【この台湾映画がすごい!】同性に恋するキャラクターが登場するおすすめ4作品をご紹介します。


高雄同志大遊行(高雄レインボーパレード)2017で配られたレインボー団扇

LGBTに関する映画がたくさん制作されている台湾。同性に恋するキャラクターが登場するおすすめの作品はこちらです!

こんにちは!台湾在住まもなく丸7年になりますMae(@qianheshu)です。

先日『【この台湾映画がすごい!】LGBTがテーマのおすすめ7作品をご紹介します。』という記事にて、LGBTがテーマの台湾映画7作品についてご紹介させていただきました。

記事を書くにあたって、心あたりの作品をたくさん観ていたのですが、実は前回挙げさせていただいた以外にも、ぜひご紹介したい作品があります。

テーマ自体は他に据えられていながら、そこに同性に恋するキャラクターが登場し、作品の要を担っている。

今日は、そんな台湾映画4作品をまとめてみました。

僕も大好きな作品ばかりですので、前回記事でご紹介した映画と合わせて、ご覧いただければうれしいです。

 


1.【愛情萬歲】大都会・台北に生きる若者たちの孤独を描いた有名作品。前後2作品を合わせて鑑賞するのもおすすめ。

 

台湾映画界を代表する映画監督・蔡明亮さんの作品

『愛情萬歲』(英題:VIVE L’AMOUR)。

 

蔡明亮さんは、自身もゲイであることをカミングアウトして

映画を撮り続けており、この作品は監督第2作目として、

1994年に公開されました。

 

物語のメインとなるのは、

納骨堂の営業として働く主人公の男性と、

夜な夜な路上で洋服を売る男性、

そして不動産会社に勤める女性。

 

売りに出されているマンションの一室に、

最初は見知らぬ関係だった2人の男性が、

ひっそりと住み着き始めることに。

 

その部屋のセールス担当だった女性は、

住み着いたうちの1人である洋服売りの男性と、

関係を持つようになります。

 

そして、2人の様子を影から見つめるうち、

自分が抱いている「ある気持ち」に気づき始める、

主人公の男性。

 

意図せず始まった不思議な三角関係から、

大都会・台北で生きる若者たちの孤独が、

淡々と描かれていきます。

 

また、『愛情萬歲』の前後に発表された2作品

『青少年哪吒』『河流』を合わせて鑑賞すると、

さらに作品の深みが感じられておすすめです。

 

 

2.【帶我去遠方】「みんな同じじゃつまらない。」マイノリティな仲良し兄妹が紡ぐ、とある島での物語。

 

『帶我去遠方』

(英題:SOMEWHERE I HAVE NEVER TRAVELLED)は、

2009年に公開された台湾映画。

 

主人公は、高雄郊外の島に

おばあちゃんと共に暮らす女の子。

 

服のコーディネートに少し違和感があったり、

「赤いトマトを買ってきて」と頼まれたのに、

まだ熟れていないトマトを買ってきたり。

 

おばあちゃんに口うるさく注意されながら過ごしていたある日、

学校の健康診断で「色覚」のタイプが、

周りの同級生たちと違うことが判明します。

 

「みんな同じじゃ、この世界はつまらないよ」

と、彼女に理解を示すのは、

幼い頃から兄妹同然に育ってきた、

いとこのお兄ちゃん。

 

でも実は、この言葉の深いところには、

もう一つの「周りと違うこと」が隠されていました。

 

社会の大勢と違うこと、

そして、その中で生きていくということ。

 

「マイノリティ」というテーマを芯に据えながら、

兄妹の戸惑いや葛藤が、とても優しく穏やかなタッチで

描かれています。

 

ちなみに、お兄ちゃん役の林柏宏さんは、

僕が指折りに大好きな

かわいい台湾人俳優さんの一人です 笑

 

3.【霓虹心】深い溝を抱えた母と息子が、スウェーデンから台湾へ。旅の終わりに見つけたそれぞれの答えとは?

 

同じく2009年公開の

『霓虹心』(英題:MISS KICKI)は、

台湾とスウェーデンの合作映画。

 

スウェーデンで一人暮らしをする主人公の女性は、

友人もおらず、誕生日すら一人きりで過ごすような毎日。

 

ある日、訳あって

祖母(女性の母親)のもとで育てられている

彼女の息子と、関係を修復するための

台湾旅行に出ることを計画します。

 

しかし、台湾に到着後も、長年の溝が埋まらぬ2人。

 

気まずさを避けようと別行動を取る中で、

彼女はかねてからのネットフレンドと、

息子は路地裏で道を尋ねたことをきっかけに、

一人の少年と出会います。

 

この2つの出会いから、

2人の台湾旅行は、思わぬ方向へと発展していくことに。

 

旅先での恋の中で、

ぶつかり合う母と息子の関係の中で、

それぞれがどんな答えを見つけ出すのかに注目です。

 

僕がこの作品で特に好きなところは、

「同性に恋する」ということが、

あくまで作品を彩る要素のひとつとして、

ごくごく自然なカタチで登場すること。

 

すでにそこにあって、

当たり前のこととして描かれている点が、

とても素敵だと思います。

 

作品中に登場する、

台湾のノスタルジックな街並みや美しい自然を観ていると、

今すぐ台湾に旅立ちたくなっちゃうかもしれません。

 

 

4.【女朋友。男朋友】これは愛?それとも友情?30年という時間の中で移りゆく男女3人の向かう結末は?

 

2012年に公開された

『女朋友。男朋友』(英題:GF*BF)は、

桂綸鎂さん、張孝全さん、鳳小岳さんの

台湾有名俳優3名が主演を務めた話題作。

 

仲睦まじい学生時代を高雄で過ごし、

大学への入学を機に、

それぞれ台北での生活を始めた男女3人。

 

台湾が民主化を果たすきっかけとなった

「野百合運動」が巻き起こる時代を経て、

30年に渡る3人の繋がりの変化が描かれています。

 

想いを寄せ合い、時に振り回され、

離れようとしてまた交差し合っていく

それぞれの人生。

 

ストーリーの最後に明らかとなる真実は、

作品中の要所で登場するキーワード

「友誼長存(永遠の友情)」を体現するかのようで、

心を揺り動かされます。

 

友情の美しさ、あるいは愛の多様なあり方について

考えさせられる、台湾映画を代表する名作です。

 

そして、今でこそ「自由」な空気に満ちている台湾ですが、

そこに到るまでにどのような歴史を歩んできたのか、

そしてその推進力となっていた若者たちのパワーが

どれほどのものだったのか。

 

この作品を観れば、彼らの人生の進展とともに、

それぞれの時代の空気も感じられることと思います。

 

 

まとめ

高雄同志大遊行(高雄レインボーパレード)2017で配られたレインボー団扇

今日は、同性に恋するキャラクターが登場する

おすすめ台湾映画4作品をご紹介しました。

 

台湾は今年2019年に、

アジアで初めて同性婚が実現されました。

 

この出来事をキッカケに、

LGBTをテーマにした作品はもちろんのこと、

キャラクターの一人として登場する作品も、

これからますます増えてくるかもしれませんね。

 

またお気に入りの作品に出会った際には、

こちらで改めてシェアさせていただきますので、

ご参考いただけるとうれしいです。

 

▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼

→LGBTの日常や悩みがよく分かる7冊の本。ゲイである僕の目線からおすすめの作品を選んでみました。

→同性に恋する自分を悩んでいるあなたに伝えたい3つの言葉。

→同性婚が実現したばかりの台湾で、台日カップルの友人の結婚式に参加してきました。

→LGBTプライドってどんなイベント?台湾の全パレードに参加した僕が7つの疑問にお答えします。

→2019年台湾の7大LGBTプライド開催スケジュール。

 


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コメント

  1. 堀修 より:

    Maeさん、お久しぶりです。
    お元気でご活躍のご様子、安心いたしました。

    いつも投稿をありがとうございます。

    今日日本では中四国初のパレードが丸亀市で開催されました。

    もちろん僕も参加させて頂きましたが、こんなにも頼もしく、素敵な仲間が居て下さることに大変感激いたしました!

    今回は参加された方が300人とのことです。

    すごく盛り上がりましたよ^_^ ^_^

    1. kazukimae より:

      インターネットのメディアでパレードの様子拝見しました!
      地元の方だけでなく、全国からも参加者がたくさん集まられたようですね。
      ついに故郷でも歩けるようになった、その出来事に心が温かくなりました。
      僕もみなさんと一緒に盛り上がりたかったです!来年こそは!

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