台北最高峰から眺める景色ってどんな感じ?七星山の頂上を目指して、火山地帯3.7kmを伸びる登山歩道を歩いてみました。
こんにちは!久々の山登りで、持久力の足りなさを痛感してきましたMae(@qianheshu)です。
週末は、ボーイフレンドと一緒に山へお出かけ。
「七星山」という山の頂上を目指して、登山歩道を歩いてきました。
この七星山、台北市内では最も高い山として知られており、標高は1120m。
幸いお天気にも恵まれ、台北最高峰からの美しい景色を堪能することができました。
頂上まで続く登山歩道は整備されており、ハイキング気分で歩いて行けますが、急勾配の階段が続くため、キツく感じる場面も 笑
グッタリ疲れたものの、道中には火山地帯ならではの特別な風景が広がっており、とても新鮮な体験となりました。
今日は、台北最高峰・七星山山頂(主峰)への山登りの様子をご紹介したいと思います。
スタート地点は「小油坑」。勢いよく蒸気が吹き出るダイナミックな風景は必見。
七星山への山登りルートは
いくつかあるのですが、
今回は「小油坑」から
登山歩道を歩いて行くことに。
小油坑から
七星山山頂(主峰)を越えて、
山の反対側にある
「冷水坑」を目指します。
至る所から、
モクモクと真っ白な蒸気が噴き出す
「小油坑」。
展望台では、
「こんなに近づいて大丈夫?!」
というくらい間近まで寄ることができ、
ダイナミックな風景を楽しむことができます。
昨日七星山へ登った時に「小油坑」という場所からスタートしたのだけれど、地熱で地面(泥?)が沸騰していてすごかった🔥硫黄のにおいがする蒸気もモクモク☁️☁️☁️
台北の街はすぐ隣が火山なんだなということを、改めて実感した瞬間です🌋 pic.twitter.com/ZUOhsiiW2D
— kazukimae🌈 (@qianheshu) May 18, 2020
あたりに響き渡るのは、
シューシューと蒸気が噴き出す音。
地面の泥は地熱の力により、
絶えずぶくぶくと
沸騰しています。
火山活動の様子を
こんなにも間近に観察できる場所は、
かなり貴重かと。
ビルが所狭しと立ち並ぶ
同じ台北市内とは
にわかに信じられないくらい、
パワフルな自然の景観が、
小油坑には広がっています。
七星山への登山歩道は、
「小油坑」バス停のすぐ隣から。
いざ、登って行きたいと思います。
火山地帯を伸びる「七星山」への登山歩道。沿道からも蒸気がモクモクと立ち昇る。
登山歩道は、
蒸気が音を立てて噴き出す
崖の真上を抜けて行きます。
先ほどまで見上げていたはずの
モクモクを、やがて見下ろすようになり、
崖の上へ差し掛かると…
なんと、
真緑な山肌のあちこちからも、
モクモクと立ち昇る白い煙が!
これも、先ほど
小油坑で目にしてきたものと同じ、
火山由来の蒸気たちです。
登ってきた方向を振り返ってみると、
麓には「竹子湖」の集落も見えます。
そろそろ、
小油坑を抜けようかというところにも、
モクモクと煙を上げる大きな岩。
噴火してもおかしくない
と思ってしまうほど盛り上がっていて、
真横を通るのにも、
少しドキドキしてしまいました。
表面には、
硫黄の結晶が張り付いていて、
ゆでたまごのようなにおいが、
あたり一面に漂います。
急勾配の階段が1.6kmに延々と。台北最高峰への道はラクじゃない。
それにしても、
山の斜面に伸びる石の階段は、
ものすごい急勾配。
少し登っただけでも
息が切れてくるほどで、
これが頂上まで延々と続いていきます。
火山地帯ならではの景観は、
台北市内とは思えないほど、
大自然の迫力に満ちていて
素晴らしい。
ですが正直、見惚れている余裕も、
徐々になくなってきます 笑
小油坑から七星山の頂上まで、
およそ1.6km。
決して長いわけではないものの、
やはりキツいものはキツい…
ボーイフレンドは
一度登ったことがあるからか、
「意外に余裕~」などとおっしゃりますが、
僕は半分と登らず、
すっかりバテ気味です 笑
気分はまるで、荒地の魔女。
ジムトレもいいけれど、
持久力をつけるための運動も
取り入れないとなあと、
実感させられた瞬間でした。
七星山山頂「主峰」に到着!台北の最高峰から眺める景色は?
「ツライよぉ…」と、
ボーイフレンドへ頻繁に訴えながらも、
一歩一歩登っていけば、
確実にゴールは見えてくるもので。
しばらくすると、心なしか、
勾配が緩くなってきました。
歩道の脇には、
何やらかわいい鳥さんたちが、
ちょこちょこお散歩中。
「竹雞」という名前だそうで、
藪の中からヒョコヒョコと
出てきました。
コロッと丸っこい姿が、
すごくかわいい。
山道を進む中、
ほんのり癒された瞬間です。
七星山の山頂は、もうまもなく。
麓には、河川のほとりに広がる、
台北の街が見えてきました。
そして、最後の階段を
登っていけば…
七星山頂上「主峰」に
到着しましたー!!!!!
やったーーーーー!!!!!
標高は、1120m。
確かに、「台北市第一高峰」
と書かれています。
台北の街と反対側に目を向ければ、
真っ青な台湾北海岸の海も
見えました。
台北の最高峰に立った瞬間は、
さぞ気持ちがいいはず!
と、到着するまでは
想像していたのですが、
予想外だったのが…
容赦無く飛び回る、虫の大群!
山頂は直射日光が直に当たり、
水たまりもできていたせいか、
虫がバシバシにタックルをかましてくる
世界が広がっていました…
ということで、
写真撮影もそこそこに、
瞬時に撤退。
清々しい空間が広がっているものと
信じて登ってきただけに、
少し残念です…
竹子湖あたりでゆっくりお散歩🚶♂️できればいいかくらいに思っていたのに、なぜか険しい山道を登る流れになり、思いがけず台北最高峰に到達した日曜日でした⛰ pic.twitter.com/ZtPMXf0scS
— kazukimae🌈 (@qianheshu) May 17, 2020
ちなみに、小油坑から
七星山山頂(主峰)までの1.6km、
僕たちは1時間強で到達できました。
道中はなかなかハードですが、
時間にしてみると意外に早かったなあ、
という印象です。
頂上よりも「東峰」周辺からの景色が最高!台北の街を見下ろしながら、山を下る。
頂上から200mほどのところには、
東側の峰「東峰」があります。
頂上では虫の洗礼を受け、
長居ができませんでしたが、
この東峰を抜けたあたりが、
むしろ頂上よりも良い眺めで感動!
よくよく目を凝らしてみると、
台北のシンボル「台北101」も
見えます。
視界がブワーッと開け、
虫もほとんど飛んでいないので(←ポイント)、
より存分に目の前の景色を
楽しむことができました。
胸いっぱいに
思いっきり空気を吸い込みたくなる、
最高の開放感です。
下りの道のりも、登りと同じく、
急勾配の階段が続きます。
しかも下が見える分、
登りより怖い…
登り以上に足もとに注意しながらの
道中でしたので、写真を撮る余裕は
ほとんどありませんでした 笑
「冷水坑」の道標が出ている方向へ、
ひたすら下っていきます。
七星山頂上から冷水坑までは、
2.1km。
距離自体は登りより長かったものの、
こちらも1時間程度で、
歩ききることができました。
まとめ
今日は、
台北の最高峰・七星山への登山
の様子をご紹介しました。
台北に住んで約8年になりますが、
一番高いところまで登ったのは、
今回が初めて。
間近に火山地帯の生態系を観察できたり、
台北の街を一望する景色に出会えたりと、
非常に新鮮な体験と
なったように思います。
登山步道は整備されているものの、
急勾配の階段がたくさんあります。
滑りにくい靴に加えて、
トレッキングポールを手に登る方の姿も
少なくありませんでした。
2〜3時間で歩けるコースではありますが、
チャレンジする際には、しっかり水分補給・
エネルギー補給ができる準備もした上で、
向かってくださいね。
七星山
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