台湾現地採用の就職活動時に、あって良かったと感じた4つのもの。中国語の能力は必要なのか?


KKday「台北101 89階展望台カウントダウンパーティー」の展望台から眺める信義區

台湾で現地採用を目指すときに、求められる条件は?日本で準備しておくべきことは?中国語能力は必要?現地で就職活動をした際に、あってよかったと感じたものをまとめてみました。

こんにちは!台湾で現地採用デザイナーとしてお仕事をしております、Mae(@qianheshu)です。

現地採用の会社員として働き始めて、もうすぐ丸8年。

日本で会社員をしていた年数をゆうに超え、台湾での会社員年数は、気づけば2倍以上に。

台湾に住み始めて、「果たして仕事が見つかるのだろうか?」と、ハラハラしていた時代が、少し懐かしくも感じられてきました。

今日は、その当時のことを思い出しながら、台湾での就職活動に関するお話。

台湾で現地採用を目指していた際に、「あって良かった!」と、感じたものをまとめてみました。

ほんの一例にはなりますが、現地での就職を検討中の方の、ご参考になりましたら幸いです。

 


「現地採用」と「駐在員」の違いは?

東京スカイツリー駅から見上げる空

まず最初に、

「現地採用」「駐在員」

どこが違うのか、

というお話をしておきたいと思います。

 

「海外で仕事をする」というと、

僕が学生時代に思い浮かべていたのは、

「駐在員」の姿でした。

 

「駐在員」とは、

日本の会社に所属しており、

海外事業拡大などの会社都合に伴い、

海外へと配属される社員のこと。

 

駐在員になるには、

まず、日本で就職活動をし、

 

就職した会社内で経験を積みながら、

海外事業関連の担当を目指す、

という流れが一般的かと思います。

 

しかし、あくまで、

海外へと向かうのは「会社都合」。

(=日本へ引き返すタイミングも会社都合。)

 

どの国やエリアの担当となるかは

会社次第ですし、

自分の暮らしてみたい国を

自由に選べるわけではありません。

 

夜の台北市政府廣場から見る台北101

一方、「現地採用」は、

海外にある会社に直接就職し、

現地で仕事をする働き方のこと。

 

この場合は、基本的に、

就職活動を日本で行うのではなく、

現地にて行うことになります。

(中には、リモートでの面接や、
日本で採用活動を行っている海外の会社も
あるかもしれません。)

 

自分で住みたい国を選び、

就職さえ決まれば、

お給料をいただきながら、

その国での生活を開始できる。

 

自分の裁量で、

住む場所を自由に決められるのは、

現地採用ならではのメリットですね。

 

ただし、台湾に関して言うと、

外国人が台湾で就職する場合、

一定の条件を満たす必要があります。


(条件については、後ほど。)

 

台湾の10元硬貨

また、日本の会社に所属している

駐在員の場合、

 

給与や福利厚生は

日本基準(+駐在手当)となりますが、

現地採用の場合は、現地基準。

 

これは、それぞれの国の事情によって、

プラスにもマイナスにもなり得ますが、

 

台湾の場合は、

日本基準である駐在員の方が、

待遇が良いことが多いです。

 

どちらを目指すかは、

それぞれのメリット・デメリットを

考慮しながら、

判断してみてください。

 

僕は、他のどの国よりも、

 

「台湾で、暮らしてみたい!」

 

という想いの優先度が高かったので、

「現地採用」を目指すことにしました。

 

では、ここから本題。

 

台湾での就職活動の際に、

「これがあってよかった!」

と、思ったものを、

まとめてみたいと思います。

1. 大学卒業の「学歴」

台湾大学・椰林大道

外国人が台湾で就職をする場合の

条件の1つに、

「学歴」があります。

 

具体的には、

「大学卒業(学士)以上の学歴がある」こと。

 

大学を卒業していなくても、

台湾で就職をする方法はありますが、

 

学士を取っている方が、

より就職の条件を

クリアしやすくなります。

 

僕は、

 

「将来は海外で働きたいから、

大学を卒業しておきたい!」

 

という目標を、

学生だった当時から

持っていたわけではありません。

 

「大学は、卒業しておくのが良い。」

 

という周りの意見に、

何となく流されていた面も

あったかもしれません。

 

しかし、

 

「大学を卒業しておいて良かった!」

 

と、人生で一番に実感したのが、

台湾で就職活動をしていた時。

 

結果的には、

大学で専攻していたものが、

現在の仕事までつながる能力と

なっていますし、

 

今になって振り返ってみると、

僕にとって重要な

ターニングポイントだったのかな、

と、感じています。

 

今、大学に通っているけれど、

その意義や楽しみが見い出せない、

という方。

 

海外で仕事をしたい

という夢があるのなら、

 

少なくとも、あと数年踏ん張って、

卒業まで漕ぎ着けておけば、

近い将来、就職の助けと

なってくれるかもしれません。

2. 日本での「仕事経験」

東京・丸の内オフィス街の夜

しかし、

大学卒業の学歴さえあれば、

台湾で就職する条件を満たせるのか?

 

と、言うと、

実はそれだけでは不十分。

 

もう1つ、

大事な条件を満たす必要があります。

 

それは、「仕事経験」

 

台湾で外国人が就職をする場合、

「大学卒業以上の学歴」に加えて、

「2年以上の仕事経験」が求められます。

 

さらに、就職する職種は、

この2年以上の仕事経験と

関連する職種である必要があります。

※台湾の大学を卒業した場合は、
仕事経験は必須条件ではありません。

 

例えば、デザイナーとして、

台湾で就職したい場合。

 

大学を卒業後、

日本でデザイナーとして

2年以上の経験を積んだ上で、

 

台湾にて、デザイナーの仕事を探す、

という流れになります。

 

デザインのラフスケッチサンプル

僕の場合は、

日本の大学を卒業後、

地元の印刷会社にて、

デザイナーとして3年ほどお仕事。

 

台湾での就職先も、

同じくデザイン関連の職種だったので、

この条件をクリアすることが

できました。

 

また、先ほど、

大学を卒業していなくても、

台湾で就職をする方法はある、

と、触れました。

 

これも実は、

「仕事経験」に関係しており、

 

大学卒業の学歴がない場合でも

「5年以上の仕事経験」があれば、

台湾で関連する職種に就くことできます。

 

少し残念なことではありますが、

 

「日本の大学を卒業してすぐに、

台湾での就職にチャレンジ!」

 

というのは、

この条件ゆえに、現実的ではありません。

 

まずは日本で、仕事経験を積む。

そして、その経験を台湾で生かす。

 

台湾での就職を目指すなら、

このようなモチベーションで挑戦するのが、

良いかと思います。

 

学歴や仕事経験など、

台湾での就職にあたっての

詳しい条件を確認したい方は、

 

中国語ですが、

以下のリンクもチェックしてみてください。

 

関連リンク→【外國人從事就業服務法第四十六條第一項第一款至第六款工作資格及審查標準|全國法規資料庫】

 

ちなみに、ここまでに触れた条件は、

台湾の会社に就職して働く資格を取る

「就労ビザ」に関してのもの。

 

最近では、

「就業ゴールドカード」という

制度もできており、

 

こちらの取得を目指す、

という方法もあります。

 

いずれにしても、

仕事経験が必須ではありますが、

以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

 

関連記事→ 【[台湾]就業ゴールドカードとは[重点政策]|一條心 プライドコラム】


3. 中国語能力

台湾で一番使われている中国語テキスト「視聽華語」

現地採用を目指すのであれば、

「中国語能力」は

絶対に身につけておいた方が良い


と、僕は考えています。

 

台湾で、

これまでお仕事をしてきた中では、

 

日系の会社であっても、

社内でのコミュニケーションは

やはり中国語がメインになりますし、

クライアントとのやりとりも然り。

 

仮に、

日本語しかできない状態で

無事採用が決まったとしても、

 

仕事が忙しい上に

言葉が通じないとなると、

入社後にとても苦労するのではないか

と、思います。

 

もちろん中には、

中国語ができなくてもOKな求人も、

あるかもしれません。

 

しかし、当然かもしれませんが、

台湾で仕事を探す以上、

 

「中国語」を話せる方が、

求人に応募できるチャンスは

圧倒的に多くなります。

 

中国語で作文の練習

僕は、まだ日本で暮らしていた時に、

中国語の基礎は勉強していましたが、

まだまだ実際に使えるレベルには

ありませんでした。

 

なので、

台湾に暮らし始めた1年目は、

まず、現地の語学学校に通い、

 

少し自信がついてきた半年後から、

同時進行で就職活動も開始。

 

面接も、つたないながらも

中国語で対応できるようになり、

 

語学学校在籍中に無事、

現地の求人サイトにて

ご縁をいただいた会社に、

就職することができました。

 

台北の街に佇む日本式古民家の図書館「文房 Chapter」に並ぶ日本語の本

そして、もう1つ。

 

台湾には、

日本語が流暢な方が、

本当にたくさんおられます。

 

「日本語が母語レベルで話せる」

ことだけを、

就職活動の強みにするのは、

 

正直なところ、無理があると思います。

 

母語レベルの日本語にプラスして、

「仕事経験」で身につけた能力がある。

 

さらに、中国語も話せて、

社内でのコミュニケーションも

問題なく取れる。

 

それでようやく、

会社側に興味を持ってもらえる可能性が

高まってくると思います。

 

学生時代でも、

仕事経験を積んでいる期間でも、

どちらでも構いません。

 

台湾で現地採用を目指すなら、

中国語の勉強も

同時進行で進めておくと、

 

将来の就職活動が

よりスムーズになるのは

間違いありません。

4. 日本式の仕事のマナー

福岡・天神

僕はこれまで、

台湾では主に

日系のクライアントを持つ会社に

勤めてきました。

 

その関係も、

大いにあるとは思うのですが、

 

「日本式の仕事のマナー」を

日本の職場で体験し、

身につけておいて、

すごく良かったと感じています。

 

ただ、ここで言う仕事のマナーとは、

 

お辞儀の角度の使い分けなど、

そこまで細かな決まりのことを

指しているのではく、

もっともっと基本的なところ。

 

報告をちゃんとする。

時間に余裕を持って動く。

締め切りはきっちり守る… など。

 

「それって、当たり前では?」

と、感じるかもしれませんが、

 

その当たり前の部分を

確実に身につけておくと、

意外と重宝されたりします。

(その理由は、実際に台湾で働いてみれば、
きっと分かります 笑)

 

日本で仕事経験を積む期間中は、

そういう基本的な部分も意識して、

身につける努力をしてみてください。

 

それは必ず、就職活動をする際の、

そして実際に仕事を始めてからの、

立派な強みになってくれるはずです。

まとめ

KKday「台北101 89階展望台カウントダウンパーティー」の展望台から眺める信義區

今日は、

台湾現地採用の就職活動時に、

あって良かったと感じた4つのもの


について、まとめてみました。

 

記事中では、就職をする側に

焦点を当てていますが、

 

実は、外国人を雇うには、

会社側にも事業規模や、

支給する給与金額など、

いくつかの条件が求められます。

 

就職する側と会社側、

どちらも条件を満たす必要があるのが、

現地採用のマッチングの

難しい点ではあるので、

 

「ご縁」や「運」も、

大きく関係してくるかもしれません。

 

しかし、それを踏まえてでも、

台湾での現地採用に

チャンレジしてみたい方。

 

台湾で暮らすことを、

実現してみたい方。

 

台湾で現地採用として働いてきた

1人の一例ではありますが、

チャレンジに向けてのご参考となれば

幸いです。

▼ こちらの記事も、よくお読みいただいています! ▼

→ デザイナーとして10年。仕事をして来て実感している5つのこと。

→ 仕事探しサイト「104人力銀行」で学ぶ台湾式履歴書の書き方。現地での就職活動準備を始めましょう!

→ 台湾で就職活動!仕事探しサイト「104人力銀行」で、自分にピッタリの求人情報を見つける方法。

→ 台湾で就職した僕はどんな仕事をしている?海外在住8年目の職場事情。

→ 台湾で現地採用として働くメリットは?台北で6年間会社員として勤めている僕が思う7つのポイント。

 


SNSでも更新情報お届け中。



コメントを残す

*