台湾の家庭には欠かせない(?!)ほどよく見かける、緑の鉢植えたち。僕とボーイフレンドが暮らす屋上部屋のベランダでは、こんな花&植物のお世話をしています。
こんにちは!台湾屋上生活歴も丸6年となりました、台北在住Mae(@qianheshu)です。
【『台湾ルームシェア』そういえば、台北在住の日本人ってどんな部屋に住んでるの?】の記事でもお話ししたのですが、僕は今、台湾人ボーイフレンドと2人で、新北市のとある屋上部屋に暮らしています。
テラスと言っていいほどの大きなベランダがあり、とても気に入っているのですが、その一角には、鉢植えが並べられています。
自分が住んでいるところなのに「並べられています」と書いたのは、僕たちが買ったものではないから。
今のお部屋を借りた頃から、鉢植えたちはそこにあって、彼らのお世話も一応、借主である僕たちのお仕事です。
ですので、枯らすことのないよう、毎日水やりを欠かさないようにしています。
そして、鉢に植えられている植物たちの中には、日本ではあまり見たことのなかったものも、ちらほら。
他のご家庭の鉢植えや、公園などでよく見かける植物もあり、彼らを毎日間近に観察できるのは、これまでの台湾生活ではなかった、新鮮な体験となっています。
屋上部屋に暮らしている我が家の、ベランダに並ぶ鉢植えでは、こんな花&植物が育っています。
【九重葛(ブーゲンビリア)】緑とピンクのコントラストが美しい!台湾の街でよく見かける、華やかさ満点の植物。
台湾の街を歩いていると、
家を覆い尽くさんばかりに、
「九重葛」が、
色鮮やかに咲き誇っている風景を
よく見かけます。
我が家の九重葛は、
よく見かけるピンクではなくて、
ホワイト。
引っ越してきたばかりの頃は、
緑の葉っぱばかりでしたが、
最近では先端に
花が見られることも多くなり、
順調に育ってきているのを
実感しています。
九重葛の日本語を調べてみると、
「ブーゲンビリア」とのこと。
緑とピンクが
豪快に枝垂れている風景は、
本当にキレイ!
街の中でふと発見すると、
インスタに載せたくなるような
「網美照」を撮りたくなる気持ちも
よく分かります 笑
【麒麟花(ハナキリン)】マダガスカル原産の花は、台湾でもポピュラー。鋭いトゲと小さな赤い花がセクシー。
「麒麟花(ハナキリン)」も、
台湾では、とてもよく見かける植物。
茎の部分に、
バラよりもさらにパンクな
トゲトゲがついていて、
てっぺんには、かわいらしい
小さな赤い花を咲かせています。
近くで見ると
なかなかに怖い植物ですが、
遠目に見るシルエットは、
気品があって優雅。
我が家の麒麟花は、
引っ越してきた頃から
立派に育っていて、
1年中可憐な花を
鑑賞することができます。
調べてみると、
マダガスカルが原産の植物
とのこと。
樹液(?)には毒性もあるようですが、
そのデンジャラスさがまた、
セクシーさをいっそう
際立たせてくれているように
思います 笑
ボーイフレンドは、
あまり好きでないらしいですが、
僕はけっこう好きですよ。
【榕樹(ガジュマル)】台南の有名スポットとも深い関係が。圧倒的な生命力は、少し怖いくらい。
小さめの鉢植えに
植えられている、
こちらの植物。
大家さんに言われるまで
気づかなかったのですが、
どうやら「榕樹(ガジュマル)」
らしいです。
台湾では、あちこちに
立派に育った榕樹がたくさん!
ローカルグルメのお店でも、
「榕樹下〇〇(ガジュマルの下の〇〇)」
という、日本語にすると
ジブリ映画のようなネーミングを
よく見かけますね。
水を得るために、
貪欲に枝から地面に向けて
気根が伸びていく様子は、
生命力にあふれすぎていて、
少し怖いくらいです。
榕樹と言うと、
僕が真っ先に思い浮かべるのが、
台南にある「安平樹屋」という
スポット。
家屋の屋根に榕樹が宿り、
建物を食い尽くさんばかりに
成長した姿には、
思わず息を呑みます。
いつか、この小さな鉢植えにも、
家を食われてしまう日が
来るのでしょうか 笑
関連記事→【初の台南観光を2日で満喫するためのおすすめスポット8選。】
【阿波羅千年木】枯れたと思っていた鉢植えが復活!勢いよく伸びゆく姿から、元気をもらえる。
ベランダで育てている植物の中でも、
住み始めてからの変化を
一番大きく感じているのが、
こちらの鉢植え。
「密葉朱蕉」
「阿波羅千年木」
「太陽神」など、
いろいろな呼び方があり、
パイナップルの葉のように、
勢いよく密にツンツンしているのが
特徴です。
日本語では、
何というのでしょうか?
調べてみたものの、
分かりませんでした…
実はこの子、
僕たちが住み始めた頃は、
土に太い枝がブスッと
刺されただけの、
殺風景な鉢植えでした。
一体、何の植物なのか。
もう枯れ果ててしまった姿なのではないか。
水をやる必要があるのか。
ボーイフレンドと
あれこれ話しながらも、
他の鉢植えのついでに一応、
水をあげ続けていたくらいの
存在だったのです。
そんな、何の期待も
していなかった鉢植えにある日、
土の中から新しい株が
伸びてきているのを発見!
「おおっ!いよいよ復活か?」
と観察していると、
あれよあれよという間に、
葉っぱが勢いよく生い茂る
現在の姿にまで、成長しました。
そういう過程があり、
ベランダに並ぶ植物の中でも、
一番に思い入れの深い子です。
【曇花(ゲッカビジン)】咲くのはたった一晩限り!年に数回しか見られない、とっても珍しい花。
もう1つ、
最初は何の植物なのか、
よく分からなかった
鉢植えがあります。
硬くて厚みのある葉が茂る、
なかなかに強そうなルックスの
こちら。
葉っぱを鑑賞するタイプの
植物にしては、
お世辞にもキレイとは言えないし、
なぜ植えられているのか
よく分からないまま、
お世話をしていました。
するとある日、
大きな葉の芯のところから
伸びるように、
葉っぱとは明らかに違う、
赤みを帯びた茎が伸び始め…
先端が少しずつ膨らみを増し、
かなり重量感のある、
白いつぼみが育ち始めました。
ベランダに植わっている一晩だけしか咲かない花「曇花(月下美人)」が、今夜開花を始めてた🌼
あと数時間で、完全に咲きそう! pic.twitter.com/nCojmgrgEr
— Kazuki Mae🌈 (@qianheshu) July 6, 2019
実はこちらは、
「曇花」と呼ばれている植物。
日本語では「ゲッカビジン」と言い、
その名の通り夜に、
しかもたった一夜限りで
咲く花だったのです。
手のひらを越えようかというほど、
大きなつぼみがグワッと花開くと、
花の周辺には、
とてもあまい香りが。
強い香りに誘われて、
たくさんのアリたちが
集まってくるほどで、
真っ白で生命力あふれる姿に
出会えた夜は、
少し特別なうれしさを
感じられます。
1年に2、3度しか
見ることのできない、
とっても珍しい花。
もしベランダで育てていなかったら、
ずっと目にする機会がないままだったかも
と思うと、感慨深いものがあります。
まとめ
今日は、
台湾生活で育てている花と植物たち
について、ご紹介しました。
現在の部屋に
引っ越してきてから改めて、
「植物のある生活って、いいなあ」
と思うようになりました。
季節の移ろいや、
自然の生命力を間近に観察できて、
生活に少し潤いがプラスされるような
感じでしょうか。
の記事でも触れていますが、
台湾では、家の軒先やベランダに
鉢植えがもりもり並んでいて、
至るところで植物に出会えます。
台湾で街歩きをする
機会がありましたら、
鉢植えの植物たちに
少し注意を向けてみると、
おもしろい発見があるかも
しれません。
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コメント
コメント一覧 (3件)
リュウゼツラン科 コルディリネ属 ターミナリス 「千年木」
ハワイでは神聖な植物みたいです。
なるほど!日本語も「千年木」でいいのですね!
情報ありがとうございます!
花言葉は「幸福」「幸福な交際」ですって!素敵!