
台南ならではのナイトライフも楽しみたい方必見!台湾式伝統家屋でおしゃれにレトロ体験してみませんか?
こんにちは!ちょっと遅めの夏休みということで台湾南部を放浪中のMae(@qianheshu)です。
台北より台湾新幹線(高鐵)に揺られること110分。
南部旅行第一の目的地は、台湾の京都とも言われる街・台南からスタートしています!
昔ながらの建物が今なお多く残る台南では現在、古民家をリノベーションあるいはそのまま活用したカフェやゲストハウスがどんどん登場中。
これまでに僕も3~4度ほど台南を訪れていますが、街にみなぎるクリエイティブなパワーは来るたびにますます魅力を増している印象です。
もともと古いものには目がないということもあって、台南の古民家にも前々からすごく興味を持っていたのですが、滞在した体験はまだゼロ。
そこで今回初めて、台南で憧れの「老房子(古民家)」に泊まってみることにしました。
今日は、人気レトロストリートとして知られている神農街エリアのゲストハウス「Goin」から、お泊まりレビューをお届けしたいと思います。
夜は隠れ家バーに変身するおしゃれな1Fロビー。
「Goin」は、2017年9月に1周年を迎えたばかりの新星ゲストハウス。
「新星」ではありますが、
建物は神農街周辺に残る古民家のリノベーション物件を活用しています。
エントランス右側のドアを入った1Fフロアで、まずはチェックインに入りましょう。
扉をくぐるとます目に飛び込んでくるのは、
台南らしい赤レンガの壁にずらりと並ぶボトルたち。
昼間はゲストハウスのロビーとして使われていますが、
実は20:00~23:00の3時間限定で、
夜の顔である隠れ家バーに変身します!
ついつい長居してしまいたくなりそうな、ムード満点の空間。
1日の終わりにドリンクを嗜みながら、
明日の旅行計画を立てたり、おやすみ前に一服したり。
ベッドに入るその瞬間まで、台南旅行ならではの特別な時間を過ごせそうですね。
男性女性を問わず、リラックスして楽しめそうな空間に、オーナーさんのセンスが光ります。
チェックインの用紙に必要事項を書き込んだら、
宿泊客専用エリアとなっている2Fへと向かいましょう。
アンティークな調度品でレトロ感倍増の共用スペース。
階段を上ると現れるのは、宿泊客専用の共用スペース。
磨石子(人工大理石)をはめ込んだ床や木製の窓枠に、
昔ながらの建築様式の特徴がよく表れています。
台湾では防犯目的で窓の外に「鐵窗」と呼ばれる鉄柵を取り付けるのが一般的なのですが、
古民家に見られるデザイン性の高いものは特に「鐵花窗」と呼ばれます。
「老房子」と聞くと、この鐵花窗を思い浮かべる人は少なくなく、
台湾のクリエイターが作るデザインの中にも、よくモチーフとして使われることがあります。
階段から見える鐵花窗、レトロ好きとしては思わず胸キュンしてしまうポイントですね。
それにプラスして、調度品から醸し出される、深みのあるオーラ。
よくみるとソファの皮には穴や傷があったりするのですが、
それがかえって「味わい」を演出していて、現代的にすら感じられてしまうから不思議です。
アンティーク調の机の上には、旅行情報も豊富に揃っています。
共用スペースの窓の外には、宿泊客が自由に出入りできるベランダ付き。
小さな鉢植えがずらりと並んで、なんとも可愛らしい一角に仕上がっています。
建物の奥に進んでいくと、1Fから3Fまでズバッと吹き抜けになったホールが出現。
「台湾の古い建物は奥に長いので、明かり取りのために設計されているんだよ。」
とオーナーさん。
台北・迪化街の建物でもよく見かけますが、
これも老房子好きなら見逃せないポイントです。
日本では自分の家にこんな大胆な吹き抜けがある方はそう多くないと思うので、
「おおっ!」と思わず唸ってしまうインパクトがありますよね。
アットホームなのに豪華なミニバー付きデラックスルーム。
今回滞在するお部屋は、共用スペースと同じく2Fにあるデラックスルーム。
観葉植物やクッションの緑、木のミニテーブルなどがうまくアクセントになって、
お部屋の雰囲気に彩りを添えています。
天井から下がっている裸電球も、おしゃれでいい感じです。
ウォータークーラーは共用スペースに備え付けられていますが、
熱いお湯が必要な場合はお部屋のポットが使用可能です。
そして、このゲストハウスの大きな特徴と言えるポイントがここにも。
なんと、お部屋の冷蔵庫がミニバーになっているんです!
好きなボトルを選んだら、備え付けのコインケースに自分でお金を入れておけばOK。
さすがバーを経営されているだけあって、ドリンクへの熱いこだわりが感じられます。
Wifiのパスワードやオーナーさんの電話番号、滞在中の注意事項などは、
ミニテーブル上のメモ帳に書かれているのでチェックしておきましょう。
ゲストハウスなのでシャワーは共用かと思っていたのですが、
自分専用の浴室がお部屋内に付いていました。
お部屋のレトロ感とは打って変わって、こちらは現代的でシンプル。
隅々まで掃除が行き届いていて、文句なしに清潔です。
シャワーとシンク・トイレスペースは、仕切りを締めれば完全セパレートに。
水はけも換気システムも非常に良好で、快適なシャワータイムを楽しむことができました。
シャンプー、リンス、ボディソープ、歯ブラシ、綿棒、ヘアドライヤーなどのアメニティも充実。
かみそりは置かれていなかったので、男性の方は愛用しているものを持参しておくか、
コンビニなどで購入する必要があるかと思います。
お部屋の設備に関して「これがあればもっと良かった!」と思ったのは、
パソコン作業に使えるテーブルと椅子。
ミニテーブルはちゃぶ台ほどの高さしかないので、
お部屋で作業にはちょっと厳しいかもしれません。
後は、窓が全て屋内にしか面していないので、お部屋は昼間でも暗め。
ですが、老房子は防音設備が十分ではないので、奥まったところにある分、
静かに過ごせる点はメリットでもありますね。
ちなみに、こちらのゲストハウスでは食事の提供はありませんので、
外で台南式の朝ごはんをたんもり楽しみましょう。
グルメストリート「國華街」や観光名所「赤崁樓」へも徒歩圏内で観光に便利!
「Goin」のある神農街周辺は、台南観光の目玉として知られているフォトジェニックエリア。
古民家が両側にずらりと並ぶメインストリートには、
おしゃれなリノベカフェやキュートなスイーツ店などが軒を連ねるほか、
ライトアップされた夜の街並みも息を飲む美しさ。
ゲストハウスを出てすぐにロマンチックな光景に出会える絶好のロケーションは、
「Goin」ならではのおすすめポイントかと思います。
朝ごはんをいただくなら、徒歩2〜3分ほどでたどり着ける「國華街」へ。
2つの伝統市場「水仙宮市場」と「永樂市場」が連なる國華街三段周辺は、
早朝から食料品の買い出しにやってくるお客さんたちのために、
朝早くからおいしそうなにおいを立ちのぼらせるグルメ店がたくさん並んでいます。
新鮮な牛肉に熱々のお出汁をかけていただく牛肉湯を始め、
虱目魚(サバヒー)のお粥や、台湾式茶碗蒸しの碗粿(オアグイ)など、
台南ならではの美食が盛りだくさんなので、非常に重宝しました。
また、台南指折りの有名スポット「赤崁樓」へもゲストハウスから10分ほど。
歩いていける範囲内だけでも、街の有名どころは少なくないので、
観光にとても便利な立地かと思います。
「Goin」へはどうやって行く?
では、「Goin」への行き方をまとめておきたいと思います。
台鐵台南駅からは若干距離があるので、バスで向かうのがオススメ。
どの路線に乗るかで何パターンか行き方があるのですが、
ここでは僕が実際に利用した方法をご紹介しておきますね。
まず、台南駅の改札を出たら、左手のスクーターレンタルのお店が並んでいる方向へ歩いていきます。
「バス停はこちら」の看板が出ている階段を降りて、地下道を渡ってください。
中は一本道なので、そのまままっすぐ直進すればOKです。
地下から上がってきたら目の前に横断歩道があるので、これを渡りましょう。
到着したバス停に「南站」と書かれていることをチェック。
バス停は「北站」と「南站」の2つあるので、間違えないようご注意ください。
目的のバスは「台灣好行」の88番安平線。
「神農街/水仙宮」というバス停が下車地点になります。
料金の支払いには台湾の2大ICカード「悠遊卡」と「一卡通」のどちらも使用可能なので、
持っている方は運転手さん横のセンサーに「ピッ」しておきましょう。
カードのない方は、事前に硬貨で18元(=約67円)のご準備をお忘れなく。
「神農街/水仙宮」のバス停までは、20分強で到着。
ここから歩いてあと2~3分で、ゲストハウスにたどり着きます。
バスが走り去って行くのと同じ方向に、まっすぐ歩いていきましょう。
「海安路」と「民權路」の交差点を渡って、そのまま直進。
「和平街」に差し掛かったら、ここで右折です。
「僾華大飯店」の看板が見えてきたら、その正面がゲストハウス入り口。
到着したら呼び鈴を鳴らして、オーナーさんが出てくるのを待ちましょう。
バスについてですが、88番路線は「孔廟」や「赤崁樓」、「安平」など
台南中心部の主要な観光スポットをくまなく通るので、旅行中はうまく活用したいところ。
ですが、運行が1時間1本ペースなので、時間をうまく合わせる必要があるのが難点。
台南駅からゲストハウスまで徒歩でも辿り着けなくはないのですが(30分程度)、
荷物を持っていて不便な場合などは直接タクシーで向かうのも賢い選択かと思います。
まとめ
今日は台南・神農街エリアにあるレトロな古民家ゲストハウス
「Goin」をご紹介しました。
ポイントをまとめておくと、
良かった点
・老房子(古民家)ならではのレトロな空間
・インテリアがおしゃれ
・清潔感◎
・ミニバー付き
・夜は1Fでバーが楽しめる(ドリンク代別途)
・オーナーさんがフレンドリー
・人気レトロストリート・神農街エリア内
・台湾グルメ満載エリア・國華街へ徒歩3分
・観光名所・赤崁樓へ徒歩10分
イマイチだった点
・外に面した窓がない
・作業のできるテーブルがない
・周囲の音が多少気になる
・台南駅から遠い
台南駅からのアクセスは確かに便利とは言えないのですが、
先ほどゲストハウス周辺の見どころでご紹介したように、
市内観光のロケーションとしてはピッタリです!
観光スポットを効率的にまわりたい方、
他の都市とは違う台南ならではの雰囲気に浸りたい方、
ナイトライフもしっかり満喫したい方はぜひ、ご検討されてみてはいかがでしょうか?
→Booking.comで「Goin」の料金をチェックしてみる。
Goin
Address:台南市中西區和平街70號
TEL:+886-6-222-8022
Facebook:https://www.facebook.com/goin70/
※記事中の日本円表記は1元=3.7円で計算しています。(2017年10月現在)
※予約シーズンや旅行出発までの日数により料金は変動する可能性がありますので、予約時には最新情報のチェックをお願いいたします。
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予約の仕方など詳しくは、
【台湾新幹線(高鐵)を20%OFFでおトクに利用!台南・高雄旅行がグッと便利になるおすすめの方法をご紹介します。】
にてまとめましたので、ご参考にされてみてくださいね。
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