台北101が目の前に迫るダイナミックな絶景を楽しむなら「象山」へ!台湾の自然とも触れ合えるハイキングコースから、いつもと違う台北を眺めてみませんか?
こんにちは!台北で暮らし始めてそろそろ丸10年を迎えます、Mae(@qianheshu)です。
先日、LGBTメディア・GENXYにて【円安時代の台北旅行。1日5,000円で観光はどこまで楽しめる?】という記事を書かせていただきました。
この記事の執筆に合わせて、久しぶりに足を運んできたのが、「象山」というスポット。
台北は四方を山に囲まれた盆地に発展しているので、「爬山(山登り)」が、とても身近なアクティビティ。
休日になると、「ねえねえ、爬山行かない?」というお誘いを受けたこと、台北で暮らしている方なら、きっと1度や2度ではないかと思います。
その中でも、「象山」は特にアクセスがしやすく、台北ならではの絶景が望めることで人気。
台北観光で訪れるのにもピッタリで、いつもと違う角度から台北を眺めてみたい方におすすめのスポットです。
今日は、象山に伸びる「象山親山步道」から望める景色や、沿道の見どころについてご紹介したいと思います。
台北ならではの絶景を堪能!「象山」ってどんなところ?
![MRT象山駅2番出口](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/スクリーンショット-2022-08-22-午後5.59.36-1024x768.jpg)
「象山」があるのは、
台北一の都会的な
街並みが広がる信義區。
MRT淡水信義線の
南側の終点・象山から、
一番近い親山步道への
入り口までは、
歩いて10分強で
到着できます。
![「象山親山步道」の下り階段](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08296-1024x768.jpg)
一旦山道を歩き始めると、
先ほどまで都会の
ど真ん中にいたことが
にわかには信じられなくなるほど、
あたりは、
鬱蒼とした緑に。
台北ならではの絶景を
眺められることもあり、
休日になると、老若男女問わず
たくさんの人たちが
山道を行き交う賑わいとなります。
標高は183mなので、
登頂のハードルも低め。
アクセスがしやすいことに加え、
とても気軽にハイキングを
楽しめるため、
台北に数ある
ハイキングスポットの中でも、
特に高い人気を集めています。
![「象山親山步道」の岩に書かれた象山崗の文字](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08289-1024x768.jpg)
「気軽に」とは言いつつも、
実際に登ってみると、
これが案外に体力を使う 笑
歩き終えた後には、
「運動したぞーっ!」という
気持ちをしっかり実感できるのも、
象山の人気の
ポイントかもしれません。
「いちばん楽!」と噂の、聯合醫院松德院區側から登ってみる。
![「象山親山步道」象山公園側からの階段](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/スクリーンショット-2022-08-22-午後6.06.49-1024x768.jpg)
象山に設けられた
ハイキングコースは、
「象山親山步道」
と、呼ばれています。
親山步道の入り口は
いくつかありますが、
一番よく知られているのは、
MRT象山駅前に広がる
象山公園を抜けた先、
代天殿靈雲宮の
おとなりにある入り口。
僕は、以前はずっと
そちらから登っていたのですが、
初っ端からかなり勾配がきつく、
おまけに長〜い階段が
続くのが欠点。
「あの階段、また登るのか…」
と、思い出すだけで
少々憂鬱になるくらい、
登り終える頃には
すっかり息も絶え絶えに
なります 笑
![聯合醫院松德院區側の「象山親山步道」案内板](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08259-1024x768.jpg)
ただ、杉森千紘さんの
『そうだ、台湾いこう』
という本を読んで以来、
気になっていた
もうひとつの入り口が。
象山駅からは
少し離れますが(歩いて20分ほど)、
今回は、
より楽ちんで早いと噂の
「聯合醫院松德院區」側から
登ってみることにしました。
![聯合醫院松德院區側の「象山親山步道」入り口](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08261-1024x768.jpg)
![聯合醫院松德院區側から伸びる「象山親山步道」の階段](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08263-1024x768.jpg)
聯合醫院松德院區側の
入り口に着くまでには、
少し坂道が続きます。
象の石像がある入り口からは、
階段がしばらく
伸びてはいるものの、
距離が比較的
短いこともあってか、
見どころが集まる高さまで
登り切るのは、
確かに楽に感じました。
象山公園側に比べて、
2/3ほどの体力で登れたような
体感。
「(象山公園側の)出だしの
あの階段が辛い…」
という方は、
ぜひ聯合醫院松德院區側の
入り口から、
チャレンジしてみてください。
それでは、
「象山親山步道」で巡りたい
見どころを、
ご紹介したいと思います。
台北101が目の前に迫る展望台は必見!「象山親山步道」の見どころは?
展望台
![「象山親山步道」の展望台への道標](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08287-1024x768.jpg)
象山親山步道には、
「攝影平台」や「煙火平台」など、
沿道にたくさんの展望台が
設けられています。
これらの展望台から、
とてもキレイに眺められるのが、
台北のシンボル・台北101。
かつて世界一の高さを
誇ったこともある建物が、
目の前に迫り来る
インパクトは圧巻です。
![「象山親山步道」の展望台から望む台北101](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08284-1024x768.jpg)
これが、冒頭でも触れた
「台北ならではの絶景」。
都会的な街並みを
間近に一望する景色は、
信義區のすぐおとなりにある
象山を登ったからこそ
堪能できるごほうびです。
(現地で見るインパクトは、
写真の数倍すごいです。)
この景色を見るためだけでも、
登る価値は充分に
あると思います。
六巨石
![「象山親山步道」の岩に書かれた文字](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08275-1024x768.jpg)
入り口からの階段を登り切って、
もしまだ体力に余裕があれば、
さらに階段を登って上へ。
大きな岩がゴロゴロと転がる、
「六巨石」と呼ばれている
スポットに到着します。
![「象山親山步道」の見どころ・六巨石](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08282-1024x768.jpg)
巨大な岩と都会的な街並みの
コントラストが美しく、
記念撮影を楽しむ方々の姿が
あちこちに。
展望台から眺めるのとは
また違った、
開放感あふれる眺めを
楽しむことができます。
フォトジェニックさを
追い求めるあまり、
岩の上に登って撮影をする方の
姿もありますが、危険なので、
真似はしない方が
いいかもしれません。
一線天
![「象山親山步道」の地図](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08292-1024x768.jpg)
ただ、僕が本当に好きな象山は、
台北101を望める展望台や
六巨石など、
フォトスポットとして
賑わう場所を抜けた先。
象山親山步道の後半部分、
とでも言いましょうか。
グッと人通りが少なくなり、
より鬱蒼とした緑に包まれる
遊歩道が伸びています。
![「象山親山步道」の見どころ・一線天の外観](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08308-1024x768.jpg)
![「象山親山步道」の見どころ・一線天の内部](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08307-1024x768.jpg)
「一線天」と呼ばれる
こちらの場所には、
岩と岩のわずかな隙間を
縫うように、
歩道が伸びています。
隙間の中へと
足を踏み入れてみると、
太陽の光は遮られ、
ひんやりとした空気に。
中はとても狭く、
左右にうねった空間と
なっており、
身をうまく捩りながら
通り抜けていきます。
数十秒で
通り抜けられてしまうほど
距離は短いですが、
まるで大自然の中を
探検しているような
感覚を味わえます。
大岩壁
![「象山親山步道」の見どころ・大岩壁](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08316-1024x768.jpg)
ダイナミックな自然を
感じられるスポットは、
一線天以外にも。
人の身長の十数倍もありそうな
「大岩壁」という
一枚岩の山肌が視界に入ると、
都会のすぐ
おとなりにいることを
忘れそうになるほど。
風化による崩落によって
観察できるようになった、
表面に浮かび上がる模様も、
象山の大岩壁ならではの
特徴なのだそうです。
![「象山親山步道」から見える台北101](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08297-1024x768.jpg)
一線天〜大岩壁周辺を歩いていると
時折、木々の合間から
台北101が顔を覗かせることも
あります。
こちらからの景色も
なかなかに見ごたえが
ありますので、
お見逃しのないよう。
まとめ
![「象山親山步道」の岩に描かれた南無阿弥陀仏](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2022/08/DSC08301-1024x768.jpg)
今日は、
台北観光にもおすすめな
ハイキングコース・
象山親山步道
を、ご紹介しました。
ちなみに、台北は(特に暑い季節は)
午後から天気が崩れて、
ゴロゴロとスコールが
降り出すこともあるので、
足を運ぶなら
午前中がおすすめ。
しっかり水分補給ができるよう、
ペットボトルや水筒の水、
そして、歩きやすい靴を準備して
向かってみてくださいね。
台北ならではの絶景を体感しに、
ぜひ象山親山步道を
訪れてみてはいかがでしょうか。
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コメント
コメント一覧 (6件)
こんにちは。象山は、ずっと気になっていたスポットです。
6回も台北に行ってるのになんとなく後回しにして行けずのスポットです^^
癒される感じがしますね。
次回は是非いってみたいと思います。
確かに、そのお気持ちも分かります 笑
ただ、台北101が迫り来るインパクトは
現地まで足を運ばないと体験できないので、
上る価値は充分だと思います!
次回の台北でぜひ!
はい!是非次回は登ってみたいと思います。
しかし普通に旅ができるのはいつなのか・・・
今年は普通に行けるかと思ってましたが・・・^^来年こそ普通に旅したいですね。
象山さん、、紹介していただき嬉しいです!!ありがとうございます。
当初、私もなんども訪台していながら・・・知らなかったんです。
でも、現地の友人がサプライズで、夜、連れて行ってくれました。
とても感動しました。とても素敵な思い出です。
大きな岩の上で、一緒に歌をうたいましたね・・・
キレイな夜景を眺めながら歌を歌うなんて、
すごく素敵だと思います!
まだ明るいうちの象山からの眺めも、
また違ったインパクトがあるので、
ぜひまた登ってみてくださいね!
ありがとうございます!
そうですね!今度は、明るいうちにも登って、眺めたいです!!
都会と自然が融合した素敵な場所ですね・・・
台北の街中も賑やかで、大好きですが、自然も近くにある台湾がとても癒されます。
また、台湾に気軽に行けるようになりたいですね!
いつもカズさん目線のすてきな紹介、癒されます。
ありがとうございます!