独自の解釈で作られたパイナップルケーキも絶品!台北で和菓子を堪能したい時は、迪化街にある「滋養製菓」へ足を運んでみては?
こんにちは!台北在住もまもなく丸9年を迎えようとしております、Mae(@qianheshu)です。
先日、『SOU・SOU 京菓子あそび ー和菓子になったテキスタイルデザインー』という本を読みました。
本の中に展開されていた、テキスタイルにインスピレーションを受けたおしゃれな和菓子の世界観に、グッと引き込まれてしまった僕。
それ以来、無性に和菓子が気になって仕方ないのですがふと、「そういえば、迪化街に和菓子屋さんがあったな。」と、思い出しました。
その和菓子屋さんというのが、「滋養製菓」。
もともとは、南京西路に軒を構えていたそうですが、現在は迪化街へお引っ越し。
創業は1953年で、約70年の歴史を誇る老舗の和菓子店です。
独自の解釈によって作られた、台湾を代表する「あのお菓子」は、日本からのお取り寄せも可能!
一体どんなお菓子が揃っているのか、今日は台北・迪化街の和菓子屋さん「滋養製菓」で、実際に買ってきたお菓子たちをご紹介したいと思います。
作りたて最中がいただけるスペースも!創業70年の老舗和菓子屋さん「滋養製菓」でお買いもの。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の看板](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04451-1024x768.jpg)
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の外観](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04467-1024x768.jpg)
「滋養製菓」があるのは、
おしゃれなショップや
レストランが集まる迪化街の北側。
MRTで向かうなら、
北門駅ではなく、
大橋頭駅から向かうのが便利です。
筆文字で書かれた
クールな「滋養」の文字と、
軒先に掛けられた
真っ白なのれんが目印。
看板にもしっかり、
ひらがなで「わがし」と
書かれています。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の店内](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04459-1024x768.jpg)
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の店内に並ぶお菓子](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04462-1024x768.jpg)
店内中央のテーブル、
そして冷蔵ケース内には、
おいしそうなお菓子がずらり!
和菓子のお店ではありますが、
綠豆椪や蛋黃酥など、
台湾伝統のお菓子も
たくさん揃えられています。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」でお菓子をピックアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04465-1024x768.jpg)
入口を入って左手側に
お盆が置かれているので、
こちらへ買いたいものを
自由に取っていきましょう。
冷蔵ケース内のものは、
レジにてほしい品と数量を伝えれば、
一緒に袋へしたためてもらえますよ。
(必要であれば、追加10元で保冷剤も入れてもらえます。)
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の作りたて最中スペース](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04457-1024x768.jpg)
気になるお菓子たちを手に入れて、
満ち足りた気持ちの帰り際。
ふと気がついたのですが、
軒先には、作りたての最中を
いただけるスペースもありました!
騎樓に置かれたベンチに腰掛けて、
最中をほおばりながら一息。
…したいところでもありましたが、
すでにたっぷり買っちゃったので、
今度来たときのお楽しみに
取っておきます。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の紙袋](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04470-1024x768.jpg)
食べてみたいお菓子が
たくさんあって迷いましたが、
今回はその中から5品をお買い上げ。
ここからは、
実際に僕が買ったお菓子たちを、
ご紹介していきたいと思います。
1.【栗子饅頭】コロッとかわいい一口サイズの栗まんじゅう。香ばしい生地にあまーい白餡が相性最高すぎる。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の栗子饅頭](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04509-1024x768.jpg)
いかにも日本のおまんじゅう
といった面持ちに惹かれて買った
「栗子饅頭(40元=約160円)」。
袋を開けた瞬間からふわっと、
生地の香ばしい香りが立ち上ります。
もっちりとした
外側の生地に包まれているのは、
シャリっと歯切れの良い白餡と、
コロッとかわいい栗の実。
あまみが強くはあるものの、
くどさは一切なく、
生地の香ばしさとのバランスが
最高です。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の栗子饅頭クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04532-1024x768.jpg)
ほどよく歯ごたえのある、
あま〜く仕上げられた
栗のアクセント具合も絶妙。
食べ終わる頃には、
1個しか買わなかったことを、
心から後悔しました 笑
栗を使ったお菓子って、
本当になんでこんなにおいしんだろ。
2.【烏龍茶羊羹】茶葉の香りがブワッ。台湾人ボーイフレンドもイチオシの、烏龍茶を使った羊羹。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の烏龍茶羊羹](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04550-1024x768.jpg)
羊羹のコーナーを眺めていたら、
発見したのが
「烏龍茶羊羹
(50元=約200円)」。
羊羹に烏龍茶を合わせるとは、
さすが烏龍茶の産地である
台湾ならでは!
一体どんな味がするのだろう
と、すごく気になって、
買ってみました。
しっかりと硬さのある烏龍茶羊羹、
ぱっと見はこんにゃくみたい?
今のところは
特に香りも感じませんが、
とりあえず口へと運んでみます。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の烏龍茶羊羹クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04557-1024x768.jpg)
すると…
何ということでしょう!
目の覚めるようなあまみと共に、
茶葉の香りがブワッと
いっぱいに広がります。
どことなく、
柏もちの香りに似ているかも。
正直なことを言うと、
僕は羊羹はあまり
好きではないのです。
が、しかし、
茶葉の香りでさわやかさが
プラスされている、
この羊羹は、ピュアにおいしい!
羊羹が大好きな、
僕の台湾人ボーイフレンドも
絶賛の1品でした。
3.【康乃馨】母の日に合わせたカーネーションの練り切り。トロッ、サラッと溶けるようなデリケートさに一目惚れ。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の康乃馨](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04562-1024x768.jpg)
僕が「滋養製菓」を訪れたのは、
ちょうど母の日が
週末に控えているタイミング。
冷蔵ケースの中には、
ひときわ鮮やかな
「康乃馨(90元=約350円)」が、
ぽってりと花を咲かせていました。
この愛らしいルックスは、
母の日のプレゼントにもピッタリ!
でも今回は、
自分でいただいちゃいますね 笑
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の康乃馨](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04564-1024x768.jpg)
見た目の美しさが
あまりに見事なので、
断面は自粛いたしますが、
鮮やかに色づけされた
赤い餡の中には、
こし餡がたっぷり。
粒が非常に細かく、なめらかで、
トロッ、サラッと溶けるような食感が、
この上なくデリケートです。
すごくあまいかと思ったのですが、
あまさもひかえめで
丁度いい塩梅。
練り切りは季節によって、
テーマが変わるかと思います。
足を運んだ際には
どんなかわいいお菓子が並んでいるのか、
ぜひチェックしてみてください。
4.【銅燒麻糬】みずみずしく歯切れの良いおもちがポイント!お茶を合わせていただきたい、気品ただようロールどら焼き。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の銅燒麻糬](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04541-1024x768.jpg)
「銅燒麻糬
(60元=約230円)」は
その名の通り、
どら焼きの中に
おもちをしたためた1品。
袋を開けた瞬間から、
生地のあまくてやさしい香りが
ふんわりと伝わってきます。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の銅燒麻糬クローズアップ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04546-1024x768.jpg)
どら焼き生地の中に
ロールされているのは、
たっぷりのつぶ餡と、
スティック状のおもち。
おもちはもちもち感がありつつも、
非常にみずみずしく、
歯切れの良い食感に
仕上げられています。
噛めば噛むほどに立ち上ってくる、
強めながら品のあるあまみが
また良い!
ああ、これは絶対に、
お茶に合わせていただくと
最高だろうなあ。
ドラちゃんもお気に召すこと、
間違いなしです 笑
5.【鳳梨酥】食感のコントラストが際立つ「冷やし」が正解!餡をクッキーでサンドした絶品パイナップルケーキ。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の鳳梨酥パッケージ](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04476-1024x768.jpg)
タイトルでも触れていますが、
実は和菓子店の「滋養製菓」にも
「鳳梨酥(パイナップルケーキ)」
があります。
5個入(265元=約1,030円)と、
10個入(495元=約1,930円)の
2種類があるのですが、
今回は5個入を買ってみました。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の鳳梨酥](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04487-1024x768.jpg)
さすがは老舗菓子店、
ルックスからして、とっても斬新!
クッキー生地に
パイナップル餡を包むのではなく、
上下からサンドされた、
独自の解釈で仕上げられています。
さっくりとしたクッキーからは、
砕けた瞬間から立ち上る
バターの香りがしっかり!
パイナップルそのもののあまみが
存分に生かされたねっとり餡は、
繊維の存在まで感じられるほど
たっぷりギュギュッと
濃縮されています。
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の鳳梨酥をサイドから](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04495-1024x768.jpg)
クッキーと餡の食感の違いが
とてもおもしろく、
なるほど、
これはおすすめの通り、
冷やしていただくのが、
コントラストが際立って正解。
一口ずつ大切にいただきたくなる、
絶品の仕上がりです。
そして、こちらの鳳梨酥、
実は日本からお取り寄せも
できちゃいます!
台湾の旅行サイト・KKdayから
予約できますので、
「試してみたい!」という方はぜひ
サイトより、予約可能日を
チェックしてみてくださいね。
→KKdayで【おうちで台湾|滋養製菓 パイナップルケーキ・日本国内配送 | 送料込み】をチェックしてみる。
まとめ
![台北・迪化街にある創業70年の和菓子店「滋養製菓」の外観](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2021/05/DSC04467-1024x768.jpg)
今日は、台北・迪化街にある
創業70年の和菓子店
「滋養製菓」のお菓子たち
をご紹介しました。
恋しさを、
すっかり満足へと変えてくれた
滋養製菓の絶品和菓子たち。
台北でふと和菓子が食べたくなった方、
台湾の和菓子ってどんな感じなのか
気になるという方は、
ぜひ迪化街へ足を運んでみては
いかがでしょうか。
※記事中の日本円表記は1元=3.9円で計算しています。(2021年5月8日現在)
滋養製菓
住所:台北市大同區迪化街一段247號
営業時間:9:00〜19:00
Web:https://www.wagashi.com.tw/
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