ふわっふわの極厚牡蠣オムレツから朝ごはんにピッタリの牛肉スープまで!台南指折りのグルメエリア・永樂市場には美味しい台湾ごはんが満載です!
こんにちは!2017年最後のLGBTプライド参加のため台湾南部へとやって来ておりますMae(@qianheshu)です。
今回は台湾の京都とも言われる古都・台南に滞在しているのですが、ここは「台湾グルメの多くは台南からやって来た」と台湾人に言わしめるほどに有名な美食の都。
ノスタルジックな雰囲気満点の街並みの中を歩いていると、創業50年を悠に超えるような老舗のごはん屋さんを至るところに発見することができます。
ハイレベルなグルメが一堂に集うスポットも数ある中で、僕が台南に来ると必ずと言っていいほど足を運ぶのが「永樂市場」。
市場の裏に伸びる「國華街三段」の道の両側には、美味しそうな香りを立ち上らせる食事どころがずらりと並び、朝早くから買い物に訪れる人々や、観光の途中に立ち寄る旅行客御用達のエリアとなっています。
そこで今日は、台南にやって来たらぜひ足を運んでいただきたい「永樂市場」のおすすめ美食をご紹介!
本当に気になるグルメ店だらけで、まだまだ全てを食べ歩けたわけではありませんが、旅行のご参考にしていただけるようまとめてみたいと思います。
これぞオムレツ!野菜たっぷりの極厚な蚵仔煎(牡蠣オムレツ)がいただける「石精臼蚵仔煎」
数ある台湾グルメの中でも、僕が特に大好きなのが「蚵仔煎(牡蠣オムレツ)」。
台北でも日常的に食べている料理ということもあって、かなり知ったつもりでしたが、
永樂市場にある「石精臼蚵仔煎」で出会った牡蠣オムレツには、
思わず「!」マークが5個ぐらい飛び出しました。
これまでお馴染みだったものと何が違うのか、については後ほど触れたいと思います。
メニューは、壁にデカデカと貼られているこの4つのみ。
今回は「蚵仔煎(60元=約220円)」のみのオーダーにしましたが、
しいたけとエビが入ったお粥のような「香菇飯湯」も美味しそうでしたよ。
オーダーすると早速、鉄板の上でジュージューと音を立てはじめる食材たち。
途中蒸し焼きにしていたのは、このお店ならではの食感を生み出す秘訣なのかもしれません。
まず、見た目からして台北で見知っていた蚵仔煎よりもかなりボリューミー。
「中に何が入ってるの?」と思わずワクワクしてしまうくらい、
たまごの厚みが2倍ほど違います。
お箸で割ってみると、もやしや大陸妹(青菜)が「これでもかっ」というくらいにたっぷり!
野菜のシャキシャキ食感に加えて、たまごのふわふわっとした絶妙の焼き加減、
その合間からのぞく牡蠣のミルキーな風味。
上からかかっているのは、みたらし団子のタレから甘さ70%OFFした感じのとろみソースで、
お好みソースにそっくりです。
これはまさに「オムレツ」の名ふさわしい、舌もおなかも大満足の一品!
台北の蚵仔煎をよく知っている人こそ驚くこと間違いなしの、
永樂市場を代表する名物グルメです。
石精臼蚵仔煎
Address:台南市中西區國華街三段182號
TEL:+886-6-223-5679
営業時間:7:30~19:30
ピーナッツバターと豚タンの不思議な相性に魅了される割包(台湾バーガー)店「阿松割包」
日本では「台湾バーガー」あるいは「角煮まん」の名で知られる「割包」も、
永樂市場に来たらぜひお試しいただきたいグルメの一つ。
黄色い看板が目印の「阿松割包」では、
角煮まんではない、ちょっとユニークな割包を味わうことができます。
「普通包」「瘦肉包」と書かれているのは、
定番の脂身や赤身を煮込んだタイプかと想像がつくのですが、
珍しいなと思ったのが一番左に書かれている「豬舌包」。
豬舌は「豚タン」の意味で、台湾では至ってポピュラーな食材なのですが、
割包にサンドされているというのは初めてお目にかかりました。
一般の割包よりひと回り小さめの、手のひらサイズが2つ入りで90元(=約330円)。
小さな湯のみに入って運ばれてくるのは、お茶ではなくてしっかりとダシの効いたスープでした。
白い生地の上に塗られているベージュのペーストは、なんとピーナッツバター!
ピーナッツの粉がサンドされているものはお馴染みですが、
バタータイプに遭遇したのもこれまた初です。
榨菜(ザーサイ)と大根のお漬物、豚タンの煮込みにピーナッツバターという
一見ミスマッチ極まりないコンビネーション。
が、一口食べるとその不思議なチョイスに大納得してしまいました。
キュッと締まった弾力抜群の豚タンに、しっかり甘みのついたバターが、
にわかには信じられないほどに良い相性!
実際に現地で頬張っていただければ、おすすめの理由はきっと、ご理解いただけるはずです。
先入観を良い意味で裏切られることは、120%の自信を持って保証させていただきます。
阿松割包
Address:台南市中西區國華街三段181號
TEL:+886-6-211-0453
営業時間:8:00~18:00
ぷりっぷりのタウナギがクセになる夜食に最適のグルメ店「黃記鱔魚意麵」
これを言うと「日本人のくせに変わってるね 笑」と台湾の友人や同僚たちによく驚かれるのですが、
僕が一番好きな台湾グルメは「鱔魚意麵」。
「鱔魚」は日本語では「タウナギ」と言うのですが、台湾南部の名物として知られている食材。
特に、炒める前のルックスはまっ赤っかでかなり衝撃的なため、
台湾人でも食べたことがないと言う人は少なくないようなのです。
しかし、そんな鱔魚にあまりにも取り憑かれてしまっている僕。
台北ではなかなかお目にかかる機会がないということで、
南部にやってくると必ずと言っていいほど貪り食ってしまいます 笑
台南で探し求めた鱔魚意麵の中でも、僕が現在のところ一番のお気に入りなのが
永樂市場にある「黃記鱔魚意麵」。
地元の人にも人気のお店のようで、いつ来ても常にお客さんで溢れかえっている印象があります。
永樂市場は早々に店じまいしてしまうお店が多い中で、こちらは深夜1:00まで営業。
観光からの帰りが夜遅くになってしまった時や、
夜ごはんの後に小腹が空いてしまった時などに利用できるのがありがたいところです。
鱔魚を使ったメニューはいくつかあるのですが、
おすすめは「乾炒鱔魚意麵(90元=約330円)」。
このビジュアルをご覧いただければ、なぜ台湾の友人たちに驚かれるのか、
何となくご察しいただけるでしょうか。
初めて見ると「うっ、これはナンダ…」と、
思わず身を引いてしまいそうなインパクトがありますね…
しかしこれが!食べてみるとクセになってしまうから恐ろしい。
キュッと締まった身が噛んだ瞬間にぷりっと弾ける、
その食感に僕はすっかりハマってしまいました。
そして「意麵」は、カップラーメンのヒントになったとも言われている油で揚げた麺のこと。
ほんのり芯の残った麺との相性も抜群で、
「ザ・夜食」と言った感じのジャンキーさもたまりません 笑
第一印象の衝撃さえ乗り越えれば、きっとこの料理の魅力がお分かりいただけるはず。
せっかく台南までお越しなのでしたら、ここはぜひぜひ勇気を出して(?)
一度お試しくださいますよう。
黃記鱔魚意麵
Address:台南市中西區民權路三段46號
TEL:+886-6-220-8636
営業時間:16:00~1:00(月~土)/ 16:00~0:00(日)
あっさり味が朝ごはんに最適!超新鮮牛肉を使った台南名物スープの人気店「永樂牛肉湯」
台南グルメと言えば外せないのが「牛肉湯」という牛肉のスープ。
街を歩いていると、至るところで「牛肉湯」の看板を掲げたお店を見かけるくらい
台南市民に愛されている美食なのですが、
永樂市場にもいくつか牛肉湯をいただけるお店が並んでいます。
その中から、今回立ち寄ったのは「永樂牛肉湯」。
まだ日が昇る前の早朝3:00から営業している、
午前中限定でしかいただけない牛肉スープの人気店です。
スープを一品オーダーすると、白ごはんは一杯無料でサービス。
初めて食べられる場合は、一番オーソドックスな「牛肉湯(100元=約370円)」を
選ばれるのが良いかと思います。
白ごはんの他にもうひとつ一緒に運ばれてくるのは、
「醬油膏」という醤油ベースのソースに生姜をたっぷり入れたもの。
スープの牛肉はそのまま食べるのも良いですが、ソースに浸すと塩気が増して、
また違った味わいを楽しむことができます。
お店で使われているのは、その日朝のおろし立てが、そのまま直送された超新鮮牛肉。
「溫體」という表現をよく見かけますが、これはまだ「体温であたたかい」ほどに新鮮、
という意味で使われています。
日が昇る早朝から営業しているのも、
できる限り新鮮な状態を楽しんでもらいたいという心意気あってのこと。
そんな超新鮮牛肉をお碗に盛って、ダシの効いたあつあつスープを注いでいただくのが特徴です。
かすかに桜色をした牛肉のやわらかな食感が、スープの熱だけで火を通している証拠。
しょうがもたっぷり入っているので、食べ終わる頃にはカラダがぽかぽかと温まるのも、
朝ごはんにぴったりなポイントですよ。
永樂牛肉湯
Address:台南市中西區國華街三段175號
TEL:+886-6-211-2464
営業時間:3:00~11:00(火曜定休)
トロッととろける豆腐+3種の粉粿トッピングに大満足!伝統台湾スイーツの名店「修安扁擔豆花」
ここまで食べてもまだまだいける!という方は、
食事のデザートをいただきに「修安扁擔豆花」へ。
こちらでは、僕も大好きなお豆腐を使った台湾の名物スイーツ「豆花」がいただけます。
豆花をオーダーするには、茶色いタイトルに沿って右側に並んでいるメニューから選びます。
冬になると、温かいシロップにしょうがの絞り汁を加えていただくことも可能で、
気温を問わず一年中楽しむことができるのも魅力です。
カウンターで豆花を受け取ったら、軒先に並んだテーブルへ。
空いているところなら、どこに座ってもOKですよ。
今回オーダーしたのは「綜合豆花(65元=約240円)」。
トッピングはお店イチオシのものをスタッフさんが合わせてくれるので、
どれを選べば良いか分からないと言う方は、「綜合」にしておけば間違いないかと思います。
口に入れた瞬間からとろけはじめる豆花の柔らかさもさることながら、
特徴的なのはトッピングに入っている「粉粿」。
「原味」「黑糖」「豆漿」3種類のフレーバーが一碗にどっさり。
ほんのりと粘り気のあるゼリーのような食感で、どこか懐かしさを感じる甘さとともに、
素材の風味がギュッと濃縮されています。
その他、小豆やタピオカなどもたっぷり入ってボリューム満点ですので、
2人で1碗シェアするくらいがちょうど良いかもしれません。
永樂市場グルメ三昧の最後は、「修安扁擔豆花」絶品デザートで締めくくりましょう。
修安扁擔豆花
Address:台南市中西區國華街三段181號
TEL:+886-6-226-1069
営業時間:8:00~22:00
Web:http://www.xiuanbeanjelly.vrworld.com.tw/
まとめ
今日は、台南グルメ密集地帯・永樂市場(國華街)で出会った
おすすめ美食たちをご紹介しました。
台北で5年以上生活してきた中で、
台湾グルメもこれまでがっつり食べまくってきた自負はあったのですが、
台南で出会ったグルメたちは、どれも慣れ親しんだものとは趣が異なるものばかり。
次から次へと見知らぬものが登場するので、
「もっと台南に来なくては!」と台南グルメの深みにハマってしまいそうです 笑
ここでご紹介したものの他に、永樂市場では「碗粿」や「虱目魚粥」などもいただきましたが、
どのお店で食べても、もれなくハイレベルなのがスゴい!
気になるお店を見つけたら、あれこれ考えるのはやめにして、
思い切ってお店に足を踏み入れて全く問題ないと思います。
ただし、夕方を過ぎると閉まってしまうお店が少なくないので、
朝ごはんかお昼ごはんに訪れるのがおすすめ。
台南グルメが勢ぞろいしているので、ごはんにお悩みの際はぜひ足を運んでみてくださいね!
※記事中の日本円表記は1元=3.7円で計算しています。(2017年11月現在)
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コメント
コメント一覧 (2件)
マエさん
いつもブログを楽しみに拝見しています。
台湾には年4回ほど行くのですが、現地に住んでいるからこそのグルメ情報などを見て「次はここに行きたいなー」と次回の台湾旅行の計画を練っています。
僕もゲイなので、ボーイフレンドとのエピソードなどもとても楽しみにしています。
海外生活、いろいろなことがあると思いますが、これからもmaeさんらしく頑張ってください。
応援ありがとうございます!
旅行のこと、台湾のこと、LGBTのこと、ボーイフレンドのこと、これからもどんどん盛り込んでいきますので、
引き続きお読みいただけるとうれしいです!
台南は歩けば歩くほどおもしろい街なので、もしまだ行かれたことがなければ、ぜひ足を運ばれて見てくださいね。