【台湾一人暮らし】そういえば、台北在住の日本人ってどんな部屋に住んでるの?

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台北トップクラスの人口密度を誇る中和の住宅街

日本のワンルームとはだいぶ違う!? 現地採用として台北で働く僕の生活拠点はこちらです! 

こんにちは!台北郊外のとある屋上で暮らしておりますMae(@qianheshu)です。

みなさん、台湾での一人暮らしってどんな感じだと思われますか?

「距離的にも文化的にも近い台湾なら、日本とほとんど変わらないはず!」と思いきや、ところ変われば事情も変わるのが世の常。

お隣の国とは言え、そこには日本で暮らしていた時とは、全く違った環境が待ち構えておりました。

今日は、台湾在住もうすぐ4年になる僕が生活しているお部屋をご紹介。

これから現地での生活をお考え中の方は、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。

 

目次

実は「台北」じゃない台北在住。

信義路から眺める台北MRT(地下鉄)大安駅 

現在台北で会社員として働いている僕は、いつも「台北在住」とみなさんに告げています。

 

確かに台北都市圏には間違いないのですが、

ホントのところを言うと、実は「台北市民」ではありません。

 

台北のおとなりの街「新北市」の永安市場エリアというところに住んでいます。

 

台北・永安市場にある台湾伝統市場「永安市場」

MRT(地下鉄)永安市場駅(駅番号:O03)が最寄りのこのエリアは、

地域最大の公園である「四號公園」や蔵書数豊富な「国立図書館」、

巨大な伝統朝市「永安市場」、スーパーローカルな趣たっぷりの「樂華夜市」など、

便利な施設やスポットが勢揃い。

 

おまけにMRT二駅で台北市内へ入れるアクセスの良さも手伝って、

台北都市圏ではトップクラスの人気を誇る生活エリアなのです。

 

台北・永安市場「四號公園」

僕も以前は台北市内で部屋を借りていましたが、

こちらに移ってきてからというもの快適度が格段にアップ!

 

「次に部屋を変える時も、永安市場で選びたい!」と考えてしまうくらい、

すっかり気に入ってしまいました。

 

師範大學や台灣大學からも比較的近いので、

語学留学で台湾に来られる予定の方にもオススメです。

 

建物の外観は、気にしないこと。

台北トップクラスの人口密度を誇る中和の住宅街

僕の住んでいる部屋は、MRT駅から歩いて7-8分のところにあります。

 

5-6階建てコンクリート造りの建物がずらりと並ぶ路地を進んで行くと、

周りは完全なる住宅街。

 

軒先で植物を育てているお父さんお母さんが多いせいか、

コンクリートジャングルの割には緑豊かで、圧迫感はあまり感じません。

 

そして…

 

台湾のごく一般的な住宅(マンション)の外観

僕の住んでいるマンション(?!)がこちらです!

 

灰色かつ無機質で、窓には鉄枠まではめられている、ちょっと物騒な外観。

 

でも、ここは台湾。

これこそが、ごくごくありふれた一般的なルックスなのです。

 

台湾に来た当初は、

 

「えっ!ここに住むの…?」

 

と、若干のカルチャーショックを覚えましたが、

中は案外しっかりしていることが分かってきたので、外からの見た目はあまり気にしません。

 

というか、外観を気にしていると「高級マンション」くらいしか選択肢はないですからね。

 

台湾のごく一般的な住宅(マンション)の玄関

メタリックなこちらの入り口から、建物内へ入ります。

 

エレベーターなしの5階暮らしは、毎日がトレーニング。

台湾のごく一般的な住宅(マンション)の階段

扉を開けると目の前は、階段。

 

これまでのお部屋探しでもいくつか物件を見てまわりましたが、

1階の入り口を開けると、十中八九はこの光景です。

 

もちろん、エレベーターなんて気の利いたものはついていないので、

毎日の上り下りで足腰が強靭になること請け合いですよ 笑

 

では、上っていきましょう。

 

台湾のごく一般的な住宅(マンション)の延々と続く階段

僕の部屋は運の悪いことに(?)最上階の5階。

 

ミネラルウォーターの6000mlボトル2本なんかを買ったあかつきには、

3階の踊り場あたりでくじけそうになってしまいますが、

かっこいいカラダを手に入れたい一心で、気持ちを奮い立たせています。

 

台湾のごく一般的な住宅(マンション)の屋上への踊り場

5階に到着しました!

銀色のドアの向こうが、僕の部屋のあるフロアです。

 

「あれ?それ、屋上のドアじゃないの?」

 

と思われた方は、鋭い!

実は、僕の住んでいるところは5階という名の「頂樓加蓋」

 

「頂樓加蓋」とは、建物の屋上に後付けで建てた部分のことを言い、

簡単に言えば「ほったて小屋」というところでしょうか。

 

トタンで建てただけの、見るからに「小屋」みたいな物件もありますが、

ここは正統派コンクリ建て。

 

後付けのフロアということもあり、

他のフロアに比べて家賃は安めの設定です。

 

造りはしっかりしているので、暮らす分には全く不便はありませんよ。

 

台湾のごく一般的な住宅(マンション)の共用物干しスペース

ドアを開けると、つながっているのは大きなベランダ。

 

同じフロアには僕を含めて4人住んでいるのですが、

ベランダは全員の共用スペース。

 

洗濯物を全員分たっぷり干せるくらい、広々してます。

 

台湾賃貸物件の共用スペースにある洗濯機

洗濯機もみんなで共用。

 

物件によっては「1回10元」など有料のところもあるようですが、

ここは洗剤や柔軟剤だけ自分で用意すれば、無料で使用できます。

 

何かと悪く言われることの多い頂樓加蓋ですが、

屋上ならではのスペースを広く使えるところは、

間違いなく一番のメリットです。

 

天気のいい日には部屋から出た途端、気持ちの良い朝の光に青い空。

朝から清々しい気分になれる、今の部屋のお気に入りポイントの一つでもあります。

 

大きな窓で日当たり◎。リーズナブルな家賃設定も魅力。

台湾の賃貸物件のお部屋にあるダブルベッド

では、いよいよお部屋の内部へ。

こちらが、僕の現在の生活拠点です!

 

ベッドやテーブル、タンス、クーラーなどの家具はすべて備え付け!

 

台湾では一人暮らし用の部屋でも、

クイーンサイズ級のベッドがどーんとあるのが一般的です。

 

入居時に自分で買った大きなものは、ベッドカバーや布団、枕くらいでしょうか。

 

この物件に決めた一番の理由は、2つある大きな窓。

日当たりバツグンで、風通しも◎。

 

一つ前に住んでいた部屋は一年中暗くてジメジメだったので、今はもう至福の心地よさです 笑

 

台湾賃貸物件(一人暮らし用ワンルーム)の部屋内

ベッド側から見ると、部屋の入り口はこんな感じ。

目分量ですが、部屋全体で8畳くらいはあるかと思います。

 

ちなみに、靴は部屋の外に小さめの靴箱を設置して、入り口傍に置かせてもらっています。

 

MacbookProとレインボーフラッグ

いつもブログを書いているのが、ベッド隣にあるこちらのテーブル。

 

以前は部屋の狭さと日当たりの悪さで、

カフェに行かないと集中できなかったのですが、

ここに移ってきてからは、環境が良くなったおかげか、

バッチリ打ち込めるようになりました。

 

台湾賃貸物件(一人暮らし用ワンルーム)についているテレビ

この立派なテレビも、大家さんが用意してくれたもの。

 

ただ、僕はほとんどテレビを見ないので、

今はコンセントすら抜いてしまっている、ちょっともったいない状態。

 

どうせならテレビは必要な入居者に譲って、

大きめの本棚に変えてもらえないかどうか、

今度交渉してみようと考え中です。

 

本が収まりきらない本棚

というのも、本を置ける場所がテーブル下の小さなスペースのみで、

すでに爆発寸前。

 

「こういう時こそ電子書籍」というのは重々承知ですが、

紙の本がやっぱり好きで…

 

古本屋さんに行って、掘り出しものを漁る時間が幸せなんです。

 

台湾賃貸物件(一人暮らし用ワンルーム)の浴室

そして、こちらはバスルーム。

 

バスルームと言ってもバスタブはなく、

シャワーとトイレが一緒になっているユニットタイプです。

 

換気口はついているものの、威力が足りていないようなので、

シャワーあがりは常に除湿機をプラス。

台北はもともと湿度がすこぶる高いので、湿気対策はかなり大切です。

 

これで、家賃は1か月8,500元(=約28,000円)。

 

電気代のみ1メーター5元(=約16円)の別計算で、

夏なら1か月1000元(=約3,300円)、

冬ならなんと100元(=約330円)を切ることもあるくらいなので、

光熱費はかなり抑えられている方だと思います。

 

台北市内でこのクオリティーなら、

家賃だけで軽く10,000元は超えてくるところを、

新北市まで来れば、光熱費込で10,000元以内。

少し離れるだけで、2-3割は住居コストが低くなります。

 

この部屋にはかなり満足しているので、これからもしばらくお世話になりそうです。

 

まとめ

台湾賃貸物件(一人暮らし用ワンルーム)夜の部屋内

今日は、台湾で一人暮らし中の台北在住日本人って

どんな部屋に住んでるの?ということで、

現地採用で働く僕の部屋をご紹介しました!

 

台湾での一人暮らしがどのような感じが、

イメージを掴んでいただけましたでしょうか?

 

現在住んでいるところは、

台湾ではかなり一般的なタイプの一人暮らし部屋ですが、

台湾ならではの特徴をまとめてみると、

 

・ベランダ、洗濯機は共用

・エレベーターなし

・家具付き

・床がタイル

・窓に鉄枠

・エアコンは冷房機能(クーラー)のみ

・キッチンなし

・バスタブなしのユニットバス

・防音設備なし

 

ざっと挙げただけでも、日本との違いを感じていただけるでしょうか。

 

「どうしてもキッチンとバスタブが欲しい!」という方は、

価格設定を高め(15,000元〜)にするか、ルームシェアを検討する必要があるかと思います。

 

また、お部屋の探し方に関しても、日本とはかなり事情が異なるので、

詳しくは【台湾お部屋探しの強い味方!「591」の使い方マニュアル。】をご覧くださいね。

※記事中の日本円表記は1元=3.3円で計算しています。(2016年5月現在)

 

▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼

→僕が台湾で暮らすことを選んだ5つの理由。

→ところで、台湾に住んでいる日本人って毎日なに食べてるの?

→アジア最高のゲイフレンドリー国・台湾で暮らす6つの方法。

→台湾に5年住んでも克服できない「虫」のこと。旅行中も新生活後も彼らの出現にご注意を。

→台湾でサラリーマンとして暮らす31歳日本男子の家計簿。語学留学時代のお金の使い方とも比較してみました。

 

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • はじめまして、日本からコメントしています
    最初、高雄のおしゃれカフェ記事からとんできたのですが、
    どんなところにみなさん住んでるのかな~と、知りたかったことだったので
    こちらに飛んできちゃいました。
    いいお部屋ですね。立地も含め、とても楽しんで読ませていただきました。
    高雄のカフェも参考にしつつ、またお邪魔しますね。

    • 高雄は年間通して天気が良いですし、海も近くて大好きな街です。
      いつか住んでみたいな〜と夢見ています 笑

      欲を言えばキッチンとバスタブが付いていればもっと快適なのですが、
      それはボーイフレンドと一緒に部屋を借りる時までおあずけの状態です。
      しかし、窓が2つある部屋はなかなかないので、かなり満足はしています。

      ぜひ、またお越しくださいね^^新記事準備してお待ちしております!

  • 永安市場付近に住んでるんですね。私、大学が台北(公館)なのに家が中和在住なんで、そろそろ永和あたりに引っ越したいとか思っていましたw

    • 僕が住んでいるのは一応中和になるのですが、
      バス1本で公館まで10分ちょいで行けるので意外と便利です。
      頂溪あたりは確かに学生さんが多い気がします。

  • 初めまして!最近日本から楽しく拝見させていただいてます!台湾好きながら、素朴な疑問も知れてうれしいです。生活満喫してくださいね!い〜な〜

    • ありがとうございます。
      最近引っ越しをしたところなので、
      新しい部屋のことについてもまた近々書かせていただきますね。

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