
台北旅行でも海は楽しめる!最速30分で到着できる「基隆」へ足を伸ばせば、美景も海水浴も一網打尽です!
こんにちは!台湾の突き刺すように強烈な太陽のおかげで、ますますこんがり焼きあがっておりますMae(@qianheshu)です。
僕の住んでいる街・台北と言えば今、日本からのお客さんに大人気の海外旅行目的地。
おいしいご飯に、夜な夜なお祭り騒ぎの夜市、最近ではおしゃれなショップ&カフェやリノベスポットも増えて来て、どんどん楽しみ方が多様化しているのを日々実感しております。
ただ、唯一残念なのは「海」に面していないこと。
台北の街は四方を山に囲まれた盆地にあるため、普段の暮らしの中では海に触れる機会がほとんどありません。
とは言え、せっかくの台湾。
沖縄よりも南の国まで来たのだから、「海を一目見たい!」と思われる方も少なくないのではないでしょうか。
そんな時にぜひ足を運んでいただきたいのが、台湾北端に位置する港町「基隆(ジーロン)」!
バス(國光客運)を利用すれば台北から最速30分ほどと、あっという間に到着できるアクセスの良さはもちろんのこと、北海岸ならではの豊かな自然資源が盛りだくさん!
水着を準備しておけば海水浴を楽しめるスポットもあるので、台湾の海を満喫したいみなさんも、きっとご満足いただけるのではないかと思います。
今日は、台北旅行で海の魅力に触れたい方へ、北海岸の街・基隆にある4つの海辺スポットをご紹介したいと思います。
1. 港の景色を眺めながら食事が楽しめる「E-SQUARE」
台北から基隆に到着したら、北海岸の各スポットを巡る前に、
まずは腹ごしらえを終えておきたいところ。
台湾鉄道・基隆駅から港の反対側へと歩いて、
「E-SQUARE」というおしゃれな外観の建物を目指しましょう。
今年2018年にオープンしたばかりのこちらのショッピングスポットには、
アパレル系のお店やコンビニ、ドラッグストアなどが揃っていて、
旅の身支度をするにはピッタリ。
食事を楽しむには、3Fにあるレストランフロアへと向かいましょう。
シンガポール発のミシュラン一つ星レストランや、
日本でもお馴染みの牛丼やお寿司、定食のチェーン店と、
台湾らしいごはんではないのですが、注目はここから眺められる景色。
開放感満点の空間で、港の風景を窓の外に見ながらゆったりとお食事を楽しめるのは、
基隆に来たからこその贅沢ではないかと思います。
テイクアウト専門のカフェもあるので、
テラス席に座って、海風に吹かれながらまったりするのもアリですよ。
ちなみに、これから向かう各スポットへの移動は、
駅前にある「基隆市公車總站」か、E-SQUAREの前にあるバス停を利用するのが、
分かりやすくて便利。
お腹がしっかり満たされたらいざ、海の魅力を満喫しに出発です。
E-SQUARE
Address:基隆市仁愛區仁二路236號
営業時間:11:00〜22:00(日〜木)/ 11:00〜22:30(金・土)
TEL:+886-955-129-896
2. 台湾北海岸のダイナミックな自然に触れる「望幽谷(忘憂谷)」
真っ青な海を高台から望む「望幽谷」は、
台湾北海岸ならではの、自然のダイナミックさを間近に観察できるスポット。
別名を「忘憂谷」とも言い、「ある作家の作品が元になっている」、
「誰かが石の上に刻んだ文字からその名がついた」など、由来は諸説。
その名の通り、海から谷に向かって強く吹く潮風を肌に受けながら、
新緑と眩い青で彩られた風景を眺めていると、
悩みごとなどフッとどこかへ消えてしまいそうな魅力があります。
切り立った斜面に伸びる遊歩道からの、海岸線の景色。
お天気に恵まれれば、ただひたすらに彼方へと伸びる水平線を望むことができます。
目の前に見える小さな島は、「基隆嶼」という無人島。
4年ほど前に来襲した台風の影響により、現在は一般に開放されていないのですが、
整理が終わり安全性が確保された時点で、
島への上陸も再開されるとのことです(今年8月末予定)。
宜蘭の龜山島と同じく、まさに基隆のシンボルと言っても良いほど、
海辺の街の様々な場所から顔を覗かせます。
台湾ならではの海の美しさ、力強さを体験するには絶好の場所。
北海岸の海風に吹かれながら、
「忘憂(憂いを忘れる)」なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
望幽谷
3. 奇岩群のユニークな景観&インスタで話題のフォトジェニックスポットに注目の「和平島」
台湾北海岸ならではのユニークな景観と海遊び、
どちらもしっかり満喫したい方は「和平島」へ。
バスで向かっていると、すーっと通り過ぎてしまうので陸続きなのかと思ってしまいますが、
実は短いながらも海をまたぐ橋がちゃんとかかっていて、れっきとした「島」。
基隆を代表するスポットですので、観光時間が限られている方は、
一番にこちらへ向かわれるのが良いかもしれません。
まずは、和平島の最北端にある「和平島公園」へ。
(入場チケットは80元=約290円。※2018年8月現在のレート1元=3.6円で計算)
台北近郊の有名スポット「野柳」と同じく、海岸沿いに並ぶ無数の奇岩群が見どころです。
自然保護の観点から、奇岩群へは進入禁止となっているため、
岩に寄りかかっての記念撮影などはできませんが、
外側から眺めているだけでも充分に、景観のおもしろさを体験できるのではないかと思います。
また、自然を眺めるだけでなく、海遊びを楽しめるのもこの公園のありがたいポイント。
「藍海水池」は、プールのように仕切りが設けられていますが、
この中の水は真っ青な海からそのまま流れ込んで来る海水。
足元までしっかり見え、日の光を受けてキラキラと輝く小さな魚たちも目視できるほど、
透明度は高いです。
そして何より、安全面もしっかり考慮されているので、
お子様連れファミリーからの支持も厚いようでした。
ちなみに、砂浜はあるにはあるのですが、海とはつながっていないので、
ビーチ気分を満喫したい方は次にご紹介する4. のスポットがおすすめです。
和平島公園
Address:基隆市中正區平一路360號
開放時間:8:00~19:00(5~10月)/ 8:00~18:00(11~4月)
TEL:+886-2-2463-5452
Web:https://www.hpipark.org/
また、和平島は島の南側にも見どころが。
かつて造船所として使われていた工場跡地「阿根納造船廠」や、
カラフルに彩られた街並みが広がる「正濱漁港彩虹屋」は、
インスタで話題のフォトジェニックなスポット。
とても絵になる風景が広がっていますので、
合わせて立ち寄ってみてください。
※「阿根納造船廠」は現地の人は普通に内部を観光していますが、墜落事故なども起こっており危険ですので、外から眺めるに留めておきましょう。
阿根納造船廠&正濱漁港彩虹屋
4. 台北近郊で海水浴を楽しむなら打ってつけの「大武崙沙灘(外木山エリア)」
「海水プールじゃ満足できない!」「砂浜で寝そべって過ごしたい!」
「打ち寄せる波を感じたい!」という方へ。
ご安心を!基隆には「大武崙沙灘」というビーチもありますので、
お気に入りの水着を持ってお出かけしちゃいましょう!
このビーチ、全長150mほどと決して大きくはないのですが、
台北近郊の有名ビーチ「福隆」に比べると、比較的人が少なめ。
小さなビーチですので、サーフィンやバナナボートなどのマリンスポーツを楽しむ、
というよりは、純粋に海水浴を楽しむつもりでお出かけするのが良いかと思います。
この日は週末ということもあって、流石にかなり賑わっていましたが、
それでもなかなかにのんびりと過ごすことができました。
和平島で見た海と同じく、こちらも透明度はかなり高め。
規模こそかなわないものの、
どことなく台湾最南端のリゾート「墾丁」を彷彿とさせるような、
南国らしい風景が広がります。
また、大武崙沙灘のある「外木山エリア」にも、
和平島公園同様の海水プールがあるので、
安全性を重視したい方は、プールの方を利用するのも良いかもしれません。
海沿いに伸びる「濱海大道」のお散歩も心地よく、ムードたっぷり。
プチバカンス気分が味わえる基隆のビーチで、海遊びをがっつり満喫しちゃいましょう!
大武崙沙灘
+1. 夜ごはんにはローカル感満点の有名夜市「基隆廟口夜市」へ。
もしも、北海岸のスポットを巡っている間に夜ごはんの時間になったら、
基隆駅から歩いて10分ほどのところにある「廟口夜市」へ向かわれてみてください。
台湾でも指折りに有名な夜市ということで、黄色い提灯がずらりと並んだメイン通りは、
この日も多くのお客さんたちで賑わっていました。
台北の夜市よりも、グッと増すローカル度。
肩がくっつきそうになるくらい、ギュウギュウに座ってグルメを楽しむのも、
現地ならではのおもしろい体験になるのではないかと思います。
廟口夜市と言えば、「油飯(おこわ)」や「營養三明治(揚げパンサンド)」、
「泡泡冰(ふわふわシャーベット)」など名物グルメも盛りだくさんなので、
気になるものを見つけたらぜひ挑戦してみてください。
ちなみに、お店の看板には日本語表記もあるのですが、
この日本語がまた突っ込みどころ満載なので、
チェックしながら歩いてみるとさらに楽しめますよ 笑
基隆廟口夜市
まとめ
今日は、台湾北海岸の魅力を堪能できる基隆の4つのスポット+1をご紹介しました。
最後に一つ暴露しておきますと、
実は基隆にこんなにも魅力的な海辺スポットがあることを知ったのは、
僕もつい最近のこと。
特に、海遊びを楽しむのであれば、最南端のリゾート・墾丁や、
澎湖、綠島など外島のイメージが強かったばかりに、
台北近郊では難しいのだろうなとばかり、思い込んでいました。
まさか、九份へ行くよりも短い時間で、美しい海岸線を楽しめるとは。
「もっと早く知っていればよかった…」と後悔しているくらい、
今年の夏になってから、一気に基隆が大好きになりました!
夏のしっぽがそろそろ見え隠れし始める、これからの季節。
台北へお越しの際にはぜひ、
ダイナミックな景観の広がる基隆の北海岸へも足を運ばれてみてくださいね!
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おまけ:本日の台灣男子
『本日の台灣男子』は、僕が台湾の街で出会った台湾男子たちを、
思わず胸キュンしてしまったエピソードと共に、イラストで綴るインスタアカウントです。
時にかっこよく、時にかわいく、時にゆるゆるな台湾男子の魅力は、
ID:todaystaiwaneseboy に詰め込んでいますので、
ご覧いただけるとうれしいです!
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