海外旅行中のインターネットや電話に使えるSIMカード。入れ替え不要なデジタルSIM「eSIM」で、タイ・バンコクを旅してみた際の使用感や設定方法をまとめました。
こんにちは!14年ぶりにタイ・バンコクを旅してまいりました、Mae(@qianheshu)です。
僕は日本への一時帰国を含め、台湾から海外へと旅する時は、いつも到着した空港にてSIMカードを購入して使っていました。
その方式に特に不満を持っていたわけではないのですが、強いて言うなら、現地でSIMカードを探して購入する時間や手間、SIMカードの入れ替え作業が面倒。
そこで今回は、旅行出発前に事前購入ができて、入れ替えも不要な「eSIM」を、初めて使ってみることにしました。
現地に到着してから実際に使ってみると、とってもラクで、使用感も非常にスムーズ。
空港での時間やコミュニケーションを簡潔にしたい方や、SIMカード入れ替えの面倒から解放されたい時には、ピッタリの方法かと感じました。
今日は、僕がタイ・バンコク旅行で使用した「eSIM」の使い方と、現地で使用してみての感想などをまとめてみたいと思います。
入れ替え不要!海外旅行で便利に使えるデジタルSIMカード「eSIM」って?
![中華電信プリペイドSIMカード](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2019/02/DSC03456-min-1024x768.jpg)
海外をよく訪れる方なら、
きっと馴染みがあるアイテム・
SIMカード。
スマホのSIMカードトレイに、
現地で買った(または現地で使える)
SIMカードをセットすれば、
現地のキャリアを通しての
インターネットや電話が
使えるようになるアイテムです。
eSIMの機能自体は、
このSIMカードと全く同じもの。
ただ、
実体としてのカードは存在せず、
言うなればデジタルカード、
といった感覚でしょうか。
物理的なカードの入れ替えは、
不要。
購入後に
スマホ上で設定をするだけで、
現地での通信が
できるようになります。
![iphone11の「eSIMを追加」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC06942-1024x768.jpg)
ただし、eSIMは
すべてのスマホで
使えるわけではなく、
機種によっては、
使えない場合もある点は
注意。
僕が使っているiPhoneの場合、
11以降の機種で
「設定」→「モバイル通信」を
開いてみると、
「eSIMを追加」
という項目があり、
この項目があれば
eSIMに対応した機種となります。
今回は、KKdayで購入した
「タイ AIS eSIM予約 5G
7日間15GB+通話30分
(タイ・SIMカード)」
という、
タイの通信キャリア・
AISでの通信が可能になる
eSIMを使用。
インターネット機能のみの
eSIMも多いですが、
もしもの時に
現地で電話を掛ける
必要が出てくる可能性も
考えて、
タイ国内での
30分の電話機能も込みの
タイプを選んでみました。
タイ・バンコク旅行で「eSIM」を使ってみての感想は?
![タイ・バンコクのBTSアソーク駅前](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC06719-1024x768.jpg)
まず一番に感じたメリットは、
現地空港到着後に
SIMカードショップを探して
購入する時間と手間、
慣れない外国語を使っての
コミュニケーションが
省けたこと。
スマホ上でeSIMの設定さえ
完了できれば、
そのまま現地のインターネットと
電話が使えるようになり、
スムーズに行動を開始できました。
![タイ・バンコクにあるセントラルワールド前の夜景](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC06914-1024x768.jpg)
販売サイトでは
5Gと書かれていましたが、
現地で使ってみると、
5Gに繋がることは一度もなく、
なぜか滞在中通して4Gのみ 笑
ただ、4Gでも
不便を感じた場面はほとんどなく、
SNSや地図を開いたり、
調べものをするのも、
問題なく進めることができました。
一緒に旅していたボーイフレンドも、
電話機能付きのSIMを
購入していたので、
本当に使えるのかどうか
テストしてみたところ、
通話品質も問題なし。
幸い、旅行中
電話を使う場面には
遭遇しませんでしたが、
ちゃんと使えることが
確認できて安心でした。
![バンコクのチャオプラヤ川から望む「ワット・アルン」](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC06840-1024x768.jpg)
使用感は本当に、
SIMカードそのもの。
eSIMだからと言って
機能が落ちたり、
通信に差し支えたりすることも
全くなく、
とても便利に
使用することができました。
iPhone11での「eSIM」設定方法。
![台北の電気街・光華商場で購入したiphone11](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2020/06/DSC06491-1024x768.jpg)
では、僕が使っている
iPhone11にて設定した際の
流れをまとめておきます。
購入サイトに
掲載されている方法が
正式かとは思いますが、
僕は現地到着前に
QRコードを読み取ったせいか、
掲載されている通りには
ならなかったので、
あくまで一例として
ご参考ください。
![KKday「タイ AIS eSIM予約 5G 7日間15GB+通話30分(タイ・SIMカード)」の設定方法_6](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/アートボード-1-100-1024x768.jpg)
KKdayの
「タイ AIS eSIM予約
5G 7日間15GB+通話30分
(タイ・SIMカード)」にて、
購入手続きを終えると、
購入時に入力した
メールアドレス宛に
QRコードが届きます。
![KKday「タイ AIS eSIM予約 5G 7日間15GB+通話30分(タイ・SIMカード)」の設定方法_5](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/image_5501-1024x768.jpg)
iPhoneの
「設定」→「モバイル通信」
を開くと、
「eSIMを追加」
という項目があるので、
こちらをタップ。
![KKday「タイ AIS eSIM予約 5G 7日間15GB+通話30分(タイ・SIMカード)」の設定方法_1](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/アートボード-1-のコピー-2-100-1024x769.jpg)
「モバイル通信を設定」
というページが開いたら、
「QRコードを使用」をタップして、
カメラでQRコードを読み取ります。
無事に読み取れたら
「eSIMをアクティベート」
というページになるので、
「続ける」をタップすれば、
自動でアクティベート作業に
入ります。
(ここまでを現地到着前に終えていました。)
(現地到着後にスマホを開いて)
アクティベートが完了していたら、
ここから少し設定が必要。
シンプルに言えば、
本国で使用している
SIMの機能をオフにして、
現地で使用する
eSIMの機能をオンにするための
設定になります。
![KKday「タイ AIS eSIM予約 5G 7日間15GB+通話30分(タイ・SIMカード)」の設定方法_2](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/アートボード-1-のコピー-3-100-1024x769.jpg)
モバイル通信のSIMの欄に
「主回線(=本国で使っているSIM)」と
「仕事(=現地で使うeSIM/
名称は異なる可能性あり)」
の2つが表示されていたので、
「仕事」をタップしてオンに。
![KKday「タイ AIS eSIM予約 5G 7日間15GB+通話30分(タイ・SIMカード)」の設定方法_3](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/アートボード-1-のコピー-4-100-1024x769.jpg)
逆に「主回線」の方は、
同様にタップして
オフにしておきましょう。
![KKday「タイ AIS eSIM予約 5G 7日間15GB+通話30分(タイ・SIMカード)」の設定方法_4](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/image_5502-1024x768.jpg)
これで、
モバイルデータ通信「仕事」、
デフォルトの音声回線「仕事」、
主回線「オフ」、
仕事「オン」になっていれば、
設定完了。
(なっていなければ、各項目を手動で変更。)
右上のアンテナが立っていれば、
eSIMの使用が可能になります。
SNSやWebサイトを開いてみたり、
ホテルへ電話を入れるなどで、
通信が問題なく確認できれば
OKです。
ちなみに、
今回購入したeSIMの
有効期限は7日間。
QRコードを
スキャンした当日から
カウントが始まりますので、
早めに設定してしまったがゆえに、
旅行中に期限が切れてしまう、
ということのないよう、
ご注意ください。
まとめ
![バンコク「ワット・ポー」の建物](https://kazukimae.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC06789-1024x768.jpg)
今日は、
タイ・バンコク旅行で活用した
デジタルSIMカード「eSIM」
を、ご紹介しました。
SIMカード購入後の
種々の設定をすべて、
自分でこなさなくてはいけない点が
唯一のデメリットかと思いますが、
SIMカードの入れ替えに
慣れている方であれば、
スムーズに完了できるかと。
今回使用してみて
本当に便利だったので、
日本への一時帰国含め、
今後海外へ行く際にも
積極的に活用していきたいと
思います。
もし使用可能な機種を
お使いの方はぜひ、
海外旅行でのeSIMを
試してみてはいかがでしょうか?
→ KKdayで「タイ AIS eSIM予約 5G 7日間15GB+通話30分(タイ・SIMカード)」の料金をチェックしてみる。
→ KKdayで世界各国の「eSIM」や「SIMカード」「ポケットWifi」をチェックしてみる。
▼ こちらの記事も、よくお読みいただいています! ▼
→ バンコク・アソーク駅徒歩5分のおすすめホテル「Maduzi Hotel」。ハイレベルなおもてなしで、旅が最高の想い出に。
→ 中国語で海外旅行。台湾在住の僕がスムーズに滞在を楽しめた都市は?
→ 旅行をスムーズに心地よく楽しむために心がけている5つのこと。
コメント