台北・迪化街のおしゃれな古民家リノベゲストハウス「OrigInn Space」。台湾レトロの趣たっぷり空間で暮らすような旅を。

普通のホテルじゃもの足りない方におすすめ！有形文化財に滞在する特別な台北旅行を体験してみませんか？

こんにちは！デジタル化著しい現代社会に残るアナログかつ古いものに目がないMae（@qianheshu）です。

台湾には近年、昔ながらの建物を再活用するリノベーションブームが巻き起こっているのですが、台湾の古民家と聞くとまず思い浮かべるのは、「台湾の京都」とも呼ばれる南部の街・台南。

前々から「古民家で寝泊まりしてみたい！」という思いはあったものの、台南まで足を運ぶ機会がなかなか取れず、ずっと悶々としておりました。

そんな折、台北のホテルをインターネットで調べていると目に飛び込んできたのが、「OrigInn Space」というゲストハウス。

写真から伝わって来るレトロな内装や雰囲気はまさに、僕が憧れてやまない台湾の古民家！

１日だけでもいいから過ごしてみたい想いが爆発して止めようがなくなってしまったので、小旅行気分で足を運んでみることにしました。

今日は、台北・迪化街にある古民家ゲストハウス「OrigInn Space」より、お泊まりレポートをお届けしたいと思います。

文芸青年御用達！迪化街にあるカフェ併設の古民家ゲストハウス「OrigInn Space」。 

「OrigInn Space」

があるのは、

　

台北の人気観光スポット・

迪化街の南側入口に

面したところ。

　

木造のエントランス前に

置かれた黒板を見てみると、

　

ゲストハウスのはずですが、

「Coffee」の文字も見えます。

　

実はこちら、

１階は宿泊客以外にも

開放されたカフェスペース。

　

到着した時にはちょうど、

中央の長テーブルに

年配の方たちが集まって、

　

ワークショップが

開かれていました。

　

コーヒを飲みながら

パソコンを広げて、

　

作業に没頭する

文青（文芸青年）たちの姿も

ちらほら見えます。

　

カラフルな編みかごやバッグ、

うちわなど、

　

ちょっと珍しいアイテムも

並んでいて、

なかなか賑やかな雰囲気です。

　

フロアの一番奥まで進むと

カウンターがあるので、

こちらで宿泊に来た旨を

伝えます。

　

予約はオンラインにて

入れていましたが、

宿泊料金は現地での

現金決済のみ。

　

到着する前に

宿泊分の料金を準備しておき、

チェックインの際に

お支払いしましょう。

　　

チェックイン時刻（15:00）より

30分ほど早めに

着いてしまったのですが、

　

快くお部屋への案内に

応じてくださった

オーナーさん。

　

スタッフさんも

とてもフレンドリーなので、

　

旅行中知りたいことがあれば、

何でも聞いてみると

良いと思います。

　

レトロモダンな魅力満点！レコードの音色が似合う、おしゃれなスタンダードダブル。

ゲスト用のフロアは、

カフェから階段を上って

２階と３階に。

　

土足厳禁なので、

靴を脱いでスリッパで

おじゃましていきます。

　

案内していただいたのは、

大通りに面した

「スタンダードダブル」

のお部屋。

　

ダブルベッドは

２人で寝転がっても

十分余裕がありそうなほど

ゆったりで、

　

硬すぎず、

やわらかすぎずの

ベストな寝心地。

　

高さ３m以上はあろうかという

高い天井に加えて、

　

大きな窓が

２つも付いているので、

開放感はバッチリです！

　

頭上からは、優雅に回転する

シーリングファンの

心地よい風が。

　

その機能もさることながら、

古民家らしさを感じる

インテリアとしても

一役買っています。

　

ファンと冷房のリモコンは

ベッド脇の棚に

揃えられているので、

　

過ごしやすい温度に

自由に調節可能です。

　

窓側からお部屋を眺めると、

こんな感じ。

　

昔ながらの古き良き趣は残しつつも、

築年数80年以上の

年月を感じさせないほどに

ピカピカ。

　

まさに「レトロモダン」と

表現するにふさわしい、

おしゃれな空間に

仕上がっています。

　

窓側に置かれた１人がけの

ソファのかたわらには、

なんとLPプレーヤーが！

　

しかも、レコードは

自分の好きな

アーティストのものに

変えてもらえます！

　

ソファに腰掛けて、

レコードから流れる音色に

耳を傾けていると、

　

あまりの心地よさに、

ついウトウトと

してしまったほど。

　

家でパソコンから鳴らす

デジタルの響きとは、

やはり一味違う感じがします。

　

お部屋の雰囲気に

ピッタリと馴染む、

パイプ椅子と

木造テーブル。

　

テーブル上には、

ゲストハウスオリジナルの

大稻埕観光マップや、

　

観光情報のパンフ、

本などが揃えられていました。

　

ちなみに、

こちらのかわいいマップは

日本人イラストレーターの方に

描いてもらったものらしいです。

　

無料Wifiも完備されているので、

テーブルに座って

パソコン作業に没頭するにも

全く不備はありません。

　

ベッド前の戸棚に

準備されているのは、

　

サービスの

ミネラルウォーターや

ティーバッグ、ポット、

コップ類。

　

おしゃれな編みかごに入った

タオル類と、

　

ヘアブラシにドライヤーも

バッチリ揃ってます。

　

お部屋内には

ミニシンクも付いているので、

手洗いや歯磨きは

こちらを活用できます。

　 

普通のホテルには

備え付けられている

テレビと冷蔵庫が

ありませんが、

　

古民家らしい滞在に

集中するという意味では、

ないのが正解かな

と、僕は感じました。

　

清潔感あふれる、タイル貼りの共用シャワールームへ。

スタンダードダブルのお部屋には

トイレ・バスルームが

付いていませんので、

　

共用のシャワールーム

を、利用します。

　 

こちらもお部屋と同じく、

リノベーションが

しっかり施されていて、

とってもおしゃれ！

　

掃除も隅々まで行き届いていて、

清潔感が素晴らしいです。

　

ハンドソープには、

台湾のコスメブランド

「茶籽堂」のものが

用意されていました。

　

自然由来の素材を使った

コスメは、

　

使い心地はもちろん、

パッケージのデザインセンスも

抜群なので、

台湾おみやげにおすすめです。

 

グリーンのタイルが

一面に貼られた

シャワースペースも、

モダンで可愛らしい印象。

　

シャワーのおとなりにも

もう一つ洗面台が

備え付けられているので、

　

朝の時間帯など、

他の宿泊客の方と

うまくシェアしながら

利用しましょう。

　 

シャワーは、

頭上から水が流れてくる

ひまわりタイプと

手持ちタイプの２種類。

　

２人で一緒に入っても

余裕綽々なくらい

広々としているので、

　

なかなかに贅沢な

シャワータイムを

満喫できますよ。

　

シャワースペースには

シャンプーとボディソープ、

　

コットンや綿棒も

用意されています。

　

ただ、歯ブラシやカミソリは

置かれていないので、

　

持参するか、

周辺のドラッグストアで

調達しておきましょう。

　

→ Hotels.comで「OrigInn Space」の料金をチェックしてみる。

→ Booking.comで「OrigInn Space」の料金をチェックしてみる。

→ Agodaで「OrigInn Space」の料金をチェックしてみる。

　

泊まりながらじっくりチェック！有形文化財ならではの注目ポイントは？

実はこちらの

「OrigInn Space」、

　

有形文化財に指定されている

ゲストハウスとして

注目されています。

　

普通のホテルでは味わえない

古民家ならではの「味」を、

　

暮らすように

肌感覚で体験できるのも、

こちらに滞在するならではの

大きな魅力ですね。

　

まず、建物の外観。

　

壁の色に始まり、

柱や屋根の装飾、

きめ細やかな意匠を凝らした

レリーフたち。

　

日本統治時代に建てられた

バロック様式ならではの気品を、

至るところから

感じることができます。

　

また建物内部では、

共用バスルームへと向かう

廊下の途中に、

空を望む吹き抜けが。

　

これは、迪化街周辺の建物に

よくある特徴で、

　

台湾の古都・台南の

古い建物にも

同じような造りを

見ることができます。

　

吹き抜けの手すり１つにしても、

このこだわり抜かれたデザイン。

　

レトロ好きな方なら、

ツボをくすぐられるポイント

ではないかと思います。

　

そして、

台湾の古民家といえば、

壁や床の素材に使われる

「磨石子（人造大理石）」。

　

僕が住んでいるような

ごく一般的な住宅だと、

　

階段も灰１色のコンクリートで

非常に無機質なのですが、

　

青や赤、

緑にほんのりと染まった磨石子が

ふんだんに使われているのは

古い由緒ある建物ならでは。

　

ここに、

植物や木のテクスチャが加わって、

　

「これぞ台湾の老房子！」

な、カラーリングが完成します。

　 

お部屋の窓枠も

アルミサッシではなく、

100%木製。

　

窓の外にはめられている格子も

単純な直線だけではなく、

　

ポイントで曲線や円形が

あしらわれていたりと、

遊び心を感じるものに

なっています。

　

しかし、

古い建物ということもあり

防音性は弱めなので、

　

表通りの音が

ダイレクトに聞こえてくるのは

留意すべき点かと。

　

ですが、

それも含めての

「有形文化財」体験。

　

古いものや昔ながらの文化に

興味がある方なら、

　

必ずや、

心に残る特別な滞在になること

間違いなしですよ！

　

「OrigInn Space」への行き方。

では、

「OrigInn Space」への行き方を

まとめておきますね。

　

MRT（地下鉄）の駅を出て

ひたすらまっすぐ歩いていけば

辿り着けるので、

道のりはすごく簡単。

　

徒歩５～６分の距離で

アクセスも抜群です。

　

最寄り駅は

MRT松山新店線の

北門駅。

　

北門駅は、

桃園機場線とも直結

しているので、

　

台北到着時・出発時の

どちらにおいても、

とても便利な立地です。

　

北門駅の３番出口を出たら、

目の前の交差点にある

横断歩道を渡って

「塔城街」をまっすぐ。

　

「迪化街商圈」への

矢印付き道案内が出ているので、

そちらの方向へ

向かっていけばOKです。

　

「聯合醫院中興院區（塔城）」の

バス停を超えて、

そのまま進んでいきましょう。

　

「城市商旅 City Suites」が

対面に見える交差点に

差し掛かったら、

あと半分ほど。

　

さらにまっすぐ行くと、

２つ目のバス停

「南京西路口（塔城）」

が、見えてきます。

　

ここも通り過ぎて、

どんどん前進です。

　

すると、

「DECO COLLECT」と書かれた、

ミルクティー色の建物が

見えてきます。

　

ゲストハウスは

この建物と同じ並びにあるので、

もうすぐそこですよ！

　

黒板が立てられた

この木製のエントランスが

見えたら到着！

　

ガラガラと引き戸を開けて、

チェックイン手続きに

入りましょう。

　

まとめ

今日は、

台北・迪化街のレトロモダンな

古民家ゲストハウス

「OrigInn Space」

を、ご紹介しました。

　

ポイントをまとめておくと、

　

良かった点

・リノベ物件ならではのレトロモダンな雰囲気

・有形文化財に滞在できる特別感

・お部屋の設備が新しくて快適

・レコードが聞ける

・オーナーさん、スタッフさんがフレンドリー

・清潔感満点

・アクセス抜群（桃園機場線直結の北門駅より徒歩5～6分）

・観光に便利な立地（迪化街、寧夏夜市、台北駅へ徒歩圏内）

　

留意すべき点

・防音が弱い（建物内外の音が響く）

・夜ごはんの選択肢に限りがある

・朝食なし（周辺に朝ごはん屋さんアリ）

　

先ほども触れたとおり、

古民家という特性上、

　

防音が完璧でないのは

やむを得ない点かと思います。

　 

迪化街周辺のお店は

18:00を過ぎると

閉店するところが多いので、

　

夜の食事は、

他のエリアへの観光と

合わせて済ませておくか、

　

徒歩圏内の寧夏夜市を

利用するのがおすすめ。

　

また、

朝ごはんは付いていませんが、

ゲストハウスの周辺には

　

ビーフンや米苔目、

サンドイッチのお店など、

　

朝早くから

オープンしているお店が

いくつかあるので、

ご心配は無用かと思います。

　

普通のホテルではもの足りない方、

あるいは、

いつもの台湾とは一味違った

滞在を楽しみたい方。

　

有形文化財指定の古民家を拠点に、

台湾の歴史に触れる

特別な台北旅行は

いかがでしょうか？

（料金の支払いは
現地での「現金払い」になりますので、
ご準備をお忘れなく！）

　

→ Hotels.comで「OrigInn Space」の料金をチェックしてみる。

→ Booking.comで「OrigInn Space」の料金をチェックしてみる。

→ Agodaで「OrigInn Space」の料金をチェックしてみる。

　

OrigInn Space
住所：台北市大同區南京西路247號
電話：+886-2-2558-8843
Facebook：https://www.facebook.com/OrigInnSpace/