うどん麺?)」「米粉(ビーフン)」
「雞絲麵(そうめんっぽい極細麺)」
「冬粉(春雨)」の5種類です。
僕は今回もやっぱり、定番の
「鍋燒意麵
(80元=約290円)」で。
日本の鍋焼きが思い出されるような、
だしのしっかり効いたスープは、
一口で一気に心がほぐされていくような、
素朴でやさしい風味がします。
エビの天ぷら、白身魚の切り身、
練りもの、大陸妹、たまごと、
具だくさんで滋養豊富。
スープをしっかり吸い込んだ
天ぷら衣の美味しさときたら…
海外で食べているはずなのに、
どこか懐かしい。
ふとした拍子に
日本が恋しくなってきた時など、
このお店の鍋焼き麺を食べれば、
たっぷりエネルギーをもらえると
思います。
民族鍋焼老店
Address:台南市中西區忠義路二段197號
営業時間:10:00~22:00(木曜定休)
TEL:+886-6-222-3738
【2020.12.21 追記】
赤崁東街にあった「民族鍋燒老店」ですが、
現在は忠義路二段にある店舗と合併され、
上記の住所へと変更になっています。
忠義路の店舗も赤崁樓から近いので、
お近くまでお越しの際は、
ぜひ「鍋燒意麵」をいただきに
向かってみてください。
古民家をリノベーションした趣ある空間でいただける仙草ゼリーの人気店「黑工號嫩仙草」
デザートタイムも、
台南らしいスイーツを
しっかり満喫しておきたいところ。
観光の合間に甘いものを頬張りながら、
ゆっくり休憩をしたい時には
「黑工號嫩仙草」が
おすすめです。
1階、2階ともに、
古民家をリノベーションした
趣あふれる空間。
ついつい長時間
留まっていたくなるような
居心地の良さで、
カフェさながらにまったりと
利用できますよ。
トッピングの種類によって、
一號~六號までに分かれているので、
この中からお好みのものを
1つ選んでみてください。
各メニューとも「ミルクなし」
「コーヒーフレッシュ入り」
「ミルク入り」の3種類から、
どれかを指定しておきましょう。
ちなみに、冬はぜんざいなどの
あったかスイーツも楽しめますよ。
今回は、芋圓(イモ団子)、
紫米(黒米)、西米露(白いミニタピオカ)、
芋頭(タロイモ)の
4種類がトッピングされた
「綜合嫩仙草一號」を
オーダーしてみました。
たっぷりミルクの入った
「加鮮奶」で、
55元(=約200円)です。
さすが「嫩」と謳うだけあって、
仙草ゼリーは
ぷるっぷる&なめらか&
のどごし爽やかな仕上がり。
トッピング類は
かなり甘めに味つけされているのですが、
おそらく、仙草自体には
味がないことも計算されてのこと。
一緒にほおばると
いい具合に甘さがじんわり広がって、
疲れまで一緒にとろけていくかのような、
絶妙のスイート加減です。
よりまろやかな口当たりを楽しめる、
ミルク入りにしておいたのも
大正解でした。
食後には多少
ボリューミーかもしれませんが、
お供の方とシェアするなどして、
ぜひとも味わってみてください。
黑工號嫩仙草(赤崁店)
Address:台南市中西區永福路二段199號
営業時間:11:30~21:30(水曜定休)
TEL:+886-6-222-3376
食べ歩きの最後は、キュートなフルーツ系かき氷ですっきり爽やかなシメを!「冰ㄉ・かき氷」
台北にも増して太陽が元気な台南では、
暑さを吹き飛ばしてくれるような、
つめた~いデザートが恋しくなるもの。
赤崁樓観光で
すっかり火照ってしまったカラダを
クールダウンしたい時には、
「冰ㄉ・かき氷」へ
向かいましょう。
店内は座席数が限られているので、
週末や訪れる時間帯によっては、
席待ちのお客さんが
溢れていることも。
このお店は
台南に来るたび気になっていたのですが、
毎回もれなく並んでいたので、
今回すんなりと座ることができたのは
ラッキーでした。
メニューは、
店内に貼られているイラストを
参考にすると分かりやすいかと。
その時々の
旬のフルーツが使われていて、
季節によってメニューも
変わるみたいです。
ボーイフレンドが
すっきり爽やか系をご所望でしたので、
ぶどうのかき氷
「葡萄清冰(50元=約180円)」
にしてみました。
見た目にも清涼感があふれていて、
いかにも夏の季節に似合う
トロピカルなルックス。
トッピングの生フルーツは、
ブドウの実とパイナップル、グアバ。
上からしぼりたての
レモンの絞り汁をかけていただきます。
ふわふわに削られたかき氷には、
惜しげもなくかけられた
ぶどうジュースの風味が染み込んでいて、
まさに「食べるジュース」と言った面持ち。
この上なくフルーティかつ、
なめらかな口どけのかき氷は、
食べ進めるたびに暑さが飛んでいくような、
キリッと涼やかな味わいです。
暑い日にはもちろんのこと、
食べ歩きをすっきりと終えたいときにも
ピッタリな1品。
他にも、フルーツ系かき氷が
豊富に揃っていたので、
また台南に来た際に
少しずつ試していきたいと思います。
冰ㄉ・かき氷(no.2)
Address:台南市中西區萬昌街39號
営業時間:11:00~20:00
Facebook:https://www.facebook.com/冰ㄉ-かき氷-970194652995749/
【2020.12.21 追記】
赤崁東街にあった「冰ㄉ・かき氷」ですが、
現在は上記住所の
台鐵(台湾鉄道)台南駅前エリアにある
「萬昌街」へとお引っ越しして
営業されています。
赤崁樓からは離れてしまいましたが、
台南駅から徒歩10分ほどですので、
お近くまでお越しの際には、
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
まとめ
今日は、
台南・赤崁樓周辺で見つけた
おすすめグルメ店6軒
をご紹介しました。
とにかく、
食べ三昧のくいだおれ3日間となった、
今回の台南旅行。
おいしいグルメにもたくさん出会えて
幸せなひとときではあったのですが、
旅行が終わった今、
感じていることが1つあります。
それは、
「もっと食べておけばよかったなあ…」
ということ 笑
まだまだ気になっていたのに
行けなかったお店や、
新しく発見した気になるお店などもあって、
思い出すだけでも、
おなかがムズムズして来ます 笑
みなさんも後になって
後悔されないよう(?)、
ひとまず体重のことは傍に置いておいて、
赤崁樓ではぜひ、
どしどし食べ歩かれてみてくださいね!
僕もまた近いうちに、
必ず戻ってこようと思います。
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次回の台南旅行、どこに泊まるかはもうお決まりですか?
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