台北から最速30分で到着できる海辺の街・基隆へ!北海岸に広がる絶景から神秘的な洞窟、台湾指折りの有名夜市まで、おすすめの観光スポットをまとめました。
こんにちは!台湾国内旅行が大好きな、台北在住Mae(@qianheshu)です。
山に囲まれた盆地にあり、川は流れていても海には面していない、台北の街。
暑い季節になって青い海が恋しい時、僕は台北のさらに北にある港町・基隆を訪れたくなります。
続々とニュースポットが誕生している市街中心部に加え、バスやタクシーに乗り込んで少し足を伸ばせば、台湾北海岸の自然が織りなすユニークな景観を楽しむこともできる基隆。
丸1日かけてじっくりと巡りたいスポットが盛りだくさんで、台北市内とはガラリと違った台湾の魅力を発見できるかと思います。
台鐵(台湾鉄道)で50分ほど、バスなら最速で30分ほどと、台北からの日帰り旅行も充分可能。
今日は、そんな台湾北海岸の街・基隆のおすすめスポットを7つ、ご紹介したいと思います。
1.【仙洞巖&佛手洞】洞窟に仏像が鎮座する神秘的なスポット。複雑に分岐する小道は、冒険感も満点です。
まずは、
基隆港西側エリアにある
見どころから。
エントランスに赤提灯が並ぶ
「仙洞巖」は、
一歩足を踏み入れた瞬間から、
神秘的な体験ができるスポット。
山の斜面を掘り進めたかのような
洞窟が奥へと伸びており、
中へ進んでいくと、
たくさんの仏像が鎮座する
不思議な空間が広がっています。
洞窟内の石壁にも
仏様が掘られていたり、
金色で彩った筆文字が
刻まれていたりと、
細かく観察したい装飾が
あちこちに。
入口にあった案内を眺めてみると、
仙洞巖はいつ作られた場所なのか、
定かではないそう。
人の手によって掘られた
横穴に見えますが、
実は、海の侵食によって
創り上げられた洞窟である
という点も、
仙洞巖の神秘的な雰囲気が
より際立つポイントかと
思います。
仙洞巖
住所:基隆市中山區仁安街1號
開放時間:8:30〜16:00
そして、
合わせて立ち寄りたいのが、
すぐおとなりにある
「佛手洞」。
仏様の手のように、
複雑に分岐した
洞窟が広がっており、
照明のない所では
真っ暗闇になるほどの、
自然の洞窟ありのままの光景が
広がっています。
まるで、
インディ・ジョーンズの
世界にでもワープして
しまったかのような、
冒険感満点な空間へ、
ぜひ迷い込んでみては?
佛手洞
住所:基隆市中山區仁安街11號
2.【太平青鳥書店&KEELUNG地標】小学校をリノベーションしたおしゃれ書店が登場!港から見える「あのサイン」も、間近に観察できます。
台鐵(台湾鉄道)基隆駅の裏山・
虎仔山へと伸びる
中山一路113巷の坂道を
上っていくと、
太平國小という
小学校の跡地が見えてきます。
この小学校跡地に
オープンしたのが、
青い鳥のロゴが目印の
「太平青鳥書店」です。
3階建て校舎の一部が
リノベーションされた空間には、
テーマごとにセレクトされた
台湾の書籍がたくさん。
基隆に息づく
風土や文化をテーマにした
インディペンデントマガジンなども
置かれていて、
この書店でしか
出会えないような作品も
たっぷり揃えられています。
各階には、
お茶や軽食が楽しめる
カフェも併設。
3Fのカウンターからは、
基隆港の風景を
一望することができ、
目の前の景色を楽しみながら
ゆっくりと過ごしたくなる、
心地良い空間に
仕上がっています。
太平青鳥書店
住所:基隆市中山區中山一路189巷135號
営業時間:10:00〜18:00(火〜木・日)/ 10:00〜21:00(金・土)
Facebook:https://www.facebook.com/bleubook2019(← 営業時間の最新情報はこちらをチェック)
太平青鳥書店まで来たら、
すぐおとなりにある
「KEELUNG地標」にも、
足を運んでみましょう。
基隆の風景には欠かせない、
山の上に大きく描かれた
「KEELUNG」の白い文字。
ハリウッドサインが
連想されるような
ランドマークを
間近に観察してみるのも、
基隆らしいおもしろい体験に
なるかと思います。
KEELUNG地標
住所:基隆市中山區中山一路241巷45號
3.【基隆塔&大佛禪寺】港のクレーンのようなデザインがユニーク!タワーの頂上まで上ったら、仏様ワンダーランドのような寺院へもぜひ。
市街中心部の観光では、
2023年12月にオープンした
「基隆塔」へ。
22F建てビルに匹敵する
オレンジ色のタワーは、
どこか港のクレーンを
思い出させるような外観が、
とってもユニーク!
違和感なく街に溶け込む、
港町の基隆だからこそできる
デザインとも言えそうです。
1Fからエレベーターで
上ることもできますし、
坂道を上れば、
徒歩でも頂上到着は可能。
展望台から下をのぞいてみると、
思わずヒヤッとするほど高くて、
眺望は申し分ありません。
頂樓加蓋(屋上部屋)の
トタン屋根が見渡す限りに
広がっているのも、
基隆らしい風景です。
基隆塔
住所:基隆市中正區義二路128號
開放時間:10:00〜22:00(月曜定休)
頂上まで上って来たら、
ぜひ合わせて足を運びたいのが
「大佛禪寺」。
エントランスで
にこやかな表情を浮かべる
金色の仏様に、
山の上に大きく聳え立つ
真っ白な観音菩薩、
菩薩の前に守り神のように立つ
2頭の金獅…
「すべての仏様が
一堂に集結しているのでは?」
と、思えるほど、
敷地内には
とてもたくさんの仏像が
鎮座しており、
ぐるっと見てまわるだけでも
非常に興味深いです。
そして、仏様たちの目の前には、
輪投げや射的、魚すくいなどが
楽しめるゲーム屋台も。
お子さま向けの乗りものなども
バリエーション豊富に揃っていて、
レトロさ満点の
ゲームセンターまでも
併設されています。
まるで、仏様が創生した
ワンダーランド。
お子さま連れのご家族で
ワイワイ賑わっているのが
ゆる〜いテーマパークっぽくて、
不意に迷い込んでしまった僕まで、
ワクワクな気分になりました 笑
大佛禪寺
住所:基隆市信義區壽山路17號
開放時間:5:00〜18:00
4.【正濱漁港】基隆を代表するカラフルなフォトジェニックスポットへ。カフェやスイーツ店で、一息入れるのもおすすめ。
基隆港東側エリアで、
近年人気急上昇中なのが
「正濱漁港」。
後ほど登場する
和平島という島と繋がる
入口の漁港なのですが、
他の漁港と違うのが、
カラフルに彩られた建物が
並ぶ景観。
漁船が停泊する港との
コントラストが何とも
フォトジェニックで、
記念撮影に多くの人が訪れる
スポットとなっています。
正濱漁港
住所:基隆市中正區正濱路72號
最近では、
カラフルな建物内に
おしゃれなカフェや
スイーツ店も増えて来たことで、
ますます人気に。
せっかくなので、
漁港の風景を
目の前に眺めながら、
観光合間の休憩に
一息入れちゃいましょう。
コーヒーショップやかき氷店など、
どのお店に入るか迷ったのですが、
今回は、黄色い建物にある
「魚刺人雞蛋糕」という
スイーツ店へ。
カスタードクリーム入りの
焼きカステラに
バナナとバニラアイスを
たっぷり乗せた
「冰淇淋香蕉卡士達
(160元=約770円)」
を、いただきながら、
しばし、ぼーっと
過ごさせていただきました。
カラフル建物群の対岸側にも
カフェやレストランが
並んでいるので、
気になったお店を見つけたら、
ぜひ立ち寄ってみてください。
魚刺人雞蛋糕(基隆正濱店)
住所:基隆市中正區中正路545號
営業時間:10:00〜18:00
電話:+886-2-2462-8832
5. 【和平島公園】奇岩群のユニークな景観は必見!海水プールで海水浴も楽しめる海辺の公園へ。
台湾北海岸ならではの
ユニークな景観と海遊び、
どちらも満喫したい方は
「和平島公園」へ。
バスで向かっていると、
すーっと通り過ぎてしまうので
陸続きなのかと
思ってしまいますが、
実は、短いながらも
海をまたぐ橋がかかっていて、
れっきとした「島」。
和平島公園は、
この島の北端にあります。
公園内の必見は何と言っても、
奇岩群。
「萬人堆」「海兔岩」「豬腳岩」など、
ユニークな形になぞらえた
おもしろいネーミングの岩が
海岸沿いに続々と登場します。
自然保護の観点から、
奇岩群へは進入禁止
と、なっているため、
岩に近づいての
記念撮影はできませんが、
外側から
眺めているだけでも充分に、
景観のおもしろさを
体験できるかと思います。
また、海遊びを楽しめるのも
この公園のありがたいポイント。
「藍海水池」は、
プールのように仕切りが
設けられていますが、
この中の水は、
真っ青な海からそのまま
流れ込んで来る海水。
足元までしっかり見え、
日の光を受けて
キラキラと輝く小さな魚たちも
目視できるほど、
透明度も高いです。
和平島公園
住所:基隆市中正區平一路360號
開放時間:8:00~19:00(5~10月)/ 8:00~18:00(11~4月)
電話:+886-2-2463-5452
Web:https://www.hpipark.org/
6. 【望幽谷】緑と青のコントラストが美しい大自然の展望台へ。海風を肌で感じながら、台湾北海岸の景色を堪能。
真っ青な海を高台から望む
「望幽谷」は、
台湾北海岸ならではの
自然のダイナミックさを
間近に観察できるスポット。
海から谷に向かって強く吹く
潮風を肌に受けながら、
巨大な緑と青のコントラストを
眺めていると、
悩みごとなんて
フッとどこかへ
消えてしまいそう。
そんな風にすら
感じられるほどの
美しい景観を、
心ゆくまで堪能できます。
切り立った斜面に伸びる
遊歩道からの
海岸線の景色も圧巻。
お天気に恵まれれば、
ただひたすらに彼方へと伸びる
水平線を望むことができます。
目の前に浮かぶ小さな島は
「基隆嶼」という無人島。
宜蘭の龜山島と同じく、
基隆のシンボルと
言っても良いほど、
海辺の街の様々な場所から
顔をのぞかせます。
台湾北海岸ならではの
海岸線の美しさ、
力強さを体験するには
絶好の場所。
海風に吹かれながら、
憂いを忘れるひとときを
過ごしてみては?
望幽谷
7.【基隆廟口夜市】台湾指折りの有名夜市で夜ごはん。基隆の夜は、名物グルメの食べ歩きを楽しもう!
台湾の夜と言えば、夜市!
基隆には
「基隆廟口夜市」という、
台湾でも指折りに有名な
夜市があり、
日が落ちた後の観光で
ぜひ訪れていただきたい
スポットです。
「廟口」という名前は、
夜市の中ほどにある
「奠濟宮」が由来。
建立から
150年以上の歴史を誇る
奠濟宮前の通りには、
黄色い提灯の明かりに
照らされながら、
たくさんのお客さんで賑わう
グルメ屋台がずらりと
並んでいます。
店内でいただく場合は、
調理スペースのすぐ目の前に
設けられたカウンターや
テーブルへ。
おとなりの方と
肩がくっつきそうになるくらい、
ギュウギュウに座って
ごはんを楽しむのも、
廟口夜市ならではの
特別な体験になるかと
思います。
廟口夜市の名物グルメと
言われるのは、
「油飯(おこわ)」や
「營養三明治(揚げパンサンド)」、
「泡泡冰(ふわふわシャーベット)」など。
お店の看板には
日本語表記もあるのですが、
この日本語がまた
突っ込みどころ満載なので、
チェックしながら食べ歩いてみると、
さらに楽しめるかと思います 笑
基隆廟口夜市
住所:基隆市仁愛區玉田里仁三路
まとめ
今日は、
台湾北海岸の街・基隆で訪れたい
7つのおすすめ観光スポット
を、ご紹介しました。
基隆市内での移動には
バスが便利ですが、
本数は台北ほど多くないので、
スケジュールは、
ゆったり目に
組んでおくのがおすすめ。
待ち時間を短くして
効率良く巡りたい方は、
タクシーやチャーター車を
利用するのも
アリかと思います。
洞窟の中のパワースポットに、
海岸線に広がる不思議な自然景観、
台湾指折りの有名夜市と、
バリエーション豊富な
観光が楽しめる港町・基隆へ。
台北からの日帰り旅行で、
ぜひ足を運んでみては
いかがでしょうか?
▼台北旅行出発の前に、旅の予習にたっぷり耽ってみては?▼
基隆を泊まりがけで巡りたい方には、
正濱漁港にあるアートなゲストハウス
「粼島旅宿 Spangle Inn」
が、おすすめ!
自由に使えるシェアキッチンや、
漁港を眺められる屋上テラス、
館内にある防空壕の見学まででき、
台湾北海岸の街に
暮らすような滞在を楽しめる
ゲストハウスです。
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