台湾のお部屋探しでよく見かける「頂樓加蓋」を借りるのは、悪いことばかりじゃない!僕が屋上部屋を選ぶのは、こんなメリットに魅了されているからです。
こんにちは!台北で屋上暮らしを初めて6年目になりますMae(@qianheshu)です。
先日【台湾の頂樓加蓋(屋上部屋)で暮らす際に注意したい7つのこと。屋上生活を始める前に知っておきたいポイントは?】の記事でご紹介させていただきましたが、台湾には「頂樓加蓋」と言う屋上部屋があります。
屋上ならではの留意すべき点は少なくないのですが、それでも、僕は屋上部屋がすごくお気に入り。
色々なデメリットを差し引いても、やっぱり離れがたい魅力を感じてしまいます。
では、屋上部屋の良いところって、一体何なのでしょうか?
これまでの生活を振り返りながら、台湾の頂樓加蓋(屋上部屋)で暮らすメリットについて、改めて考えてみました。
1. コスパが良い。
頂樓加蓋と聞いて、
まず一番に思いつくメリットは、
コスパの良さ。
家賃が同じであれば、正式な階のお部屋よりも
頂樓加蓋の方が、より広いお部屋を借りられる
ことが多いです。
同じ条件で、
正式な階のお部屋に住もうとすると、
2〜3割ほどは高くなるかと思います。
現在住んでいるお部屋を例にすると、
間取りは2DK+2つのベランダ付き。
まもなく新しいMRT路線が開通し、
最寄り駅まで徒歩5〜6分ほどという
ロケーションにあります。
家賃は水道・インターネット・ケーブルテレビ・
管理費込み(電気代のみ別払い/ガス設備なし)で、
1ヶ月18,000元(=約65,000円)。
ボーイフレンドと2人で暮らしているので、
1人あたり9,000元(=約32,000円)
となります。
台北市のおとなり・新北市の物件ではありますが、
台北都市圏でも家賃が
1人10,000元(=約36,000円)以下に
抑えられているのは、
間違いなく納得ポイントの一つですね。
2. ベランダがとにかく広い。
これは屋上ならではなのですが、
ベランダが、とにかく広い!
テラスと言ったほうがしっくりくるような、
ゆったり屋外スペースが
設けられていることが多いです。
前回住んでいた頂樓加蓋のお部屋は、
ベランダが共用の洗濯干しスペースに
なっていたのですが、
他の階のベランダに比べると、
日当たりも、風通しも抜群でした。
そして、現在のお部屋はさらに条件が良く、
屋上フロアまるまる貸し切り。
広いベランダを、
自分たちの思いのままに使い放題です!
一角には花壇が設けられていて、
植物たちを育てていたりもします。
厳密に言えば、僕たちが植えたのではなく、
大家さんからお世話を頼まれたもの
ではありますが、おかげで
植物のある暮らしの良さを実感しているところです。
大きなベランダで布団干し放題できるのは、頂樓加蓋に暮らす大きなメリットだと思う☀
引っ越してくる前は、コインランドリーまで何往復もして乾燥機かけに行ってたから、すごくラクになった。 pic.twitter.com/Kz5DTL9Zge
— kazukimae🌈 (@qianheshu) May 12, 2019
また、屋上部屋で暮らしていて、
本当に助かっているのが、布団干し。
以前、正式な階のお部屋に住んでいた時は、
ベランダが小さく(しかも共用)、
布団干しに充分なスペースがなかったので、
よくコインランドリーへ、
乾燥機をかけに行っていました。
現在は、ベランダいっぱいに
掛け布団やシーツ、枕などを広げて、
家でしっかりお日さまの光に当てられるので、
大満足!
正式な階では、なかなか難しいので、
これもまた、屋上部屋ならではの
メリットかと思います。
3. 空が近くて、開放感がある。
やっと。やっと。やっと晴れたーーーっ😭😭😭 #台北あるある pic.twitter.com/iWc0JA3zg7
— kazukimae🌈 (@qianheshu) January 4, 2019
学校の屋上を、イメージしてみてください。
最上階まで階段を上って、扉を開けた瞬間、
上に遮るものが何もなく、
一気に視界が開ける、あの感じ。
屋上部屋に住んでいると、
そこまでのインパクトではないにしても、
毎日玄関を出てすぐに、
それに近い開放感を楽しむことができます。
うーんと見上げずとも、
視界に入ってくる空。
建物が密集する都市圏では、
本当に贅沢なことではないかと思います。
屋上まるまる貸し切りの場合、天気がいい日は、
お部屋から引っ張り出した椅子やソファに腰掛けて、
ぼーっと空を眺めたり、読書に耽ったりして
過ごすのも心地よいです。
本日の台南の夕日です😎 pic.twitter.com/fBr2VOpbD0
— まえちゃん @台湾トラベルブロガー (@Maechan0502) August 14, 2019
と、書いていて思い出したのが、
台南で屋上部屋に暮らしているブロガー・
まえはら(@Maechan0502)さんのツイッター。
お部屋を出てすぐの
ベランダから撮影したという夕暮れの様子に、
思わず見とれてしまいました。
台北都市圏では、屋上と言えども、
さすがにここまで開けたところはなかなかないので、
高い建物が少ない台南ならでは。
こんな景色が毎日、家から堪能できるなんて、
すごくうらやましいです。
4. 上階の音に悩まされない。
当然ですが、頂樓加蓋は
屋上に建てられたお部屋ですので、
それより上の階がありません。
日本でも、アパートやマンションに住んでいると、
上の階の音が気になることは
よくあるかと思うのですが、
屋上部屋ならば、そのお悩みとは無縁です。
『あるある!台湾』というブログを書かれている、
ジャム(@jamjamsand)さんの記事が
本当にすごく「あるある」なのですが、
台湾では上の階がないということは、
意外に大きなメリットかと。
屋上に暮らせば、
ドアバンや床ドンからも、解放されますよ 笑
さらに、屋上フロアまるまる貸し切りなら、
上の階だけでなく、おとなりからの物音もなし。
その代わりに、屋根のトタンが
雨に打たれる音がうるさかったり、
屋根にやってくる何らかの動物の
足音(!)が気になったり。
屋上ならではの物音も時にはありますが、
概ね落ち着いた環境で過ごせているのも、
お気に入りのポイントですね。
まとめ
今日は、台湾の頂樓加蓋(屋上部屋)で暮らす
4つのメリットをまとめてみました。
正式な階のお部屋に比べると、
特有の心配も、確かに存在する屋上部屋。
しかし、それを差し引いてもやっぱり、
僕は屋上暮らしが、すごく気に入っています。
もちろん「屋上部屋が一番!」などと、
全面的におすすめするつもりはありませんが、
お部屋への条件を精査した上で、
マッチするのであれば、
頂樓加蓋を選ぶのもアリだと、僕は思います。
お部屋探しの際には、
【台湾の頂樓加蓋(屋上部屋)で暮らす際に注意したい7つのこと。屋上生活を始める前に知っておきたいポイントは?】
でご紹介したデメリットも
しっかり押さえた上で臨まれてみてくださいね。
台北の屋上で、DIYお部屋作りを楽しんでいる
Rie(@rieasianlife)さんのブログ
『台湾屋上日記』も、ぜひ読まれてみてください。
※記事中の日本円表記は1元=3.6円で計算しています。(2019年12月現在)
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