台湾の男子たちはどんな服装で冬を過ごすの?ちょっとかわいくてユニークな、彼らの着こなし術をご覧あれ!
こんにちは!台北在住5年目、台湾人ボーイフレンドとのお付き合いも5年目の日本男子Mae(@qianheshu)です。
台湾は春節休暇もそろそろ終わりに差し掛かり、すっかり春(初夏?)めいたお天気に。
台北近郊でも雪がちらつくなど、今回の冬はなかなか冷え込みが厳しかったですが、ここへ来てようやく太陽の威力が戻り始めてまいりました。
季節の移り変わりに合わせて、街ゆく人たちも少しずつ衣替え中。
ここ数日は、すでにタンクトップ&ハーフパンツで過ごす男子の姿もちらほら見られるようになり、そろそろ長袖とのお別れも近づいてきているようです。
そこで今日は、この冬の締めくくり(?)ということで、台湾男子御用達ヘアスタイル集の記事以来となる、久々の「台湾男子かわいい!」シリーズ。
この冬によく見かけた&印象に残っている、メンズお気に入りの服装についてまとめてみました。
日本男子のファッションとはどんなところが違うのか、ぜひ思い浮かべながら読み進めてみてくださいね。
台湾の冬の超定番アイテムで決める「ダウンジャケット男子」
台湾には、冬になると日本では考えられないくらいのレベルで大人気を誇る、
あるアイテムがあります。
たっぷりと空気を含んだ生地がもこもこと連なって、滑らかな肌触り。
羽織ってみると、驚くほど軽くて動作はラクラク。
それでいて、しっかりと体温を包み込んで、中はあたたか。
さらに、多少の雨くらいなら弾いてしまうため、スクーターに乗るときにも便利。
そう、「ダウンジャケット」はもはや、台湾の冬には手放せない超定番の上着として、
世代や性別を超え広く愛用されています。
中に何を着込むかは人それぞれですが、台湾男子の場合はそもそも「着込んで」いないことも。
ジャケットを脱いでみると、真冬にも関わらず
夏に着るのと同じ「半袖Tシャツ」というパターンも少なくありません。
ダウンジャケットの保温性がそれだけ優れている証拠でもあるのでしょうが、
「楽ちん好き」な台湾男子だからこそ、たくさん着込んで重くなるのを嫌っている可能性も。
僕の会社の同僚など、出勤してきたと思いきや、
その場で上着を脱いで半袖で仕事にかかるのだから(台湾の冬は「暖房なし」ですよ?!)
たくましいと言う他ありません。
小春日和はミニマルに防寒「ダウンベスト男子」
冬とは言え、(北部では稀ですが)キレイに晴れて太陽が出れば
20℃以上にまで上がることもよくある台湾。
日によって気温のアップダウンが激しいので、
冬でも薄手の服はタンスの奥で眠る間も無く、しばしば出番を迎えます。
寒さがひと段落して、少しばかりお日さまのぬくもりが感じられる日になると、
台湾男子の防寒意識も薄めに。
夏の服装にそのまま「ダウンベスト」のみを着用した軽やかなスタイルで、
ちょっとそこまでお出かけを始める姿も、時たま見られます。
Tシャツにハーフパンツ、そして足元は当然のごとくサンダル。
多少肌寒かろうが、そこはオトコの意地で乗り切って見せる、という心づもりでしょうか。
街の中心部ではあまり見かけないかもしれませんが、
小春日和の住宅街やその周辺の公園などで遭遇率高。
このスタイルに身を包む年齢層は、若干高めな印象です。
ダウンジャケットと双璧をなす人気スタイル「ウイブレ男子」
先ほど、台湾の冬は「ダウンジャケット」が超人気と申しましたが、
もう一つ台湾男子の間で厚い支持を集めるアイテムがあります。
同じく化学繊維製で、撥水性もそこそこ、フードはついていたり、ついていなかったり。
でも「ジャージ」と呼ぶほど通気性が良いものではなく、もっと生地に厚みがある。
これは何と呼ぶのだろう、と考えていたら
「ウインドブレーカー」という名前が浮かんできました。
15年近く前、僕が中高生くらいの頃に、
運動部のクラスメイトが試合の待機中とかに着ていたような、あれ。
昔は「ウイブレ」などと呼ばれていましたが、今もあるのかなあ…。
とにかく、ダウンジャケットのもこもこが好きになれない派の男の子たちは、
その上着を着ていることが多いです。
ジャケットの中は、
トレーナーなど厚手の場合もあれば、例に漏れず薄手の服でしのいでいる場合も。
足元は「ランニングシューズ」など、
スポーツブランド系を合わせるパターンが多いかなと思います。
「ダウンジャケット」と「ウイブレ」だけで、
街ゆく台湾男子の6~7割はカバーされているのではないかというくらい、
凄まじい支持率です。
※「ウインドブレーカーにはもっと新しい呼び名があるよ!」という方、おられましたらぜひご一報ください。
寒がりなのか暑がりなのかよく分からない矛盾コーデ「鉄壁防寒&短パン男子」
これは、全然よく見かけるファッションではありませんが、
ユニークすぎて記憶に残っているので、ここでちょっとご紹介。
家の近くを歩いていたら、いかにも台湾男子らしい、ゆる~い着こなしに出会いました。
なんと、その彼は
「ダウンジャケット」の上から「ウインドブレーカー」を羽織るという、
上半身は鉄壁の防寒状態。
にも関わらず、下はなぜか「ハーフパンツ」に「サンダル」という
無防備極まりない出で立ちでおられたのです。
「なにゆえ、上と下で季節が違う???」
「確かに、カラダの中心部を温めれば、全身が温まるという話は聞いたことがあるが、
まさかそれが狙いか???」
「とは言え、足もとでキンキンに冷やしてしまっては、せっかくの効果が台無しでは???」
「キミ、寒いの?暑いの?どっち?????」
いや、おそらく理由などないのでしょう。
防寒と楽ちんを、彼なりに追求した上での答えだったのかもしれません。
とりあえず、その突っ込みどころ満載なよく分からない感じも、またかわいいので良し。
この冬一番の大流行メンズファッション「ミリタリー&ジョガー男子」
台湾ではよく、爆発的に流行するアイテムというのが出現するのですが、
この冬(2017-2018)男子の間で特別頻繁に目にしたのが、
「ミリタリージャケット」と「ジョガーパンツ」。
流行り出した時は、「モンペみたい(←おしゃれセンスのなさ露呈)」などと思っていましたが、
調べてみると「ジョガーパンツ」というファッショナブルなお名前がありました。
確かに、海外ブランド、台湾ブランドにかかわらず、
今年の冬はどのお店に行ってもモスグリーンのナイロン生地に、
タグ付きファスナーのジャケットが置いてあった印象。
裾しぼり型のパンツも、バリエーション豊富に揃っていたように思います。
この2つのアイテムを身につけている男子の多さときたら、毎日何度目にしたか分からないほど。
流行にのってか、僕のボーイフレンドもちゃっかり1着入手しておりました 笑
全世界的な流れだったのか、台湾だけの局所的なものだったのかは分かりませんが、
とにかくこの冬一番人気のメンズコーデは間違いなくこれだと思います。
が、次のシーズンまで続いているかは、不明です。
あと、ボトムスであれば、スポーツブランドのタイトめなスウェットパンツも最近よく見かけますね。
学校の近くでなくても出会えるスクール系の王道「大学パーカー男子」
台湾の大学生の間で定番中の定番のアイテムと言えば、
大学名の頭文字がアルファベットでデカデカとプリントされた「パーカー」。
有名大学に限らず、ほぼどの大学でも必ず作っているのではないかと思われるくらい普及していて、
これを身につけてキャンパスライフを送る学生さんたちは少なくありません。
しかもこのパーカー、学内だけではなく、普通に休日の街ブラにも着てくるのが台湾スタイル。
MRT(地下鉄)に乗っていても、西門町や信義區などの繁華街を歩いていても、
カフェでお茶をしていても、かなりの頻度で「〇〇U」のパーカーを目にする機会があります。
僕だったら何だか気恥ずかしくて、学内ですら着るのをためらいそうなものですが、
どこにいようと至って堂々としている台湾の学生さんたち。
「大学生」というステータスに、すごく自信を持っているのかもしれません。
ちなみに、僕のボーイフレンドが通っていた台湾大学には、
パーカーの他に大学ロゴ入りのベースボールジャケットもありました。
こちらは普段着としても全然着れそうなくらいスマートで、
かっこいい仕上がりになっていましたよ。
雪の日限定の超かわいい希少種「雪見男子」
最後に。
コーデとは言わないような気もしますが、冬になると見かけるユニークでかわいい男子のお話。
台湾でも毎年、標高の高い山岳地帯では雪が降り、
初雪の時にはちょっとしたうれしいニュースとして報じられるのですが、
この雪の日限定でモニターに映ることがあるのがこちら。
雪をこの目で見た感激のあまり、
上着を脱ぎ捨ててはしゃぎにはしゃぐ台湾男子の姿。
日本でもちらほらと雪が舞い始めると「キレイだね。」「ロマンチックだね。」と
何となく気持ちが盛り上がるものですが、それは台湾人にとっても同じ。
むしろ、平地ではほぼ降ることがなく、
わざわざ雪を見るために数時間をかけて山道を行くか、
高いお金を払って海外へ行って体験するほかないので、
その喜びの度合いは日本人の比ではありません。
あまりにテンションが上がると、男子としてはやっぱりこうなってしまうものなのでしょう。
たぶん台湾に限らず、他の国でも同じでしょうね、これは。
こういう純真で無邪気なところに、相手は胸キュンしてしまうものなのですよ、
ストレート男子のみなさん。
まとめ
今日は、台湾男子お気に入りの冬コーデ集をみなさんとシェアしてみました。
コーデとは言えないものも若干含まれてはおりますが(笑)、
台湾の冬に街を歩いた経験のある方、ピンとくるスタイルはありましたでしょうか。
台湾での冬の服装のポイントは、
何と言っても「化学繊維」系で「撥水」性のある上着。
男子のみならず、女子もダウンコートを愛用している率はかなり高く、
老若男女そろって「街中がミシュラン状態」と言ってもおかしくないほど、大人気を誇っています。
もちろん、ここでご紹介したのは一部の例であって、
この他にも台湾ならではのメンズファッションはまだまだたくさん。
冬の時期に台湾にお越しの機会がありましたら、
ぜひ街行く男子たちの服装にも注目してみてくださいね。
きっと日本ではあまりお目にかかれないような、
かわいくてユニークな発見がいっぱいできると思いますよ!
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コメント
コメント一覧 (2件)
半年ぶり2回目くらいのコメントです!毎度楽しみにしてます!
数年前に耳に挟んだ話ですが、ウィンドブレーカーにはマウンテンパーカーとかいう別名もあるそうですよ。まぁウィンドブレーカーって言いますけどね(笑)
なるほど!マウンテンパーカーってちょっとかっこいいですね!
情報ありがとうございます^^