独自の解釈で作られたパイナップルケーキも絶品!台北で和菓子を堪能したい時は、迪化街にある「滋養製菓」へ足を運んでみては?
こんにちは!台北在住もまもなく丸9年を迎えようとしております、Mae(@qianheshu)です。
先日、『SOU・SOU 京菓子あそび ー和菓子になったテキスタイルデザインー』という本を読みました。
本の中に展開されていた、テキスタイルにインスピレーションを受けたおしゃれな和菓子の世界観に、グッと引き込まれてしまった僕。
それ以来、無性に和菓子が気になって仕方ないのですがふと、「そういえば、迪化街に和菓子屋さんがあったな。」と、思い出しました。
その和菓子屋さんというのが、「滋養製菓」。
もともとは、南京西路に軒を構えていたそうですが、現在は迪化街へお引っ越し。
創業は1953年で、約70年の歴史を誇る老舗の和菓子店です。
独自の解釈によって作られた、台湾を代表する「あのお菓子」は、日本からのお取り寄せも可能!
一体どんなお菓子が揃っているのか、今日は台北・迪化街の和菓子屋さん「滋養製菓」で、実際に買ってきたお菓子たちをご紹介したいと思います。
作りたて最中がいただけるスペースも!創業70年の老舗和菓子屋さん「滋養製菓」でお買いもの。
「滋養製菓」があるのは、
おしゃれなショップや
レストランが集まる迪化街の北側。
MRTで向かうなら、
北門駅ではなく、
大橋頭駅から向かうのが便利です。
筆文字で書かれた
クールな「滋養」の文字と、
軒先に掛けられた
真っ白なのれんが目印。
看板にもしっかり、
ひらがなで「わがし」と
書かれています。
店内中央のテーブル、
そして冷蔵ケース内には、
おいしそうなお菓子がずらり!
和菓子のお店ではありますが、
綠豆椪や蛋黃酥など、
台湾伝統のお菓子も
たくさん揃えられています。
入口を入って左手側に
お盆が置かれているので、
こちらへ買いたいものを
自由に取っていきましょう。
冷蔵ケース内のものは、
レジにてほしい品と数量を伝えれば、
一緒に袋へしたためてもらえますよ。
(必要であれば、追加10元で保冷剤も入れてもらえます。)
気になるお菓子たちを手に入れて、
満ち足りた気持ちの帰り際。
ふと気がついたのですが、
軒先には、作りたての最中を
いただけるスペースもありました!
騎樓に置かれたベンチに腰掛けて、
最中をほおばりながら一息。
…したいところでもありましたが、
すでにたっぷり買っちゃったので、
今度来たときのお楽しみに
取っておきます。
食べてみたいお菓子が
たくさんあって迷いましたが、
今回はその中から5品をお買い上げ。
ここからは、
実際に僕が買ったお菓子たちを、
ご紹介していきたいと思います。
1.【栗子饅頭】コロッとかわいい一口サイズの栗まんじゅう。香ばしい生地にあまーい白餡が相性最高すぎる。
いかにも日本のおまんじゅう
といった面持ちに惹かれて買った
「栗子饅頭(40元=約160円)」。
袋を開けた瞬間からふわっと、
生地の香ばしい香りが立ち上ります。
もっちりとした
外側の生地に包まれているのは、
シャリっと歯切れの良い白餡と、
コロッとかわいい栗の実。
あまみが強くはあるものの、
くどさは一切なく、
生地の香ばしさとのバランスが
最高です。
ほどよく歯ごたえのある、
あま〜く仕上げられた
栗のアクセント具合も絶妙。
食べ終わる頃には、
1個しか買わなかったことを、
心から後悔しました 笑
栗を使ったお菓子って、
本当になんでこんなにおいしんだろ。
2.【烏龍茶羊羹】茶葉の香りがブワッ。台湾人ボーイフレンドもイチオシの、烏龍茶を使った羊羹。
羊羹のコーナーを眺めていたら、
発見したのが
「烏龍茶羊羹
(50元=約200円)」。
羊羹に烏龍茶を合わせるとは、
さすが烏龍茶の産地である
台湾ならでは!
一体どんな味がするのだろう
と、すごく気になって、
買ってみました。
しっかりと硬さのある烏龍茶羊羹、
ぱっと見はこんにゃくみたい?
今のところは
特に香りも感じませんが、
とりあえず口へと運んでみます。
すると…
何ということでしょう!
目の覚めるようなあまみと共に、
茶葉の香りがブワッと
いっぱいに広がります。
どことなく、
柏もちの香りに似ているかも。
正直なことを言うと、
僕は羊羹はあまり
好きではないのです。
が、しかし、
茶葉の香りでさわやかさが
プラスされている、
この羊羹は、ピュアにおいしい!
羊羹が大好きな、
僕の台湾人ボーイフレンドも
絶賛の1品でした。
3.【康乃馨】母の日に合わせたカーネーションの練り切り。トロッ、サラッと溶けるようなデリケートさに一目惚れ。
僕が「滋養製菓」を訪れたのは、
ちょうど母の日が
週末に控えているタイミング。
冷蔵ケースの中には、
ひときわ鮮やかな
「康乃馨(90元=約350円)」が、
ぽってりと花を咲かせていました。
この愛らしいルックスは、
母の日のプレゼントにもピッタリ!
でも今回は、
自分でいただいちゃいますね 笑
見た目の美しさが
あまりに見事なので、
断面は自粛いたしますが、
鮮やかに色づけされた
赤い餡の中には、
こし餡がたっぷり。
粒が非常に細かく、なめらかで、
トロッ、サラッと溶けるような食感が、
この上なくデリケートです。
すごくあまいかと思ったのですが、
あまさもひかえめで
丁度いい塩梅。
練り切りは季節によって、
テーマが変わるかと思います。
足を運んだ際には
どんなかわいいお菓子が並んでいるのか、
ぜひチェックしてみてください。
4.【銅燒麻糬】みずみずしく歯切れの良いおもちがポイント!お茶を合わせていただきたい、気品ただようロールどら焼き。
「銅燒麻糬
(60元=約230円)」は
その名の通り、
どら焼きの中に
おもちをしたためた1品。
袋を開けた瞬間から、
生地のあまくてやさしい香りが
ふんわりと伝わってきます。
どら焼き生地の中に
ロールされているのは、
たっぷりのつぶ餡と、
スティック状のおもち。
おもちはもちもち感がありつつも、
非常にみずみずしく、
歯切れの良い食感に
仕上げられています。
噛めば噛むほどに立ち上ってくる、
強めながら品のあるあまみが
また良い!
ああ、これは絶対に、
お茶に合わせていただくと
最高だろうなあ。
ドラちゃんもお気に召すこと、
間違いなしです 笑
5.【鳳梨酥】食感のコントラストが際立つ「冷やし」が正解!餡をクッキーでサンドした絶品パイナップルケーキ。
タイトルでも触れていますが、
実は和菓子店の「滋養製菓」にも
「鳳梨酥(パイナップルケーキ)」
があります。
5個入(265元=約1,030円)と、
10個入(495元=約1,930円)の
2種類があるのですが、
今回は5個入を買ってみました。
さすがは老舗菓子店、
ルックスからして、とっても斬新!
クッキー生地に
パイナップル餡を包むのではなく、
上下からサンドされた、
独自の解釈で仕上げられています。
さっくりとしたクッキーからは、
砕けた瞬間から立ち上る
バターの香りがしっかり!
パイナップルそのもののあまみが
存分に生かされたねっとり餡は、
繊維の存在まで感じられるほど
たっぷりギュギュッと
濃縮されています。
クッキーと餡の食感の違いが
とてもおもしろく、
なるほど、
これはおすすめの通り、
冷やしていただくのが、
コントラストが際立って正解。
一口ずつ大切にいただきたくなる、
絶品の仕上がりです。
そして、こちらの鳳梨酥、
実は日本からお取り寄せも
できちゃいます!
台湾の旅行サイト・KKdayから
予約できますので、
「試してみたい!」という方はぜひ
サイトより、予約可能日を
チェックしてみてくださいね。
→KKdayで【おうちで台湾|滋養製菓 パイナップルケーキ・日本国内配送 | 送料込み】をチェックしてみる。
まとめ
今日は、台北・迪化街にある
創業70年の和菓子店
「滋養製菓」のお菓子たち
をご紹介しました。
恋しさを、
すっかり満足へと変えてくれた
滋養製菓の絶品和菓子たち。
台北でふと和菓子が食べたくなった方、
台湾の和菓子ってどんな感じなのか
気になるという方は、
ぜひ迪化街へ足を運んでみては
いかがでしょうか。
※記事中の日本円表記は1元=3.9円で計算しています。(2021年5月8日現在)
滋養製菓
住所:台北市大同區迪化街一段247號
営業時間:9:00〜19:00
Web:https://www.wagashi.com.tw/
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