食材のうまみギッシリな蒸しスープから、デザートにおすすめのあまーいスープまで!台湾在住の僕がよくオーダーするお気に入りの「湯」はこちらです!
こんにちは!台湾グルメの食べ歩きが大好きな台北在住Mae(@qianheshu)です。
みなさん、中国語の「湯」の意味をご存知でしょうか?
「えっ、お湯じゃないの?」と思われた方、これが違うんです 笑
「湯」とは、「スープ」のこと。
台湾では、ごはんのおともにスープを合わせるのがとてもポピュラーで、メニューには「湯」の漢字がずらーっと並んでいることもしばしばです。
今回は、台湾のスープに関するお話。
僕がよく食べている、お気に入りの台湾のスープ8種類をご紹介したいと思います。
1.【四神湯】食感のバリエーションがおもしろい!台湾らしさ満点な臓物スープ。
僕がお気に入りのスープの中でも、
最も台湾っぽさが濃厚だと思うのが
「四神湯」。
名前からは、どんなスープなのか
全く想像がつきませんが、
簡単に言えば臓物スープです。
砂肝や豚のホルモン、
胃袋などのお肉や、
ハトムギ、山芋などが
たっぷりと入っていて、
コリッ、クニュッ、プチッと、
バリエーション豊富な食感がおもしろい!
だしに塩をうっすらと効かせたような
あっさり風味で、少しお酒を効かせて
いただくこともあります。
僕は、真っ白ふわっふわの生地に
豚角煮をサンドした「割包」や、
豚肉あんを包んだ「肉包」などと、
合わせていただくことが多いです。
2.【酸辣湯】野菜たっぷりで栄養豊富。ほんのり酸味の効いたとろみスープは、餃子や小籠包と一緒に。
僕が、台湾で一番よく食べているスープ
と言っても過言ではない「酸辣湯」。
日本でも、中華料理のお店に行くと
「サンラータン」と言うスープがありますが、
まさにそれです!
千切りにしたニンジンやタケノコ、
キクラゲ、豆腐など、
たっぷりの食材がふんだんに
入っているのが特徴。
スープ1碗を食べるだけでも、
しっかり栄養補給できるのが、
ついついオーダーしてしまう理由ですね。
酸味、辛味、とろみのつけ具合とも、
お店によってそれぞれに特徴があるので、
食べ比べてみるのもおもしろい!
水餃や鍋貼、
小籠包をいただく時には、
90%くらいの確率で
オーダーしちゃいます 笑
3.【香菇雞湯】しいたけ&チキンのうまみがギュギュッ!ほろっと崩れるやわらかさのお肉も最高な蒸しスープ。
魯肉飯のお店などで時々見かける
「香菇雞湯」も、
メニューにあるとついつい
オーダーしてしまう1品。
名前の通り、
しいたけとチキンのスープなのですが、
下ごしらえした食材を入れた
お碗ごと蒸して作るのが、
他のスープとは一味違うポイントです。
ゆっくりじっくり蒸されているので、
スープには食材のうまみが
これでもかと言うほどにギュギュッ!
骨つきで入れられていることが多い
チキンのほろっとほぐれる
やわらかさもまた、
たまらないおいしさです。
うまみを存分に生かしたあっさり味なので、
こってり目のグルメによく合いますよ。
4.【青菜豆腐湯】シンプルだけどついついオーダーしちゃう豆腐のスープ。溶きたまごやトマトが入っていることも。
すっごくシンプルながら、
僕が酸辣湯と並んで、
とてもよく食べているのが
「青菜豆腐湯」。
日本の味に慣れていると
「あれっ?味、薄すぎ?」
と思ってしまうくらい、
まさに「湯」な感じの、
すこぶるうすしお味なことが
多いです 笑
しかし、
そのシンプルさゆえに飽きが来なくて、
気づけばごはんのおともに選んでいる、
そんな存在です。
葉物野菜と豆腐のほか、
たまごが溶かれていたり、
トマトが入っていたりと、
バリエーションもいくつかあります。
よくばりな僕はもちろん、
具材がたっぷり入っているタイプが好きで、
「青菜豆腐湯」ならぬ
「青菜番茄豆腐蛋花湯」
などと書かれていたら、
とても無視できないのです 笑
こちらも餃子屋さんでいただくことが多く、
いつも大体「酸辣湯」か「青菜豆腐湯」か
の2択ですね。
5.【味增湯】台湾でもポピュラー!日本よりも甘みを感じる味噌汁は、涼麵のおともに欠かせない。
お味噌汁は、日本を代表するスープ
と言っても良いかと思いますが、
実は台湾にも、お味噌汁があります。
「味增湯」の名で親しまれている
台湾のお味噌汁は、
日本のものに比べると
少し甘みが強めな印象。
(味噌自体に、ほんのり甘みがあります。)
具材には、豆腐やワカメ、
溶きたまご、貢丸などが
よく使われています。
だしをとるためのカツオやいりこなども、
そのままスープの中に
入れっぱなしになっていることが多く、
具材として一緒にいただきます。
台湾式冷麺の「涼麵」を
食べる時のおともには欠かせないスープで、
僕はこの台湾式のお味噌汁も
なかなかお気に入りです。
6.【米粉湯】太めのお米麺がたっぷり!素朴でほっこりとした風味は、おなかをいたわりたい時にピッタリ。
「米粉湯」は、
「湯」とついてはいますが、
どちらかと言うと麺料理に近い1品。
米粉と言っても、
炒めビーフンなどに使われる
細いタイプではなく、
米粉湯の米粉は
直径5ミリほどと太め。
名前の通りお米から作られていて、
プチッ、プリュッとした食感が
特徴です。
だしの効いたスープには、
加えてタロイモなどの
具材が入っていることも。
とっても素朴で
ほっこりといただけるので、
おなかをいたわりたい時や、
油っぽいものをひかえたい時など、
よくお世話になっています。
米粉湯をメインに、
小皿に盛られたおかずの「小菜」や、
濃い味スープで具材を煮込んだ
「滷味」を合わせていただくのも
おすすめです。
7.【紅豆湯/花生湯】寒い季節にいただきたいあったかスイーツの代表格。日本のぜんざいよりも、甘さはひかえめ。
スープと言えば、まず思い浮かべるのは
ごはんのおともかと思うのですが、
台湾には、スイーツとしていただける
スープもあります。
日本で言う、ぜんざいのような
あまーい小豆のスープ「紅豆湯」は、
その代表格。
冬至や元宵節には
「湯圓」という白玉団子を、
スープに加えていただくのが
風物詩となっています。
僕は湯圓を食べる時は、
とろっとろの胡麻ペーストを
あんとして包んだ
「芝麻湯圓」を入れて
いただくのが好きですね。
ひと足お先に☺️ pic.twitter.com/0hEI8snKU9
— Kazuki Mae🌈 (@qianheshu) February 21, 2021
また、小豆でなく、
ピーナッツで作った「花生湯」
というスープもあり、
こちらも紅豆湯と並んで人気。
じっくり煮込まれた
やわらかピーナッツの食感が、
クセになりそうなおいしさです。
日本のぜんざいに比べると、
甘さはひかえめなので、
最後まで意外にあっさりと
いただけますよ。
8.【燒仙草】仙草はゼリーだけじゃない!あったか仙草スープには、トッピングをたっぷり入れて。
寒い日は無性に食べたくなる台湾デザート「燒仙草」。豆花と同じく、トッピングは気づけばいつも地瓜圓・芋頭・紅豆になってしまう😆
— Kazuki Mae🌈 (@qianheshu) March 3, 2021
もう3月だから、そろそろ今シーズンも食べ納めかなあ。 pic.twitter.com/cpciKsedCG
スープと言っていいのかどうかは
分かりませんが、
スイーツとしていただけるメニューを
もう1品。
台湾には「仙草」という、
真っ黒なゼリーがあるのですが、
寒い季節はあつあつの仙草スープ
「燒仙草」が、
定番のスイーツとなっています。
ほんのりとろみがあって、
甘みの付けられた仙草スープは、
後味にうっすらと苦味を感じるのが
特徴。
このスープに、
タロイモやサツマイモ、白玉、
ゆでピーナッツなどの
トッピングを加えていただきます。
僕はあったか台湾スイーツの中では、
豆花と並んで、この燒仙草が大好き!
「紅豆(小豆)」「芋頭(タロイモ)」
「地瓜圓(サツマイモ団子)」を
トッピングしていただくのが、
意外と冷える台北の冬の、
ささやかな楽しみです。
まとめ
今日は、
台北在住の僕が
台湾でよく飲んでいるスープ
についてご紹介しました。
台湾でグルメ店に行くと、
たくさんの「湯」に出会えるかと
思います。
こちらでご紹介した以外にも、
本当にたくさんのスープが
台湾にはありますので、
ごはんのおともには
忘れずにオーダーしてみてくださいね!
寒い季節に台湾へお越しの際には、
あったかくてあまーい
デザート系スープもぜひ!
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