台湾北海岸を代表する有名ビーチ「淺水灣」と「白沙灣」。2つの美しい海岸を結ぶサイクリングロードを、シェアサイクル・YouBikeで走り抜けて来ました。
こんにちは!台湾生活ではシェアサイクルもよく利用している、台北在住Mae(@qianheshu)です。
台北はそろそろ、初夏の陽気。
先週末も、梅雨入り前の(とっても貴重な)絶好のお天気に恵まれ、久しぶりに海へ行ってみたい気分になりました。
台北市内に海はないのですが、おとなりの新北市へ行けば、台湾の北海岸が。
今回はちょっと足を伸ばして、北海岸の有名ビーチ「淺水灣」と「白沙灣」を目指してみました。
そして、実は北海岸には、この2つのビーチを繋ぐように伸びるサイクリングロードも。
全長8kmほどの「雙灣自行車道」というこのサイクリングロードを走れば、海風を肌に感じながら、海岸沿いのサイクリングを楽しむこともできちゃいます。
道中には、どんな景色が広がっていて、スタート&ゴール地点の「淺水灣」と「白沙灣」とは、どんなビーチなのか?
今日は、台湾北海岸のサイクリングロード「雙灣自行車道」を走ってみた際の様子を、ご紹介したいと思います。
台湾北海岸のサイクリングロード・雙灣自行車道のスタート地点「淺水灣」への行き方は?
まず目指すのは、
雙灣自行車道の
スタート地点である
「淺水灣」。
MRT淡水信義線に乗って、
北側の終点・淡水へと
向かいます。
淡水駅に到着したら、
駅前の横断歩道を渡って反対側、
中正東路沿いに
バス停がありますので、
こちらからバスへと乗り換え。
860、862、863など、
「淺水灣」または「大崛」
というバス停を通る
路線であれば、
どれに乗り込んでもOKです。
バスに乗り込んだら、
淺水灣までは30分ほど。
「大崛」のバス停を下りて、
バスの走り去っていく方向へと
少し歩けば、
淺水灣前の駐車場に到着します。
今回のサイクリングで
利用するのは、
台北各地にある
シェアサイクル・YouBike。
淺水灣前の駐車場にも
YouBikeスタンドが
設置されており、
自前の自転車を
持っていなくても、
気軽にサイクリングを
楽しむことができます。
白沙灣側にも同じく
YouBikeスタンドがあるので、
そこをゴール地点にして、
走って行くことにします。
駐車場のすぐ正面には
コンビニもありますので、
飲み水など
必要なものの準備も
お忘れなく。
ビーチの前に立つ
「雙灣自行車道」の道案内を
見つけたら、
いざスタートです!
スタート地点のビーチ「淺水灣」をお散歩。おしゃれなカフェでの一服もおすすめ。
現地に到着してから
知ったのですが、
この雙灣自行車道、
まだすべて繋がってはおらず、
地図で点線になっている
真ん中の区画は
現在整備中。
その区画に限っては、
サイクリングロードを離れ、
一般道を走ることになります。
走り始める前に、
まずは淺水灣のビーチを
少しお散歩。
波打ち際へと近づくほど、
砂から小石へと
粒が大きくなるので、
裸足だと、足元の荒さが
少し気になるかも。
その点で、
思いっきり海遊びを
楽しむのであれば、
後ほど登場する
白沙灣の方が
おすすめではあります。
しかし、淺水灣から望む
海辺の風景は、
ゆったりとしていて
すごく癒される!
ビーチ沿いには、
海を眺めながら食事や
お茶ができるカフェも
並んでおり、
まったり過ごすのをお目当てに
訪れる方も少なくありません。
僕は、淺水灣〜白沙灣を
往復したので、
帰り際に「海邊灶咖」という
カフェでお食事しました。
低温調理チキンの
ワンプレートブランチは
ボリューム満点で、
ふわふわスクランブルエッグや
ネギ入りフォカッチャも美味。
インテリアも
とってもおしゃれで、
夕暮れ時には一層映えそうな
ロケーションでした。
スタートまもなく一般道と合流。淺水灣側のサイクリングロードは、かなり短め。
さて、再び
サイクリングロードへ。
実際に走ってみると、
淺水灣側の
サイクリングロードは、
かなり短いことに気づきます。
1kmにも満たない、
カフェが並ぶ海辺の通りを
抜けたら、
あっという間に
一般道との合流地点に
出ました 笑
ここからしばらく、
車が行き交う道路脇を走るので、
安全に注意しながら
走行していきます。
一般道では、
「北海岸自行車道」の案内や、
「雙灣」と書かれた
道路上の青い線を参考に。
幹線道路を抜けて
「車新路」という道に入ると、
交通量が一気に減るので、
ひと安心です。
このあたりまで来ると、
川沿いに田畑が広がる
のどかな風景に。
先ほどまでの騒がしさが
一気に消え去り、
自然の音が一層大きく
聞こえてきます。
路肩の案内に従って
脇道へと入ると、
右折する突き当たりに。
秘密のビーチが
広がっていそうな
砂の道を発見したので、
寄り道してみます。
砂に足を取られそうに
なりながら歩いていくと、
その先は、
秘密のビーチをひとりじめ…
ではなく、
大きな石が延々と広がる浜辺。
ちょうど
引き潮の時刻だったのか、
まだうっすらと海水をたたえる
磯になっていました。
水遊びをするには
少々荒っぽい感じだったので、
大人しく自転車へと
戻ることにします。
先ほどの突き当たりを
右折すると、
「風芝門」と
赤い筆文字で書かれた石が立つ
入口が見えて来ました。
ここを抜けると、
白沙灣側の
サイクリングロードに。
北海岸サイクリングの
本領を感じられるのは、
ここからです。
白沙灣側のサイクリングロードへ。麟山鼻からの大パノラマは、一見の価値あり。
風芝門を抜けると、
「これぞ、まさに
海辺のサイクリング!」
な、光景が。
左手に台湾北海岸の
海を眺めながら、
防砂林の中に設けられた
自転車道を
駆け抜けていきます。
先ほどとは
また違った様子の
磯を見つけたので、
再び途中下車。
表面が緑の海藻に覆われた、
ぼこぼこゴツゴツとした岩が
あちこちに顔を
のぞかせています。
もう少し早く訪れていれば、
「老梅石槽」のような
一面緑の海岸に
出会うこともできたのかも。
今度はまた、
海藻がまばゆい(?)時期に
訪れてみたいものです。
道なりに進んでいくと、
民家の集まる小さな集落に
差しかかりました。
畑の傍には、
浮き玉を使ったオブジェが
たくさんかけられていて、
生活の中に溶け込んだ
海が感じられます。
自転車注意の標識(初めて見た 笑)
が、見えてきたところで、
大きくUターンして、
用水路の反対側へ。
道の標識にも、
「白沙灣」の文字が
見えてきました。
自転車道沿いに見える
海岸にも、
大きな岩は減って、
砂の白さが目立つように。
そろそろ、
ゴールが近づいてきた証拠
かもしれません。
前方に何やら、
「麟山鼻地質景觀生態步道」
と、書かれた
エントランスを発見。
自転車から下りて、
大きく空へと飛び出した
岩山が見える歩道を
進んでみます。
すると、
一気に視界が開けて、
空と海を一望するパノラマが。
麓には、
ゴール地点に違いない
「白沙灣」が見えます!
このまま歩道を歩いていけば、
ビーチへも下りられる様子。
ただ、自転車を停められる
スタンドまで行かなくては
いけないので、
来た道を戻って、
再度自転車にまたがります。
ゴール地点の「白沙灣」に到着!飛び込みたくなるほど、美しく透き通る海に感動。
広々とした
アスファルトの下り坂を、
スピードが出過ぎないよう
気をつけながら。
下り切ると、
「白沙灣」の文字が
あちこちに見え始めました。
ローカルなお店が
歩道沿いに並ぶ
幹線道路を抜けて、
白沙灣の反対側まで
まっすぐ。
白沙灣前の駐車場に、
ゴール地点である
YouBikeスタンドを
発見しました!
無事自転車を返却できたら、
北海岸2つのビーチをつなぐ
サイクリングロード
「雙灣自行車道」完走です!
ちなみに、
台北に10年も住んでいながら、
実は今回初めて訪れた白沙灣。
サラサラと指の間を
すり抜けるほど細やかな砂と、
少しの濁りも感じられない
爽やかな青に透き通る海。
離島や南端まで行かないと、
ビーチは楽しめない
と、ばかり思っていましたが、
こんなにもキレイなビーチが
北海岸にもあると知って、
素直に感動しました。
周辺にコンビニはなく、
グルメ店もかなり選択肢が
限られますが、
北部で思いっきり
海遊びを楽しむなら、
この上なくピッタリな
ビーチかと思います。
今度は絶対、水着持参で
この海に飛び込むんだっ!
まとめ
今日は、
台湾北海岸のビーチを巡る
サイクリングロード
「雙灣自行車道」
を、ご紹介しました。
ちなみに、
今回の所要時間ですが、
途中寄り道したり、
写真を撮ったり、
道を間違えないよう
恐る恐る(?)
進んでいたこともあり、
淺水灣から白沙灣までの
往路は90分ほど
かかりました。
ただ、寄り道なしの
ノンストップで走ってみたら、
同じ道のりの復路が
なんと30分ほどでした 笑
多少のアップダウンがあるのと、
一般道を走る区画が
あるのは注意ですが、
特に白沙灣側は
走りやすいので、
気負わず楽しめるかと。
北海岸2つの有名ビーチを
一度に訪れてみたい方は、
ぜひ自転車で巡ってみては?
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