人気ドラァグクイーンのパフォーマンス鑑賞も!オープントップバスで台北の街を巡るバスツアー「TWeen灣島皇后彩虹觀光巴士」が、期間限定運行中です!
こんにちは。まもなく開催の「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」を前に、胸が高鳴るばかりのMae(@qianheshu)です。
台湾LGBTプライドの開催に合わせて、台北ではたくさんの期間限定イベントが行われていますが、この時期ならではの特別な観光も。
今回は、台湾現地の様々なツアーを企画しているKKdayのご提供により、バスツアー「TWeen灣島皇后 彩虹觀光巴士」に、ボーイフレンドと2人で参加させていただきました!
ドラァグクイーンがガイドを務めるバス移動中のトークをはじめ、台湾LGBT運動の歴史を学べるプログラムや、台北の人気クラブでのショー鑑賞も。
特に、台湾で花開いているドラァグカルチャーに深く触れられたのが印象的で、充実の3時間を過ごすことができました。
今日は、台北で運行されている期間限定バスツアー「TWeen灣島皇后彩虹觀光巴士」について、ご紹介したいと思います。
台北の期間限定バスツアー「TWeen灣島皇后彩虹觀光巴士」とは?
アメリカの人気番組
「ル・ポールのドラァグレース」
シーズン16にて、
台湾出身のNymphia Windさんが
優勝するなど、
ますます盛り上がりを見せている
台湾のドラァグカルチャー。
イベントやショーへの出演、
YouTubeチャンネルの運営など、
活躍の幅がどんどん広がっている
台湾のクイーンさんたちが現在、
期間限定の観光プランに
挑戦しています。
花開き始めたこのカルチャーを、
より多くの方々に知っていただきたい。
そんな想いから生まれた
「Tween灣島皇后
彩虹觀光巴士」は、
台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)
公認のバスツアーとして
運行されています。
15:00出発のお昼のツアーと、
19:00出発の夜のツアーが
あるのですが、
今回は夜のツアーに
参加させていただきました。
集合場所は、
台北駅の東三門。
スタッフさんが
参加者名簿の確認に
来てくださるので、
予約時にKKdayから届いた
バウチャーを提示すればOKです。
乗り込むのは、
2階建ての観光バス。
空いている座席に座ったら、
いよいよバスツアーが
スタートです!
迫力満点!夜風を感じる2階建てオープントップバスで、台北の街へ。
ガイド役を務めるクイーンさんが
回ごとに変わる
「Tween灣島皇后彩虹觀光巴士」。
今回のツアーでは、
台湾の人気ドラァグクイーンの1人に
数えられる
薔薇(@chiangweiii)さんと、
スタッフのトビーさんが
案内してくださります。
屋根のない
オープントップのバスが
走り始めると、
ほんのりと冷たさを含み始めた
夜風が吹いて来て、
すごく心地良い。
街路樹や看板が間近に迫る、
いつもと違った角度から眺める台北が、
とても新鮮に感じられます。
目的地へと向かう道中では、
薔薇さんとトビーさんから
台湾のドラァグカルチャーにまつわる
様々なお話も。
30年ほど前に人気を博した
紅頂藝人の登場から、
ル・ポールのドラァグレースの影響、
台湾でドラァグクイーンたちの
活動を支えてきた西門紅樓のバー・
Café Dalidaの貢献。
時代の変遷やカルチャーの発展を経て、
かつては月1回でも
パフォーマンスをする場があれば
良い方だった状況が、
現在では週数回にまで増えてきて、
台湾でもドラァグクイーンの活躍の場が
広がり始めているそうです。
Q&Aタイムも
設けられているので、
ドラァグクイーンさんから直接、
気になっていることへの回答を
いただけるチャンスがあるのも、
貴重なポイントかと思います。
古民家セレクトショップで学ぶ、台湾LGBT運動の歴史。
バスが到着したのは、
新店溪に面した「河神的丸子」。
台湾電力公司の職員宿舍として
使われていた古民家を
再活用した空間は、
台湾ならではのレトロな趣が満点。
そんなお店の2階にある
イベントスペースにて、
台湾LGBT運動の歴史に関するお話を
伺います。
お話してくださるのは、
台湾の老舗書店・晶晶書庫を開き、
現在は河神的丸子で
オーナーを務める阿哲さん。
表の場で顔を出すことすらできず、
仮面をつけて政治家たちに
働きかけてきた時代から、
LGBTフレンドリースペースの
先駆け的存在でもある
晶晶書庫オープンした経緯、
台湾LGBTプライドの起源となった
初めてのパレードの開催。
アジアでも有数の
自由でオープンな現在の台湾は一体、
どのように形作られて来たのか。
30年以上の長きにわたって、
自らの目で眺めてきた歩みの過程が、
コンパクトにまとめられた
興味深いお話を伺うことが
できました。
河神的丸子では現在、
特別展「為改變而走:
臺灣同志遊行走過的21年」
も、開催中。
20万人規模の参加者が集まる、
現在の台湾LGBTプライド。
アジア最大級と言われる
現在の規模に至るまでの
パレードの歴史が、
パネルや当時の写真、映像などで
紹介されています。
また、セレクトショップとしての
顔も持つ河神的丸子。
店内1階には、
レインボーアイテムや
LGBTに関する書籍、
ポストカード、食器類など、
オーナーさんによって厳選された
ユニークなアイテムが
ところ狭しと並べられていて、
またじっくり時間をとって
再訪したくなりました。
ショップスペースと
2024年12月1日まで開催されている
特別展は、
ツアー参加者以外も
利用・見学できますので、
ぜひ足を運んでみてください。
フロア白熱!老舗クラブで、ドラァグクイーンのパフォーマンス鑑賞。
ツアーには、
ドラァグカルチャーに
触れてもらいたいという
想いから生まれた
「Tween灣島皇后彩虹觀光巴士」
ならではのプログラムも。
最後に訪れたのは、
台北の老舗クラブの
1つとして知られる
「TABOO CLUB」です。
16年間にわたり、
女性同士の出会いの場として
機能し続けてきた
ダンスミュージックが響き渡る
フロアにて、
ワンドリンクをいただきながら、
クラブの紹介や過去開催の
刺激的なパーティーの映像などを
スタッフさんより
シェアしていただきました。
男性同士の出会いの場を
訪れたことはあっても、
女性同士の場へは
ほとんど訪れる機会がなかったので、
とっても興味深く拝見しました。
クラブの刺激にも
馴染んできたところで、
いよいよドラァグクイーン・
薔薇さんのリップシンク
パフォーマンスが始まります。
リップシンクの真髄は何と言っても、
まるで本当に
歌っているかのように見せる、
唇の動きや息づかい、身のこなし。
そして、
場を盛り上げるユーモア。
ただの口パクとは全く異なる、
LGBTカルチャーが産んだ
パフォーマンスアートを、
すぐ目の前で鑑賞することが
できます。
クイーンさんのパフォーマンスは
クラブイベントでも
しばしば披露されますが、
限定された観客数だからこそ
視界をしっかり確保できて、
触れ合えそうなほどの
至近距離で鑑賞できるのが、
このツアーならでは。
チップが舞うほどの
盛り上がりを見せる
見事なリップシンクで、
3時間のバスツアーは
フィナーレを迎えました。
お別れ前には、
薔薇さんとの記念撮影タイムも。
クイーンさんの
パフォーマンスを観るのが
大好きな僕にとっては、
感激すぎる体験となりました。
まとめ
今日は、
台湾の人気ドラァグクイーンと
台北を巡るバスツアー
「TWeen灣島皇后彩虹觀光巴士」
を、ご紹介しました。
現在運行中の10月のツアーは
まもなく終了となりますが、
この記事を書いている時点では、
まだ滑り込みでチケットの購入が
できる回も。
トランスマーチを歩いたり、
ドラァグクイーンのステージを
鑑賞できたりと、
他のイベントとセットになった
チケットもありますので、
今年のパレードと合わせて
参加してみたい方は、お早めに!
今後も運行される機会が
あるかと思いますので、
台湾に花開いたドラァグカルチャーに
触れてみたい方は、
ぜひ、KKdayを
チェックしてみてくださいね!
→ KKdayで「台北 LGBTプライド 2階建てレインボーバス日帰り観光ツアー」のチケットをチェックしてみる。
TWeen灣島皇后
YouTube:https://www.youtube.com/@TAIWANDRAGQUEEN
Instagram:https://www.instagram.com/taiwandragqueen/
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